専用サイトに「欠陥建物被害にあわない方法」というページを開設し、欠陥建物にあわないためのチェックリストを掲載しています。その中の「トラブル後の弁護士選びの確認項目」では、弊社が第一審において味わった苦い経験、すなわち弁護士選びを誤ったことの反省点をいくつか箇条書きしています。
「第一審判決文」を読んで、「弊社が主張する構造耐力の安全性を欠く瑕疵が認められなかったのは、弊社が提出した構造NGを立証するための証拠書類が十分に法廷の場で審議されていなかったからではないか」、そんな印象を抱くのは私だけでしょうか。第一審訴訟の三年間、法廷内で弊社の代理人である第一審弁護士は何も喋りませんでした。相手側の主張に反論せず、構造に問題があることについての主張もしませんでした。また、建物調査に関わった方々を証人として法廷に呼ぶこともしませんでした。
結審の数か月前、裁判所から判決期日が知らされましたが、その際に第一審弁護士は「相手から反論はなかった。今頃、裁判官は我々が勝訴する判決文を書いています。この裁判は勝ちました」と言っていました。これは、弊社が最後に裁判所に提出した構造NGの計算書に対して、裁判所から質問事項がなく、南海辰村建設側からも特に反論が無かったことを言っているのですが、裁判所に証拠書類を提出しただけで第一審は結審を迎えることとなりました。
控訴審において、建築訴訟に精通した新たな弁護士を迎え、私たちは再出航しました。
現在、私たちは協議を続けながら目的地に向かって船を進めています。
(社員O)
コメント
どう考えても、あのマンションを見れば欠陥があるのは明白です。正義と悪がひっくり返ったかの判決に言いようもない不安を感じます。私も昨年完成した新築の住宅で欠陥が見つかり、施工会社ともめています。まさか、自分に降りかかってくるとは。この業界はなぜ、こんなに異常なのでしょう。応援しています。頑張って下さい‼