■連載第54回■ 弁護士蛇塚らとの委任契約から解任までの経緯

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(連載第54回)

目 次


<弁護士蛇塚らとの委任契約>

<委任契約後の豹変>

<南辰との交渉>

<蛇塚らの目的>

<蛇塚らの弁護活動>

<証人尋問での蛇塚の失態>

<証人尋問後、和解交渉が始まると、蛇塚らは態度を豹変させた>

<和解条項骨子(案)が突然提示された>

<読者の皆様へ>

 
 
<弁護士蛇塚らとの委任契約>
 
●大覚は平成25年2月26日第一審の敗訴後、インターネットで建築訴訟専門の弁護士を探し、東京に会いに行った。それが蛇塚らだった。
 
●蛇塚らは自らを建築訴訟専門の弁護士であると大覚にアピールし、自信満々に控訴審の弁護士として代理人契約をしたいと伝えてきた。
 
●建築訴訟専門の弁護士ということで平成25年4月17日に蛇塚らと契約した。
 

ininkeiyaku平成25年4月17日、大覚は3人の弁護士と業務委任契約を結んだ。

 
 
<委任契約後の豹変>
 
●契約後、着手金1365万円を受け取ると、蛇塚らは控訴審を闘う方法ではなく、第一審の敗訴を受け、14.6パーセントの遅延損害金を止める方法を提案してきた。
 
●大覚は強制執行を阻止するためにどのような方法があるかを相談したが、蛇塚らは「供託金を積むよりも元金額を返済して、遅延損害金と競売を止める方がよいので、南辰と交渉したい」と言ってきた。
 

isshinhanketsu一審判決主文。大覚は一審で敗訴し、残代金約15億円と遅延損害金約5億円を南辰に支払うように裁判所から命じられた。

 
 
<南辰との交渉>
 
●蛇塚らに大覚は1回目の交渉として、平成25年6月に6億円、翌年4月に9億円を支払うことを条件に南辰との交渉を依頼したが、南辰は次々に支払条件を変更してきた。
 
●2回目の変更として平成26年3月に支払わなければこの話は無いものとするとのことであった。このことを受け、大覚はやむを得ず同年3月の支払い条件を呑み、支払いを段取りした。
 
●3回目の変更として、平成25年6月に6億円,12月に6億円,翌年3月に3億円を支払うよう変更を要求してきたと蛇塚らから聞かされた。この横柄な要求にも,大覚は大変苦労して、支払いに応じることにした。
 
●4回目の変更として、今度は平成25年6月に6億円,9月に3億円,12月に3億円,翌年3月に3億円支払えと変更を要求してきたと蛇塚らから伝えられたのが最後であり、大覚は蛇塚らにこれ以上の支払い条件では、支払いができないことから、やむなく交渉を打ち切るよう伝えたのである。
 

gouihogo工事残代金約15億円の支払い方法についての両社の合意を、南辰は弊社が最初の支払いをする直前になって、変更しろと言ってきた(マンガ版「覚くんの日記・証人尋問シリーズ」第3話)。
https://daikaku-saiban.com/novel/post-27/

 
 
<蛇塚らの目的>
 
●大覚は南辰との交渉を打ち切るように伝えたが、蛇塚らはストレスを抱えたまま裁判を闘うことはできないと言い、自分たちの都合ばかり言っていた。この裁判は難しく、勝てないとほのめかしていた。
 
●結局、蛇塚らは、大覚の要望していた支払条件では交渉が出来ず、むしろ前倒しの支払いという大覚にとって不利な条件になってしまった。
 
●平成26年4月に支払うといっていたのは、大覚の事業による工事代金の回収が4月になるからであったが、蛇塚らは南辰の示す条件を鵜呑みにし、大覚をほったらかしにし、自分たちだけで交渉を進めていた。
 
●そのため、資金繰りもあり、支払前倒しの条件では交渉を続けることはできないため、交渉を断念したのである。大覚はその他の取引先への支払もあり、条件がころころ変わる中での交渉は続けられないと判断した。
 

storesu「私たち弁護人にとってストレスになりますので、南辰に工事残代金15億円を支払ってください」と、弁護士らは自分らの都合を押し付けてきた(マンガ版「覚くんの日記」証人尋問シリーズ第3話)。
https://daikaku-saiban.com/novel/post-27/

 
 
<蛇塚らの弁護活動>
 
●蛇塚らは建築訴訟専門の弁護士と言っていたが、実際は木造建築の訴訟経験しかないことが、訴訟追行の過程で分かった。
 
●大覚は、契約前に本件建物は鉄筋コンクリート造で地下1階、地上14階108戸の大規模な集合住宅であることを伝えていたが、蛇塚らは鉄筋コンクリート造の知識も経験もなかった。
 
●蛇塚らは最初から、一審判決の遅延損害金の事ばかり言い、控訴審での訴訟方針を明示せず、やる気がなかった。
 
●蛇塚らは、日当を稼ぐ事ばかり考えていた。1日1人8万円(日当および経費)×3人=24万円も大覚は支払っていた。
 
●打ち合わせは必ず3人の弁護士(蛇塚、森村、田村)が揃わないと予定を組もうとしなかった。簡単な打ち合わせでも3人が揃わないと打ち合わせをしなかった。
 
●打ち合わせに滋賀県に来る際は、必ず自分たちの関西での他の案件と絡めて予定を組んでいた。予定時間がくると、打ち合わせ途中でも帰っていった。
 
●いつも弁護士に電話をかけると蛇塚、森村に繋がることはなかった。蛇塚に至っては、海外の通信になることが多く、全く繋がることはなかった。
 
●蛇塚らが滋賀県の大覚本社に到着する時刻はいつも昼過ぎであり、打ち合わせの時間が十分取れず、時間が来れば「次の予定があるから」と言って途中で帰っていった。
 
●そのため、大覚側が東京に出向くようになったが、蛇塚ら弁護士の都合に合わせられ、土日が多く、平日になることはなかった。
 
●大覚側が東京に出向く際は、充実した打ち合わせをするため、早朝に出かけ、午前中から蛇塚らと打ち合わせを行ったが、蛇塚らが「次の予定があるから」と言って途中で打ち切られた。
 
●大覚は蛇塚らとの打ち合わせの前には必ず事前に建築専門家と打ち合わせを行い、資料も作成し、万全な態勢で蛇塚らに説明を行っていたが、蛇塚らの理解不足により、必要以上の時間がかかり、打ち合わせを途中で中断することが多々あった。大覚は調査費用だけでも約1億5000万円費やしているが、蛇塚らは建築訴訟専門と言っていながら建築知識に乏しく、大覚が指示指導しなければ、蛇塚らだけでは訴訟活動が出来なかった。
 
●滋賀県と東京の行き来に時間がかかり、十分な打ち合わせも出来ていなかったため、ウェブ会議に切り替え、パソコンなどの機器も大覚が用意した。
 
●蛇塚らは、打ち合わせ途中で都合が悪くなると、機器や通信のせいにして、ウェブ会議を中断した。
 
 
<証人尋問での蛇塚の失態>
 
●蛇塚は、平成29年4月26日に行われた南辰側岩田証人への反対尋問の担当者であったにもかかわらず、字を読み間違え、書類がどこにあるかも分からず、書類を探す一幕もあった。それを見ていた森村、田村は蛇塚を手助けしようとしなかった。裁判長や書記官から、書記ができないから同時に話さないでくださいと注意された。半年間、準備を重ね、1級建築士や建築専門家と細かく反対尋問の打ち合わせをしていたにも関わらず、打ち合わせをした内容がまったく尋問に反映されなかった。
 

shoki蛇塚弁護士は、ネズミ部長(野島)と言い争いになるとお互いの発言が重なり、裁判官から「発言が重なると書記がとれませんので!」と注意された(マンガ版「覚くんの日記」証人尋問シリーズ第4話)。
https://daikaku-saiban.com/novel/post-27/

 
●平成29年4月26日の南辰側岩田証人への反対尋問がまともに出来ていなかったことを指摘すると、蛇塚は、証人尋問の後になって、手術後の体調不良だったと言い訳をしていた。森村、田村のどちらかが代わって尋問をすることもできたはずなのに、そのような対応もなかった。蛇塚は、尋問が終わってから自己弁護し、自分の尋問は大成功だったと吹聴していた。
 
●蛇塚らに任せていたら次の尋問も失敗に終わる心配があったので、大覚、1級建築士、構造専門家、コンクリート専門家らと時間をかけて何度も打ち合わせを重ねた。しかし、平成29年7月26日に行われた反対尋問で南辰野島証人の術中にはまり、準備していた重要な3つの質問がほとんど出来ず、時間切れに終わった。前より酷い反対尋問だった。打ち合わせしたことがほとんど無駄に終わった。
 
<3つの質問とは>
 
①打ち継ぎ不良が施工の瑕疵であることの指摘
②南辰の主張する補修方法では構造耐力は回復しないこと
③大覚の主張する補修方法と費用が妥当適正であること
 
●平成29年7月26日に行われた南辰側野島証人への反対尋問において、蛇塚は予定していた3つの尋問が1つも出来ず、時間切れになり、最後に30分の時間延長をしてもらったが、有効に活用することなく、裁判長から「時間切れです」と言われ、「待ってください」と言い、時間を延長してもらったが、結局何の尋問も出来なかった。
 

jikandesu南辰の思惑通り、ネズミ部長(野島)が最後まで反対尋問をかく乱し、蛇塚弁護士の質問から逃げ回った。準備をしていた質問はほとんでできず、時間切れになってしまった(マンガ版「覚くんの日記」証人尋問シリーズ第4話)。
https://daikaku-saiban.com/novel/post-27/

 
●大覚が蛇塚に南辰側野島証人への反対尋問について説明を求めると、蛇塚は逆切れして自らの失態を正当化し、逆に大覚の社長・社員に問題があるかのようなクライアントに対して失礼極まりないメールを平成29年8月1日付で送ってきた。蛇塚は勝手に批判されたと思い込み、誰も何も言っていないのに、自己弁護ばかりしていた。
 

mail反対尋問の数日後、平成29年8月1日に蛇塚弁護士から「私の反対尋問および今後の方針について」と題するメールが突然に大覚に届いた。

 
●平成29年8月1日付の蛇塚からのメールに対して、大覚は蛇塚らに対して解任通知を作成したが、送付することは踏みとどまった。大覚は我慢をし、蛇塚らとの代理人契約を継続した。解任したら、別の代理人を探さなければならず、蛇塚らには訴訟手続きだけを任せることにした。
 
●平成29年8月24日のウェブ会議で蛇塚からの平成29年8月1日付メールに対して、各項目に返答した。
 
 
<証人尋問後、和解交渉が始まると、蛇塚らは態度を豹変させた>
 
●平成29年7月26日の反対尋問が終わり、進行協議の期日を決める際、蛇塚ら3人の弁護士の予定が合わなかった。裁判長は業を煮やし、「3人揃わなくてもよろしいですよ」と言った。大覚も「3人揃わなくていいです。私たちもいますから」と言うと、しぶしぶ日程を平成29年9月21日に決めた。
 
●大覚の代表者覚くんは自分も当事者として平成29年9月21日の進行協議期日に出席したいと弁護士らに申し出たが、蛇塚らは頑として入れないと言い張った。「弁護士と裁判所との打ち合わせですからだめです」と言っていた。大覚の代表者覚くんが他の弁護士に問い合わせると「当事者なのですから、入れないということはありません」と言われた。裁判所で言い争うわけにはいかないので、その場は引き下がった。
 
●平成29年9月21日、裁判所と弁護士だけの進行協議期日後の弁護士会館での打ち合わせで、蛇塚らは、裁判所から具体的な話は何もなかったと報告した。しかし、蛇塚らが平成30年12月18日に控訴審の報酬金約4億3595万円を請求する訴訟を提起し、訴状を読んで初めてわかったことだが、別件控訴審裁判長から「南辰が大覚に金銭を支払い、南辰が建物を引き取るという和解が可能かどうか検討してください」という和解勧告があった。しかし、蛇塚らは意図的にその事実を大覚に伝えず、蛇塚らだけで和解を進めていった。
 

shinkoukyougi平成29年9月21日、蛇塚らは、裁判長から「南辰が大覚に金銭を支払い、建物を引き取る」という和解が可能かどうか検討するように言われた(劇画版『新・覚くんの日記・弁護士編』第1話)。
https://daikaku-saiban.com/novel/post-53/#110

 
●蛇塚らは、大覚の建替請求の趣旨を聞き、建築訴訟専門の弁護士として平成25年4月17日に代理人契約をしたが、着手金を支払った途端、「増え続ける遅延損害金を抱えてこの裁判を闘えません」と言いだした。「残代金を南辰に支払ってください。そうすれば、14.6%の遅延損害金の金利を3%に下げられ、強制執行もなくなります」ということのみを繰り返し、弁護士としての仕事はしておらず、控訴審についての明確な指示指導は一切なかった。大覚はこのままでは控訴審も敗訴すると危機感を憶え、1級建築士、構造専門家、調査会社など様々な建築専門家に約1億5000万円を費やし、瑕疵の立証に力を注いだ。大覚は、これらの建築専門家の作成した意見書などを蛇塚らに渡し説明したが、蛇塚らは建築知識に乏しく、理解する事が出来ず、大きな規模の建築訴訟の経験がないことが露呈した。蛇塚らは、専門家らの意見書を理解できず、自分たちでは準備書面が作成出来なかったため、意見書をそのままコピーして準備書面として裁判所に提出するようになった。つまり、蛇塚らは自らの業務を放擲していた。その後、蛇塚らの態度は横柄になり、訴訟活動を大覚に任せきりになった。要・不要、使い道も定かでない、500万円以上する構造計算書を何も考えず、いとも簡単に要求するようになった。蛇塚らは、構造計算書を作るように大覚に依頼してきた。時には構造専門家に直接作成を申し入れたりもしていた。これらの行為は、蛇塚らが控訴審とは別の案件について、構造専門家を利用したかったからであり、蛇塚らは自分らの便宜のみを図っていたのである。
 
●そのような蛇塚らが、「祇園祭が見たい」と要望したので、京都四条通に面した証券会社ビルの観覧席を用意した。宿泊先としてウェスティン都ホテル京都を手配した。また、「琵琶湖でクルージングしたい」「うなぎが食べたい」等々要望し、大覚はその都度蛇塚らの要望に応えた。蛇塚らに真剣に訴訟活動に取り組んでもらうためだった。しかし、蛇塚らは真剣に控訴審に取り組もうとせず、横柄な態度をとり続けた。大覚は我慢に我慢を重ねていた。
 
●このような横柄な蛇塚らであったが、さらに平成29年9月21日の進行協議期日以降、大覚を蔑にして、秘密主義に転じ、こそこそと振舞い、大覚が質問すると「和解はなにも進んでいない。裁判所が何を考えているかわからない。」と虚偽の報告を続けていた。
 

hebitsuka蛇塚らは「和解はなにも進んでいない。裁判所が何を考えているかわからない。」と大覚に虚偽の報告を続けていた(劇画版『新・覚くんの日記・弁護士編』第2話)。
https://daikaku-saiban.com/novel/post-53/#111

 
●大覚の代表者覚くんが和解の席で「社長同士で話をすれば解決します。」と裁判長に言うと、裁判長は「それもありですね」と言っていたが、蛇塚らは大覚の代表者覚くんに賛同助言するでもなく、他人事のように聞き流し、腕を組み、渋い顔をして黙っていた。
 
●このような和解期日が3回ほど続いた。裁判長の前で大覚の代表者覚くんが喋っていても、蛇塚らは腕を組んで無視をしていた。
 
 
<和解条項骨子(案)が突然提示された>
 
●平成30年5月15日の和解期日において裁判所から突然、和解条項骨子(案)が提示された。それまで蛇塚らは「裁判所から何も聞いていない。南辰にどのように伝わっているかわからない」という説明しかしていなかったのに、和解条項骨子(案)では明確に南辰が大覚に金銭を支払い、南辰が建物を引き取るという和解条項が含まれていた。
 

kosshian平成30年5月15日に裁判所から突然、和解条項骨子(案)が示され、南辰が建物を引き取るという条項が含まれていた。

 
●大覚は解体・再築を望んでいることを蛇塚らに伝え、裁判所にも伝えるように依頼していたにもかかわらず、正反対の和解案が出されたのである。
 
●「南辰が大覚に金銭を支払い、南辰が建物を引き取る」という金銭だけの和解案は平成30年5月15日の和解期日で初めて聞かされた。しかし、この和解勧告は半年以上も前の平成29年9月21日の進行協議期日に蛇塚らに伝えられており、蛇塚らは大覚を除外してこの和解を進めていた。
 
●和解に向けて、具体的な打ち合わせは1回もなかった。クライアントの意向を確認して、さらに裁判所の考えを明確に伝え、和解交渉が円滑に進むようにすべきなのに、蛇塚らはこれらの手続きを怠り、独断で和解交渉を進めていた。明らかにクライアントに対する誠実義務違反である。
 
●蛇塚らは金銭的解決により、自らの報酬金の確定を目的として、和解を進めていたものであり、そのため、大覚を除外し水面下で和解交渉を行っていたのである。そうでなければ唐突に「南辰が大覚に金銭を支払い、南辰が建物を引き取る」という和解案が出ることはない。
 
●平成30年5月15日の和解期日後、弁護士会館で和解条項骨子(案)には大覚の望む解体・再築が含まれておらず、和解交渉を蛇塚らが勝手に進めていたことから、次回和解期日から蛇塚に退いてもらい、田村、森村の2名と和解交渉を進める事を依頼したが、蛇塚は「それはできません。この二人には出来るわけがない。」さらには「クライアントだったら、なんでも通ると思わないでください」と言い放ち、大覚の依頼を一方的に拒み、席を立った。
 
 

dekimasen覚くんが、蛇塚弁護士に和解の席から退くように依頼すると、蛇塚は「この二人には出来るわけがない。クライアントだったら、なんでも通ると思わないでください」と席を立った(劇画版『新・覚くんの日記・弁護士編』第1話)。
https://daikaku-saiban.com/novel/post-53/#110

 
●大覚は手紙で3回、電話で2回、蛇塚が和解交渉から退くことを申し入れたが、一向に聞き入れられることはなく、蛇塚らは次回の和解期日まで時間稼ぎをしていた。
 
●次回和解期日の1週間前に蛇塚らは、蛇塚が退き、森村、田村の2名を和解の席に着くことを条件に、弁護士報酬として2億6630万円の支払いの確約を求めてきた。こんな根拠のない法外な報酬を求めてくる行為は酷すぎる。反社会的勢力でもこんな露骨な脅迫はしない。
 

nioku平成30年6月19日、蛇塚らは根拠のない約2億6630万円の支払いの確約を求める通知書を大覚に送りつけてきた。

 
●蛇塚らは、和解期日のわずか1週間前に法外な報酬金の請求の確約を迫り、その請求を断れば、これまで通り、蛇塚が大覚の代理人の中心になって和解交渉を進めるという勝手な論法を押し付けてきた。根拠のない2億6630万円の支払い確約を承諾して蛇塚を後方支援に回すか、蛇塚を続投させるか、どちらをとっても蛇塚らの都合のいい、しかも、大覚を蔑む要求だった。次の和解期日まで日にちもなく、今まで訴訟活動も大覚に任せきりだった蛇塚らに不信・不満を募らせていたが、このような反社会的勢力でもしない露骨な脅迫めいた行為によって信頼関係は完全に破壊された。そのため、やむなく蛇塚らを解任せざるを得なかった。
 
●その後、約1ヶ月後の平成30年7月13日付で蛇塚らは勝手に計算し直し、根拠不明な報酬金を約3億4997万円に跳ね上げて請求してきた。
 
●また、その数ヶ月後の平成30年12月18日には、報酬金をさらに約4億3595万円に増やし、大覚を相手取り訴訟を提起してきた。
 
●蛇塚らは訴状の文中に、大覚には社員が2名しかおらず、見るべき事業もなく、控訴審の賠償金を得れば、忽ち事業を散逸させると、事実と異なる根拠のない憶測を述べ、大覚を誹謗中傷し貶めている。弁護士が委任を受けたクライアントについて嘘を述べていることは、弁護士としてあるまじき行為である。大覚は蛇塚らに対して日当や経費など3300万円以上滞りなく支払い、調査費用に約1億5000万円費やしており、さらには、蛇塚らの要望には全て応えてきたにもかかわらず、このような根も葉もない虚言は、弁護士として言うべきことではない。このような発言をする蛇塚らは、そもそもクライアントである大覚を罠に嵌め、企み、追い詰め、裁判を金儲けの道具として使い、暴利を得ようとしていたと言わざるを得ない。
 
●平成30年7月24日、弁護士抜きで大覚の代表者覚くんと社員4名で和解期日に臨んだ。その時にいろいろな事実が判明し、裁判長は驚いて次のように言っていた。
 
「弁護士さん(蛇塚ら)から、何も聞いていなかったのですね」
「関東と関西では距離があり、意思疎通が難しかったんですかねえ」
「初めて大覚さんの気持ちが分かりました。それほど、南辰さんのことが信用できないのですね」
 
 これらの言葉から、蛇塚らが裁判所の言うことを大覚に伝えず、また大覚の要望を裁判所に伝えていなかったことが明らかになった。蛇塚らは大覚を除外して、勝手に和解交渉を進めていたのである。
 
●大覚は蛇塚らと平成25年4月17日に弁護士業務委任契約を結び、上述した経緯により、平成30年6月20日付けで解任した。その後は、知己の弁護士に協力を得て、平成30年7月24日の和解期日から平成31年4月12日の控訴審判決言い渡しまでの約1年間、大覚の独力で訴訟を進めた。本当に大変であった。
 
●解任後、蛇塚らからの嫌がらせはとどまる事がなかった。平成30年7月13日付で約3億4997万円の請求書が届いた。同年12月18日に約4億3595万円の報酬金を請求する訴訟を提起し、訴状に大覚を誹謗中傷する内容を書いてきた。
 
●蛇塚らは当初から大覚に非協力的であり、控訴審でも本当に大変であったが、現在でもとどまることなく嫌がらせがあり、本当に大変な思いをしている。
 
 
<読者の皆様へ>
 
 今回のブログを読んでいただき、関心を持っていただいた方は、弊社の抱える弁護士らとの訴訟について、良い知恵や質問その他、何でも下記メールアドレスまでお寄せください。
 
 皆様のご協力を心からお待ち申し上げます。
 
 
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コメント

  1. 匿名 より:

    かわいそうなぐらいに、関係者がクズ過ぎて辛い。こういう事件って、問題提議したあとにどうなったかってことをマスコミは報道すべき。

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