ずさんな施工による排水不良の数々
2016/3/9
日常生活の欠陥
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関連記事■ガソリントラップの不備
ガソリントラップの設置された位置がスラブより高いレベルのため、漏水し、床面に溜まった地下水が常時溜まりっぱなしになっている。
これに対して、地下水を止める事、及びガソリントラップを耐圧盤の増打ち部に埋め込んで、スラブレベルと揃える必要がある。
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住戸の玄関扉前の水勾配が取れていないため、雨風の強い日など、雨水が吹き込んで水溜り状態になってしまう箇所が多数存在している。
それを改善する為に、アプローチ部の床タイルをめくって、下地調整を行い、タイルを張り替える必要がある。また、廊下部分の長尺シート部分からレベルを下げる必要がある場合は、補修範囲がさらに拡大する必要がある。
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エントランスホール前の、玄関庇部分の雨水排水管として使用されている雨樋が角樋であり、それを受ける排水接続管が丸型であるため、接続部分に隙間が生じる。
そこにゴミ等が入り詰まる事が考えられ、また見栄えも悪い。
改善するためには、接続部にステンレス製のハカマを設置する必要がある。
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関連記事■立体駐車場が漏水で水没し使用出来ない。
関連マンガ■「ここは水槽!?」
ピットが半年で50㎝づつ地下水が溜まってしまう状態になっている。
弊社がこれ以上の被害が出ないように度々汲み出して対処をしているが、平成25年9月末の時点で累計150cmもの地下水がピットに溜まった計算になる。
これにより、立体駐車場機械は著しく錆びてしまい、安全性に危険があるとして、今後の再使用が出来なくなっている。
改善するためには、現在の立駐機械を撤去して、新品のものと交換する必要がある。雨樋の直下に会所(雨水マス)が無く、地中に排水管が埋設され、横引き管で最寄りの会所に接続されただけの状態。
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雨樋の直下に会所(雨水マス)が無く、地中に排水管が埋設され、横引き管で最寄りの会所に接続されただけの状態。
これでは雨水がスムーズに流れなくて、配管の途中のエルボ部分が抵抗となり、排水能力が落ちる事となる。
樋のエルボ使用を極力避け、会所に直接接続する様に移設する必要がある。
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関連記事■大津市火災予防条例代12条(1)違反
関連記事■高圧の電気室の中に水の配管がある
電気室内には、通常、設備配管を通す事は有り得ない。
もし配管から水漏れが起きた場合、電気設備で大きな事故となり、停電・感電事故が発生し、大惨事となる恐れがある。
電気室と排水管は、完全に区画しておく必要がある。
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関連記事■雨仕舞いの悪い北側駐輪場前通路と南側駐車場前通路
L型側溝で集めた雨水排水を、直径10cmの目皿で排水する様に施工されている。
目皿は、ゴミ等ですぐに詰まりやすく、排水能力も低い。
当初の設計図通りに、現場打ち側溝にし、会所に接続する施工にするべきである。
また、会所間の排水管は、直径10cmではなく、15㎝以上で施工しなければならない。
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関連記事■ガソリントラップの不備
ガソリントラップは、地下水に含まれた砂利やコンクリートのエフロレッセンスにより、使用出来ないくらいに目詰まりを起こしている
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