「日経ビジネスオンライン」での南海辰村建設の身勝手な言い分

その場しのぎのウソを繰り返す南海辰村建設片岡取締役、水野工事部長。(法廷を侮辱するな!真実を述べよ!)
 
2016年2月25日、「日経ビジネスオンライン」に『欠陥だらけ?大津欠陥マンション訴訟合戦』というタイトルで、大津京ステーションプレイスの欠陥問題についての取材記事が掲載されました。
 
掲載された記事には、本件マンションの欠陥問題が訴訟に至った経緯(第一審、控訴審)や、取材で撮影された写真とともに主な欠陥箇所についての問題点が述べられていました。南海辰村建設も取材に応じたらしく、取材記者によれば「(掲載記事には)両者の言い分をそれぞれ記しました」とのことでした。
 
しかし、これまでのメディア取材に対する南海辰村建設側のコメントと同様、今回の記事での南海辰村建設の言い分に、真剣に問題を直視しようとしない、本件欠陥問題を解決する意志のない南海辰村建設の企業体質が見て取れました。今回掲載された南海辰村建設側の言い分について、弊社の意見を述べたいと思います。
 

「日経ビジネスオンライン」抜粋①
南海辰村建設の片岡健治・取締役はこう語る。「我々は何度も手直しに応じてきた。大覚は、双方で手直しをすることで合意していた箇所以外の手直しまで要求してきた」。
 
弊社訴訟専用サイトの「訴訟の流れと問題点」に詳細に経緯が記されていますが、弊社が「早く手直し工事をしてください」と何度もお願いし、「手直し工事に関して話合いの場を設けましょう」と呼びかけても、南海辰村建設は全く聞く耳をもたず、共用部を含む1350箇所の手直し工事に着手することなく、ある日突然現場を引き上げました。その後、突然に請負代金請求の訴訟を提起してきたのです。
 
片岡健治・取締役は「我々は何度も手直しに応じてきた」と言っていますが、南海辰村建設は一度たりとも手直しを行っていません。この取材での発言自体が全くの虚言です。
次に、「大覚は、双方で手直しをすることで合意していた箇所以外の手直しまで要求してきた」と言っていますが、一度も手直しをしていない南海辰村建設に対して弊社が合意していた箇所以外の手直しまで要求するはずがありません(片岡取締役は第一審の提訴時に本件マンション問題に直接関わっておらず、事実を把握していません)
 

330 このような手直し箇所の多くは現在でも放置されたままだ

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「日経ビジネスオンライン」抜粋②
南海辰村建設の水野潔・建築本部工事部長は屋上の施工についてこう主張する。「コンクリートの増し打ちは認めるが、それは大覚側にも設計者側にも了解を得ている。判が押された書類を我々は持っている。大覚側が知らないはずはない」。
 
第一審で「コンクリート増し打ち問題」が審理されていた頃、南海辰村建設は当初「増し打ち」は設計会社の指示であると主張していました。ところが、一審裁判官から南海辰村建設にも責任があると指摘を受けると、一転して、弊社が提出した第三者機関による調査報告で350トンと算出していたコンクリート増し打ち重量に対して、「240トンを増し打ちしました」と具体的な数字を示してきたのです。
水野工事部長は取材で「判が押された書類を我々は持っている」と述べていたとのことですが、そのような書類は第一審でも控訴審でも証拠書類として提出されていません。弊社が了承し、捺印した書類自体そもそも存在していません。
水野工事部長は「大覚側が知らないはずはない」と言っていますが、このような建築技術に関わるようなことを弊社が知っているはずはなく、了承するわけがありません。

その後の調査で実際は245トンのコンクリートが増し打ちされていたことが分かりましたが、通常、このような大きな変更があれば、建築確認申請は再提出しなければならないのですが、されていませんでした。建築基準法に違反する行為であり、そのこと自体が問題であるのに、南海辰村建設にはその認識すら無いようです。
 

「日経ビジネスオンライン」抜粋③
南海辰村建設は「コンクリートから漏水した可能性があるが、深さ数十cmも溜まるとは考えにくい。(大覚側がコンクリートの施工状態を調べるために)穴を開けた箇所から漏水した可能性もある」(水野工事部長)とも主張する。
 
2015年11月28日のブログ記事『テレビ朝日「スーパーJチャンネル」での南海辰村建設の根拠のない無責任な言い分け』に詳しく書きましたが、大量の水が地下に流れ込んでくるのは、基礎梁(建物の基礎部)のコンクリートが本来一体化していなければならないのに、本件建物ではコンクリートの打継ぎ部でくっついておらず、そのすき間を通って外部の地下水が流れ込んでいるからなのです。

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基礎梁のコンクリートが一体化しておらず、はっきりとしたすき間が生じている

本件建物のコンクリート施工では、南海辰村建設は、JIS規格外の違法コンクリートを使用しており、さらにずさんな施工もあって、本件建物のコンクリートにはクラック(ひび割れ)や、内部欠陥(異物混入)、コールドジョイント、ジャンカと呼ばれるコンクリート不良が500箇所以上も発生しています。
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貫通クラックからの漏水の跡

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地下の漏水の原因はずさんなコンクリート施工以外にもありました。地下外周部の打継ぎ部がシーリング未処理だったのです。シーリング工事とは打継ぎ部分の継ぎ目に水が入り込まないように柔軟性のあるシーリング材を詰め込むことですが、本件マンション地中梁のコンクリート垂直打継ぎ部、水平打継ぎ部ともにシーリング処理されていませんでした。
(詳細は訴訟記事『基礎梁の止水、防水について』をお読みください)
 
このようなずさんな工事が重なったために、本件マンションの地下に大量の漏水が発生し、立体駐車場地下ピットは水没し、新築間もなく使えない状態(使用禁止)になったのです。漏水は今でも続いています。
 

立体駐車場地下ピットの漏水問題をアニメーションで解説しました
(上記ブログにあるものと同じものです)

 
上記のように、いつもながら、南海辰村建設は、場当たり的で自社に都合のよい理由をもっともらしく述べ、その根拠を明確にしません。自らが行った欠陥・手抜き工事によって本件マンションの住民の方々がどれだけ不便な生活を強いられ、不安な毎日を過ごしているか、南海辰村建設の方々は考えたことがあるのでしょうか。
 
6年前に専門家らによる調査により本件マンションに耐震構造上の重大な欠陥が見つかったため、弊社はすぐに住民説明会を開き、調査結果を住民の皆様に説明しました。その際に、南海辰村建設側からの出席はありませんでした。 

3年前には台風18号の影響により、14階から重さ約50kgもの防風スクリーンが4枚落下するという事故がありました。落下した防風スクリーンは、近隣店舗の壁を破損、隣接するマンション駐車場の乗用車5台を破損、さらに、隣接マンションの受水槽を破損して断水させるなど、多大な被害をもたらしました。数日後、マンション管理組合は、南海辰村建設に早急に破損個所の補修をするよう依頼し、他の防風スクリーン施工箇所の点検・修理をしてほしいと申し入れを行いました。南海辰村建設はすぐには対応せず、事故の日から3週間後、翌日に別の台風が近畿地方を通過するかも知れないという日になって、ようやく応急処置に来るというあり様でした。

当時、南海辰村建設の猪﨑光一取締役社長からマンション管理組合に届いた文書に、謝罪の言葉は見当たらず、不安な住民の気持ちを逆なでするように「当該マンションには瑕疵は存在せず、安全性も確保されているものと認識しております」とあります。一歩間違えば人身事故にもなりかねなかった防風スクリーンの落下事故の原因が、防風スクリーン取り付け工事のずさんさにあることを、南海辰村建設は認識していません。

事故から半年後、南海辰村建設は補修工事にやってきたのですが、防風スクリーンを固定する金物が、支柱面より5ミリ~20ミリ飛び出して取り付けられていました。飛び出している固定金物の切断口は鋭利な刃物のようになっており、触れればケガをするであろう非常に危険な状態になっています。住む人の安全性をないがしろにし、多くの瑕疵に囲まれて不安な日々を過ごしている住民の方々をあざ笑うかのような南海辰村建設の雑な仕事ぶりに怒りを覚えます。

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落下した防風スクリーンが隣接マンションの受水槽を直撃し断水になった


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猪﨑光一取締役社長からマンション管理組合に届いた文書に謝罪の言葉はなかった

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住民をあざ笑うかのような南海辰村建設の危険な補修結果

弊社はマンション事業主として、問題発覚の当初から、常にお客様であるマンション住民の方々と向き合ってきました。本件マンションが住民の方々にとって安全に、安心して住める建物になる様に弊社は本訴訟を戦っています。
 
弊社は、南海辰村建設と親会社である南海電鉄に対し、上に述べたような虚言を弄するのではなく、大阪高等裁判所で現在行われている控訴審に真摯に向き合い、関西を代表する上場企業として、その社会的責任を果たすよう求めます。
 
弊社が「日経ビジネス」の取材に応じたのは、本件欠陥マンション問題がメディアを通して広く報道されることにより、 欠陥住宅が大きな社会問題として取り上げられ、欠陥住宅をなくすための仕組みや制度づくりに役立ててほしいという思いがあるからです。
 
本件のような建築紛争が解決に至るまでには莫大な時間と労力、調査費用がかかります。そのため、多くの欠陥建物の被害者は、訴訟を諦めざるを得ないのではないでしょうか。また、訴訟に及んだとしても、法廷では訴えが通らず、泣き寝入りを強いられ、苦しんでいる建築被害者が多いのも事実です。欠陥住宅が生まれないようにする仕組みや法制度、欠陥住宅を購入してしまった消費者が問題を早期に解決できるようにするための仕組みや法制度の根本的な見直しの時期に来ていると弊社は考えます。
 


以下に、本件マンションの主な欠陥について列記しましたのでご覧ください。

●地下駐車場ピットが漏水により水没

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●14階廊下の防風スクリーンが落下
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●屋上に余分なコンクリート245トンを増し打ち
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●配水管がある危険な電気室

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●基礎コンクリートが分離している

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●違法なコンクリートを使用

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●契約図面のすり替え、詐欺的行為

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●悪質な偽装工作が行われていた

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●裁判でも平気で嘘をつく南海辰村

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コメント

  1. yoshi より:

    まず

    事実を捻じ曲げ放題の便後紙処理しないとダメですよ

    民事はでたらめ並べ放題を裁判所が許してますから

  2. yoshi より:

    どうも裁判所相手でも事実を捻じ曲げまくるイカサマ便後紙が調子に乗っているようですね

    そういう便後紙の存在を許している裁判所や法務省にも問題ありと思いますが

  3. 江草乗 より:

    はじめまして
    十年以上ブログを書き続けてる江草乗と申します。
    自称、暴言コラムニストです。暴言コラム「江草乗の言いたい放題」は
    一日1000程度のアクセスがあります。
    今回、ブログで記事として取り上げることにしましたのでお伝えします。

    江草乗の言いたい放題

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