一審の仮執行が執行されました‥。

先日、一審判決の仮執行により弊社の仮差押え物件の一つが競売にかけられました。当然、競売物件ですから弊社の購入時の価格より安く落札されています。

一審判決を受けての仮執行なのだから仕方ない・・と思われる方が大半だと思いますが、この件について、弊社としましてはどうしてもお伝えしたいことがありますので、今回は仮差押え物件が競売にかけられたことに関してお話ししたいと思います。

 

弊社は、大津京ステーションプレイスの手直し工事が完了していないこと及び、最終的に正式な建物引き渡しを受けていないこと又、建物に重大な瑕疵(欠陥)があること等の理由により請負代金の残金支払を拒否してきました。
南海辰村建設は、請負代金の肩代わりとして弊社の所有する物件を複数仮差押えを行い、一審の仮執行を受けて今回最初の物件を競売にかけました。
 
ここで誤解のないようにお話ししておきますが、弊社は請負代金を支払いたくないので、色々と言いがかりを付けているのでは断じてあません(けっしてクレーマーなどではありません)。このことについては、別の記事「私たちはクレーマーじゃない」等でもお話ししていますので是非ご覧になってください。
実際、一審判決が下された時に、弊社の主張が認められなかった事については不服だったので即決で控訴する決心をしましたが、相殺行為による金利などを考えて不本意ながら請負代金の残金を支払うことも社内では検討していました。
ところが、一審判決後の専門家や有識者による建物調査において、一審時では発見されていなかった新たな重大な瑕疵(欠陥)や契約違反及び、法令違反などが次々と見つかりました(弊社ホームページをご覧ください)。
 
そこで弊社でなくても誰でも感じることだと思うのですが、なぜ・・これだけ杜撰(ずさん)な手抜き工事や詐欺的行為・法律違反をされているのに請負代金を支払わなくてはいけないのだろうか・・と社員一同が納得できず、気持ちの整理がつきませんでした。

 

そんな中で、一部の社員から「請負代金の残金支払はやめよう。」という意見がありました。
その意見というのは、次のようなものです。
「こんな手抜き工事や詐欺的行為・法律違反をやっておいて、弊社が支払を拒否したからといって、仮差押え物件を平気で競売にかけて他人の資産を安く売り飛ばす・・そんなこと人間のすることではない。
だから、南海辰村建設が仮差押え物件を競売にかけたいなら、かけさせればいい・・そんなことが世の中で許される筈がない、ちゃんと見てくれている人たちがいる筈。」
というものでした。

 

社員一同もその意見を聞いて・・確かにそんなことが世の中で通るはずがない・・、今は仮に通っても、控訴審でも確実な証拠がそろっているし、いつかほころびが出て南海辰村建設自体が社会制裁を受けることに必ずなるはずだから、請負代金の支払いはやめればいいということになりました。

 

上述しましたような経緯によって、先日、最初の仮差押え物件が競売にかけられた次第ですが、ずさんな手抜き工事や詐欺的行為・法律違反を行った南海辰村建設が、控訴中で未だ最終判決が確定されていない状態で、これからも一審判決の仮執行を盾に弊社の物件(資産)を競売にかけて安く売り飛ばしていくことに納得がいきません。

 

同じような境遇にあって、納得がいかないのに建築裁判を戦うには莫大な費用がかかるため、控訴できずに泣き寝入りされている方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
同じような境遇・被害にあわれている方、又はこれから同じような境遇・被害にあわれる方を一人でもなくすためにも、ずさんな手抜き工事や詐欺的行為・法律違反を行った南海辰村建設を許すわけにはいきません。

 

弊社は、社会正義のためにもずさんな手抜き工事や詐欺的行為・法律違反を行う施工会社を正していく所存です。
みな様からもご支援くださいますようお願い致します。

(社員K)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。