杭が支持層に到達していないことが発覚!!
横浜の傾斜マンション問題に関しては、みなさんもまだ記憶に新しいと思います。横浜市内で販売されたマンションにおいて4棟中の1棟が傾斜した問題で、杭工事における支持層の位置の改ざんに加え、セメント量のデータ改ざんなどが行われていました。
弊社は、横浜の傾斜マンション問題が発覚したことを機に、大津京ステーションプレイスにおいて、数々の欠陥・手抜き工事を行っていた南海辰村建設であれば、同じような杭の欠陥・手抜き工事を行っているのではないかとの疑念から杭の調査を実施しました。
その結果、調査を実施した6本の杭のうち、2本の杭が支持層に到達しておらず支持力不足となっていることが発覚しました。また、調査を実施した残り4本の杭についても、支持層への根入れ深さが不足していることが判明しました。
杭の調査結果から得られた本件マンション敷地内の地質データをもとに、南海辰村建設が行った杭工事の記録写真等を検証してみたところ、通常の杭工事で行われているような支持層の確認が行われておらず、これまでに判明している欠陥工事と同様にずさんな杭工事が行われていたことが浮き彫りとなってきました。
本件マンションについては、今のところ傾斜等の問題は発生していませんが、専門家によると、本件マンションは14階建ての高層建物であることから、中・大規模の地震が起これば深刻な事態が発生する危険性は高いとのことです。
また、今回調査を実施した杭は6本ですが、6本中2本の杭が支持層に到達していなかったことを考えると、本件マンションの杭は合計24本あるので、残り18本の杭についても、ずさんな杭工事により支持層に到達していない杭があるのではないかという大きな懸念があります。
弊社は、すでに控訴審において、本件マンションには支持層に到達しておらず支持力不足となっている杭が存在しており、建物の安全性について、危険な状態であると主張し証拠提出をしています。
訴訟が始まって6年も経ってからの新たな瑕疵の主張というものは、通常なら受け入れてもらえないようですが、裁判所は「杭の問題は、マンション住民の生命・財産にかかわる深刻な問題ですから控訴審で審理します」と言ってくれています。
本件マンションの杭が支持層に到達していないことについて、杭工事記録などにデータの改ざんが行われていたかに関しては、現在検証中でありますが、大津京ステーションプレイスにおける南海辰村建設が行った欠陥・手抜き工事の闇は、まだまだ根深いものがあるようです。
弊社は、南海辰村建設が行った欠陥・手抜き工事への追及の手をけっして緩めません。
お知らせ
弊社は、南海辰村建設による大津京ステーションプレイス欠陥マンション問題をモデルとした小説ならびに新たな動画を現在作成中です。
作成中の小説ならびに新たな動画を通して、大津京ステーションプレイスという欠陥マンションが建てられた事実を問題提起し、この問題が広く社会に周知されることにより、欠陥建物が建てられる要因(土壌)や解決策(防止策)に対する社会全体の意識が高まることを強く望んでいます。
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コメント
裁判所自体がイカサマ便後紙に事実歪曲やでたらめ並べ立てることを許していますからね
http://blog.goo.ne.jp/misawa-ishiwata/e/1c909c9b0038686e09e4d4369c300284
ひとの家わざと壊したり、欠陥建築わざと売りつけたりしている連中野放しでは
法治国家とはいえませんね
がんばってください