■連載第39回■ 第十七章 苦しみに耐え、嫌がらせに耐え忍んだ3200日・前編

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第十七章 苦しみに耐え、嫌がらせに耐え忍んだ3200日・前編

(連載第39回)

目 次


第十七章 苦しみに耐え、嫌がらせに耐え忍んだ3200日・前編

前 編

第1 大津京ステーションプレイス解体の必要性

第2 弊社が要望する本件建物の対応

第3 入居者対策

第4 未審理の瑕疵について

 
 
苦しみに耐え、嫌がらせに耐え忍んだ3200日・前編
 
 
 
~ 弊社が耐えた9年間の苦しみ(失った時間は戻ってきません) ~ 
 
 
 大覚グループ社員一堂は血の滲むような思いでこの裁判を9年間闘ってきました。この裁判の最終ラウンドで唐突に提示された和解案は、大覚が負っている瑕疵担保責任(58戸分)を南辰(北海電鉄グループ)が引き継ぐだけの和解となっており、弊社が望んでいる解決ではなく、弊社が信用・資産を失っただけの結果となっています。
 南辰(北海電鉄グループ)から弊社が失った信用・資産を戻してもらうことが和解の前提と考えています。弊社は賠償金を望んでいるわけではありません。
 建物を南辰(北海電鉄グループ)が引き取る場合、南辰(北海電鉄グループ)が建替え若しくは解体をするとは考えられず、危険な建物が残り、入居者のみならず周辺の住民、通行人等が危険に晒されます。よって建物を解体することが最善かつ必要最低限の解決策と考えます。
 控訴審においては、本件建物の瑕疵について基礎梁一体化不成形しか審理されておらず、南辰(北海電鉄グループ)が建物を引き取る場合、基礎梁一体化不成形以外の瑕疵において、責任の所在が明らかになりません。
 弊社は、本件建物及び本事件において、すでに26億円以上支出しています。本件建物が南辰(北海電鉄グループ)の所有となれば、南辰(北海電鉄グループ)は自らが作った瑕疵のある本件建物を「瑕疵は存在しない」と公言し、工事を丸投げした下請け業者や傘下の不動産会社に転売してさらなる利益を得ることでしょう。さらにその不動産業者に何度も転売を繰り返させ、南辰(北海電鉄グループ)は瑕疵の存在を隠ぺいしようとします。結果として、加害者である南辰(北海電鉄グループ)には不利益は生じず、危険な建物が放置され、マンション住民、近隣住民、JR大津京駅や京阪大津京駅を利用する通勤・通学の方々に大きな被害が及ぶことになります。この建物が倒壊すれば多くの負傷者・死者が出ます。南辰(北海電鉄グループ)は大きな事故が発生し、負傷者・死者が出ても「知らぬ、存ぜぬ」を繰り返します。南辰は9年間の裁判でも未だに「瑕疵がない」と言っているのです。うまく逃げることしか考えていません。うまく責任逃れをすることしか考えていません。最後にはトカゲのしっぽ切りをします。計画的企みによって生じた被害は誰が責任を取るのでしょうか?そんなことをしたらダメですよ。
 南辰(北海電鉄グループ)は既に工事代金以上の対価を手に入れています。契約違反、法令違反など数々の事をしています。例えば、防風スクリーンが落下した時も、南辰(北海電鉄グループ)の代表が「瑕疵は無い」と言っておきながら、後に全ての防風スクリーン取付金具をホームセンターで買った鉄製の金具に取り換えました。
 
 北海電鉄の会長さん、南辰の社長さん、人の命を大切にしなければダメですよ。社会にこのような悪の種をばら撒いたらダメですよ。北海電鉄グループのすることではないと思いますよ。

bofukanagu01強風でちぎれた取り付け金具(アルミ製Lアングル)。強風に耐えられなければ防風スクリーンの役目を果たさない。簡単に折れ曲がる強度のない材料が使われていた。

 

beforeafetertetsu「瑕疵は無い」と言っておきながら、ある日南辰はこっそりとやって来て、全ての取り付け金具を厚さ2ミリのアルミ製からホームセンターで購入した厚さ5ミリのずさんな鉄製の金具に取り替えていった。取り付け方法もずさんで危険なものだった。落下した4箇所だけでなく全ての箇所を取り換えていった。防風スクリーン落下したことによって近隣に多大な被害をもたらした。にもかかわらず、南辰の社長は「瑕疵はない」と言って、被害に対する一切の補償を断った。そのため管理組合が被害者に対するすべての補償に対応しなければならなかった。管理組合はいずれこの補償金額を南辰に請求し、南辰が管理組合に返還しなければ訴訟を起こすと言っている。

barabaratoukai大津京ステーションプレイスの基礎梁コンクリートは3~4層にわたって水平打ち継ぎされている。水平打ち継ぎをしないのが理想、やむを得ず打ち継ぐ場合も、レイタンス除去など、打ち継ぎ処理を十分にしなければならないのだが、南辰(北海電鉄グループ)は打ち継ぎ処理を全く行っていなかった。そのため、基礎梁コンクートが一体化しておらず、基礎がバラバラで倒壊の可能性もある危険なマンションが建てられてしまった。

 

Youtube:「大覚 VS 南海辰村建設 続・大津欠陥マンション動画」
https://www.youtube.com/watch?v=nJipKcb-vvw

 

●1874大覚が基礎梁の水平打ち継ぎ部のコンクリートコアを抜き取って打ち継ぎ箇所の状態を調べると、コアには継ぎ目がはっきりと確認できた。コンクリートが一体化していないことが明白となった。

 

●163コア抜き調査後の穴を調べると、打ち継ぎ箇所でコンクリートが分離していることを示す線がくっきりと見える。つまり基礎梁が水平打継ぎ部で分離しているのだ。バラバラで危険な基礎構造体により、大津京ステーションプレイスの構造耐力・耐久性は低下の一途を辿っている。

 

●218水平打ち継ぎ部のコアを抜き取ると、コンクリートが分離していることを示す線がはっきりと確認できた。

 

●354基礎梁の水平打ち継ぎ部から抜き取ったコンクリートコアには、分離していることを示す線がはっきりと確認できた。

 

●246基礎梁の水平打ち継ぎ部コンクリートコアは簡単に分離した。表面には白いレイタンスがはっきりと残っている。南辰(北海電鉄グループ)は打ち継ぎ部の処理を全くしていなかった。このマンションは基礎がバラバラの危険な建物だ。大きな地震が発生すれば必ず倒壊してしまう。

 

enchoku01基礎梁が柱際で打ち継がれており、打継処理がされていなかったため、基礎梁と柱コンクリートが一体化していないことが明らかとなった。保有水平耐力も0.49などとなり大幅に不足している。建物の安全性が確保されていない。

 

enchoku02鉛直打ち継ぎ部のコンクリートコアを抜き取った穴には、はっきりと鉛直打ち継ぎ部の隙間が開いていた。基礎梁と柱のコンクリートは一体化されていなかった。

 

●148.jpg平成27年9月15日の現地見分でのコア抜き調査でも柱際の鉛直打ち継ぎ部のコア抜き調査が行われた。現地見分で裁判官を含む大勢の関係者が見守る中、コア抜きが始まった。

 

●363抜きとった柱際の鉛直打ち継ぎ部のコアは、果たして一体化しているだろうか。

 

enchoku03現地見分では地中梁から鉛直打ち継ぎ部のコアが抜き取られ、分離したコアが裁判官、専門委員に示された。裁判官は打ち継ぎ面を触って確かめた。打ち継ぎ面は打ち継ぎ処理がされておらず、すべすべだった。

 

●377柱際の鉛直打ち継ぎ部のコンクリートコアは初めから分離していた。南辰(北海電鉄グループ)は「JASS5」に準拠した打ち継ぎ処理をしていなかった。

 

enchoku鉛直打ち継ぎ部から取り出したコアは分離していた。「コンクリートコアが分離することなんてありえない」と言っていた南辰(北海電鉄グループ)は、この日を境に、「鉄筋コンクリートには、鉄筋が入っているのだから、コンクリートが分離しても問題ない」と手のひらを返したように主張を変えてきた。

 

005現地見分でのコア抜き調査は、大覚のこれまでの調査と同じ結果だった。鉛直打ち継ぎ部のコンクリートコアは一体化しておらず、真っ二つに分離した。南辰(北海電鉄グループ)が適切な打ち継ぎ処理を怠っていたからだ。

 

●1614ずさんなコンクリート工事により、鉛直打ち継ぎ部は初めから完全に分離していた。大きな隙間が見える。南辰(北海電鉄グループ)はコンクリートを一体化させるための打ち継ぎ処理をしていなかった。その事実を誤魔化すために、「きちんと処理をしていればコアは分離しない」と実験動画まで作って裁判所に提出していた。

 

●IMG_1650コンクリートが打ち継ぎ部で分離している。構造体のコンクリートを一体化させる処理を怠り、基礎梁に大きな隙間を作っても「瑕疵はない」と言っている。南辰(北海電鉄グループ)は、建設会社であるにもかかわらず基礎梁、柱の重要さがわかっていない。9年の歳月を経てこの打ち継ぎ部の隙間は現在も広がっている。

 

●1710鉛直打ち継ぎ部のコアを抜き取るとコンクリートが分離していることがはっきりわかる。構造体である基礎部分はコンクリートが一体化するように、目荒らしなどの打ち継ぎ処理をするのが建築施工の常識だが、南辰(北海電鉄グループ)はその処理を怠っていた。

 

●3105基礎部の打ち継ぎ不良箇所(写真)や貫通クラックからの漏水によってコンクリート成分が固まり、鍾乳洞のようになっている地下ピット。異様な悪臭に満ち、放置していたら衛生上も危険だ。

 

pitdriver南辰(北海電鉄グループ)が鉛直打ち継ぎ面の処理を怠っていたため、基礎コンクリートは一体化せず、打ち継ぎ箇所の隙間から地下水が絶えず侵入し続けている。隙間からは漏水とともに内部の鉄筋の錆び汁混じりのコンクリート成分が溶け出し、地下ピット壁面にこびりついている。建物の構造耐力・耐久性の低下が著しい。

 

●pit154地下ピットでは基礎梁の打継ぎ不良と貫通クラックによって外部から大量の地下水が侵入していた。溜まった大量の水を抜いてコンクリートの状態を調査した。漏水はコンクリート内部の鉄筋を腐食(錆び)させ、地下ピット内にエフロレッセンス(コンクリート成分)をヘドロのように堆積させていた。JIS規格外の粗悪な生コンが打設された基礎部コンクリートの打継ぎ部やクラックにはドライバーが簡単に突き刺さる。

 

●121打ち継ぎ面の施工不良により、基礎梁内部に地下水が侵入している。この地下水により、基礎梁内部の鉄筋に錆び(腐食)が発生している。建物の構造耐力・耐久性が著しく落ちている。

 
 
 
前 編
 
 大津京ステーションプレイスをこのまま放置すれば人命に危険が及びます。倒壊すれば、大惨事となり、本件建物以外の第三者にも多大なる被害が発生します。大津京ステーションプレイスの周りには京阪大津京駅、JR大津京駅があり、一日に何千人もの通勤・通学者が乗り降りします。周りには多くのマンションがあり多くの人が住んでいます。このままでは、大津京ステーションプレイスは必ず倒壊します。周りには断層がいくつも通っているのですよ。北海電鉄の会長さん、南辰の社長さん、地震がおきて倒壊したら大惨事になり、多くの命が失われますよ。その責任が取れるのですか?
 
 
第1 大津京ステーションプレイス解体の必要性
 
〈このまま放置すれば、必ず建物が倒壊し第三者にも被害が及びます。〉
 
 マンション住人の方々も南辰の嫌がらせに耐え忍んでおります。
 

 平成19年7月6日最高裁判決(民集61巻5号1769頁)では、設計・施工者は当該建物に建物としての基本的な安全性が欠けることがないように配慮すべき注意義務を負い、この注意義務を怠ったために建築された建物に建物としての基本的な安全性を損なう瑕疵が生じたときは、原則として、それによりその生命、身体又は財産に生じた損害について不法行為による賠償責任を負うと判示しています。

 さらに、平成23年7月21日最高裁判決(裁判集民237号293頁・判時2129号36頁)において、建物の瑕疵が、居住者等の生命、身体又は財産に対する現実的な危険をもたらしている場合に限らず、当該瑕疵の性質に鑑み、これを放置するといずれは居住者等の生命、身体又は財産に対する危険が現実化することになる場合には、当該瑕疵は、建物としての基本的な安全性を損なう瑕疵に該当する」と判示しています。
 すでに明らかなように、本件建物の基礎梁打継部は、コンクリートが一体化しておらず、本件建物の構造耐力に重大な影響を及ぼしています。このことは、平成28年8月31日付け「専門委員に説明を求める事項について(回答)」において、「大地震時には健全な構造耐力が維持できるかどうかは不明」とされており、平成28年9月8日付け「専門委員の説明の趣旨確認(回答)」においては、基礎梁打継部の補修について、「非常に困難である」とされています。
 また、証人尋問における建築専門家の証言においても、本件建物は、大地震時には倒壊する可能性があること、基礎梁打継部の補修は、安全・時間・費用面からしても不合理であり、現実的ではないとの趣旨が証言されています。
 このようなことからすれば、本件建物の基礎梁打継部の一体化不成形は、『建物としての基本的な安全性を損なう瑕疵』に該当するといえます。加えて、基礎梁打継部の一体化不成形は、南辰(北海電鉄グループ)が「JASS5」などの技術基準に反した施工を行ったことによるものであり、南辰(北海電鉄グループ)は、建物としての基本的な安全性が欠けることがないように配慮すべき注意義務を怠り、本件建物に『建物としての基本的な安全性を損なう瑕疵』を生じさせたことは明らかです。
 前述したことを本件建物に照らしてみると、本件建物の周囲には、同規模の高層マンションが隣接しており、また、周辺の道路には多くの通行人がいます。さらには、JR湖西線や京阪電車も近接していることからすれば、本件建物の基礎梁打継部の一体化不成形を放置すると、いずれは居住者等(本件建物の居住者、隣接マンションの居住者、通行人、JR湖西線や京阪電車の利用者)の生命、身体又は財産に対する危険が現実化することになります。
 
 このように、前記2つの最高裁判決は、建物が長期にわたって存続し、その間に多数の利用者に影響を及ぼす一種の社会的存在であることを反映していたと解するのが相当です。
 すなわち、本件建物は一種の社会的存在であり、社会的存在に『建物としての基本的な安全性を損なう瑕疵』が存在し、これを補修することが非常に困難であり現実的でない場合、居住者等の生命、身体又は財産を危険にさらすことを解消するには、本件建物を解体する以外に選択肢はなく、南辰(北海電鉄グループ)が本件訴訟追行の過程で顕かになった事項(基礎梁打継部の一体化不成形)を踏まえ、本件建物に責任をもって対応できるものでは到底あり得ません。言いかえれば、南辰(北海電鉄グループ)が本件建物において責任を持って対応するのであれば、本件建物を解体する以外の対応はあり得ません。
 

senmonkaitou平成28年8月10日付「専門委員に説明を求める事項についての回答」。
(抜粋)「打ち継ぎ処理が正常になされてコンクリートの一体化が形成されていることは、構造計算で用いる各基準書の計算式の大前提となっております。逆に言えば、コンクリートの一体化が形成されていなければ、各基準書の計算式が適用できないと言えます。」

 

jass5「JASS5」は「鉄筋コンクリート」の工事標準仕様書。日本建築学会の建築標準仕様の一つで、建築工事の教科書とも言えるもの。南辰(北海電鉄グループ)が「JASS5」に準拠したまともなコンクリート工事を行っていたならば、基礎がバラバラで危険なマンションが建てられることはなかった。

 

●070本件建物の真下にJR湖西線・京阪電車(大津京駅)があり、倒壊すれば大惨事となる。

 

●023本件建物の真下を歩くJR湖西線から京阪電車への乗り換えなどの通行人。この建物が倒壊すれば大惨事となる。

 

●014本件建物の真下を歩くJR湖西線から京阪電車への乗り換えなどの通行人。この建物が倒壊すれば多くの人の命が奪われる。

 

●googlemap4赤枠内は本件建物が倒壊した時の被害範囲を示す。駅、周辺マンション、通行人に多大な被害が生じる。黄色点線はJR大津京駅から京阪大津京駅の乗り換え経路。Googleマップより。

 
 
 
第2 弊社が要望する本件建物の対応
 
〈本件建物を解体しなければ、地域社会に大きな被害と損失が生じます。〉
 
 北海電鉄の会長さん、南辰の社長さん、あなた方は地域の発展や住民の安全性、住民の生活よりもお金儲けのことしか考えていないのですね。北海電鉄は人の命を軽んじて毎日多くのお客様の足となっているのですか? 人命を軽んじて、お金儲けを追及していると、近い将来必ず大事故・大惨事が起きますよ。
 
 本件建物は長期にわたって存続し、その間に多数の利用者に影響を及ぼす一種の社会的存在であり、本件建物を放置すれば、大地震時には倒壊する可能性があります。既に述べているように、本件建物の周囲には複数の高層マンションおよびJR湖西線、京阪電車が存在しており、多くの通行人がいます。大地震時には四方八方どのように倒れても、本件建物以外にも甚大な被害が発生し、想像を絶する大惨事となることが容易に予想されます。
 
 本件建物のような大規模建物を解体することは、社会経済的損失が大きいという見解もありますが、裏を返せば、本件建物のような大規模建物において『建物としての基本的な安全性を損なう瑕疵』が存在し、これを放置することにより、居住者等(本件建物の居住者、隣接マンションの居住者、通行人、JR湖西線や京阪電車の利用者)の生命、身体又は財産に対する危険が現実化した場合には、本件建物を解体することに比べ、その数倍以上の社会経済的損失が生ずることになります。したがって、本件建物を解体することは、社会経済的損失が大きいということにはならないと考えます。
 本件建物を含めた地域社会に大きな経済的損失が現実に生じないためにも、本件建物は解体する以外の選択肢はありません。
 

toukai011995年1月17日の阪神大地震で傾いた倒壊寸前のビル(ニュースサイトより)。

 

toukai021995年1月17日の阪神大地震で傾いた倒壊寸前のビル(ニュースサイトより)。

 

toukai031995年1月17日の阪神大地震で倒壊したビル(ニュースサイトより)。

 

toukai042011年2月22日のニュージーランド地震で倒壊したビル(ニュースサイトより)。

 

toukai052016年2月6日の台湾南部地震で大きく傾いた倒壊寸前のビル(ニュースサイトより)。

 

toukai062016年2月6日の台湾南部地震で大きく傾いた倒壊寸前のビル(ニュースサイトより)。

 

toukai072018年2月7日の台湾地震で大きく傾いた倒壊寸前のビル(ニュースサイトより)。

 

toukai082018年2月7日の台湾地震で大きく傾いた倒壊寸前のビル(ニュースサイトより)。

 
 
 
第3 入居者対策
 
〈迅速に解体しなければ、入居者等の生命にかかわります。すぐそばに複数の断層があります。地震が頻繁に起きています。〉
 
 大覚グループ社員一同は9年間北海電鉄グループにいじめられ、嫌がらせを受け、根も葉もないことを吹聴され、覚くんをはじめ社員一同と家族は眠れない夜が長く続きました。日常生活での大覚グループ社員の苦しみ・辛さがわかりますか? 子供は学校でいじめられ、奥さんは後ろ指を差され、社員は取引先から皮肉を言われ偏見の目で見られています。9年間、耐えて、耐えて人生を過ごしてきたその苦しみがわかりますか?
 北海電鉄の会長さん、南辰の社長さん、あなた方はあらゆる人間を利用して、あらゆる嫌がらせの計画を企み、ウソの物語を作って、いかにも大覚グループが加害者のような話を作って裁判を仕掛けてきましたね。あなた方の関係ある会社が全部絡んでいますよ。大覚グループに対して様々な裁判を仕掛けてきましたね。今後それらのウソを全部あばき明らかにしていきます。
 
 弊社は本件建物の解体プロセスについて、南辰(北海電鉄グループ)に対して以下のような提案をしています。
 
1.建物解体に関して、入居者の所有権全てを弊社に移転し、弊社が責任をもって解体する。
 ・当初から入居されている23戸およびグループ会社の35戸の計58戸においては、弊社が買取る。(買い取ることは出来ます。)
 ・南辰(北海電鉄グループ)の競売によって落札された住戸の50戸については、南辰(北海電鉄グループ)が責任をもって解決してください。完成・引き渡しもしていない物件を勝手に保存登記し、勝手に競売にかけ、傘下の会社に落札させましたね。大覚にその50戸を返してください。あなた方の知り合いですから、あなた方が責任をもってできるでしょ。入居者もガラのよくない方々ばかりで、他の入居者が嫌がらせを受け迷惑しています。
 
2.解体までの日程
 1)所有権移転に要する日程
 ・当初から入居されている住戸及び弊社グループ会社の計58戸の買取りについては6カ月以内とする。
 ・競売物件50戸の解決については6カ月以内とする。
 2)解体工事期間
 ・解体工事期間は近隣住民との交渉などが必要であり、現在調査中。
 
 

●567b柱の断面が欠損している。南辰(北海電鉄グループ)のずさんなコンクリート工事によって構造体の寸法が設計通りでなく、あるべき強度が確保されていない。品質保証のないJIS規格外の粗悪なコンクリートが使われていることに加え、打ち継ぎ不良による一体化不形成、断面欠損などのコンクリート不良が多数あるため、建物の構造耐力は著しく低下している。

 

●IMG_5703コンクリートに異物混入。柱にプラスチックが埋まっていた。南辰(北海電鉄グループ)の工事はずさんすぎる。コンクリート不良の種類と数はどの瑕疵建物よりも多いだろう。

 

●16514階はどの住戸も天井コンクリートのコールドジョイントが著しい。屋上防水の欠陥工事によって台風や大雨の際に防水層の下に雨水が廻りこみ14階天井の不良コンクリートの隙間を通って大量の雨漏りを発生させている。

 

●●14f10814階天井コンクリートのコールドジョイントをドライバーでつつくとボロボロと崩れてくる。このマンションにコンクリート不良がこれほど多い原因は、JIS規格外の建築基準法違反の粗悪な生コンが使われていたことに加え、南辰(北海電鉄グループ)のコンクリート工事がずさんすぎるからだ。

 

●073梁を下から見た写真。コールドジョイントが発生している。コンクリートを打ち重ねる適正な時間の間隔を過ぎてコンクリートを打設した場合に、前に打ち込まれたコンクリートの上に後から打ち込まれたコンクリートが一体化しない状態をコールドジョイントという。

 

●030b梁を下から見た写真。コールドジョイントが発生している。打ち重ねた部分に不連続な面が生じ、コンクリートが一体化していないため、大きな地震がきたらこの部分から折れ、建物が倒壊してしまう。

 

●282クラックの深さを調査するためにコアを抜くと、クラックが基礎梁の奥深く貫通していることがわかった。地震によってこのような貫通クラックが発生したのではない。建設当初から建物のいたる所にこのような深いクラックが存在していたのだ。南辰(北海電鉄グループ)は基礎のコンクリート打設にJIS規格外の粗悪な生コンを使い、建築基準法に違反する工事を行っていたのだ。

 

●068構造体コンクリートに斜めに走るクラックはコンクリート部材を貫通している。建物の縦に、横に、斜めにクラックなどの隙間(鉛直打ち継ぎ不良、水平打ち継ぎ不良、コールドジョイント、貫通クラック)が走っている。コンクリート強度が確保できないJIS規格外の粗悪な生コンを使ったことに加え、ずさんな工事によって無数の異物混入・ジャンカ・断面欠損を発生させた。さらに構造体はバラバラだ。これほど危険な建物はない。大きな地震が来たら必ず倒壊する。

 

●159基礎コンクリートには水平方向、鉛直方向の打ち継ぎ不良と、縦、横、斜めに走る貫通クラックが数えきれないほど存在する。これらの隙間を通って外部から地下水が侵入し続けている。建物に与える悪影響は計り知れない。

 

●007基礎部に数多くのクラックが存在している。南辰はクラックが発生しやすいJIS規格外の違法で粗悪な生コンを使用していた。ずさんな施工で耐震スリットの位置がずれたことによりクラックが発生するなど、その原因は多様だ。

 

●595地下ピットには基礎梁コンクリートの打ち継ぎ不良箇所の隙間を通って地下水が侵入し、コンクリート内部の鉄筋の錆び汁と共に流れ出たエフレッセンス(コンクリート成分)が堆積している。

 

●3099コンクリート打ち継ぎ部の隙間や貫通クラックから地下水が絶えず地下ピット内に流れ出ている。コンクリート内部の鉄筋も錆び、コンクリート成分とともに流れ出し鍾乳洞のように壁面をおおっている。建物の構造耐力・耐久性に悪影響を及ぼしている。

 
 
 
第4 未審理の瑕疵について
 
〈南辰(北海電鉄グループ)の責任が明らかになっていません。明らかになっていない瑕疵が多くあるので、地域全体が不安になっています。〉
 
 北海電鉄の会長さん、南辰の社長さん、これ以上ウソをつかないでください。ブログに掲載している写真を見て「瑕疵がない」と言えますか? この大津京ステーションプレイスは南辰(北海電鉄グループ)が建てたのですよ。でも完成・引き渡しはしておらず、途中で工事を放置して現場を引き揚げたのですよ。現場は引き揚げたままですよ。住民さんを騙して内覧会をし「手直しをします」と言って、入居させたのですよ。一度も手直しもせず、話し合いもしていません。そして唐突に裁判を起こしてきたのですよ。ひどい話ですね。
 
 控訴審で審理されていない主な瑕疵を以下に列記します。
 
 ●杭の施工不良による構造耐力不足
 ●余分な屋上増し打ちコンクリートの積載荷重による構造耐力不足
 ●各階構造スリットの施工不良による構造耐力不足
 
 解体が認められない場合は上記3項目について、控訴審において未審理なので、責任の所在が明らかになりません。明らかになっていない瑕疵が多くあるので、地域社会全体が不安になっています。
 すでに本件建物においては、平成25年9月16日の台風によって防風スクリーンの落下事故が起きており、隣接するマンションや店舗に被害が及んでいます。本件建物はJR湖西線や京阪電車の駅にも近接しており、あわや大惨事になるところでした。現在も、弊社は非常時(地震、台風等)に起こる事態に対応しなければならない状況を強いられています。本年(平成30年)6月の大阪府北部地震が起きた際には、エレベーターの屋根コンクリートにひび割れが発生し、その後の降雨により漏水し、エレベーターが何度も緊急停止しました。また、台風が来る度に昼夜を問わず現地で被害が発生しないか監視しなければならない状態です。
 本年(平成30年)9月29日には台風による漏電によって火災報知器の警報ベルが鳴り響き、マンション住民が避難する事態が発生しました。同日の早朝と夜、1日に2回も警報ベルが鳴り響き、消防隊が出動する騒ぎになりました。このようなことが重なり、近隣マンションの住民は、窓越しに本件建物の様子を不安そうに窺っています。未だ隠れた瑕疵が存在している可能性もあり、不安な日々を過ごしています。この建物が存在するかぎり、本件建物の住民や近隣マンションの住民、駅利用者、通行人の方々の不安が解消されることはありません。
 

fireengineb平成30年9月29日の早朝、そして夜にも大津京ステーションプレイス14階一室から火災報知器の警報ベルが鳴り、マンション住民が避難した。原因は屋上防水の欠陥による14階住戸の大量の雨漏りだ。出動した消防隊員は14階全室とマンション各所の危険個所を見て廻った。

 

●01714階住戸への大量の雨漏りによる雨水が電気配線に滲み、漏電を発生させた。台風による漏電によって火災の危険が増している。

 

●011出動した消防隊は14階全室を見て廻った。南辰(北海電鉄グループ)によるずさんな屋上防水施工により、屋上防水層の下に雨水が廻りこみ、14階室内に大量の雨漏りが発生し、14階住戸は使い物にならず、現在は誰も住んでいない。建物の瑕疵をめぐる裁判はもう9年も続いているが解決に至らず、瑕疵は放置されたままだ。本年(平成30年)6月の大阪北部地震、7月の豪雨、その後の台風により雨漏りの状況は深刻化し、漏電による火災の危険が増している。消防隊員は室内を見て、「これは酷すぎる」と言っていた。

 

fofu01落下した防風スクリーンの残骸。1枚の重さは約50kgある。これが通行人に直撃すれば人身事故は免れない。駅の方に飛んでいれば大惨事になっていた。

 

bofu01落下して粉々になった防風スクリーンガラス。

 

bofu9防風スクリーン支柱の固定箇所の強度不足が明らかになった。厚さ約20ミリしかないモルタルが剥がれ、立ち上がりの壁幅も80ミリしかなかった。通常であれば150ミリは必要である。あるべき鉄筋も入っていなかった。防風スクリーンが駅の方に落下していたら人の命にかかわる大惨事になっていた。北海電鉄さんは責任をとれるのですか?

 

bofu10防風スクリーンが落下して配線が切れた。北海電鉄さんは、もし防風スクリーンが北海電鉄の駅ホームに飛んできても大丈夫だと言えるのですか?それでも瑕疵がないと言えるのですか?

 

rain平成30年7月6日、14階のエレベーター前の共用廊下に激しい雨漏りが発生し、共用廊下を水浸しにした。エレベーターピット内に雨水が流れ込んだため、エレベーターを停止しなければならなかった。

 
 
 北海電鉄グループの会長さん、南辰の社長さん、あなた方の株主のスーパーゼネコンや取引先の企業まで使い、大覚グループに対して計画的に陰謀・謀略を企みましたね。ありもしない話を作りあげ、あらゆる手を使って事件を起こし、大覚を加害者に仕立て上げ、大覚グループの評判を地に落とそうと大覚を罠に嵌め、追い込み、仕留めようと画策していますね。ひどい話ですね。こんなことが世の中にあってよいのでしょうか。近いうちにあなた方の計画的企みを全部明らかにしていきます。
 
 次回は大覚グループに仕掛けられた事件の内容を明らかにします。
 韓国ドラマよりもすごい話ですよ。
 本当にあった驚愕の事実をお話しします。
 乞うご期待!
 
 
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