読売テレビ「ミヤネ屋」でも南海辰村の欠陥マンションを放送

先日の「スーパーニュース」での放送に引き続き、昨日、9月11日の読売テレビ「ミヤネ屋」においても、南海辰村建設が施工した大津京ステーションプレイスの欠陥マンション問題が放送されました。

弊社と致しましては、現在もなお不安な日々を過ごされている住民の方々に対し、大変なご迷惑とご不便をおかけしていることに関して、あらためて深くお詫び申し上げます。

不安な日々を過ごされている住民の方々が、一日でも早く安全に安心して暮らせるようになるため、控訴審において弊社の主張が認められるように最大限の努力をしてまいりますので、何卒ご理解とご協力の程、宜しくお願い申し上げます。

ブログ記事などを通して何度もお伝えしていますように、弊社は、欠陥住宅の被害に遭われている多くの方々のためにも、本件欠陥マンション問題がメディアで報道されることにより、欠陥住宅が大きな社会問題として取り上げられ、欠陥住宅をなくすための仕組みや制度づくりに役立ててほしいという思いから、メディアの取材に応じています。

昨日の放送では、本件欠陥マンション問題の経緯などが的確に説明されていました。経緯の中では、重大な瑕疵(欠陥)が見つかった時点において、弊社は入居者に対し説明を行い、合意解除を希望された27戸の入居者については、全額払い戻しに応じ、地元企業としての責任ある対応をとったことも説明されていました。

また、現在は希望者に対して、合意解除(払い戻し)に応じたくても、合意解除に応じれば弊社の持ち物となり、物件を南海辰村建設に差し押さえられ、瑕疵(欠陥)の調査が出来なくなることや瑕疵(欠陥)の証拠を隠滅させられる可能性があることから、合意解除(払い戻し)に応じられないことも説明してくれていました。

本来であれば、弊社が負担して瑕疵を補修してから(耐震上の重大な瑕疵については、補修困難なものもありますが)、裁判を行えば、少しでも住民の方々へのご迷惑やご不便を解消することが出来るのかもしれません。

しかし、瑕疵を補修すれば証拠がなくなり、瑕疵を立証することが困難になることや表面的な瑕疵の奥にさらに重大な瑕疵が隠されていないか等の調査が出来なくなるため、安易に瑕疵の補修を行うことが難しいというジレンマを弊社は抱えています。

このような状況の中で、今回のテレビ放送に限らず、これまでの放送においても「住民置き去りの泥沼裁判が繰り広げられている」と言われていることに関して、弊社としては住民の方々に対して、非常に心を痛めております。

一方、番組の文書取材に対する南海辰村建設の回答は、これまでのメディアへの取材回答と同様に、下記のようなあきれるほど虚言に満ちた無責任な回答を繰り返していました。

「構造上の欠陥はないものと認識しておりますので、ご安心してお住まいいただきたく存じます。今後も施工業者として、誠意をもって対応させていただく所存です」

この南海辰村建設の回答には、弊社でなくても誰もが同じ違和感(疑問?)を感じたらしく、ゲストの方や宮根さんも首をかしげていました。

南海辰村建設が言うように、「構造上の欠陥はないものと認識している」のであれば、なぜ本件建物の完了検査前に、構造上の強度が安全であることを確認するための建築確認申請の再申請を行わなかったのでしょうか。(建築基準法第6条違反)

構造上の強度に問題があり、後ろめたいところがあったので、約250トンにもおよぶ余分なコンクリートを屋上に打設したことや違法な規格外のコンクリートを使用したことなどを秘匿して、本件建物の完了検査済証を取得したのではないでしょうか。

また、南海辰村建設が「構造上の欠陥はない」と言っている根拠が、第一審で南海辰村建設が証拠提出した構造耐力上安全であるとする構造計算書のことを意味しているのであれば、第一審で南海辰村建設が証拠提出した構造計算書は、都合のいい安全な計算結果となるように計算内容が意図的に操作されていることが専門家から指摘されています。(このことについては、弊社は控訴審にて主張しています)

このように、自らが行ったずさんな工事を認めようとしない南海辰村建設の悪質な隠蔽行為について、弊社は控訴審において徹底的に追及していきたいと考えています。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。