南海辰村建設の罪と罰 判決を下すのは世間の皆さまです エピソード1(明確な悪意に満ちた意図がある)

エピソード1(明確な悪意に満ちた意図がある)

 
 
前回のブログでは、「ずさんな施工や利益追求目的の無断で行われた減額工事などが意図的に行われていたこと」について、南海辰村建設の代理人(弁護士)は、「意図はありません」と反論していましたが、本件マンションの欠陥・手抜き工事や無断での減額工事(スペックダウン)が「意図なし」に起こる筈がないことをお話しました。
今回は、南海辰村建設の明確な「悪意に満ちた意図」について、エピソードを通じてお伝えしたいと思います。
 
 
<エピソード1>

~~~ 平成21年9月、エントランスホールの天井の仕上げなどが契約内容と異なる仕様になっていたため、弊社は南海辰村建設現場所長K、設計監理会社Hの社長に対して、大津京ステーションプレイスの手直し工事について協議を行いたいので、会議に出席するよう求めた。 ~~~
 
 
~~~ 翌月の10月、弊社7階において手直し工事に関する会議を始める。
南海辰村建設K所長、H主任、設計監理会社Hの社長、その他数名が出席する。
会議の席上でK所長は、テーブルの上に腕を乗せ、ほお杖をつき尊大な態度をとり続けた。会議の途中、悪態を見かねた弊社会長がその態度を正すようにK所長に注意する。
「20億近い工事の発注元の会長に対して、その態度はあまりにも失礼ではないですか?」
それでも、K所長は尊大な態度を正そうとはしなかった。
「南海辰村建設ではいつもこんな感じで会議をするのですか?」
 
すると、K所長は不服そうな表情でほお杖をやめたが、今度はふて腐れた顔で椅子にもたれて座った。K所長ばかりではなく、設計監理会社Hの社長、他の南海辰村建設側の出席者の目に余る態度の悪さに弊社会長は不快感を露にし、彼らに次のように告げた。
「このままでは会議にならない。皆さんの態度が悪すぎる。話し合いが進まない。K所長、こんなことでは御社に大きな事業の工事は任せられません。御社との契約を打ち切ります。後の工事は他社に引き継いでもらいます。そのためには、御社と増減額工事の話し合いを行い、精算もしなければなりません。日程を決めて精算の話し合いをしましょう。」
 
弊社会長のこの言葉を聞いたK所長は、態度を一変し、「引き続き、私たちにやらせてください」と言い出した。
 
弊社会長は、南海辰村建設への不信感は拭いきれなかったものの、南海辰村建設側がもう一度きちんと工事をやるとの意思表示をしたことを受け、差し迫っている工期のことも考慮して、他社が引き継ぐよりも南海辰村建設が最後まで工事を行うのが合理的と考え、苦慮の末、南海辰村建設の工事継続を了承した。
 
会議の後、側溝、擁壁(ようへき)、インターロッキング、水道、その他20件余りの建物の不具合についてK所長にどのように手直しするか弊社の要望を伝えた。その場でのK所長の返事こそ良かったものの、南海辰村建設には何時まで経っても、これらの不具合の手直し工事に着手する気配が見えなかった。H主任からも何の返答もなかった。 ~~~
 
 
~~~ ある時、K所長に「約束が違うじゃないか。なぜ手直しをしないのか」と尋ねると、「会社から動くなと言われています」と返答された。
H主任からも同様の返事が返ってきた。さらに問いただすと、「会社から何もするなと言われています」とのことだった。
 
「1回目の施主検査で約500箇所、2回目の施主検査で約850箇所の手直し箇所がありましたが、施工者としてこれらの手直し工事をするのが当たり前でしょう。そんなたいした手直しではありません。1住戸にすれば約10箇所程度でしょ。」
K所長に繰り返しこのことを話すと、「わかりました。本社に話します。もう少し待ってください」とK所長は答えた。
「もう少し待ってくださいは何回目ですか?」と言うとK所長は同じことを繰り返し返答するだけだった。
 
まさか南海辰村建設がこんなことをするとは思いもしなかったが、それから十日後、K所長らは現場を引き揚げ、工事現場には誰もいなくなった。現場事務所も空っぽになっていた。  ~~~
 
 
~~~ それから数日経って、南海辰村建設から弊社宛てに請求書が送られてきた。
弊社のT部長が送られてきた請求書について、南海辰村建設に電話で問い合わせたところ、南海辰村建設の営業担当E氏は「工事代金を払ってくれたら手直し工事をします」と言ってきた。
弊社T部長は憤りを感じつつも、「お金は支払いますが、先に手直し工事が完了し、それから支払うというのが順序ではないですか?」と伝えた。
それに対し南海辰村建設E氏は「お金をもらったら手直し工事をします」と同じことを言っていた。
請負業者は、指摘のあった箇所を手直しし、手直しが完了したことを施主に承諾を得て、はじめて工事代金を請求するのが通常である。にもかかわらず、工事代金の支払いを手直し工事をすることの条件にするのは、常識では考えられず到底納得できるものではなかった。 ~~~
 
 
~~~ 後日、南海辰村建設から「支払うお金がなかったら、マンションを引き取りましょう。工事代金の代わりに売れていない50室を販売価格の7割で当社が引き取ります」と言ってきた。
弊社は、南海辰村建設の言動に対して強い違和感(意図)を抱かずにはいられなかった。何か意図的な考えがあって、手直し工事を一切せずに工事現場を引き揚げたり、工事代金の支払いを手直し工事の条件にしたり、挙句の果てには、工事代金の代わりに売れていない住戸を販売価格の7割で引き取るとまで言ってくる始末。
 
南海辰村建設の言っていることがおかしい。順序が違う。やっていることが非常識極まりない。意図的に弊社を倒産にでも追い込もうと企んでいるのではないかとまで思える。そうでなければ、大津京ステーションプレイスが完成引渡し間際になって、こんなひどい常識では考えられない状況にはならなかった筈だ。 ~~~
 
 
今回お伝えしましたエピソードの後、南海辰村建設は、唐突に弊社に対して提訴し、引き渡しを受けていない本件マンションの49戸の住戸が仮差し押えされ、さらに、本件マンションとは全く関係のない弊社所有の不動産2物件も仮差し押さえしました。
また、弊社が道義上、入居者より買い戻した27戸分の住戸(約7億相当)についても仮差し押さえしてきました。これらの物件は全て第一審判決後の仮執行として、昨年末までに次々に競売に掛けられ、破格の安値で落札されています。
 
今回お伝えしましたエピソードとその後の南海辰村建設による数々の理不尽な行為について、このブログをご覧になった方々は、南海辰村建設に「意図はなかった」と思われますか。
南海辰村建設の弊社に対する行為を見る限り、彼らは弊社のような中小企業を喰い物にする禿鷹企業ではないかと思えてきます。
本件マンションには、誰が見ても分かる欠陥(瑕疵)が数多く存在しているにもかかわらず、南海辰村建設は「瑕疵はない」と言い続け、南海電鉄グループもそれを黙認しています。
 
南海辰村建設には明確な「悪意に満ちた意図(罪)」があると思われる方は、南海辰村建設を含む南海電鉄グループに対して、社会全体から見た適正な評価(罰)を下してください。社会からの判決(罰)を下すのは、世間の皆さまお一人お一人であると思います。

次回以降も本ブログ記事に続くエピソードをお伝えしていきます。

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コメント

  1. 殿様 より:

    はじめまして。
    いつも拝見しております。
    私は土木の技術者です。
    建築であろうが、土木であろうが、良いモノを適正なコストで造り上げることが、当たり前です。
    監理会社は完全に施工会社とつるんでいたんでしょうね。
    ここまでくると、南海辰村建設が大覚さまに、過去になにか恨みや私怨みたいなものがあったのでは?なんて勘ぐってしまいます。
    とにかく南海辰村建設には、明確に「悪意に満ちた意図(罪)」があると思います。
    大覚さま、応援しています。

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