エピソード2(巨大企業グループの横暴は許されるのか)
今回は、30年前からJR大津京駅(旧西大津駅)周辺において、弊社が築き上げてきた住み良い街づくりの理念を南海辰村建設が踏みにじってしまったこと、南海辰村建設が新たに理不尽な行為に及んだこと、そして、これらを含む数々のなり振り構わない所業を黙認する親会社である「南海電鉄」の社会的責任についてお伝えしたいと思います。
<エピソード2>
~~~ JR大津京駅(旧西大津駅)周辺は、30年前までは何もありませんでした。京都駅から10分という利便性もあり、大津京駅周辺は大きく発展することが見込まれていました。そのようなことから、弊社も地域の人々と協力し合い、駅周辺の発展に貢献したいと努めてきました。
結果として、弊社は、これまでに約1200戸に上るマンションを地域に供給し、住宅団地500戸の街づくりも手掛けてきました。歴史上、都があった地域だということを周知してもらい、地域の知名度を高めようと地元の人たちと創意工夫し、地域の人々の協力も得て、駅名を西大津駅から大津京駅に変えることにも貢献させていただきました。
弊社が地域の開発を手掛けて40年近くになります。ひたすらに良い街をつくろうと地域の人々と共に努力してきました。その甲斐あって、大津京駅周辺には風俗店や消費者金融などの業種は一件もありません。これも地元関係者の人たちと相談しながら街づくりを行ってきた成果であり、弊社の誇りでもあります。 ~~~
~~~ このようにして、30年前から弊社が地域の人々と協力し合い、築き上げてきた大津京駅周辺の街に、南海辰村建設はやって来て大欠陥マンションを建てた。この行為は、弊社のこれまでの街づくり理念を踏みにじる行為に止まらず、地域密着の地元企業としての信頼をも失墜させるに十分足りるものだった。欠陥マンションを造った会社という風評被害から、弊社のグループ会社であるマンション管理会社が約1000戸に上るマンション管理業務を失い、壊滅的なダメージを受けた。
さらに、弊社がこれまで手掛けてきた多くのマンションや戸建て住宅のお客様からは、「わが家も欠陥ではないのか」という問い合わせが殺到し、地域(街)全体を不安と混乱に陥れることとなった。また、問い合わせに対応する社員の精神的負担は計り知れないものであった。(中には、精神的負担に耐えられず退社する社員も出たぐらいだった) ~~~
~~~ 南海辰村建設は、いったい何が目的でこの街にやって来たのか?
大津京ステーションプレイスは見栄えはいいが、その実態は、屋根の雨漏り、屋根の過大なコンクリート増打ち、水の配管が通った電気室、バラバラの基礎などなど欠陥のデパートと化している。
南海辰村建設は、大津京駅周辺のこの一等地にわざわざ欠陥マンションを建てにやって来たのではないか。そして、弊社を欺いて大欠陥マンションを引き取らせ、欠陥マンションの責任を弊社に押し付けて弊社を潰し(倒産に追い込み)、大津京周辺の住み良い街を乗っ取ろうとしていたのではないか。そう思えても不思議ではない。
とにかく、南海辰村建設のやっていること、言っていることはおかしい。誰が見ても分かる瑕疵(欠陥)を含め、これだけ多くの瑕疵(欠陥)があっても、未だに「瑕疵はない」と裁判で言い続けている。
常識では到底考えられない。これが本当に上場企業なのか。南海電鉄グループの仕事なのか。
先月、南海辰村建設は、再び理不尽な行為に及んだ。大津京ステーションプレイスにおける弊社所有の1住戸を南海辰村建設は、仮差押えし強制競売を申し立てきたのだ。
この住戸は、弊社が当初買い戻した27戸分の住戸には含まれておらず、裁判が始まったため、買い戻しを保留していたものであった。しかし、お客様に差し迫った御事情が発生したため、弊社は御事情を理解し買い戻しに応じ、28戸目の合意解除を行ったものだった。
このような住戸物件までも仮差押えし、競売に掛けるという南海辰村建設のなり振り構わない所業には憤りを感じるどころか呆れかえるばかりである。
自らが欠陥マンションを建設したこと、そのことにより多く住民や関係者に多大なご迷惑・ご心痛をおかけしていること、その事実がメディアなどを通して広く世間一般に知れ渡っていることなど、まったく意に介さない行為である。 ~~~
~~~ このように現状認識から目を背け、自らの行為を省みることもしない施工会社が、社会性が問われる上場企業とは理解し難いことであり、ましてその親会社が「南海電鉄」というのであるから、私たちは一体何を信じて業務を行えば良いのか答えを見失ってしまう。
大津京ステーションプレイスの裁判や欠陥問題の現状を南海電鉄の関係者は知らない筈はないのだから、南海辰村建設の行為や発言を「南海電鉄」は黙認しているということになる。
今から思えば、大津京ステーションプレイスの欠陥問題事件において、重要な立場にあった設計監理会社Hの社長が、第一審裁判が始まって間もなく亡くなってしまったのは、単なる偶然だったのだろうか?と思えてくる。
設計監理会社Hの社長が亡くなったことによって、欠陥問題事件に関する多くの真実が解明できなくなったのも事実である。
南海辰村建設は、弊社に対して行ってきた数々の意図的と受け止められる悪質な行為を他の中小企業にも行ってきたのではないのかと思いたくなる時がある。非常識極まりない理不尽な行為をされても、巨大企業グループの前では、中小企業の主張する正義など簡単にねじ伏せられてしまうという事実を弊社は身をもって体験しているからだ。 ~~~
今回お伝えしましたエピソードにあるように、南海辰村建設が行った行為は、ただ単に大津京ステーションプレイスという大欠陥マンションを建てたという行為だけに止まらず、弊社が大津京駅周辺において、30年間築き上げてきた住み良い街づくりの理念をも踏みにじる行為であったことは間違いありません。
このことは、地域密着企業として弊社を信頼してくださっていた多くのマンションや戸建て住宅の住民の方々をも巻き込み、地域(街)全体を不安と混乱に陥れる所業だったのです。
にもかかわらず、南海辰村建設は、自らの所業を省みるどころか次々と弊社に対して理不尽な行為を仕掛けています。南海電鉄グループもこれら南海辰村建設の所業を黙認していることからすれば、彼らは大欠陥マンションを建てる以外に何か目的があったのではないかと思えてきます。
南海辰村建設は、弊社のような中小企業を乗っ取ろうとする禿鷹企業ではないかと思われても仕方ありません。
このような施工会社が、社会性が問われる上場企業であり、ましてその親会社が「南海電鉄」というのですから、私たちは一体何を信じて日常の生活を営んでいけば良いのでしょうか。その社会的責任は大きいと思います。
南海辰村建設の「やっていること(罪)」はおかしいと思われる方は、南海辰村建設を含む南海電鉄グループに対して、社会全体から見た適正な評価(罰)を下してください。社会からの判決(罰)を下すのは、世間の皆さまお一人お一人であると思います。