フジテレビ「スーパーニュース」、南海辰村の欠陥マンションを放送

昨日、9月8日のフジテレビ「スーパーニュース」において、南海辰村建設が施工した大津京ステーションプレイスの欠陥マンション問題が「信じがたいマンショントラブル」として放送されました(この放送は関東地方のみ放送されました。また、関西のある都市のマンションとして報道されています)。

弊社と致しましては、現在もなお不安な日々を過ごされている住民の方々に対し、大変なご迷惑とご不便をおかけしていることに関して、あらためて深くお詫び申し上げると共に、不安な日々を過ごされている住民の方々が、一日でも早く安全に安心して暮らせるようになるため、控訴審において弊社の主張が認められるように最大限の努力をしてまいる所存です。何卒ご理解とご協力の程、宜しくお願い申し上げます。

以前よりブログ記事などを通してお伝えしていますように、弊社は、欠陥建築の被害に遭われている多くの方々のためにも、本件欠陥マンション問題がメディアで報道されることにより、欠陥建築が大きな社会問題として取り上げられ、欠陥建築をなくすための仕組みや制度づくりに役立ててほしいという思いから、メディアの取材に応じています。

昨日の放送では、屋上防水の不備、地下駐車場の水没、電気室の配管(排水管)、基礎部分の分断(バラバラの基礎)など、弊社がこれまでお伝えしてきた瑕疵(欠陥)に加え、現場責任者(現場所長)の裏金問題も放送されていました。

また、スーパーニュースの取材に対する南海辰村建設の回答は、これまでと同様にうんざりするような虚言に満ちた無責任な回答ばかりで、自らが行ったずさんな施工に対して「責任はない」という姿勢でした。

※南海辰村建設の回答が虚言に満ちた無責任な回答であることについては、「読売テレビの取材に対する南海辰村建設の回答について」および「フジテレビの取材に対する南海辰村建設の回答について」をご覧になればお分かりいただけます。

前述しました現場責任者(現場所長)の裏金問題については、南海辰村建設の現場責任者(現場所長)が、下請け会社に約400万円の架空請求をさせ、下請け会社の社長が約200万円の見返りを現場責任者(現場所長)に渡していたことを暴露したというものです。

番組では、南海辰村建設の現場責任者(現場所長)は本当にリベートの金を受け取っていたのか?について、現場責任者(現場所長)を直撃していました。

直撃された現場責任者(現場所長)の回答は「会社のことなので何も言うなと言われているんですよ」というものでした。

何かやましいことがあるので「何も言うな」(裏金問題を否定できない?)ということなのでしょうか。

番組の中で、現場責任者(現場所長)の裏金問題に関する南海辰村建設の回答は「事実であればコンプライアンス上問題があり、社内規則にのっとり厳正に対応する予定」としています。

しかし、この現場責任者(現場所長)の裏金問題については、今年5月に発売された週刊誌フライデーでも報道されています。

フライデーの記事の中で、
――生コン会社と現場所長による、工事代金の架空請求があったのか?――
という質問に対し、南海辰村建設の担当者は
「そういう問題があることは認識しています。仮に事実だったとすれば、社内規則に則り、厳正に対応したいと考えております。現状は調査中です。」
と回答しています。

フライデーによる報道から4カ月が経ちますが、裏金問題の事実関係が未だに調査出来ていないというのは一体どういうことなのでしょうか?

南海辰村建設には、現場責任者(現場所長)の裏金問題に関する調査を行う意思はないと思われても仕方ありません。

このように問題を先延ばしにして、社会をも欺こうとする南海辰村建設の行為は決して許されるものではありません。

少なくとも、これまでに南海辰村建設が工事を受注した事業主や現在工事中の事業主、投資家等には企業として納得できる説明をするべきだと思います。

今回のスーパーニュースでの報道が警鐘となり「事実であればコンプライアンス上問題があり、社内規則にのっとり厳正に対応する予定」というコメントが体裁だけに終わらず、裏金問題に関する調査結果の説明が行われ、企業としての責任が果たされることが強く望まれます。


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