南海辰村建設による仕組まれた競売行為

昨日、弊社の代理人から情報があり、南海辰村建設が仮差し押さえしている当社所有不動産の内、大津市内の2850坪の土地が本年5月に競売に掛けられることが決定しました。

 

弊社が「2回に分けて実施した施主検査での手直し工事完了後に請負代金を支払う」と言っていたことに対して、当初、南海辰村建設は大津京ステーションプレイスの残住戸49戸分を工事代金回収の保全策として買い取ると申し出ていました。南海辰村建設の主張通り、大津京ステーションプレイスに重大な瑕疵がないのであれば、一戸当たりの販売予定価格約3千万円 × 49戸分=約15億円となり、南海辰村建設の工事請負代金の残金は十分担保として確保できていました。

 

にもかかわらず、南海辰村建設は唐突に訴訟を提起し、大津京ステーションプレイスの残住戸49戸分だけではなく、全く関係のない弊社所有の京都市山科区の不動産及び大津市内の2850坪の不動産(残住戸49戸分同等額の約15億円)まで仮差し押さえしてきました。さらに、弊社が道義上、顧客より買い戻した物件7億円(27戸分)についても仮差し押さえしてきています。

 

なぜ南海辰村建設は本件建物以外の不動産を仮差し押さえする必要があったのでしょうか。

 

おそらく、南海辰村建設は当初より本件建物に重大な瑕疵があることを分かっていたので、本件建物の残住戸49戸分だけを仮差し押さえしても工事請負代金の残金約15億円の回収ができないと認識していたのです。

 

去年の12月に京都市山科区の土地が競売で落札されました。さらに、本年5月に大津市内の2850坪の不動産が競売に掛けられようとしています。

 

このような問題ある行為を行う南海辰村建設は決して許されるものではありません。親会社である南海電鉄はこのような行為を知っているのでしょうか。弊社は南海辰村建設が単独でこのような許されない行為を行っているものと信じたいものです。

 

皆さんはこのような問題ある行為をどのように思われますか。

(株式会社 大覚)

 

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コメント

  1. コメントありがとうございます。
    頂いたコメントにありますように、本件マンションを造った南海辰村建設のスタッフは、過去にどのような建物を建設してきたのでしょうか。
    本件マンションのずさんな手抜き工事を見れば、どう考えても過去に適正な施工を行って、健全な建物を建設していたとは思えません。
    そして、現在も、これからも本件のような欠陥だらけの建物を世の中に造り出していくのでしょうか。
    (ご指摘のように、あまり考えたくありませんが・・)
    大津京ステーションプレイスと同じような欠陥住宅に苦しんでいる人々やに弊社と同じような被害に遭われる事業主をなくすためにも、なぜずさんな手抜き工事を行ったのか、なぜ社会的に問題ある行為を行うのか、南海辰村建設を追及し、1日も早い根本的解決が図られることを強く望んでいます。

  2. 匿名にて より:

     初めまして。私は関東でマンション建築に携わる会社を経営しております。
    先日の南青山の欠陥住宅から、本日初めて御社が抱えている問題点、関係VTRを拝見させて
    頂きました。このマンションを造ったスタッフ(ゼネコン、下請けも含め)の過去の物件、現在施行
    している物件・・・ちょっと考えたくありませんね。 リーマン以降の建築請負単価も下がり大変な
    時期では、あったと思いますが、それとこれとは別問題です。 南青山を手掛けたゼネコンが先日、建て直しを発表しましたね、こちらの問題は、まだまだこじれそうですが住民の皆さんのため
    にも1日も早い解決を心から願っております。

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