昨日、平成26年5月27日、第一審判決の仮執行として南海辰村建設が仮差し押さえをしていた物件、大津市山上町の2850坪の不動産、および弊社の所有するパークワイツ(大津市内マンション1戸)が競売により落札されました。
山上町の2850坪の土地は1億4773万円でS社が落札し、パークワイツは2288万円でM社が落札しました。
週刊誌フライデーで報道されているように南海辰村建設は大欠陥マンションを建てました。
にもかかわらず、南海辰村建設は契約通りの請負代金を請求してきました。
弊社は契約通りの建物でなかったため支払を留保し、何度も話し合いの場を設けるよう申し入れしましたが、一度も話し合いに応じることなく、南海辰村建設は、請負代金請求の訴訟を唐突に提起してきました。同時に、引き渡しを受けていない49戸を仮差し押えしただけでなく、当社が以前より所有していた不動産3物件を仮差し押えしました。
第一審判決後、仮執行命令に基づき競売が行われました。
一戸当たりの販売予定価格3千万円 × 49戸分 = 約15億円となり、南海辰村建設の工事請負代金の回収は十分担保できていました。本来なら、49戸分だけを競売に掛けて請負代金を回収すればよいのに、本件訴訟とは関係のない不動産3物件を競売に掛けてきました。
その結果、競売でこれらの不動産物件が本来の資産価値を大幅に下回る価格で落札されたことにより、弊社は甚大な被害を受けました。
このように、注文した建物(マンション)とはかけ離れた大欠陥マンションを建てておいて、契約違反だから支払を留保すると言ったら、いきなり訴訟を提起し、本件と本件以外の不動産を仮差し押えしてくる。そして、審理が尽くされないまま判決が出された第一審の仮執行を盾に次々と弊社の資産を競売にて安く売却していく。関西経済界に大きな影響力を持つ大企業のグループ会社だからと言って、このような横暴が許されると思っているのでしょうか。