(マンガ「屋根防水工事の欠陥」はこちらをクリックしてご覧ください)
・屋根防水に関する事 ■岩山健一氏 プロフィール■
一級建築士 株式会社日本建築検査研究所 代表取締役 ■主な出演番組■ テレビ東京「完成!ドリームハウス」 テレビ朝日「スーパーモーニング」 テレビ朝日「やじうまプラス」 TBS「みのもんたの朝ズバッ」 KTV「痛快エブリデイ」
阪神淡路大震災をきっかけに住宅の欠陥検査に着手。平成10年日本建築検査研究所を立ち上げ、市場における欠陥住宅の発生予防とその解決および紛争の支援を行っている。不動産業者や建設業者等との一切の利害関係をもたない消費者の味方として、これまでに2000件を超える手抜き・欠陥住宅の回復、救済を多数手掛ける。 ・屋上防水の水勾配をスラブ厚さで取り、荷重増加している。 ■鈴木計夫工学博士 プロフィール■
大阪大学名誉教授 吉林建築工程学院名誉教授 元 福井工業大学教授(財)大阪建築防災センター 構造計算適合性判定業務 監視委員会 委員長 建築確認検査業務 監視委員会 委員長 日中建築構造技術交流会 名誉会長 (社)日本建築学会 司法支援建築会議 運営委員 大阪地方裁判所(最高裁判所人事) 専門委員 NPO法人 PC建築技術支援センター 理事長 (一社)関西建築構造設計事務所協会 名誉顧問 和歌山県建築構造設計協会 名誉顧問 |
第一審の判決文では、現状の施工が設計上の指示と齟齬していることは認めながらも、「本件全証拠においてもこの点が防水上の機能を特に損なっているものと認められないことなどに照らすと、この点が瑕疵(かし)に当たるとまではいえない」という内容であった。
しかし、今回試験的にドレイン(排水口)を試験的に排水されない様に封水した上で、水張試験を実施した結果、水位がパラペットのアゴ下まで達しない段階(立上りのスラブ切付レベル付近)で、14階バルコニー、廊下、室内に雨漏りし出した。
第一審で当社が主張した様に、ゲリラ豪雨等の予期しない集中豪雨になれば、試験的に行った水張り状態と同様な状態になり、確実に雨漏りが発生するということが証明された。