第十二章 七年半経って化けの皮が剥がれてきましたね。もう瑕疵はないとは言わせませんよ、南辰さん!・前編
外防水の手抜き工事に加え、基礎コンクリート打ち継ぎ部の処理を怠り、基礎はバラバラ、その隙間を通って外部から地下ピット内に水がダダ漏れしてきた。南辰はあわてて防水のシールを打った。しかし、南辰の施工は破裂した水道管から噴き出す水をその辺にあったガムテープで塞(ふさ)いだようなものだ。そんな、子供騙(だま)しのシール施工では漏水は止まりませんよ。地下ピット内のシールがすべて剥がれてしまったように、七年半経って南辰の化けの皮は次々に剥がれてきた。
(覚くんの回想 1)
こんにちは。北海電鉄の会長さん、南辰の社長さん、黒幕さん、金谷さん。あなた方は約八年間、大覚に、計画的悪だくみを仕掛け、陰謀、謀略を巡らせて来ましたね。あのマンションは、完成・引き渡しもしていないんですよ。あのマンションは、分譲マンションですよ。販売するんですよ。南辰さん、あなた方の会社も分譲マンション事業をやっているでしょ。あの瑕疵・不具合だらけのマンションが売れますか。南辰さんは、瑕疵・不具合だらけのマンションばかりを建てているんですか? 違うでしょ。なんで大覚にだけあんな不具合だらけのマンションを建てたんですか。またなんで、強引に引き渡そうとしたんですか? 何か計画的悪だくみを考えているんですね。ヒドイ話ですね。南辰さんもマンションを分譲しているでしょ。あの瑕疵だらけのマンションが販売できますか? あの建物は南辰さんが建てたんですよ。なんで、あんな完成・引き渡しもしていないマンションを大覚に引き渡そうとして、突然裁判を起こしてきたのですか? こんなやり方をあなた方は何回もやっているんですか? だから話し合いも一度もしていないんですね。一方的に裁判を起こし、計画的段取りをし、罠に嵌め、弱体化させ、倒産に追い込もうとしたんですね。倒産に追い込んで、次は何をしようと企んでいたのですか。上場している会社がそんなことをしたらダメですよ。
大覚の社員、私も含め、みんな、南辰の動き、やっていることが、おかしいと思っていますよ。誰が考えてもおかしいと思いますよ。計画的に企み、罠を仕掛け、弱体化させ、仕留める段取りだったと考えています。陰謀・謀略を仕掛け、法律、裁判、弁護士を使い、倒産に追い込み、仕留める段取りだったんですね。悪だくみしすぎやで。そんな嘘・デタラメはダメですよ。南辰は、このマンションの部屋の鍵も一部しか引き渡さず、裁判所で、嘘・デタラメばかり言ったらだめですよ。
瑕疵の千三百五十箇所、屋根には二百五十四トンの余分なコンクリートが載っています。基礎がバラバラのために、地下水が侵入し、立体駐車場の地下ピットには池のように水が溜まり、累計で十メートル以上にもなりますよ。それ以外にも、多くの瑕疵、不具合がありますよ。南辰さん、金谷さん、あなたは、「直します」「直します」と言って、一度も直していないんですよ。南辰は、住民説明会にも一度も出席していないんですよ。大覚との話し合いも一度もしていないんですよ。完成・引き渡しもしていないんですよ。
このマンションは完成もしていないのに、突然裁判にかけてくるなんて、本当にひどい話ですね。話し合いをすると言いながら、一度も話し合いをしていませんよ。金谷所長さん、あなたは嘘ばかりですね。覚くんは、何回も、何回も、「早く直してください」と言っていましたよね。あなたは、「直す」、「直す」と言って、自分たちの段取りができるまで、デタラメと嘘ばかり言って、黒幕さんの命令で、引き延ばす作戦・計画だったのですね。計画的悪だくみを考え、陰謀・謀略を巡らせ、世間の目を欺くように、時間をかけて、加害者が、被害者になりすます、そんな悪だくみばかり考えていたら、ダメですよ。
南辰さん、あのマンションが売れますか? 売り物件ですよ。人が住む部屋ですよ。南辰さん、あのマンションがまともなマンションですか? あのマンションは完成したと言えますか? 引き渡しができるマンションですか? 瑕疵だらけですやん。話し合いも一度もないんですよ。瑕疵・不具合がとても多くありますよ。南辰さんは、何も直さず、話し合いも一度もしていないんですよ。その他、多くの減もありますよ。減の話し合いも一度もしていないんですよ。三億円も減額工事があったのですよ。それを隠そうとしていたのですね。それなのに、請求書を一方的に出して来るなんておかしな話ですね。一度目は、南辰の課長、榎氏が持ってきましたね。その時、覚くんと部長が会い、「完成・引き渡しもしていないんですよ。瑕疵が千三百五十箇所以上あり、不具合もとても多くありますよ」と説明しました。南辰は、何も直さずに、一度も話し合いに応じていないんですよ。南辰はどんな段取りをしていたんですか? 三回も請求書を出すのはおかしいと思いませんか? まさに計画的企みばかり考え、罠を仕掛け、弱体化させ、陰謀・謀略を巡らせ、法律・裁判を利用しましたね。
裁判所の中で、計画的に、加害者が被害者を装い、裁判所で判決をもらい、正義の顔をして、トドメを刺そうとしていたんですね。とんでもないですよ。南辰はハゲタカの会社ですか? 南辰さんの命令に従って、金谷所長は時間稼ぎを計画的に企み、罠を仕掛けていたんですか? そんなことしたらダメですよ。大覚を仕留める段取りだったので、法律、裁判、弁護士を上手く利用して、裁判の中で、計画的企みを進めていたんですね。そして、大津京の駅前、素晴らしい街を、判決の下に全部呑みこんでしまうなんて、本当にひどい話ですね。陰謀・謀略を巡らせ、加害者が被害者を装い、大津京に乗り込み、何の段取りをしていたんですか?
地下ピット床面の打ち継ぎ部にできている隙間に調査員が手を入れると、指が奥まで簡単に入った。しかも、その隙間には地下水が外から侵入し、コンクリート成分とともに、コンクリート内部の鉄筋の錆びまで一緒に流れ出ている。これにより、構造耐力、耐久性の著しい低下を引き起こしている。非常に危険で汚い施工だ。悪臭まで放っている。
漏水とコンクリート成分でぐちゃぐちゃになった立体駐車場地下ピット。床レベルでの水平打ち継ぎ部の状態を調べるためにコア抜き調査を行った。本当にヒドイ施工だった。
コア抜きを行った結果、立体駐車場地下ピット床と基礎梁のコンクリートは一体化しておらず、バラバラの状態だった。その結果、漏水し、立体駐車場地下ピットは鉄筋のさび汁とコンクリート成分でドロドロのヒドイ状態になったのだ。
抜き取ったコンクリートコアは打継ぎ面で簡単に分離した。表面にはさび汁の跡もあり、レイタンスもあり、南辰が打ち継ぎ処理を全くしていなかったことが判明した。
分離した打ち継ぎ面にはレイタンスが白く付着している。南辰が打ち継ぎ面のレイタンス除去を行わずに打ち継いだことは明らかだ。そのため、コンクリートが打ち継ぎ部で一体化していなかった。ヒドイ施工だ。
立体駐車場地下ピットの貫通クラックから絶えず地下水が侵入している。今回漏水箇所のコンクリート内部がどうなっているか、クラック部分のコンクリートを切り取って、内部の鉄筋を調査することにした。
クラック(隙間)から侵入してくる地下水によってコンクリート内部の鉄筋の腐食・錆びが進行していることがあらためて確認された。このような箇所は地下ピットのいたるところにあり、構造体である基礎梁の構造耐力と耐久性を低下させている。基礎梁として成り立っていない状態になっている。
(覚くんの回想 2)
今から考えると、一審の裁判は、三年間お互いの弁護士はほとんど話をしていませんでしたよ。裁判官が、一人で、五分か十分話をして終わっていましたよ。そうそう、一度だけ、裁判官から覚くんに話がありました。裁判官が、「大覚さん、補修する気がありますか」と聞いてきました。覚くんが「補修する気があります」と答えました。覚くんは、「補修するのが我が社だったら、南辰さんが納得しないでしょ。その反対でも、大覚は反対すると思いますよ。だから、第三者の大手ゼネコンにやってもらうのが良いと思います」と言いました。すると、急に裁判官が怒り出し、机を叩き、「もう、この話は終わり」と言い出しました。私は何が何だかわからなかったので、裁判官に「なんで怒らはるんですか? 私は、ただ、大手ゼネコンにやってもらうのが一番良いと思いますと言っただけです」と言いました。すると、裁判官は、机を叩き、「この話は終わり!!」と、話を打ち切りました。覚くんは、訳が分かりませんでした。
その夜に一遍弁護士の助手の成瀬弁護士から電話がありました。「裁判官が今日は言い過ぎたとの謝りの電話がありました」。その後、成瀬から、「もう一度、補修する気持ちはありますか」と聞かれました。同じことを聞いてきましたので、私は、「補修する気はある」と言いました。すると、電話をプチンと切られました。訳が分かりません。
みなさん、よく考えてください。約八年間、大覚が裁判をしていますが、そもそも、大津京ステーションプレイスは、完成・引き渡しもしていないんですよ。瑕疵、不具合も多くあります。南辰は、「直す」、「直す」と言いながら何も直さず、話し合いにも一度も応じないんですよ。南辰の社長にも覚くんは手紙を書きました。
「弊社も手伝うから、早く問題を解決しましょう」
しかし、南辰社長からは何の返答もなく、年明けに届いたのは一通の訴状だった。ヒドイ話ですね。
正月を迎え、突然一月七日に裁判所から訴状が届いたら驚きませんか。本当にひどいやり方ですよ。こんな陰謀・謀略を仕掛けられたら、中小企業は全て倒産に追い込まれますよ。南辰さん、企みしすぎですよ。悪すぎますよ。
<構造及び生活に問題のある瑕疵>
(※前回:連載第23回からの続きです)
瑕疵22: 基礎梁の鉛直打ち継ぎ部の施工不良による漏水
瑕疵23: 基礎梁の外防水およびシーリング施工不良
・基礎梁のコンクリート打設工事において必要な打ち継ぎ処理が行われていなかったため、コンクリートが一体化しておらず、外部からの水が鉛直打ち継ぎ部の隙間から侵入している。止水板も設置されておらず、地下水が地下ピットに侵入し続けている。
・基礎梁の土に接する面の防水がしっかりと施工されていなかったため、基礎内部の地下ピットに激しく漏水している。構造体の鉄筋が錆び、コンクリート成分も流れ出ており、構造耐力および耐久性が著しく低下している。
・基礎梁の土に接する面の打ち継ぎ部の目地に防水のためのシールがなく、地下ピット内に無意味にシールが施工されている。水の浸入口にシールがなく、水が出てくる箇所にシールを打っているので、シールの効果がない。すぐに剥がれる施工のため、漏水が激しくなっている。
基礎梁のコンクリート打ち継ぎ部の状態を調査するために、大覚は立体駐車場前の土を掘り起こすことにした。
南辰によるずさんな打ち継ぎ工事の実態を調査するために、ショベルを使い、かなり深くまで掘り起こした。
上の写真で土中に何本も突き刺さっているH鋼が、南辰が施工した仮設の山留めだ。山留めにはもっと太くて強度のあるH鋼を使うものだ。こんな細いH鋼では山留めとして自立できない。本当に南辰の施工はデタラメだ。ヒドイ施工だ。
本来は一体化していなければならない基礎コンクリートが、このマンションでは上の図で色分けしたように水平方向および鉛直方向の打継ぎ部で一体化しておらずバラバラな状態だ。これは、現在七年半経って、いろいろな瑕疵が出てきている。コンクリートがバラバラで、建物が倒壊する恐れがある。南辰さん、倒れた時は、責任をとってくださいね。この話は何回もしていますよ。このマンションンの数多くの瑕疵はブログや動画によって全国の方々が見ていますよ。
土を掘り起こした建物外部の基礎梁の垂直(鉛直)打ち継ぎ部。この打ち継ぎ部に不良があったため、内部に地下水が侵入している。
基礎梁の鉛直打ち継ぎ部のコンクリートが一体化しているか調査するために打ち継ぎ部のコンクリートを抜き取った。
抜き取ったコンクリートコアは真っ二つに分離した。打ち継ぎ面はすべすべの状態だ。通常ならば、コンクリートが一体化するように、目荒らしなどの打ち継ぎ処理をするのだが、南辰はこれらの処理を全く行っていなかった。阪神大震災で一体化の処理を行っていなかった建物の多くは倒壊している。これが南辰が建てた分譲マンションですよ。このマンションが販売できますか? 南辰の社長は、これでも瑕疵がないと言っているのですよ。
基礎梁のコンクリートが一体化しているか調査するために鉛直打ち継ぎ部のコンクリートを数箇所抜き取った。
建物の基礎なのだから、コンクリートが一体化するように、目荒らしなどの打ち継ぎ処理をするのが当たり前だ。南辰による施工は一体どうなっているのだろう? 打ち継ぎ箇所のコンクリートを抜いて調べる必要がある。
鉛直打ち継ぎ部のコンクリートを抜いてみたところ・・・
抜き取ったコンクリートコアは真っ二つに分離した。一体化していなければならない建物の基礎がバラバラだ。写真のコンクリートコアにはコンクリート内部の鉄筋の錆びが付着している。この調査から、打ち継ぎ部の隙間から地下水が侵入し、内部の鉄筋を腐食(錆び)させていることが明らかになった。建物の構造耐力と耐久性を著しく低下させている。
二つに分離したコンクリートコアの打ち継ぎ面はすべすべだった。南辰は目荒らしなどの打ち継ぎ面の処理をしていなかった。とんでもない施工ですね。
調査を行った鉛直打ち継ぎ部のコンクリートは、どの箇所も真っ二つに分離した。建物にとって重要な基礎の部分なのに、こんな手抜き工事を繰り返すなんて、南辰には住民の皆さんが安心して住めるマンションを建てるという考えが初めからなかったのだ。
調査したどの箇所も、打ち継ぎ面はすべすべだった。目荒らしなどの打ち継ぎ面の処理が適切にされていたら、コンクリートは一体化していたのに。南辰さん、基礎がバラバラですよ。どうしてこんなひどい工事をしたんですか。
コンクリートの中の鉄筋はほとんど錆びていますよ。コンクリート施工の不良箇所は三千箇所以上あり、基礎梁の漏水している箇所の鉄筋はほぼ錆びているだろう。南辰さん、南辰の社長さん、コンクリートの中の鉄筋が錆びているなんて、どういうことですか? このマンションは分譲マンションですよ。大覚になんの恨みがあってこんな瑕疵だらけの分譲マンションを建てたのですか?
南辰がコンクリート打ち継ぎ処理を行っていなかったため、基礎梁のコンクリートは鉛直打ち継ぎ部で分離している。打ち継ぎ部のコンクリートを抜いて調べるまでもなく、打ち継ぎ部で隙間が開いていた。北海電鉄の会長さん、これでも瑕疵がないのですか? 南辰はヒドイ施工をするんですね。
目で見ても鉛直打ち継ぎ部に隙間があったので、建物の外側に緑色の水を溜めて、建物内部への漏水の有無を確認した。その結果、建物の内側に緑色の水が侵入してきた。あれだけの隙間があるのだから、当たり前の話だ。しかも、この位置は、柱のすぐそば。構造耐力上、打ち継いではいけない場所で、南辰は打ち継いでいたのだ。建築常識では考えられない施工だ。ふつうの建設会社ならこんなところで打ち継ぎはしないので、コンクリートがバラバラになることもない。ヒドイ施工だ。
緑色の水は打ち継ぎ部の隙間を通り、建物外部から地下ピット内部に侵入していた。北海電鉄の会長さん、南辰の社長さん、これでも瑕疵がないのですか? 七年半も瑕疵がないと言って裁判をしているんですよ。今でも瑕疵がないと言っているんですよ。ヒドイ施工ですね。
大覚が実施した、緑色の水が侵入する実験の説明図。
こんな打ち継ぎ部の建築物は日本中探しても大津京ステーションプレイス以外ありませんよ。本当にバラバラな基礎ですよ。
打ち継ぎ部では漏水によってコンクリート内部の鉄筋が錆びていることは確実だ。耐久性も落ちている。あと数年後に大きな地震がくれば、必ず倒壊します。南辰さん、こんな建物を建てて、スペックダウンを繰り返し、何を考えているんですか。南辰さんが施工した他のマンションでもこんなに瑕疵を作っているんですか?
しかも、土に接する部分の鉛直打ち継ぎ部には一切防水施工されていない。立体駐車場や、受水槽があるので、防水を施す契約になっていたが、一切施工されていなかった。相当な手抜き工事だ。
水平打ち継ぎ部の防水もされていなかった。南辰は防水処理をしていない状態で土を埋め戻したのだ。これでは漏水するのも当たり前だ。その結果、南辰は小学生でも考えないようなことを行っていた…。
外防水の手抜き工事に加え、基礎コンクリート打ち継ぎ部の処理を怠り、基礎はバラバラ、その隙間を通って外部から地下ピット内に水がダダ漏れしてきた。南辰はあわててシールを打った。しかし、南辰の施工は破裂した水道管から噴き出す水をその辺にあったガムテープで塞(ふさ)いだようなものだ。そんな、子供騙(だま)しのシール施工では漏水は止まりませんよ。南辰さん、瑕疵がないと言って七年半も裁判をやっているんですよ。大覚に何を、計画的企みをしていたのですか?
外防水をしていなかったから、立体駐車場地下ピットが水浸しになっていることを知っていたのですね。だから、共用部の施主検査をさせず、さらには話し合いに応じなかったのですね。明らかに、大覚に計画的企みを仕掛けたのですね。また、罠を仕掛けたのですね。完成も引き渡しもしていないマンションですよ。何を企んで、こんな瑕疵だらけのマンションを建てたのですか?
水平打ち継ぎ目地の処理が一切されていなかった。通常であれば、写真にあるくぼみにシールや防水モルタル等を充填する施工(シーリング施工)が行われる。外防水はできていなかったのだ。
地下外部防水は、全体がコンクリート素地が透けて見えるほどの施工だった。こんな手抜き工事を南辰は何を考えて計画していたのだろうか?大覚を計画的に倒産に追い込み、罠に嵌め、大覚の何を奪おうとしていたんですかね。
シールは簡単にめくれた。止水板も入っていなかった。コンクリートもバラバラだ。ヒドイ施工だ。
北海電鉄の会長さん、南辰の社長さん、黒幕さん、これは分譲マンションですよ。このマンションを販売できますか?
南辰さん、完成・引き渡しもしていないんですよ。話し合いも一度もしていないんですよ。コンクリートもバラバラで、でたらめなコンクリートを使っていますよ。これでも瑕疵がないんですか?
止水板も、打ち継ぎも、クラック、ジャンカも数えきれないほどあります。瑕疵がないといって七年半も裁判をしているんですよ。北海電鉄の会長さん、南辰の社長さん、これで瑕疵がないんですか? コンクリートの中の鉄筋はほとんど錆びていますよ。錆び汁も出ていますよ。なにかあったら、責任をとってくださいね。
今七年半経って、立体駐車場は使い物になっていないんですよ。マンションの住人さんは困っていますよ。お客様が困っていたので、合計八億五千万円以上のお金を出して買い戻しましたよ。このマンションは分譲としての価値がないので、大覚は買い戻したのですよ。南辰さんは何度連絡しても説明会に来ませんでしたね。ひどい話ですね。
南辰さん、この瑕疵だらけのマンションを大覚に引き渡そうとしていたんですね。覚くんがここまで調べることなく、簡単に引き渡しを受けていたら、たいへんなことになっていたでしょうね。そりゃあ、そうですわなあ。立体駐車場も使い物にならなかったんですからね。
北海電鉄の会長さん、南辰の社長さん、突然裁判をしてくるなんて、おかしな話ですね。南辰の建てたマンションが瑕疵がないと言って七年半も裁判をやっていますよ。住民さんが何度も連絡しても一度も話し合いをしてませんね。住民さんの中には泣きながら大覚に相談してきた人もいましたよ。大覚は本当にたいへんな思いをしました。南辰に何回連絡しても連絡できませんでした。あなた方が建てたマンションですよ。大覚は困って悩んで、みんなと相談して買い戻す決定をしたのですよ。その総額は八億五千万円でした。買い戻したマンションを競売にかけてくるなんて、ヒドイ話ですね。
ことごとくシールが剥がれています。外側から地下水がどんどん侵入してきたから、南辰社員があわててシールしたのでしょうが、そんなことは子供でもしませんよ。南辰の監督さんは本当に建築を知っているんですか?ヒドイ施工ですね。
南辰さん、これでも瑕疵がないんですか? ヒドイ分譲マンションですね。
剥がれたシールは漏水とともに流れ出たコンクリート成分、錆び汁にまみれてのた打ち回る不気味な生き物のようだ。どないしたらこないなひどい施工ができるんや?
剥がれたシールが地下ピット内でうめき声をあげている。南辰さん、こんな工事をするなんて酷過ぎませんか~~~~。
地下ピット内のほとんどすべての箇所でシールが剥がれている。もともと防水効果がなかった形だけのシール。南辰のずさんな手抜き工事を物語る残骸として地下ピットの底に眠っている。
南辰の手抜き工事により防水としての役目を果たさなかったシールが地下ピットの形状に沿って剥がれている。こんな工事をしていたら漏水で地下ピットが水浸しになり、立体駐車場が使い物にならなくなることはわかっていたはずだ。立体駐車場地下ピットは新築間もなく使えなくなりましたよ。住民の皆さんは本当に困っています。それでも瑕疵がないなんて、南辰さん、よく言っていられますね。
シールが剥がれている箇所は南辰が水平打ち継ぎ面の処理を手抜きしてコンクリートを打ち継いだところだ。そのために基礎のコンクリートは一体化せず、隙間から地下水が絶えず侵入し続けている。工事をしている最中に漏水が発覚したために、それを隠ぺいするために、南辰はその場しのぎの防水処置をしたのだ。地下ピット内のシールがすべて剥がれてしまったように、七年半経って南辰の化けの皮は剥がれてきた。もう瑕疵はないとは言わせませんよ、南辰さん。
南辰が鉛直打ち継ぎ面の処理を怠っていたため、基礎のコンクリートは一体化せず、打ち継ぎ箇所の隙間から地下水が絶えず侵入し続けている。隙間からは漏水とともに内部の鉄筋の錆び汁の混じったコンクリート成分が溶け出し、地下ピットの床面にこびりついている。建物の構造耐力、耐久性の低下が著しい。
鉛直打ち継ぎ部の隙間や貫通クラックから建物外部の地下水が絶えず地下ピット内に侵入している。コンクリート内部の鉄筋も錆び、コンクリート成分とともに流れ出し鍾乳洞のように固くなり、壁面や床面にこびり付いている。建物の構造耐力、耐久性に著しい低下をもたらしている。
コンクリート打ち継ぎ部の隙間や貫通クラックから地下水が絶えず地下ピット内に流れ出ている。コンクリート内部の鉄筋も錆び、コンクリート成分とともに流れ出し鍾乳洞のように壁面をおおっている。建物の構造耐力、耐久性に悪影響を与え続けている。
(覚くんの回想 3)
大津京ステーションプレイスは、今とんでもないことになっていますよ。
覚くんが予想もしていなかった第一審判決での敗訴によって、南辰が仮差押えしていた大覚の不動産物件が次々に競売にかけられました。大覚が地元の発展につながると願い、長年にわたり計画していたシニアマンション事業用の土地、続いて京都市山科区の薬科大学付近に予定していた学生マンション建設用の土地が競売にかけられ、大覚が進めていた二つの事業が頓挫(とんざ)しました。それだけでは足りず、南辰は大津京ステーションプレイスの四十九室も競売にかけてきました。
何度出席を呼びかけても、住民説明会に来ることのなかった南辰。建物の安全性という建設会社として最も大切なことをなおざりにして、金儲けのために瑕疵だらけのマンションを建てた南辰には、住民が安心して生活ができる住居を建てるという考えは初めからなかったのです。なしのつぶての南辰に対し、何度も住民さんたちと話し合いを重ねた大覚は、お客様の要望に応え、約三十室を販売価格で買い戻しました。合計金額は八億五千万円にも上ります。地元企業である大覚は、これ以上お客様に迷惑をかけてはならないと、販売価格で買い戻すことにしたのです。覚くんの苦渋の決断でした。この血も涙もない建設会社南辰は、最近も、覚くんが困っている住民さんを見るに見かねて販売価格の約二千八百万円で買い戻した一室までも情け容赦なく競売にかけてきました。
大津京ステーションプレイスの競売では、南辰傘下の不動産会社T社が三十六室も落札しました。この競売では最低評価額が三十六万円にも落とされ、わずか六十万円で落札された物件もありました。販売当時三千万円だった住戸の資産価値が数十万円にまで落とされ、全ての競売住戸が二束三文で落札されました。南辰の手先として送り込まれT社は、このマンションが瑕疵だらけのために、通常のマンションとしては販売もできず、賃貸にも出せないことを知りながら、問題のある物件であることをあえてお客様には知らせずに賃貸契約を結び、入居させていました。
大津京ステーションプレイスの管理組合はこのマンションの抱える欠陥問題を組合員に伝えるために、瑕疵の写真を掲示板に貼り出しました。管理組合のもう一つの目的は、瑕疵の存在を知らずに競売落札された物件に入居してきた人たちが建物の不具合によって事故に遭わないように注意を喚起することでした。すると、T社は、「そんなことをされたら借り手がつかない。営業妨害だ」と言って、管理組合の理事長に対して月額四百二十万円もの弁償を求めて裁判を起こしてきました。年間五千万円もの金額となり、一般企業の会社員に過ぎない理事長は困り果て、覚くんに相談に来ました。覚くんも住民の方々の代表である理事長を親身になって心配し、一緒になって闘いました。数か月後、裁判所はT社の主張には何ら根拠がなく、掲示板に瑕疵の写真を貼り出すことは管理組合としての活動を逸脱するものではないとして、T社の請求は認められませんでした。掲示板には今でも瑕疵の写真が貼り出されています。
最近では、ジャージ姿に雪駄(せった)を履き、金のネックレスをつけた人たちが何人もT社の落札物件に入居していると聞いています。その方々はマンション敷地内にたばこをポイ捨てしたり、ペットの糞尿も始末せず、そこら中に垂れ流しているそうです。そのような方々の存在が、以前から住んでおられる住民さんたちを震えあがらせています。これも南辰さんの仕掛けた計画的企みですか? どこまで悪だくみするんですか? どこまで住民さんに迷惑をかけたら気が済むんですか?
タバコのポイ捨てをやめるように呼びかけても、果たして効果は期待できるだろうか…。
瑕疵24: 玄関前の水たまり
玄関側が低く施工されていたため、吹きぶりの雨が開放廊下に吹き付けると、玄関の内部にまで雨水が入ってくる。
吹きぶりの雨の日には、各住戸の玄関前に水たまりが出来てしまう。これは、勾配が逆になっており、部屋内側が低く施工されているためだ。あきらかに施工ミスだ。入居者から苦情が寄せられている。
玄関前に雨水がたまれば、靴も濡れるし、床が滑りやすくなる。南辰さん、住民の方が転んで怪我でもされたらどうするつもりですか? 足腰の弱い方、お年寄りや小さなお子さんの住んでいる住戸もあるのですよ。
台風が大雨を運んできた際、玄関内にまで雨水が侵入してしまった。台風が来るたびに、雨水の侵入、大量の雨漏り、防風スクリーン落下などの事故が起こり、建物の劣化に拍車をかけている。
玄関前に溜まった水は雨が降り止んでも引くことはなく、すぐにはなくならない。南辰のずさんな工事により、雨の後、各住居の玄関前の床はいつまでも濡れて、湿った状態が続く。玄関ドアを開けると、廊下がいつも濡れているなんて、住人さんがあまりにも気の毒だと思いませんか。南辰さんには、住む人の気持ちになって工事をするという基本がないのですね?
瑕疵25: 雨が降ると水が溢れる植栽
屋上から続く雨水配管のひとつが、二階植栽花壇の土の中に埋まっていた。あえて地中を通す必要性はない。二階の植栽部分で雨水が大量に溜まっていた。掘り起こしてみてみると、樋(とい)から続いている排水パイプが枡(ます)に接続されておらず、樋から流れ込んだ雨水が垂れ流しにされていた。余った材料で施工し、パイプが短かったので、ばれないように土に埋めて隠したのか。その排水パイプには土砂が詰まっていて、排水の役目を全く果たしておらず、ただ土の中に埋まっていただけという状態だった。
エントランスホールの上の共用廊下外に植栽花壇がある。
屋上からまっすぐに伸びる雨樋(あまどい)を通って雨水排水が流れる先には二階共用部の植栽があった(下写真)。
二階共用部の植栽に雨樋から土中に繋がれた雨水排水パイプが埋設されているのだが、大雨が降るたびに、この植栽に大量の水が溜まっていた(下写真)。雨水の排水ができていない。南辰はどんな工事を行っていたのだろうか?
植栽に水が溜まることはあり得ない。通常であれば、雨水は雨樋から地中の配管を経て、桝(ます)の中のドレンに流れ込み、排水されるはずだ。一体、どうなっているのだろう。
地中に埋まった配管の経路を調べるために、土を掘り出してみると、桝に接続されるはずの配管が途中で切れていた。雨樋を流れてきた雨水が植栽の地中にそのまま垂れ流しになっていたことが分かった。
地中に埋まった配管を調べると、排水管は途中で切れていた。ずさんな工事だ。
途切れた箇所の配管内部を調べると、中にまで土砂が入り込んでいた。このままでは、樋から流れこむ大量の雨水が配管内に溜まった土砂に妨げられ、スムーズに排水されず逆流してしまう。
この図のように雨水配管が点検口の中にまで接続され、中のドレンからさらに水が排水される仕組みでなければならない。南辰の雨水排水計画はずさんすぎる。デタラメな工事だ。
屋上から下に降りているその他の雨水配管を調べると、曲がり管が多いことに気付く。これでは配管内にごみも溜まりやすくなり、雨水がスムーズに流れる事ができない。集中豪雨になったら雨水が詰まって逆流し、上階のドレイから水が溢れかえってしまう。このままでは、排水機能が著しく低下し、屋上が雨水で溢れ、屋上の立ち上りが低いことから、立ち上りを越えて、防水層の下に雨水が周り込み、雨漏りを発生させることが十分に予想できる。
(覚くんの想い)
北海電鉄の会長さん、南辰の社長さん、あなた方のグループは、上場もし、関西の模範となるべき企業ではないのですか? 計画的悪だくみをしすぎやで!! 中小企業・零細企業を罠に嵌めるために、陰謀・謀略を巡らせてばかりですね。相手の持っている優良な資産、ノウハウ、人材を乗っ取ろうと画策し、法律・裁判・弁護士を利用し、法律の下で、また、裁判所から都合の良い判決をもらい、加害者が被害者を装っていますね。相手が時間をかけて築いてきた大切なものを丸呑みするために、善人のフリをして、計画的に企みましたね。善良な市民を欺き、法律・裁判所を騙し、相手のことを考えずに、自分の利益だけを追求し、やりたい放題ですね。神様も、弘法大師様も、黙っていないと思いますよ。あくどすぎますよ。人の道を外れすぎていますよ。
中小企業のみなさん、南辰のような企業に気を付けてくださいね。善人の顔をして、悪の種を蒔きに来ますよ。そして、知らないうち罠に追い込んできますよ。南辰は裁判に慣れていますよ。また、法律の抜け道に熟知し、悪用にも長けていますよ。手先の弁護士も、計画的に企み、獲物を罠に嵌め、追い込むことに慣れていますよ。建築専門家にも気を付けないといけないですよ。いろいろな考えを持った方がいますよ。
高齢の名誉ある学者さんを上手く利用し、事実を正しく伝えずに、南辰が全て作文して、裁判所に意見書として提出していますよ。こんなことしていたら、学者さんも、教授さんも、せっかく築き上げた名誉と地位に傷が付きますよ。南辰はあなた方のことなんか全く気にかけていませんよ。自分さえよければ良い、という企業ですよ。
北海電鉄グループの会長さん、南辰の社長さん、あなたのグループ会社の一部は腐っていますよ。膿(うみ)は早く出し切ったほうが良いと思いますよ。どこかの企業と同じようなことになりますよ。これ以上、ヒドイことはしないほうが良いと思いますよ。
次回は、南辰の計画的悪だくみの奥の奥をお知らせします。こんな話を聞いたら、みなさんびっくりしますよ。実際にあったことをお伝えします。南辰のやったことをお知らせします。ヒドイ話ですよ。
七年半続いている裁判でも、南辰は嘘ばかりです。でも、もうすぐ真実が明らかになります。この七月二十六日は証人尋問の最終日です。嘘とデタラメばかり言ってきた、南辰側証人に対する反対尋問があります。
乞う、ご期待!