第五章 IR情報に隠された南辰の企み・後編
~南辰は、IR情報で虚偽の報告をし、法律、裁判、弁護士を計画的に悪用し、
陰謀、謀略を張り巡らせ、罠を仕掛け、追い込み、
一生懸命努力している中小企業の、かけがえのない、
技術、特許、不動産を取り込み、横取りし、トドメをさす。
自分たちでは、汗を流さず、中小企業の社長が一生懸命築いてきたものを、
善人の顔をして、法律、裁判、弁護士をうまく利用して、仕留めていく。
まさに悪のハンター、これが南辰だ。~
(覚くんの回想)
南辰さん、北海電鉄さん、この大津京ステーションプレイスは、販売物件ですよ。売るマンションですよ。分譲マンションです。そもそも、南辰さんが、大覚に一生懸命に「工事を受注させてください」と言ってきたのと違いますか。当社は東建物から土地を買いました。そのことを聞きつけて、南辰さんは営業に来ました。設計監理事務所マサプランニングと東建物、南辰さんで建築を計画していたでしょ。ところが東建物がなにかわからないが失敗をして、仕掛かりのマンション事業から手を引くことになり、その際、このマンション事業からも撤退することになりました。そこで、東建物に頼まれたので、大覚はマンション用地を買っただけです。
南辰さんは何度も営業に来ていましたけれど、私は何度も断っていたでしょ。南辰役員、マサプランニング社長が一緒に、入れ替わり、たち替わり来てましたよね。「そんなにやりたかったら、なんで南辰さんが自分でこの土地を買わなかったのですか。自分で買ってマンション建てたら良いでしょ」と言い返した。
こんなやりとりもあったのに、なぜこんなに大覚に迷惑をかけるんだ。「今年の受注計画高に上がっているのです。数字にもあがっているのです」と日参して来たでしょ。
「東建物と同じ支払い条件でやります。立替えもします。でも、このマンションは駅から一分なので、建築しているうちに全部売れますよ。だから大覚さんの持ち出しはほとんどありませんよ」。そう言って、南辰さんが勧めてきたでしょ。
南辰さんは上場しているし、北海電鉄も上場しているし、関西でのトップ企業を信じて、南辰がそこまで「立派なマンションを建てます」と言うのなら、「わかりました、良いマンションを建ててくださいね」と返答しました。
ところが、大覚は南辰と話し合おうと呼びかけていたのに、唐突に裁判に持ち込んできたのは南辰さんでしょ。「話し合いします」とあなた方は言っていましたよね。金谷も言っていました。この物件は、販売マンション、分譲マンションですよ。
なんで、千三百五十箇所の不具合を直すと言いながら、一向に着手すらしなかったのですか。六千六百ボルトもの高圧トランスが設置されている電気室には水の配管、池のように水が溜まった立体駐車場地下ピット、二百四十五トンもの余分なコンクリートが載った屋根。共用部分も一回も見せてもらっていません。勝手なスペックダウンについて、何度も増減の話し合いをしようと呼びかけていたのに、南辰は全て無視だった。
それを平成二十二年一月七日に、唐突に裁判を起こしてきたでしょ。一回も話し合いもしていない、全く手直しもしていない。全く瑕疵(かし)も直していない。そこで、裁判にもっていくのはどういうことですか。普通は、何度も話し合いをし、それでも決別した時に初めて裁判になるものでしょ。
金谷は、「ちゃんとします」と言い続けていました。上場会社の南辰が「ちゃんとする」というなら信じますよね。ましてや北海電鉄がバックに居るんですよ。それが、十月十三日、十四日が一回目の施主検査、二回目の施主検査が十一月二十六日、二十七日。この間の一か月間、まったく手直しもしていませんでした。屁理屈をこねて、ウソばかり言っていましたね。「直します、直します。ちゃんとやります」と言っていましたよね。
「十二月十日までに千三百五十箇所の手直しを完了させます」と言っていたのに、十二月二十五日には、覚くんに連絡もなく、現場から引き揚げていましたよね。
覚くんは、南辰の社長にも手紙を出していますし、電話もして、何度も話し合いを申し込みました。それなのに年明けの一月七日付の訴状ってなんですか。どういう意味ですか。
大覚が金を払っていないと言いますが、完成もしていないのにどないしてお金を払うんですか。この物件は分譲マンションですよ。
南辰さん、黒幕さん、このマンションは、初めからしまいまで、全部企んでやったのでしょ。こんなやり方をされれば、どんな企業ももちませんよ。南辰さんも企業でしょ。十九億円の工事なのに、社内の安全パトロール、社内検査も一回もやっていない。下請け業者の施工台帳も提出されていない。竣工図を持って来てもらうよう何度も連絡したのに、一向に持って来なかった。裁判が始まってから、やっと郵送されて来た。竣工図を持って来なかったのは、二億六千万円のスペックダウンがバレることを恐れていたからでしょ。何辰のやっていることは、全部おかしい。南辰のやっていることは、IR情報でも、マンション住民に配布した文書でも、マンション建設でも、全てデタラメ、無茶苦茶だ!! そこで、本当に、私が心の奥底から悪いと思うのは、南辰が、全部自作自演でやっていることだ。大覚という会社をおもちゃにして弄んでいる。
契約書には、十月三十一日が建物の引き渡し期限だった。ところが、竣工図表紙には、「竣工平成二十一年十一月十三日」とある。南辰は意図的に、都合の良い日付を記載している。しかも、この竣工図が大覚に届いたのは一月の裁判が始まってからだ。どうしてこんなに日数が空いているのだろう・・・?
三年間の一審裁判では、こちらの一遍弁護士は全くしゃべりませんでした。口を開けば「勝つ、勝つ」とだけ言っていました。私らが意見を言おうとすると、「私が船頭です。医者がいまから手術をしようとしているときに、素人が口を出すんですか」と遮(さえぎ)っていました。ところが、一審で負けると「負けたのだから、金を払えばいい。ただそれだけ。裁判はこういうものだ」と言い捨てた。三年間の裁判の中で、「勝つ」という言葉を会う度に聞かされた。相手の弁護士も裁判中に何もしゃべらない。いつも五分か十分で裁判が終わっていた。裁判官が一人で話をして、一人で納得して終わっていた。その間誰もしゃべらなかった。「はい、終わり」。五分か十分だった。
一度だけあった。「大覚さん、補修しますか?」と裁判官に聞かれた。私が「補修します」と答えると、机を二回叩いて、「はい、この話はもう終わり」。
私が「なんで怒らはるんですか。裁判官に聞かれたから答えただけです。でも、うちは南辰さんではアカンし、南辰さんもうちではアカンでしょ。だから、第三者のスーパーゼネコンに対応して欲しいんです」と言った。
すると、裁判官はまた机を叩いて、「はい、もうこの話は終わり」。
こんなことが三年間の一審裁判のなかで、一回あっただけだ。話し合ったのはこのときだけだ。そして、一遍弁護士も、相手の弁護士も法廷で三年間全くしゃべらずに、証人尋問も本人尋問も全くなかった。ただ、その夜に、一遍弁護士助手の成瀬弁護士から電話がかかってきて、「裁判官から電話がありました。今日は言いすぎましたと謝っていらっしゃいました。もう一度お聞きしますが、補修する気はありますか?」という話だった。私が、「はい、補修する気はあります」と答えると、その電話がプツリと切れた。
第一審は大阪地方裁判所で行われた。ここでは、何一つ議論されないまま、訴訟が終わってしまった。
現在は控訴して、高裁で闘っていますが、一審の時とは全く違います。
あんな瑕疵だらけのマンションを造っておいて、あれが「良いマンション」ですか? 販売物件ですか? 裁判も、勝手に段取りをして、私らの知らないうちに唐突に訴訟を起こしてきましたよね。普通は十九億円もの工事なんだから、何度も話し合いをするのが当たり前でしょ。話し合いの結果、決裂することもあるでしょう。でも話し合いの場すら無かったんですよ。あんなデタラメなマンションを建てておいて、大覚の分からないうちに裁判に持ち込んだ。南辰はすべて計画していたのでしょうが、大覚は施主なので、「早く直してくれ。そしたらすぐに金は払う」と何度も言っていたのです。大事な書類は一切渡さないままでしたね。
そして、最後の最後まで一遍弁護士は「勝つ、勝つ」と言い続けていました。でも結果は大覚の全面敗訴でした。全部計画されていたんですか? 「判決文にあった、遅延損害金って何ですか」と覚くんが聞くと「負けた者が十四%払うことになっている」と淡々と言われた。後になって分かったのだが、遅延損害金が発生したのは、一遍弁護士が覚くんに相談なしに、勝手に相殺主張をしていたためだった。控訴の時に仮執行宣言を付けるのが当たり前。それなのに、一遍弁護士は、仮執行宣言をつけなかった。このため、仮に、大覚が勝ってもなにも仮執行が出来ないのだ。一遍弁護士は、なんかの企みがあってわざとやっていたのだろうか。「次は必ず勝ちますから、控訴審もやらせてください」と言ってきた。仮執行宣言もつけていないのに、こんなことを言ってくる一遍弁護士は何を企んでいたのだろう? 計画的に企み、どんな罠を仕掛けていたのだろう。覚くんに遅延損害金の説明をしないまま裁判が進んだ結果、一日六十万円、ひと月千八百万円、一年で二億二千万円。そんなお金、中小企業に負担させて、覚くんに負わせて、身体も頭も持つと思いますか。会社内部も持つと思いますか。
南辰の社長さん、北海電鉄の会長さん、大覚はマンションを建ててもらっただけですよ。全部自作自演違いますの? ある日、「マンションを建てさせてください」と熱心な営業にほだされて契約し、その挙句にとんでもないマンションを建てられたらどう思いますか。金谷所長も返事だけは良くて、ウソばかりついて、ほんまにやり過ぎですよ。
南辰の社長さん、あなたが、一日六十万円もの損害金を負担させられたらどうなりますか。もちませんよ。あなたの家族だったらどうしますか? 控訴した時の弁護士さんは、「この遅延損害金を背負ったままの闘いは大変です。だからこの遅延損害金だけはなくしましょう」と言ってきました。また私の家族にも言ってきました。社員にも言ってきました。問題は多くあって、何度も何度も話し合いました。南辰は、「十五億円の元金を支払ったら、遅延損害金の率を十四・六%から三%に下げます」と提案してきた。その代わりに、六億円を九月に、九億円を翌年四月に支払うことで合意した。
それが小切手を準備しようとした途端、南辰は、「当社の決算に合わせて、一カ月前倒ししてください。そうでなかったらこの話は無かったこととします」と言い出した。会社内部で議論も紛糾(ふんきゅう)したが、結果として三月に支払うことが決まった。
すると数日後、南辰は、今度は、六月に六億円、九月に三億円、十二月に三億円、翌年三月に三億円を支払うように要求してきた。いったんは約束したにもかかわらず、一方的に支払い条件を変更してきた。それも、短期間の間に三回も変更して来た。
さすがに覚くんも頭に来た。「大覚を何だと思っているんだ!! 会社をバカにしているのか。マンションを建てさせてくれと頼んできたのは、南辰だ。これは分譲マンション、販売マンションなのに、こんなデタラメなマンションを建てたのは南辰だ。弁護士も交えて約束したんだ。こんな話が世の中にあるんか。バカにするのもほどほどにせい!!」。会社を経営しているのだから当然資金繰りもある。このときも、弁護士は「なんとかその条件を呑んでください。遅延損害金は私たちにとって大きなストレスになります。だから払ってください」。覚くんは、「南辰には、三回も合意を反故にされている。これを呑んでもまた変更を押し付けてくる。
工事はどうなっているんだ。手直しはどうなっているんだ。いろいろ多くの問題はどうなるんだ。確かに一審は負けた。でも一遍弁護士の方針で、何も覚くんの主張ができず、採用されていなかった。書類を準備しても全て一遍弁護士に却下された。いつも一遍弁護士が「勝つ、勝つ」と言っていたので、ついその言葉にほだされてしまった。南辰は、この変更を受け入れてもまた変更を要求してくるでしょう。だから、この話は呑めません。だからこの十五億円を軍資金にして最後まで闘います。我社は全社を挙げて闘います。こんなバカなことが世の中で通るはずがない。
一体大覚が南辰に何をしたんですか。大覚は契約通り前渡金や、中間金を支払っていました。前渡金を約一億九千万円。上棟の翌月に約一億九千万円。建物完成の翌月に約十一億七千万円。引き渡し三カ月後に約三億九千万円を支払う約束でした。契約書もあります。南辰が建てたアレは、売れるマンションですか。地元の方はあの建物を「お化け屋敷」と呼んでいます。今、なんとかご入居いただいているのは、私たちが十四階に全てシートを張ったので雨漏りしていないだけですよ。十四階は雨漏りして、全滅ですよ。
工事請書(契約書)。大覚は契約書に従って支払をしてきたのに、南辰は契約図面通りの建物を建てていない。大覚が依頼したのは、売るためのマンションだったのに、南辰が建てたのは、多くの契約違反のある、法律にまで違反した瑕疵だらけのマンションだった。
大覚が南辰に何かをしたんですか。なんで、南辰は小動物を計画的に罠にかけ、追い込み、弱体化させ、大覚に何をしようとしているんですか。南辰さんと大覚は今回が初めての取引です。大覚が東建物から土地を買ったら、南辰さんらが、「マンションを建てさせてください。良いマンションを建てます」と営業に何度も来ていたでしょ。大覚は、南辰、北海電鉄グループに何かしましたか。初めての取引でしょ。契約通りお支払もしていましたでしょ。直してくれたら、すぐにお金を払います。
大津京ステーションプレイスの販売価格表。二千百三十万円から三千九百六十万円の価格で販売していた。
大覚は大津京ステーションプレイスを販売するために、大津市民会館大ホールに千人のお客様を招待し、若手人気芸人をゲストに迎え、お笑いトークショーを開催しました。お客様にはビンゴゲームでたくさんの賞品をプレゼントしました。そして琵琶湖でバス釣り大会、バーベキューもしました。たくさんの景品も準備し、皆さんに大変喜んでいただきました。大覚がどれだけ努力してこのマンションを販売活動して、創意工夫して販売しているか、南辰には分からないでしょうね。なんで、そんなに悪いことばかりするんですか。大覚に何を企んでいるのですか。初めての取引で分譲マンションの建築をお願いしたのに、このマンションは何ですか。大津市民会館で催したイベントのときにも、南辰さんはなにか手助けをしてくれましたか?
大覚は平成二十年四月十三日、大津市民会館大ホールで若手人気芸人をスペシャルゲストに迎え、お笑いトークショーを開催した。大津京ステーションプレイスの素晴らしさを約千人のお客様に伝えた。
大津市民会館で行われたイベントの様子。大覚は素晴らしいマンションを提供し、お客様に喜んでもらえることだけを考えていた。この当時、南辰がずさんな工事を行い、意図的に瑕疵だらけのマンションを建設し、悪の企みを計画していたことなど誰も予想できなかった。
大覚は、大津京ステーションプレイスの販売キャンペーンとして、琵琶湖でバス釣り大会を開催した。写真は表彰式の様子。この後は楽しいバーベキューが待っている。この当時、覚くんらは南辰の「いいマンションを建てます」という言葉を信じ、お客様に喜んでもらえるマンションを販売しようと一生懸命だった。
バス釣り大会で釣り上げた魚を掲げる大会参加者。
南辰さんは、大覚に何をしてくれたんですか。唐突に裁判に持って行って、法律を悪用し、裁判の中で悪の企みを組み立てたんと違いますか。大覚を罠に嵌(は)めようとしましたよね。
南辰が計画的に罠に嵌め、追い込み、弱体化させ、トドメを刺す。そして、中小企業の社長が一生懸命作り上げ、ホッとした時に、その獲物を横取りする。自分たちでは何も努力しない。人が造ったものを全て横取りするのが南辰の手口だ。
南辰が仕掛けてきた競売についても、まず狙いを付けたのは、京都市山科区の薬科大学前にある希少な土地。大覚が学生向けのワンルームマンションを建てる予定だった、大変資産価値の高い土地だ。さらに、大津市の皇子が丘公園の中にある、山上町の三千坪の土地。公園の中の土地などそうそう手に入るものではない。これも希少な土地だ。つぎに狙ったのは、調べてもなかなか見つからない、大津京ステーションプレイス同様、駅から一分の、資産価値も下がらない物件。ここまで競売にかけて手に入れた。
京都市山科区にある薬科大学校舎。
大覚はこの土地に学生向けのワンルームマンションを建てる計画をしていた。
その次に競売にかけて来たのは、やっとこの物件、大津京ステーションプレイスだ。競売にかけるなら当然、価値の高いものから競売にかけていく。南辰も当然この順に競売にかけていたはずだ。南辰が営業に来ていたときの、「駅前のよい立地に、良いマンションを建てますので、すぐに売れますよ」という言葉が本当なら、大津京ステーションプレイスを、まず第一に競売にかけるはずだ。この物件は、瑕疵がない通常のマンションならば、一室どう少なく見積もっても三千万円の価値がある。四十九室を競売にかければ、南辰はこれだけで十五億円を回収できるはずだ。しかし、四十九室合わせても、落札金額の合計は二億五千万円にしかならなかった。つまり、このマンションに大きな瑕疵があり、通常のマンションとしての価値がないことが明らかになったのだ。さらに、この瑕疵だらけのマンションが通常の価値を持たないことを認識していたから、南辰は、この物件を後まわしにして競売にかけて来たのだった。
南辰が仮差押えしていた四十九戸が競売に掛けられた。不動産鑑定士の評価額は三十六万円からと、資産価値は地に落とされた。このマンションに大きな瑕疵があり、通常のマンションとしての価値がないことが明らかとなった。
建物の耐震性に重大な問題があることを伝えた住民説明会の後、大覚は販売済みの二十七室を合意解除を希望するお客様から販売価格で買い戻した。それは、何と言っても地元企業である大覚がお客様に迷惑をかけてはならないと考え、販売価格で買い戻したのだ。このときも何度も一遍弁護士を通じて南辰に連絡をしたが、南辰からは一切返答がなかった。住民説明会に南辰は来なかった。でも大覚は、住民を大切にしなければならないし、地元で生まれ育った会社だから皆さんに迷惑をかけることはできないと、覚くんは苦渋の決断をし、希望者に対して販売した価格で買い取った。合計金額は八億円にも上る。それをまた、南辰は仮差し押さえして競売にかけようとする魂胆が全く理解できない。どこまで、南辰は強欲で、腐っていて、卑劣なんだ。こんなことしたらアカンで。やり過ぎやで。裁判と法律、弁護士を悪用して、やり過ぎやで。神様、弘法大師様は見ていますよ。こんなことしたらダメですよ。
さらに、最近の話だが、大覚がお客様の事情を考え理解し、一室を販売価格の二千八百万円で買い戻した。すると、すぐに南辰はこの物件まで競売にかけて来た。これは、「お化け屋敷に住んでいると言われて、子供が学校でいじめられている」とお母さんが、何とかして欲しいと、何度も大覚に相談に来られたものだ。覚くんが良心的に買い戻したのに、南辰はすかさず、競売にかけて来る始末だ。南辰は本当に卑劣な会社だ。心も何もない。困った方を助けようとしたら、その物件まで競売にかけるのが、南辰だ。最低入札価額は六十万円ほどだったが、覚くんは販売価格の二千八百万円で買い戻した。覚くんの良心からの対応まで踏みにじるのが、南辰だ。
南辰さん、人間の心を持たなければダメですよ。やっていいことと悪いことがありますよ。相手を倒すためには何をやってもいいのですか。相手にトドメを刺す時には、病気で寝ている方の布団まではぎ取るのですか。南辰のやっていることは、これと同じですよ。競売にかけたら六十万円のマンションを販売価格の二千八百万円で買い戻したのですよ。どこで大覚を見張っているのか分かりませんが、すかさず仮差し押さえし、競売にかけてくる。いまだに、困っている入居者さんがいらっしゃいます。何か分かりませんが、大覚が困っている方を助けようとしたら、詐害行為だと主張し、裁判と法律、弁護士を計画的に悪用し、すぐに競売の申し立てをしてきた。南辰は何を考えているのだ。困っている方を助ける事が詐害行為なのか!! 大覚がお客様に販売したマンションなのですから、困っている方があれば何とか責任をもって対応をするのが会社というものじゃないんですか。南辰のようにウソばかりつくことは、大覚には出来ません。困っている方がいたら、大覚は相談に乗り、助けるのが覚くん。瑕疵だらけのマンションを建てたのは南辰。
南辰のせいで、大覚がどのような窮地に追い込まれているか知っていますか。南辰は瑕疵だらけのマンションを建てておいて、一度も手直しもしない、瑕疵もほったらかし。八月から訴訟提起までの半年間、話し合いをしたようなことをIR情報に書いていますが、そんな事実は全くありません。金谷くん、黒幕さん、南辰幹部に何を言われているか知らんが、自分の身は自分で守らなあかんで。南辰の弱みを握っているんですよね。この裁判が終わったら、あなたはすぐに用無しになるのと違いますか。あなたは、南辰の相当な弱みを握っているんですよね。よく考えや、こんな悪いことをするヤツは、自分のことしか考えてへんで。会社もこんな黒幕とか、どんな社員が居るか分からないけど、注意することが大切ですよ。これはまともな人間のやることではない。だから、あなたも先のことをよく考えた方がいいよ。
覚くんが、困っている住人の方が居たので相談にのって、助けようと精一杯のことをしようとしたのに、それのどこが悪いんですか。南辰はなんという会社だ!! 南辰は、何かの理由を付けて、病気で寝ているおばあちゃんの布団まではぎ取るんですか、黒幕さん。南辰さん、やり過ぎやで。住民さんの悲痛な声にお応えするために買い戻した物件まで差し押さえてくる南辰を相手に、大覚はどうすれば良いのだろう。残代金と遅延損害金、合計約三十億円を盾に、裁判、法律を悪用して、今度は何を仕掛けてくるのだろう。南辰の悪意には底が見えない。
平成二十三年二月二十五日に南辰が自社ホームページに公開したIR情報がある(『訴訟の提起に関するお知らせ』、下に掲載)。
この文書には、大覚が建物調査を経て、平成二十三年二月十五日に南辰に対して建て替えを求める反訴を提起したことが書かれている。この文書においても、「建物の引き渡し」や「手直し工事」、「建築確認」について、南辰側は何ら問題なく、大覚こそが加害者であるかのように述べている。
前回に引き続き、覚くんが南辰の陰謀を暴き、IR情報に記載されている数々のウソについて、その裏に隠されていた南辰の企て、策略、真実を皆様にお伝えします。
⑦ 大覚の代理人である設計監理会社の指示の下、建築確認済の図面にもとづいて施工し法律上問題ないこと
南辰の言っていることは全部ウソだ。法律的に問題だらけだ。設計監理会社マサプランニングは最初から南辰と結託していた。当初、請負契約をとりたいので南辰とマサプランニングはいつも一緒に来て、「仕事をさせてください。良いものを建てます」と言っていた。南辰役員とマサプランニング社長と営業マンが、何回も営業に来ていた。しかし、覚くんは、何回も断っていた。それなのに、南辰とマサプランニングは、「東建物と同じ条件でマンションを建てさせてくれませんか」と、しつこく営業に来ていた。何度も、何度も頼みに来ていた。
しかし、覚くんが調べてみると、このマンションには沢山の不具合が見つかった。金谷に、竣工図を持ってくるように依頼した。何度も依頼したが、一向に持ってこなかった。結局、南辰から竣工図が届いたのは、裁判が始まってしばらく経ってからだった。竣工図を施主に渡していないことが裁判で取り上げられては、南辰が困るから、やっと送って来たのだろう。竣工図を施主に渡していなければ竣工、すなわち建物が完成していることにはならないからだ。本来ならば、鍵と合わせて竣工図を一緒に持参し、施主に引き渡すものだ。なぜ、竣工図を持ってこなかったのだ。覚くんが竣工図を見たら、南辰の手抜き工事、二億六千万円もの勝手なスペックダウンがバレてしまうから、これを隠そうと、南辰は竣工図を渡したくなかったのだ。しかし、裁判が始まって、「完成と言いながら、竣工図も貰っていません」と大覚が主張したら、南辰は不利になる。だから裁判になってから、やっと竣工図を送って来た。
裁判が始まってから、やっと箱詰めにされて「郵送」されてきた竣工図。竣工図を施主に「郵送」することはあり得ない。
竣工図を「送って来る」などということは普通では考えられない。普通、竣工図は施主に持参し、説明して渡すものだ。ここまで南辰はデタラメな対応をしていたのだ。早く持って来たら、問題がもっと早くバレて、裁判ができなくなるから、竣工図をなかなか持って来なかったんでしょ。デタラメな工事がばれたら困るから、竣工図を渡すのを延ばしに延ばしていたんと違いますか。だから、計画的企みをして、大覚を闇から闇に葬ろうとして、なんとか考えに考え抜いていたんと違うやろか。毎日、毎日、計画的企み、罠に嵌め、弱体化させ、最後にトドメを刺すように、金谷に指示をしている黒幕さん、これはやり過ぎやで。
考えれば考えるほど、南辰、金谷の行動は無茶苦茶だ。ここでも計画的な企みをし、傲慢な対応だ。計画的企み、陰謀、謀略、酷い話だ。黒幕さん、南辰さん、金谷の仲間に、どんな餌(えさ)をぶら下げて、言いなりに使ったのだ? 金谷も黒幕さんに言われて、大覚を陥れて、とどめを刺そうと絶えず、ハンターのように考えていたから、大覚社員への言葉も荒くなっていたのだ。獲物・小動物として大覚を見ていたのか。それにとどめをさすことを絶えず考えていたのだろう。ようけ弾を撃ったなぁ。撃ち過ぎやで。大覚に多くの傷を負わせましたねぇ、南辰さん、黒幕さん。でも、トドメを刺す前に、計画に綻(ほころ)びが出ましたね。南辰、黒幕の仲間の気持ちも、いつまでも一つにはならないですよね。悪いことばかりしていたら、みんな良心も痛みますよね。仲間も騙(だま)し合いと違いますか? 仲間同士でも心が違い、考え方も違いますからねぇ。南辰さん、黒幕さん、金谷さん、金谷の仲間さん、下請けのK組さん、Tさん、この人たちも、最後にどうなるか分かりませんわなあ・・・。世の中の人はみんな知っていますよ。
それにしても、覚くんも三回倒れましたわ。なんとか命を取り留めましたが、覚くんも死ぬかと思いましたわ。自分の人生はこれで終わりかなぁとも思いました。でも神様が守ってくれたんですね。高野山の弘法大師様も守ってくれていたんですね。助けてくれたんですね。大覚が一生懸命やっていたから、みんなが助けてくれたんですねぇ。それにしても、一日六十万円、ひと月千八百万円円、一年で二億二千万円の遅延損害金。現在総額が約十三億円。さらに、あの瑕疵だらけ、契約違反だらけ、法令違反だらけのマンションの残代金が十五億円。これはひどい話ですよ。それを南辰さんに背負わされて、歩かされたら、そら身体も弱るわなぁ。もうこんな悪いことしたらアカンで。企み、小動物に罠をかけ、追い込み、弱体化させ、トドメを刺す。これは動物の世界のことですよ。人間はみな、考える力もあるし、心もあります。一生懸命努力すれば、だれかが助けてくれるということもあるんですよ。人間社会ですから、動物とは違うンですよ。動物のように簡単には仕留められませんよ。少し考え直した方が良いと思いますよ。もう、こんなことしたらあかんでぇ。神様も怒るでぇ。高野山の弘法大師様も怒るでぇ。
弘法大師(空海)は真言宗の開祖。弘法大師の言葉「虚往実帰(きょおうじっき)」=「虚しく往きて実ちて帰える」の「実ちて帰える(みちてかえる)」とは「満ち足りた気持ちで帰ってくる」という意味。南辰の社長さん、北海電鉄の会長さん。一度、大津京ステーションプレイスの現場を見に来てください。真摯な心で問題に向き合えば、自ずと解決していくのではないでしょうか。
金剛峯寺(こんごうぶじ)。高野山真言宗総本山の寺院。京都の東寺と共に、真言宗の宗祖である空海(弘法大師)が修禅の道場として開創した真言密教の聖地。(アクセスは南海高野線 極楽橋駅下車、南海高野山ケーブルで高野山駅へ)
人種や宗教を問わず、世界中の人々が心の修養を積むために高野山を訪れている。観光で訪れた人でも、奥の院(写真)を歩くと時空を超越した荘厳な宇宙を感じることができる。満ち足りた気持ちになることができる。同行二人とも言います。一度歩いてみてください。
裁判前に竣工図が手に入っていたら、覚くんもじっくり竣工図と契約図面を確認することにより、この時点で二億六千万円の減額が分かって、南辰としっかりと交渉ができたはずだった。南辰はこのような展開を防ぐため、一向に竣工図を持ってこなかったのだ。裁判が始まってからやっと竣工図が郵送されて来た。竣工図は、施主のもとに持って来て、施工会社が説明するのが常識。郵送なんてあり得ない。怒りを抑えて、覚くんが竣工図と契約図面を比較したところ、二億六千万円の減額が分かった。しかし、一審の弁護士は「船頭は私ですよ。これから手術をする医者に患者が指示をするんですか」と取り合ってくれなかった。「細かいことは、論点がズレるからだめですよ」と言っていた。覚くんは、細かいことではないと思ったが、弁護士の「勝てる、勝てる」という言葉に惑わされて、結局二億六千万円の減額については裁判で主張されないままだった。
南辰は裁判が始まってからやっと竣工図を送って来たのだ。これも南辰の計画、悪だくみだったのだ。
さらに、裁判の途中で覚くんが見たことも聞いたこともない「最終合意図面」と称する図面を提出してきた。これが、四つ目の図面だった。これに基づいて建てたということを覚くんは知らなかった。その証拠に、この図面には大覚の記名も押印も一切ない。後になって、マサプランニングの朴(ぱく)氏がこの図面を描いたことがわかった。このことが、南辰とマサプランニングが最初から結託して大覚を陥れようと企んでいた証拠だ。朴氏が辞めた時期は、杭工事途中。だから、杭径が小さくなっていることや、杭が支持地盤に達していないことも朴氏は全部知っていた。
南辰とマサプランニングは結託して、記名も押印もない図面で覚くんを騙して、マンションを建てていた。記名も押印もない書類を裁判に証拠として提出してくる南辰は裁判を侮辱している。
朴氏と現場監理を担当していた平沼氏はマサプランニング社長が亡くなったので、死人に口なしとして、全部マサプランニング社長に責任をなすりつけている。マサプランニング社長は何故亡くなったのだろう。その理由を聞きたい。マサプランニング社長の死は突然だったと聞いている。マサプランニング社長が生きていたら、もっとはっきりと真実がわかるのにね。マサプランニング社長が不可解な死を遂げた次の裁判では、金谷は笑みを浮かべていた。マサプランニング社長が亡くなったことは金谷にとって都合が良かったのだろう? 朴氏は、得るものを得て、満足し、この計画から手を引いたのと違うか。平沼氏は「私はマサプランニング社長のメッセンジャーにすぎなかった」と言い逃れをしている。亡くなった方に罪を被せたらだめですよ。
南辰とマサプランニングは結託していたのだ。そうでなければ、施主である大覚に隠れて、二億六千万円ものスペックダウンができるわけがない。ホントは、南辰が、マサプランニング社長、朴氏、平沼氏を抱き込んで、企み、陰謀、謀略を巡らせたのとちがうか? それを、亡くなったマサプランニング社長ひとりに全ての責任を負わせている。マサプランニング社長が亡くなったので今となっては、真実は闇に葬られてしまった。やりすぎやで。
そもそも、建築確認図面は契約図面と程遠く違っている。さらに、本件の施工は建築確認済の図面通りの施工が行われていない。たとえば、JIS規格外の生コンが使われていた。その結果、コンクリート不良やひび割れが千か所以上ある。打ち継ぎ不良が多くあり、構造計算がNGになった。その生コン会社はなぜか知らないが工事竣工直後に倒産している。屋根には二百四十五トンものコンクリートが増し打ちされている。これも違法だ。電気室では、六千六百ボルトもの高圧電流の上に水の配管がある。これは命にかかわる重大な違反だ。
南辰はJIS規格外の生コンを大覚をだまして使っていた。その結果、コンクリート不良が三千箇所以上みつかった(写真はジャンカ)。
南辰はJIS規格外の生コンを大覚をだまして使っていた。その結果、コンクリート不良が三千箇所以上みつかった(写真は断面欠損)。
南辰は法律上問題ないと言っているが、法律違反のオンパレードだ。どこをどう見たら「法律上問題ない」ことになるんだろう?
⑧ 役所の竣工検査を経て、正式に建築確認検査済証を受けていることから、本物件について瑕疵は存在しないこと
建築確認検査済証を受けているというのは、全部でたらめで、南辰が役所を騙して不正に検査済証を受けていたのだ。本来違法な建物を、そうでないかのように偽装して、大津京に違法な建物を建てたのだ。
南辰は、自分の都合の良いところだけを見せて、報告をしていたのだ。役所も検査機関も愚弄している。そして大覚、お客様を騙しているのだ。一回目の検査のときには、すでにJIS規格外の生コンが使用されていたが、そのことを検査機関に全く報告しておらず、違法な生コンで建物を造っていたのだ。強度が保証されていない、安全性の全く保証されていない違法な生コンで、違法な建築物を建て、それを隠して大覚に引き渡そうとしていたのだ。卑劣極まりない行動だ。まともな建設会社なら絶対こんなことはしない。
さらに、つい最近の調査で分かったことだが、杭が支持層まで届いていなかった。調査した六本のうち二本は全く届いておらず、四本は支持層に中途半端に刺さっているだけだった。全く杭としての役目を果たしていない。さらに、基礎コンクリートに不具合がありバラバラになっていた。本来は一体化していなければならないのだ。そのため、立体駐車場の地下には水が累計八メートルも溜まっている。コンクリート不良・ひび割れは千か所以上ある。これらの事実を全て隠して、一回目・二回目の検査を通過させたのだ。
杭が支持層に到達していないことを南辰とマサプラニングの朴氏は知っていたにもかかわらず、これを隠して建築確認を申請していたのだった。
本来は一体化していなければならない基礎コンクリートが、このマンションでは水平打継ぎ部、鉛直打継ぎ部で一体化しておらずバラバラだ。図のように色分けしたコンクリートが積み木のように積まれているだけの状態だ。杭も支持層に達しておらず、基礎もバラバラなこのマンションは、大きな地震が起きたらたちまち倒壊してしまうかもしれない。
さらに最終検査では、屋上に二百四十五トンもの余分なコンクリートが載っていることも隠していた。覚くんが役所に確認したところ、「そんな危険な建物なら、確認申請を下ろさない、検査済証を発行できない」と言っていた。JIS規格外の違法な生コンを使用していたら、絶対検査に合格させない、とのことだった。役所の職員は、「ほんまにそんな建物があるんですか。そんなことになっていたんですか!?」と驚いていた。これは役所を騙したのだ。南辰が検査済証をとったというのは、自ら役所を騙して、不正な手段でとったことを述べているのだ。
そもそも建物の完了検査は、瑕疵の有無とは全く関係がない。例えば、どんなにひどくクロスが破れていようが、どれだけ雨漏りしていようが、役所の完了検査は通過する。マンションを分譲するのだから、当然クロスが破れていたり、雨漏りがしたら、お客様からクレームが来る。そもそも販売が出来ない。一般の方が見たら、役所の完了検査を通過したといえば、瑕疵の無い建物のように錯覚するだろうが、事実は全く異なるのだ。その辺が南辰の作戦なのだ。
南辰は役所の検査のときは必ず言葉巧みに、都合の悪いところは全て隠し、都合の良いところだけを見せていた。電気室には、六千六百ボルトの電流が流れているが、その真上に直径二十五センチの水の配管が通っている。地震がきて、水が六千六百ボルトの電流と接触したら大事故になる。関西電力が検査をした際には水の配管はなかった。その後に密かに工事をしたのだ。大変な違法行為である。こんなことは常識で考えてもわかる。
⑨ 平成22年1月7日付で請負代金請求訴訟を提起いたしました。
第二回目の施主検査が終わったのが、平成二十一年十一月二十七日。これまでに見つかった不具合箇所の手直し工事について、金谷所長は、「十日待ってください。必ずやります」と言っていた。この約束の期日が十二月十日。その期日の前の十二月四日には、榎営業課長が請求書を持ってきた。覚くんは、榎営業課長に、その時に、丁寧に話をして、「まだ工事も出来てないでしょ、千三百五十箇所の手直しも終わっていないでしょ、共用部もまだ見せてもらってないでしょ、やることがまだたくさんあるでしょ」と説明すると、榎営業課長は、「私は分かります。でも、本社から請求書を持っていくよう指示されているんです」と言っていた。その数日後、南辰から封書が届いた。大覚社員が榎営業課長に中身を尋ねると、「請求書です」との返事だった。「それはおかしいですね。先日、あなたに説明しましたよね。そのときご了解くださいましたよね。その直後に請求書を送って来るのというのはおかしいじゃないですか」と覚くんが言った。さらに数日後、今度は弁護士名で封書が届きました。今度も弁護士に丁寧に説明しました。電話でも手紙でも「手直し工事をきちんと完了してもらったらお支払します」と、説明した。覚くんは「なんでこんなことを繰り返すんだろう???」と不思議に思っていた。
今から思えば、南辰は裁判ありきで、着々と準備をしていたのだが、覚くんは、そのことはつゆしらず、丁寧に説明を繰り返していました。十二月に入ってからの短期間で三回も請求書のやり取りをしているんですよ。十二月四日に榎営業課長が持参した。十二月五日に封書が書留で郵送されてきた。南辰社員に確認すると、請求書とのことだったので、説明文を添えて丁重に返送した。さらに十二月七日に弁護士から請求書の入った封書が届いた。金谷との約束では十二月十日までに千三百五十箇所の手直し工事を完了させることになっていた。明らかに矛盾する。十二月の二十五日ごろには、金谷らは現場から引き揚げていたのだ。わずか四日の間に三通も請求書を届けることは、計画的に企んだ罠だ。そして陰謀だ。謀略だ。請求書を何度も出したという事実だけを作ろうとしていたのだ。一方で、全く交渉どころでもなく、手直し工事も全くせずに、すぐに現場から立ち去っているのですよ。まさに商道徳に反する、まさに悪の企みだ。大覚を闇に葬るための陰謀、謀略としか言いようがない。極め付けに一月七日付の訴状。年末・正月を挟(はさ)んで、実質的には一週間しかない。南辰は大覚に対し、計画的企みをし、罠に嵌めようと考えていた・・・?
南辰はIR情報で、八月には大覚から手直し工事、補修工事などを依頼されていたと言っているが、八月には、大覚はまだ、「南辰は一生懸命工事してくれているんだ」と思っており、そのような話は全くなかった。最後に検査が終わったのが十一月二十七日。そこから不具合が発覚し始めたのに、「八月から」というのはおかしいですよね? 南辰は、大覚と八月から訴訟提起まで半年間時間をかけた、ということに見せかけたかった。それは、実際は十二月半ばに始まり一月七日に訴訟を起こし、実質二週間程度の期間で訴訟まで持っていったことを隠したかったのだ。
七月末から八月頃の工事の様子。十一階 造作施工中(七月三十日南辰撮影)。
八月は工事の真っ最中(まっさいちゅう)であり、まだ施主検査、ユーザー検査が出来る状態には程遠い。
七月末から八月頃の工事の様子。十二階 ウレタン吹付後(七月三十日南辰撮影)
八月はまだ、工事をやっている真っ最中だった。こんな状況で「手直しの要求」など出来るはずがない。南辰が言っていることは、ウソだ。
そもそも南辰の工事が計画通り進んでいなかったでしょ。十一月二十六日、二十七日にきちんと検査ができ、問題がなかったら、代金もきちんとお支払していました。
南辰は傲慢で計画的に企み、罠を仕掛け、大覚を弱体化させ、陰謀と謀略、ありとあらゆる悪の企みを考え、何が何でも裁判に持ち込みたかったのと違いますか? 裁判にしてしまえば、民事事件となり、自分らの違法行為に対して役所・検査機関・警察は介入できなくなる。裁判にさえしてしまえば、自分たちは裁判を有利に持っていくノウハウに長けている。長期の計画で計画的に企み、計画的に大覚を弱体化させ、追い詰め、罠に嵌め、自分たちの思い通りにし、そして大覚を仕留める段取りだった。裁判は、当事者が立証しなければならない。裁判慣れしている南辰に、中小企業はまず勝てない。全部、裁判の枠組みの中に抑え込まれてしまう。
手直し工事の約束期日すら来ていなかった。大覚は、建物が完成していないからまだ請求書を受け取る段階ではないことを、何度も丁寧に、南辰社員、弁護士に説明していた。そのやりとりが始まって、わずか三週間も経たないうちに、唐突に南辰は訴訟を提起してきたのだ。南辰は初めから、大覚を陥れる段取りをしていたから、計画的に短期間で訴訟に持ち込むことができたんだ。金谷の「十日待ってください」というのは時間を稼ぐだけの方便で、まさに騙し打ちだった。
南辰は、大覚に対して、モンドリ(魚を取るための罠)を仕掛けたのだ。大覚は小魚のように十二月中旬から南辰の仕掛けたモンドリ(罠)に追い込まれ、実質二週間で訴訟を提起された。
もう一度繰り返しますが、南辰は、IR情報に、まるで八月からずっと代金支払いを求めていたかのような記載をしている。裁判の前に半年間、ずっと支払いを求めて交渉していたかのように言っているが、それは全部ウソです。大覚は、八月にはそんな話は一切していません。関西随一の北海電鉄グループの南辰が、瑕疵だらけのマンションを建てるとは夢にも思いませんでした。このIR情報の記載は、南辰が勝手に造り上げたストーリーを描いているだけです。大覚は立派なマンションを建ててもらえると期待していました。裏にこんな罠が仕組まれているとは全く想定していませんでした。きちっと建ててもらったら代金を支払うのは当然と考えています。だからお金も用意していた。なのに、なんでこんなことになるんですか。全部仕組んでいるのは南辰ですよ。こんなことが仕組まれているとは全く思いませんでした。建設してもらったらお金を払うのは当たり前でしょ。自分たちが悪いことばかりしているから、辻褄(つじつま)が合わなくなったのでしょ。大覚を闇に葬り、どうするつもりだったんですか? やり過ぎやで。
(八月三日大覚撮影)
平成二十一年八月の大津京ステーションプレイス。八月はまだ工事の真っ最中で、養生シートで覆われている。この時期に手直し工事の要求をするわけがない。
(八月三十日南辰撮影)共用廊下
八月は、まだ養生シートも張ってあり、足場もあり、工事をやっている最中であった。
七月末から八月頃の工事の様子。十二階、軒天(のきてん)下地組立(七月三十日南辰撮影)。八月は工事の真っ最中であり、まだ施主検査、ユーザー検査が出来る状態には程遠い。
⑩ 本物件には大覚が主張する瑕疵は存在せず、これまで同社が要求してきた手直し工事は極めて過剰なものであり、一般的な取引慣行からは大きくかけ離れ、同社の請求は合理性を欠き極めて不条理である
大覚は、一戸当たり約十箇所の、クロスの破れなどの軽微な不具合を直してもらうよう求めていただけだ。この程度の手直しは、どんな小さな町の建築屋さんでもきちんと直してくれる。それをやらなかったのは南辰だ。約束していた手直し工事の期日の前に、請求書を持ってくるのはどういうことだ。こんなことが世間で通るはずがない。それなのにあたかも大覚が悪いかのような文章をかいてIR情報として公開するのは、どういうつもりなんだ!! 明らかに大覚を陥れようとしているやないか。計画的に、罠にはめようとしているんだ。なんぼ大手企業でもこれは南辰さん、アカンで。やり過ぎやで。子供でもわかりますよ。北海電鉄グループ、南辰の社員に、あの建物に瑕疵がないのか聞いてみてください。
時間をかけて小動物を追い込み弱体化させ、とどめをさすというやり方と違うか。卑劣やで。一般的な取引慣行から大きく逸脱しているのは、南辰だ。南辰の請求書は、何を根拠に請求してきているんだ。完成もしていない。五百か所の手直しも直していないし、共用部も見せてもらっていないし、何も直していない。
立体駐車場の地下ピットには累計で八メートルも水が溜まっていますよ。南辰が建てたビルの立体駐車場に水が溜まっていますか? 雨水貯留槽に、タラップがなく、針金と木でくくっただけの、降りられない梯子なんて造りますか。これでどうやって金を払えと言うんだ。二百四十五トンもの屋上のコンクリートの増し打ち。どないして許可を取ったのだ? ウソばっかしやんか。一般的な取引慣行から大きくかけ離れているのは南辰でしょ。
立体駐車場地下ピットは、コンクリートのひび割れから漏水が発生し、コンクリート成分が溶け出し、非常に不衛生だ。
立体駐車場の地下ピットには、濁った大変不衛生な水が大量に溜まっている。本来自動車が載るはずのパレット(台)が完全に水没している。
噂によると、南辰につぶされた会社があるそうですね。小動物を弱体化させて、とどめを刺した動物を見下ろして、どんな気持ちですか? 楽しいですか? 人間としての心を持っていたら出来ませんわな。IR情報で、大覚のことをずっと悪く書いていますが、悪いのは全部南辰でしょ。北海電鉄の会長さん、南辰の社長さん、自分の足元をきちんと見てください。あなた方の会社は、関西企業の模範となるべき会社なんですよ。そんな会社がこんなことをしたらだめですよ。北海電鉄の会長さん、南辰の社長さん、いつか私に感謝する日が来ると思いますよ。どうか関西に無くてはならない企業になってください。また大津京ステーションプレイスを見たくなったら、いつでもご連絡ください。ご案内させていただきますよ。一回くらいは直接見た方がいいでしょ。
こんなウソばかりの文書を公開して、世間に申し訳ないと思いませんか?
「日経アーキテクチャ」2014年7月25日号より(p.36)。東京でも南辰のずさんな施工によりマンションの外壁タイルが落下し、あわや人身事故になるところだった。大津京ステーションプレイスでも防風スクリーンが落下し、周辺住民に大変な被害をもたらした。共通して言えることは南辰の施工した建物が、建物としての基本的な安全性を損なっているという事実だ。
「日経アーキテクチャ」2014年7月25日号より(p.37)。南辰が施工した東京のマンションにおいても、重大な瑕疵が発覚している。そしてその事業主はすでに経営破たんしている。まさに、トドメを刺されたということか・・・? 南辰の違法行為、手抜き工事は、大津京ステーションプレイスだけではなかった・・・?
第一審判決後の平成二十五年二月二十七日、南辰は自社ホームページにIR情報を公開し、第一審判決の内容について述べています。大覚側の主張は認められず、大津京ステーションプレイスの建物には重大な瑕疵は存在せず、大覚に対し請負残代金約十五億円と遅延損害金の支払いが命ぜられたことが述べられています。
第一審判決は大覚にとって極めて不条理な判決内容だった
⑪ 判決内容:(1)大覚は当社に対し、1,504,451,781円及びこれに対する遅延損害金を支払え。
あんな瑕疵だらけのマンションを建てたのは南辰なのに、その責任を一切負わず、逆に全ての責任を大覚に押し付けた判決には、到底納得できない。二億六千万円の減額工事についても、全く主張もできず、千三百五十箇所の瑕疵も認めてもらえなかった。屋根の二百四十五トンの生コンの増し打ち、プールのように水が溜まった立体駐車場の地下ピット、水の配管の通った電気室。いずれも、実質的にはほとんど認められなかった。南辰は、法律、裁判、弁護士を手練手管につかって、中小企業を陥れ、企み、罠に嵌め、弱体化させ、計画的に乗っ取る段取りをするのだ。それだけ裁判を悪用して来たのだ。南辰のシナリオ通り、大覚(小動物)は、計画的企みの罠に嵌った。南辰は第一審勝訴をもって、大覚を弱体化させる段取りに拍車をかけて来たのだ。それは、大覚が総額八億円で買い戻した住戸まで、仮執行を盾にして仮差押えしてきている。三十六戸をT社に落札させ、あらゆる嫌がらせをしてきた。皇子が丘公園の中にある三千坪の土地も競売にかけた。現在は、資材置き場と偽って役所の許可をとって、高さ十メートル、長さ二百メートルの擁壁を建てて、大掛かりな造成工事をしている。南辰、T社は滋賀県の会社ではない。よそから来て、みんなの大切な公園を目茶苦茶にしたらだめですよ。こんなことは絶対にダメですよ。
T社は、サラリーマンに過ぎない管理組合理事長に月額四百二十三万円もの損害賠償を請求してきた。マンション管理組合を乗っ取ろうと裁判をしてきたが、管理組合の理事長が創意工夫し努力して阻止した。
さらに、南辰は、土地を競売にかけたり、大覚の内部をよく調べて、誰も分からないマンションまで競売にかけてきた。
そして、大覚は風評をまき散らされ、千戸以上の管理物件を失い、住宅の販売もストップさせられた。千室以上あった賃貸業務も縮小を余儀なくされた。年間百戸以上のマンションを分譲していたが、それもストップせざるを得なかった。ありとあらゆる風評を流され、大覚は窮地に追い込まれた。南辰さん、やり過ぎやで。こんなことしたらアカンで。
一遍弁護士と薮田氏は、「屋根に三百五十トンもの余分なコンクリートが載っているから、構造計算でNGになった。だから建築基準法違反だ。裁判では建築基準法違反なら必ず建替えが認められます」。一遍弁護士は、建替え一本で闘うことを強く主導し、「勝てる、勝てる」と繰り返した。一遍弁護士と薮田氏は意気投合し、必ず勝てる、といって覚くんを説得した。ところが、一審判決の後で分かったことだが、建築訴訟において、建替え一本で闘うことは、絶対にしない。これは社会的経済損失が大きすぎるからだ。薮田氏は裁判所の専門委員もしている。当然、一遍弁護士も、薮田氏もこのようなことは知っていたはずだった。
これだけ大きな裁判なのに、裁判で三年間ほとんどしゃべらなかったのもおかしい。覚くんは、高額な調査費用を支払って薮田氏に調査をしてもらった。しかし、薮田氏は同時期に、南辰と一緒に仕事をしていたのだ。
しかも、建築裁判では相殺主張は絶対しない。なぜかと言うと、これは建物の引き渡しを受けたことになるからだ。一遍弁護士、薮田氏には大覚が引き渡しを受けていないことはずっと説明していた。相殺主張をするのは、最初から負けを認めたことになるのだ。薮田氏は裁判所の専門委員をしていたし、弁護士の一遍も当然知っていたはずだ。
第一審判決文より。一遍弁護士が相殺主張をしていたため、相殺の意思表示の翌日から一日当たり残代金約十五億円の一万分の四の割合(約六十万円)の遅延損害金の支払いが命じられた。遅延損害金の総額は現時点(平成二十八年十一月)で約十三億円にも上る。
建替え一本、相殺主張、この二つを見ても、最初からこうなることが分かっていて、企み、覚くんを罠に嵌め、計画的に追い詰め、騙していたのだ。しかし、覚くんはこのような罠が仕掛けられていたとは露知らず、一遍弁護士が「建替え一本で行けば勝てる」と言っていた言葉を信用していたのだ。これは、小動物ではないですが、大覚を罠にかけて、弱体化させ、トドメを刺す南辰の段取りに、一遍弁護士、薮田氏も……???
大覚は入居者に対して、第一審で負けたことを説明した。すると、入居者のほとんどの方が「買い戻しに応じてほしい」と言って来られた。大覚が買い戻しに応じて、マンションの所有権が大覚に移ったらすぐに、どこかで見張っていたかのように、南辰はその部屋を差押えしてきた。瑕疵が発覚した際に、住民さんに迷惑をかけてはいけないと思い、総額八億円ものお金を出して、大覚は買い戻した。その時でも、大覚は一遍弁護士を通じて何度も南辰に協力依頼の連絡をしていたが、全く返事がなかった。住民説明会にも来なかった。住民さんの切なる願いに、なんとかお応えしようと覚くんが対応していたのに・・・。
南辰は、血も涙もなく、貪欲に、法律、裁判、弁護士を悪用して、お金のためだったら、どんな手でも使ってくる、卑劣な、強欲な会社だ。南辰の欲望は、まさに底なし沼だ。
さらに、それは、覚くんが大切にしていた、地元の皇子が丘公園で、地元の方に愛されるようにドッグランを運営していた土地までも競売にかけて、手先のT社に落札させた。現在、高さ十メートル、長さ二百メートルを超える巨大な擁壁を造り、到底、公園には似合わない大規模な工事が進んでいる。南辰さん、皆の憩(いこ)いの場である公園を壊したらだめですよ。
一審判決を見ると、すべて南辰の描いていたシナリオ通りになっている。こんなふうに計画的に企み、罠に嵌め、弱体化させ、追い詰め、トドメをさそうとする。南辰さん、こんな非人道的なやり方はダメですよ。人間にはみんな心があるんですよ。あなた方には心はないのですか? 一生懸命努力している地方の中小企業に対して、こんなふうに追い込んだらダメですよ。トドメを刺そうと思っても、刺せませんよ。なぜかというと、大覚も一生懸命努力しているからです。こんな悪い企みがまかり通る世の中は絶対に許せない!! 南辰の計画的悪だくみ、陰謀、謀略は、次は成功しないと思いますよ。もしこんなことが成功したら、世の中目茶苦茶になりますよ。小動物を追い詰めて罠にかけ、弱体化させて、瀕死の状態に追いやり、トドメを刺す。そんな弱い者いじめをしたらだめですよ。
工事代金十八億六千万円と言っていますが、二億六千万円の減額(スペックダウン)があったのですから、実質十六億円の工事代金となる建物に、すでに大覚は前渡金として四億円を支払っている。差し引き十二億円。南辰は過去において未販売の四十九戸を合計十億円で買い取り、大覚に二億円を支払うよう要求していたことがある。何度も何度も、「十億円で買い取ります」と言ってきた。つまりそれは、二億六千万円を値引いてやると言うような提案を持ち込んできたのだが、実際は勝手なスペックダウンという形で二億六千万円を詐欺的に減額し、そのことがバレたので値引きという形で誤魔化し、早々に決着を着け、手を引いて、大覚に欠陥だらけの建物を押し付けたかったのだ。ところが、覚くんが「売りません、手直しをしてください」と、その提案を断ったので、南辰の思惑、計画的企み、陰謀・謀略はとん挫(ざ)したのだ。
この「十億円で買い取る」話に乗っていたら五年から八年後に悪の種が芽を出し、全て大覚の責任になっていただろう。瑕疵のオンパレードが発覚して、地元どころかいろいろな所で仕事ができなくなっていただろう。マスコミ、新聞、テレビに大きく報道されていただろう。南辰の手先のいろいろな企み、陰謀、謀略に嵌っていただろう。大覚の社員はどうなっていたことだろう。しかし、南辰は狙った獲物を逃がさないハンター。裁判を悪用して次の手を打って来たのだ。結局、大覚はこの裁判という魔物に狙われて、その計画的な罠に追い詰められていったのだ。これは恐ろしい話ですよ。皆さん、こんな怖い話が、現実にあるのですよ。あなたの会社も狙われているかもしれませんよ。中小企業のみなさん、気をつけてくださいね。がんばりましょう!!
第一審の判決では、結局残代金十五億円の支払い。遅延損害金が現在約十三億円。こんな合理性を欠き、極めて不条理な内容でした。だから覚くんは控訴し、現在第二審を闘っている。
覚くんは控訴審で鬼川弁護士、本村弁護士、村下弁護士の三人の弁護士と大覚の社員とともに約三年半闘っている。南辰との裁判は七年が経ちました。南辰のストーリー通りに進み、瑕疵のオンパレードと手直しのオンパレードが発覚すれば、大覚が、こんなに酷い、日本一悪いマンションを建てた会社と思われてしまうでしょう。小動物、大覚はこの罠から逃がれようがない。南辰の計画的企みに嵌められてしまう。
こんなことが二度とあってはならない。中小企業・零細企業は一生懸命仕事をしている。南辰さん、こんな計画的企みをしたらだめですよ。罠に嵌めたらダメですよ。大覚が倒産したら多くの社員、家族が路頭に迷うんですよ。小動物を計画的に追い詰め、弱体化させ、トドメを刺したらだめですよ。真剣に、一生懸命働いているんですよ。本気ですから、誰かが助けてくれるんですよ。本気ですから仕事が楽しいんですよ。それなのに、一生懸命働いている人を追い詰めたらだめですよ。覚くんに、一日六十万円、ひと月千八百万円円、一年で二億二千万円もの遅延損害金を背負わせるようなことをしたらだめですよ。普通の人なら耐えられませんよ。だから、覚くんも三回も倒れたんですよ。ここまで人を追い詰めたらアカンで。やり過ぎやで。
大覚はこれから、さらに世の中のために役に立つ会社になります。どこにも負けないマンションを造りたいと思っています。あの会社が造ったマンションだったら、楽しく、安心して住める、と言われるような住まいを造りたいと思っています。南辰さん、小動物を大切にしないとだめですよ。追い詰めて罠に嵌めたらだめですよ。
これを読んでいただいている皆さん、覚くんはこれからも、最後の最後まで頑張ってやっていきます。中小企業の皆さん、この次に狙われるのはあなたの会社かもしれませんよ。気を付けてくださいね。中小企業を喰い物にするハゲタカが、獲物を探して目を光らせています・・・。
現在、七年経ちました。大覚がこのマンションを建てたとなっていたら、大覚はどうなっていたと思いますか。南辰が蒔いた悪の種が芽を出し、確実に倒産していたと思います。なぜならば、これだけ瑕疵が多くあり、これだけ役所、お客様を騙し、違法な建築物を建て、七年経てば、蒔いた悪の種が全部芽を出してくる。そうすれば、百八戸のお客様は、必ず大覚に損害賠償を求めて訴訟になる。南辰は、千三百五十箇所の瑕疵を一度も直さず、五百箇所の補修工事もしていない。共用部も一切検査させない。あるべきものはほとんど無い。これが全部明るみに出たら、お客様は、大覚に対して訴訟を起こし、全国ネットワークで、“大覚はどんな会社や、悪い会社や、”と騒ぎになり、一切マンション事業を展開できなくなる。その時、ここぞとばかりに南辰は裏からPRするでしょう。そして自分のテノモノを動かすでしょう。悪の企みで蒔いた種が全部芽を出してくる。その時南辰はどのような態度をとるのだろう。「我社も大覚に大きな損害を与えられました。お金も貰っていません」と。加害者が被害者ヅラをして、小動物を狙うハンターのように、追い詰めて、弱体化させ、瀕死の状態まで追い込み、とどめをさす段取りをしていたのではないか。大覚は、二度と立ち上がれないでしょう。大覚の資産、会社はどうなっていたでしょう。社員はどうなっていたでしょう。南辰さん、悪どすぎるで。神様も怒りますよ。高野山の弘法大師様も怒りまっせぇ。しかし、神様も弘法大師様もみてくれてますねぇ。一生懸命やって、創意工夫し、努力してやっていたから、なんとかここまで来れました。南辰さん、黒幕さん、少しやり過ぎやで。これ以上やったらアカンで。
表向きは穏やかな顔で近寄って来る人も、裏の顔は・・・? 中小企業の社長さん、気を付けてくださいね。
南辰が、今までやって来たことを明らかにします。これは、覚くんも、南辰の事件で初めて分かったことです。南辰は、善人の顔をして、その裏ではとんでもないことを考えていた。そのやり方は、法律を、裁判を、弁護士を使って、狙いを定め、時間をかけて、小動物に計画的な罠を仕掛け、そこに追い込み、弱体化させ、正義の味方のような顔をして、トドメを刺す。
加害者が被害者のような顔をして出てくる。裁判の中で、法律の中で、弁護士を使って、あの手この手を駆使し、柱を一本ずつ外していく。中小企業の社長が苦労して立ち上げ、一生懸命仕事をしているから、つい足元がおろそかになっていることが多々ある。中小企業の社長は、裁判のことはあまり分からない。その隙を狙って、褒め殺しをしてくる。
気がつけば、中小企業の社長は、会社も家庭も全て無くし、裸にされて寒空に放り出されている。そんなやり方を次は、明らかにします。
乞うご期待!!