これまでも本ブログを通してお伝えしてきましたように、大津京ステーションプレイスは南海辰村建設によって大欠陥マンションとして建設されました。当然ですが弊社は契約通りの建物でなかったため支払いを保留し、何度も話し合いの場を設けるように申し入れましたが、南海辰村建設は一度も話し合いに応じることなく、請負代金請求の訴訟を唐突に提起したうえ、本件マンションの引き渡しを受けていない49戸を弊社に断りなく、(株)大覚名義で保存登記を行い、仮差し押えをしてきたのです。
また、大津市山上町の2850坪の土地及び大津市内のマンション一戸も仮差し押えし、さらに京都市山科区の物件(土地)も仮差し押えしました。
京都市山科区の物件(土地)においては、計画していたマンション事業のパンフレットまで完成していて、建設工事の着工を待つ段階まで進んでいましたが、事業計画を断念せざるを得なくなりました。
本件マンション訴訟における第一審判決の仮執行として、まず、昨年の12月に京都市山科区の物件(土地)が競売に掛けられ、今年の5月に大津市山上町の2850坪の土地及び大津市内のマンション一戸が競売に掛けられました。これらの物件は、本来の資産価値を大幅に下回る価格で落札されることにより、弊社は甚大な被害を受けることになりました。
そして、今年10月に本件マンションの引き渡しを受けていない49戸が競売に掛けられることになりました。落札された49戸の住戸の平均落札価格は、販売予定価格の実に20%という破格の下落率により落札されています。特に最上階(14階)の住戸については、販売予定価格3800万円の住戸に対して、設定された最低落札価格は29万円と不動産価値としては無きに等しい評価(鑑定)でした。
本件マンション(大津京ステーションプレイス)の不動産価値が破格の下落率となっているのは、南海辰村建設の杜撰(ずさん)な欠陥手抜き工事による瑕疵(欠陥)がそれだけ重大なものであることを物語っています。
南海辰村建設は、自らが行った杜撰(ずさん)な欠陥手抜き工事によって、本件マンションには工事請負代金の残金15億円分の不動産価値がないことを認識していたので、本件マンション以外の弊社所有の物件を次々と仮差し押えしてきたことについては、これまでもお伝えしてきた通りです。
先日、競売に掛けられた本件マンションの引き渡しを受けていない49戸分を落札された企業や個人の方々が競落代金の決済を完了され、弊社に対して落札した住戸の「カギ」の引き渡しを求めてこられました。
しかし、これまでにも訴訟専用サイトや本ブログでも再三お伝えしていますように、弊社は南海辰村建設より、引き渡しを受けていない49戸分の住戸の「カギ」は受け取っておりません。
このことを本件マンションの住戸を落札された企業や個人の方々に説明し、49戸分の住戸の「カギ」は南海辰村建設が所有していることを理解してもらっています。実際、落札された企業や個人の方々は南海辰村建設より「カギ」を受け取っておられると聞いています。
このことは何を意味するのか、お分かりいただけると思いますが、弊社は本件マンションの49戸分の住戸については引き渡しを受けていなかったことに他なりません。
最後にもう一度お伝えしますが、
落札者のみなさま、各住戸の「鍵」キーは南海辰村建設が持っています。
コメント
こんにちは。ヤマダ・エスバイエルホームと代理店の青木興業を相手に欠陥住宅訴訟を闘っている泣き寝入りしない男です。南海辰村建設の酷い対応には呆れる他ありませんが、これって「有印私文書偽造罪」とか刑事事件にはならないのでしょうか。それと、資産価値がないという鑑定は瑕疵の証明でもあると思いますが、その金額を南海辰村建設が認めているならば、瑕疵を認めていることにならないでしょうか。欠陥住宅訴訟は戦争です。あらゆる手を尽くして相手を潰しましょう。正義が負けてはいけません。頑張ってください。