(連載第59回)
目 次
●不安な思いから我に返ると、工事打ち切りの話が続いていた
●再び「工事から手を引け」と迫る県土木事務所
●工事完成を目指して!
●竣工検査実施までの困難
●津谷川河川工事の竣工検査前なのに、発注していたゲートが納入されない!?
●某議員が工事部長を操っていた現場
●荒砥地区海岸第2工区
某議員と工事部長、黒幕が一部の職員と手を組み、弊社から工事を取り上げ、倒産に追い込む罠を次から次へと仕掛けてきたが・・・・。
※本文中「元取締役工事部長」を「工事部長」と表記します。
●不安な思いから我に返ると、工事打ち切りの話が続いていた
工事部長は「3現場の打合せがあります」と虚偽の報告をし、覚くんを県土木事務所に連れて行きました。すると、約13名の職員が会議室で覚くんの到着を待っていました。打合せと聞いていたのに、覚くんは人数の多さにビックリしました。某議員が企み指示をした落とし穴が待ち構えていたのです。
県土木事務所で工事打ち切りの話を聞いていると、某議員に指示された工事部長と県土木事務所側で全ての段取りが出来ているような話でした。
「どうなっているのですか?」と覚くんが聞くと、工事部長は「もうこれ以上工事を続けることはできませんし、人員もいませんし、工期には間に合いません。ですから、社長、これ以上できません」と言い出しました。
覚くんは「私は何も聞いていませんよ。あなたは社長ではないのですから、そこまで言う権限はありませんよ。また、役所(県土木事務所)にそんなことを申し出る権限もありませんよ。なぜ私の許可なしでそんなこと言えるのですか?また、会社に報告もせず、勝手に辞退するということは背任行為ですよ。」
覚くんは同席していた二人の幹部に確認しましたが、うつむいたまま無言でした。
「他の幹部は知っているのですか?」と再度問いましたが、二人は渋い顔をしていました。
荒砥海岸工事を辞退させるように、覚くんに罠を仕掛け自分の不正が発覚しないように仕向けたが、結局覚くんにばれたのである。
覚くんは県土木事務所の13人の前で「精算はいたしません。まだ工期は2カ月ありますから、誠心誠意努力して完成させます。もしできなかったらペナルティでもなんでも取ってください」と言い切りました。
土木の方が「工期延長はありません。今、辞退すればペナルティは取りません。しかし、工事が遅れれば、指名停止や遅延損害金の措置を取ることになります。」
覚くんは「これからは私が工事の指揮をとります。一切の責任は私が取ります。」とはっきりと言いました。そして最後に「いろいろとご迷惑をおかけしてすみませんでした」と挨拶して、県土木事務所を後にしました。
その後、覚くんは工事部長に言いました。
「あなたの部下は誰もいませんし、あなたの周りには誰もいませんね。あなたの下についた現場監督や良い下請業者もいませんね。全部あなたがやめさせたのでしょう。でも、あなたの息のかかった悪い下請業者しか現場に残っていないそうですね。仕事をする下請業者ではなく、架空請求をするための下請業者なんでしょ。その情報は他の現場監督から聞いています。私の行き先も運転手をしている事務員から聞いて、誰もいない現場にその場限りの人を集めて先回りして、仕事をしていたように見せかけていたのでしょう? あなたと某議員と企んでいたのではないのですか? 今後、仕事には一切関係しないでください。あなたの事をこれから全部調べさせてもらいます。」
事務員を利用して覚くんが現場に来るとの情報を得て、その場限りで人を集めて、工事が進んでいる様に覚くんに取り繕い、見せかけていたのである。
すぐに工事を完成させるための対策を練るため、覚くんは信頼のおける社員を集めて工事会議を開きました。他の現場を全部止めて、荒砥地区海岸、清水浜道路、津谷川河川の現場に人員を集め、これら3つの工事に集中しました。その中でも一番遅れていたのは、荒砥地区海岸でした。
荒砥地区海岸は一目見ただけでデタラメな現場ということが分かりました
工事に使用する材料もなく、盛土、ブロック資材の段取りをしていませんでした。その為、他の現場から応援にきた監督と覚くんは相談し、まず盛土工事を先行させ、次にコンクリート打設からブロックまでの工程を組み直し、そこに人員を集中させました。工事日数が残り少なかったのですが創意工夫し工事を進めました。
その甲斐もあり、やっと3工事の完成の目途が立ってきました。しかし、その一方で、某議員の指示によって、計画的企みによる嫌がらせなど、ありとあらゆる妨害が頻発しました。
某議員、黒幕さん、やり過ぎですよ。
某議員が指示したのはウソとデタラメによる不正取引によって会社内部を混乱させる事でした。その為、工事を遅らせ、デタラメな施工を行い、長年に渡る不正が会社にばれないようにするために、自分がやっている不正・悪事を他の現場代理人や社員、役所のせいにし、それを言いふらし、某議員と企み、会社を計画的に陥れようとしていたのです。
荒砥地区海岸は、工期延長が12回もありました。この現場は工事部長が担当しており、某議員が背後から手を回していたのでしょう。その為この現場は一度も県から苦情はありませんでしたし、問題にもなりませんでした。おかしな話ですね。他の現場だったら工事が遅れたら直ぐに苦情が来るのにね。
●再び「工事から手を引け」と迫る県土木事務所
県土木事務所管轄の工事現場を調査すると、荒砥地区海岸、清水浜道路、津谷川河川の工事を完成させないように、巧妙な妨害を企んでいたことが分りました。覚くんはこれら3つの工事を完成させるため、他の現場6箇所以上、自社の砕石山を全て止めて、工事の段取りをし、現場に人を配置し、集中的に工事を進める段取りをしました。
某議員の指示で長年に渡って会社内部を腐らせ、デタラメな不正を続けていたのです。長期の計画を立て、最終的に会社が倒産するように段取りをしていました。工事期間中に様々な問題が発覚するように謀略を練り、罠を仕掛け、覚くんを落とし穴に追い込もうとしていたのです。
「このままでは某議員、黒幕の思うツボになってしまう」と覚くんは考えました。そして、「退社したい者は退社したらいい。残った社員で腹を括って、やれるところまで工事を進めよう」と決断しました。その時に、複数の監督、多くの社員が会社を去りました。覚くんは残った社員と共に最後まで工事を完成させようと創意工夫して努力しました。その甲斐あって、工事は覚くんと残った社員の努力で、なんとか軌道に乗り工事が完成する目処が立ちました。
その裏で、再び某議員の企みがあり、工事を打ち切ろうと画策し、何人かの現場代理人らと共に役所と密かに話し合いを進めていました。ある時、ある社員から覚くんに報告がありました。
「社長、3月12日に、県土木事務所に呼ばれていることをご存知ですか?工事担当者が承諾したら工事が打ち切られる場合もありますから、気を付けた方がいいですよ」
覚くんはその話を聞いたので工事担当者に話を聞きましたが、曖昧な答えしか返って来ませんでした。
その後、工事担当者の3人だけで役所に行っていました。覚くんは、3人が現場からいないことに気が付き、すぐにその場に行き3人と同席しました。
覚くんの知らないところで、役所と工事を打ち切る段取りをしていた。さらに某議員は津谷川河川工事にもいろいろな罠が仕掛けていたのです。
覚くんは県土木事務所の担当者に訴えました。
「これはいったいどういうことですか。会社の代表者は私ですから、私が責任を持ってやります。工期まで、まだ日にちがありますから、弊社は最後の最後まで諦めずに工事をします。同じ事をひと月前にも申し上げたはずです」
ところが県土木事務所側は1枚の書類を出し、「これで手を引いてください」と引きさがりませんでした。書類には、荒砥地区海岸の工事費から約2千数百万円を減額、清水浜道路の工事費から7千数百万円を減額することが書かれていました。県土木事務所は、工期までに完成できないだろうと決めつけ、2つの現場で併せて1億円以上の減額を提示し、今工事から手を引けば、他にはペナルティは発生しないと再び弊社に工事を辞退するように迫ってきました。
覚くんは「荒砥地区海岸の残工事が多いのですが、何故清水浜道路の方が減額が多いのですか?」と担当者に尋ねましたが、明確な答えはありませんでした。
担当者は言葉の端々に3現場を次々に辞退させるような発言を行い、一方で3現場以外の現場の工期にも言及してきました。
覚くんは、3現場を辞退するように役所が言ってきたことは、計画的企みで罠を仕掛け、追い込み、3現場と他の現場も辞退させ弊社を倒産に追い込む謀略だと気づきました。そのため、覚くんは「遅れたらペナルティとして、遅延損害金や指名停止でも取ってくれて結構です。」と担当者に言い切りました。続けて「今後、私が責任を持って工事を完成させます。」と伝えました。
覚くんの目算では、荒砥海岸工事と清水浜道路には、まだ1億円以上の工事が残っていました。手付かずの工事もありました。その頃には、覚くんは工事進捗について虚偽の報告があることが分かってきたので、多くの工事変更について、隠していることがまだまだ沢山あるに違いないと考えました。中でも、深く関与していた3つの工事は不審な事だらけだったので、ここで会社が工事から手を引いたら、某議員、黒幕の企み通りにことが進められ、大変なことになると考えました。工事費用も日に日に嵩(かさ)んで行き、途中でやめたら、横領の真相が闇から闇に消えてしまいます。覚くんは、仕組まれた罠、すなわち最終的に弊社に全ての工事から撤退させ、倒産させるという企みに気付きました。そこで覚くんは、3つの工事に集中し、創意工夫して工事を完成させることだけを考えたのです。
清水浜道路工事。某議員の指示のもと県土木事務所の間で、弊社が工事から手を引く話合いが進んでいたことが分った。覚くんは「工事が完成しなかったら、ペナルティをもらっても構いません。工事は完成させます」と伝えた。その後工事は大変苦労したが社員の努力の末、工事を完成させることが出来た。
●工事完成を目指して!
「今後は私が現場を指揮します」と覚くんは工事従業員に告げました。そして、応援にきた現場代理人を呼んで相談し、全社を挙げて3つの工事の応援体制をとるように言いました。
「全社員一丸となって荒砥地区海岸、清水浜道路、津谷川河川を重点的にやる。他の現場を止めてこの3つの工事に集中して取り組んでいく」
全ての現場代理人を動員し、他の現場、砕石工場、プラントの協力を得て、全社で応援体制を取りました。社員約70名、ダンプ、重機を総動員して3つの工事を進めました。
その甲斐もあり、3つの工事がだんだんと仕上がって来ました。工事期間中は下請け・舗装業者など、某議員と黒幕の企みによって色々な方面からの嫌がらせを受けましたが社員一丸となって努力したことで、なんとか工期内に工事が完成する目途が立ってきました。
弊社の砕石山(さいせきやま)。弊社は震災復興における材料不足を補うために生コン自社プラント2基のほかに砕石山も開設した。
砕石山も全面的に3現場に協力をしました。
弊社の大型ダンプ約20台。
弊社のミキサー車20台。災害復旧工事を促進し、震災復興に貢献するために、弊社は大型ダンプ約20台、ミキサー車20台運転手も全面的に協力体制を取り、応援しました。
●竣工検査実施までの困難
津谷川河川工事では、工期が直前に迫る中、次から次へと問題が起き、工事完成にこぎ付くまで本当に苦労しました。
竣工検査の前日の平成31年3月26日に県土木事務所から電話がありました。急遽、覚くんは社員2名を伴い県土木事務所に向かいました。
県土木事務所の方から「工事はまだ終わっていませんよね。こちらには写真もあります。貴社の現場代理人の方も工期に間に合わないと言っていますよ」と言われ、覚くんは答えました。
「それはあなたがそう言わせているのでしょう。私はそうは聞いていません。私は部下を信じます。あなた方も、なぜ今頃になってそんなことを言うのですか? 問題があるなら、なぜその場で指導してくれなかったのですか?」
県土木事務所の方はさらに続けました。
「間に合うわけがないでしょう。ここで工事を精算します。ペナルティをとらせていただきます」
覚くんが返答しました。
「弊社は工事を最後までやります。ペナルティでもなんでもとったらいいでしょう」
すると、県土木事務所の方は突然怒り出しました。
「こんなことを言われたのは、私は初めてです」
覚くんも言いました。
「私もこんなことを役所の方に言うのは初めてです」
すると県土木事務所の班長が発言しました。
「生コンを打設したのがつい先日です。生コンの強度が出るには数週間かかりますから、竣工検査を明日することは出来ません」
覚くんが返答しました。
「この工事は3年間やっています。その間、ずっと生コンの強度試験をやっています。4週強度の品質は確保できています。データも提出します。それなのにごくわずかな数量で、なぜそんな細かいことを今言うのですか? 今日明日で完成させますから、検査をしてください。検査の日にちは決まっているのですから検査をして、その時に問題があれば指摘してください。弊社は手直しでもなんでもしますから」
それを聞いて県土木事務所の幹部の方が席を外し、どこかと連絡しているようでしたが、しばらくして戻ってきました。
「わかりました。3月27日に検査を実施します。それはそうとして荒砥地区海岸と清水浜道路はどうするのですか?」と県土木事務所の方が覚くんに聞きました。
覚くんは「荒砥地区海岸は3月30日までに仕上げます。清水浜道路は1カ月工期を延ばしてください」と答えました。
3年間生コン工事を行い品質試験は行っているので、品質は充分確保できています。2日前に急に検査を取りやめるのは何故ですか?1ヶ月前から検査の日にちは決まっていました。それに向けて弊社は準備を行っていました。これは嫌がらせですか・・・?
某議員と黒幕は津谷川河川工事も辞退させようといろいろ画策していた。役所は完成検査を拒むため、いろんな理由を持ち出し、検査を延ばそうとしていた。
●津谷川河川工事の竣工検査前なのに、発注していたゲートが納入されない!?
津谷川河川工事の竣工検査の一週間前になって、とんでもないことが発覚しました。某議員、黒幕が計画的企み、ゲートが納入されないようにゲート製作会社の仙台支店長と画策をし、工事が完成しないように仕向けていました。
工事に必要なゲートが納期を過ぎても津谷川河川工事の現場に納入されてこないという報告がありました。覚くんが現場に走ると、現場代理人が言いました。「社長、このままでは工事が間に合いません。発注していたゲートが納入されません。何度連絡しても、ゲート製作会社のK工業の仙台支店長に連絡がつきません。」
覚くんが熊本にあるK工業の本社に直接電話を入れると、先方は「仙台支店から、本社にはゲートの注文書が届いていません。ですから契約はしておりません」と返答されました。
覚くんが、
「こちらには契約書はあります。貴社の仙台支店長も加わり、県との打合せも終わっています。材料承認を得ています」と告げると、相手の役員は言いました。
「本当に契約書があるのですか?」と驚いていました。
しかし、「契約書もないのに、いきなり『2週間後にゲートを作って持って来い』は、無理難題でしょう」と言われました。
覚くんは「先ほども言いましたが契約書はあります。2年前の2017年に貴社と契約し、契約金は500万円です。県から材料承認も貰っています。この3月27日が完成日ですから、それまでにゲートを納品してくださいと言っているだけです」と伝えました。
すると役員は「契約書が本当にあるのですか? 初めて聞く話です」と言いました。
覚くんが「契約書はあります。貴社の押印もあります。納品してもらえなければ、弊社は困るのです。納期に何とか間に合わせてもらえませんか」と言うと、役員は、初めは「もう少し納期をずらして下さい。何とかしますから」と言いました。
某議員と工事部長、K工業の仙台支店長は工事妨害をするため仙台支店長は故意的にK工業の本社に注文書を送っていなかった為、ゲートは製作できていなかった。覚くんがK工業の本社に、直接電話をして製作納品をさせ、なんとか工期に間に合った。
その後、色々な会話をし、実際のゲートの値段は200万円くらいでしたが、「弊社は契約書通りの金額を支払います」と告げると、役員は金額を聞きびっくりして「なんとか、間に合わせます。」と言ってくれました。
覚くんは、「ゲート納入後にK工業の本社に直接振り込みます」と伝えました。
某議員と工事部長、K工業の仙台支店長により、弊社を貶める計画的企みであり、さらに2倍以上の金額での取引を行うことで利益を得る予定だったのです。
ゲートは工事完成日に取付けることで話がまとまりました。
某議員の指示によりK工業の仙台支店長が企んで、意図的にゲート納入を阻んでいたことがわかりました。この津谷川河川工事の現場も某議員が工事を完成させないように、計画的企みで弊社を落とし穴に追い込む段取りをしていたのです。その他、多くの問題がありました。
覚くんが電話口の役員となんとか話をつけたおかげで、工期ぎりぎりいっぱいでなんとか竣工検査に間に合うようになりました。
費用はかかりましたが、検査の当日にゲートが製作・納品されました。
これが、500万円のゲートです。500万円もすると思いますか・・・?酷い話です。
さらに、検査1週間前の出来事です。
整地が完了していたと思っていたのですが、県の担当者が突然、現場に来て地盤が全体的に高いから約3000立米の土を、すき取って下さいと指示されました。その為、覚くんは工期に間に合わせる為に急遽、自社のダンプを全て集結させました。夜遅くまですき取り作業を行い、すき取った土を弊社の残土置場まで運搬し、3日間夜通しで作業を行い検査に間に合わせました。
また、某議員と黒幕は、弊社を貶める為にもっと酷い計画・落とし穴を企んでいたのです。
工事を何もしていない工区がありました。津谷川河川工事は2工区に別れており、そのうちの通称「飛び地」と呼ばれる工区は、2年以上現場が放置され、1億円以上の工事に手がつけられていませんでした。工事完成の3ヶ月前に覚くんがそのことに気づき、早急に人員を割り振りすべての工事を行うよう指示しました。また、工事を行う為の資材として、矢板、捨て石、コンクリート、重機などを揃えるのに本当に大変苦労しました。
この工事を放置していたことも、某議員と黒幕が企んだ事なのです。
この飛び地の工事は2年以上放置していました。工期3ヵ月前に覚くんが段取りをして創意工夫をして完成にこぎつけました。担当した社員は昼夜通して頑張りました。本当に苦労しました。
このように、いろいろな仕掛けられた罠や問題を一つ一つ解決して3つの工事の完成を目指しました。「こんな酷いことがあるのか」というような事が次から次に起きました。今考えても涙しか出てきません。某議員と黒幕はどの現場でも、弊社を倒産に追い込む段取りを綿密にしていました。
震災復興に努力している会社に、某議員と黒幕はこんな酷いことを仕掛けていたのです。この出来事は映画やドラマになりますよ。
3つの工事のうちの一つ、津谷川河川工事。工事会議の席で、自分の荒砥海岸ではなく、気仙沼漁港、袖浜、清水浜道路、津谷川河川などの工事が遅れていると発言していた。自分の現場が一番遅れているのに、他の現場のことばかり言って自分の不正、横領が発覚しないように隠していた。
荒砥地区海岸と清水浜道路工事では、他の現場では考えられないことがありました。弊社グループ会社が市から請け負った工事については1回も工期延長が認められなかったのにもかかわらず、荒砥地区海岸については、契約変更が12回(当初含む)も行われており、清水浜道路工事についても9回の契約変更が行われていました。
市から請け負った小島漁港、明神漁港の災害復旧工事については1回の工期延長も認めらなかったにもかかわらず、荒砥地区海岸と清水浜道路の工事については某議員、黒幕の深い関係があったために何回も工期延長が認められたのです。
荒砥地区海岸工事では役所からはお咎(とが)めも、苦情も1回もありませんでした。普通では考えられないことでした。最終的に1億数千万円の減額がありましたが、それもどこでどうなっているか、わかりません。
荒砥工事の工期延長については、役所との交渉では一度も問題になりませんでした。当初は3年間の契約工期があり、それから追加で2年、合わせて5年間の工期となりました。
工期が延びたにもかかわらず、工事費の減額は1億1000万円もありました。
荒砥工事は工期が延ばされ、工事が縮小・減額されたにもかかわらず、工期に間に合わないということは普通ではあり得ない話です。
某議員は、あらゆる企み、悪さを行い、会社を倒産に追い込むような色々な画策をしていました。
荒砥地区海岸では、某議員の深い関係で工期延長が12回も認められた。他の現場では考えられない事だった。
荒砥地区海岸だけでなく、清水浜道路の現場も9回の工期延長がなされていた。これも某議員との繋がりによるものでしょうか・・・?
当時、工事部長は役所のT室長、某議員、黒幕と密接に繋がっていました。自分の現場、部下の現場の工事が進まないように画策し、下請業者らと結託し多数の架空伝票を発行させ、横領を重ねていました。さらに、弊社の現場代理人らの印鑑だけでなく、下請業者の請求書用紙と担当者の印鑑を好き勝手に使い、材料費、工事代金の架空の請求書を次から次にねつ造していたのです。
某議員と黒幕が弊社倒産後に、何か褒美として、どこかの会社での地位を約束されていたのでしょうかね? しかし、こんな悪い人間は誰も雇わないと思いますよ。目の前にニンジンをぶら下げられ、欲得に目がくらみ、走らされていた馬と一緒です。弊社が倒産したら、弊社の???をご褒美として考えていたのでしょうか? 某議員さん、黒幕さん、ニンジンをぶら下げて、馬を走らせたりしたらダメですよ!
不正な請求書が経理担当者に見破られないように出来高調書を不正な請求書の金額に合わせて作っていた。下請業者と結託して、下請会社担当者に自分で作った請求書をメールし、不正な請求をさせていた。
●某議員が工事部長を操っていた現場
荒砥地区海岸工事は工事自体もずさんなものでした。工事管理能力がなかったからではありません。意図的に工事の品質が落とされていました。最終的に完成しようがしまいが、検査で不合格になれば、会社に損害を与え、会社の評判を落とすことが出来ます。それも某議員、黒幕からの指示でした。
この5年間いったい何をしていたのでしょうか? 下請業者は何度も入れ替わり、その都度、下請業者の請求書用紙、領収書用紙、印鑑を持っていました。他の各現場代理人の印鑑までも持っていました。裏で結託していた下請業者とのメールの裏付けもあります。工事出来高を不正に作り、それに基づく架空請求書を結託した下請業者に請求させ、会社の経理担当社員を騙して支払わせていました。蓋を開けると材料費などの単価はどれもこれもデタラメなものでした。
覚くんが某議員らの不穏な動きを察知し、自らが工事の陣頭指揮を執るようになるまでは、3つの工事は、津谷川の飛地(とびち)を始め、どの工事も完成の目途が立っていませんでした。
清水浜道路の工事では、現場代理人を差しおいて材料業者、下請業者への出来高を作成し、ごまかし支払いをしていた。自分の不正・横領を隠す為だった。某議員は手助けしながら、実際には弊社を倒産に追い込み、企み、段取りだったのです。
荒砥地区海岸には消波ブロックが置き去りにされていました。約1000個近い消波ブロックの設置が残っていましたが、1日に20個足らずしか設置しておらず、とても工期に間に合うとは思えませんでした。別の場所にもまだ手付かずのブロックが200個ほどありました。従業員が「ブロックの設置には2カ月以上かかります」と言っていましたが、覚くんが設置する場所を工夫し、人を増員し、新たにレッカーを導入して創意工夫すると、1ヶ月間ほどで何とか片付けることが出来ました。これらの施工を終わらせなければ、仮設道路の撤去に手が付けられず、擁壁も出来ませんでした。最後に残った仮設道路工事をするのに夜を徹して作業し片付けました。
その後も、次から次に、未施工の場所が出てきました。道路に残っていた捨て石1000㎥も片付けなければなりませんでした。その他、多くの問題が発覚し、苦難の連続でしたが、社員の努力で工期までに工事を完成させることができました。
下請業者らと裏で結託し、何年にも渡って弊社に不正な請求をさせ、横領を繰り返していた。工期が迫る中、これまでの不正をいかにして闇に葬るかを画策していた。だんだん不正が明るみに出てきたので、某議員と組んで弊社を倒産に追い込むよう計画的に仕向けていた。
某議員の手先となり、弊社の工事が工期に間に合わないように仕向けていた。どんな見返りが約束されていたのだろうか? 何処かの会社を紹介してもらい、よほど美味しいものだったのでしょうね。
某議員、黒幕さん・・・?そして、一部の下請け業者と結託していました。某議員らは、弊社を落とし穴に追い込む陰謀・謀略を企んでいました。県土木事務所に対して会社が請負った工事を辞退すれば、不正な取引が闇に葬られ、すべてがうやむやに片付けられると企んでいたのです。某議員と黒幕さんが計画的に罠を仕掛け、倒産に追い込むような段取りを進めていました。
ここでおかしな話が一つあります。清水浜道路工事について、追加工事の話がありました。工事が遅れている最中での追加工事だったので、現場代理人は一旦断りましたが、ブロックを納めるだけなので、工期に間に合わなくても関係ありませんと役所から聞かされ、追加工事の契約をしました。
ところが、3月になって担当者から「いや工期は関係します。ブロックが納入されていなければ、工事が完成したとは見なせません」と正反対のことを言われました。役所への指示は、計画的企みで某議員が絡んでいると思います。
震災復興の委員をしている某議員が絡んできたら、弊社にはどうすることもできません。某議員、黒幕らが弊社の奥深くまで魔の手を伸ばし、弊社の工事部長も一緒になって企みに加わりました。そして、某議員らの手先となり、会社内部から工事完成を妨害し続け、弊社の信用を落として、指名停止に追い込ませ、弊社に莫大な損害を与えようとしました。
某議員らと計画的企み、弊社が発注元から契約解除されるような根拠を作り、やがては工事が受注出来ないように指名停止になるように画策しました。さらには、工事完成後も工事代金が弊社に支払われないように仕組み、弊社を兵糧(ひょうりょう)責めにして、倒産に追い込む段取りでした。
自分が現場代理人を務める荒砥地区海岸だけでなく、他の現場も工事が遅れるように画策していた。工事の実行予算を不正・横領で食いつくし、食い散らかしていました。現場が進まないように、社員を誘導し足を引っ張っていました。
工事が完成せず打ち切りになれば、長年の不正・横領がうまく誤魔化せると思っていた。某議員さん、よくここまで手なづけましたね。
●荒砥地区海岸第2工区
某議員らの落とし穴は、荒砥地区海岸第2工区にも仕掛けられていました。工事の遅れを取り戻すために別の現場から手伝いにきた社員が、防潮堤の肩ブロックの捨てコンクリート打設をしていた際の出来事です。
荒砥地区海岸の防潮堤では肩ブロックの設計が他の現場と異なるため、注意が必要だったのですが、某議員の指示の意図を組んで、誰にもそのことを伝えず、素知らぬ振りをして横でじっと見ていました。
その為、その箇所の施工は2次製品(既製品)の肩ブロックを使えば早く施工できたのに、2次製品(既製品)の肩ブロックが使えなくなったのです。結局、某議員の指示通り、手間のかかる現場打ちコンクリートとなり、工期に間に合わないように仕向けられたのです。
何事においても、工事が完成しないように仕向けていたことが、ここでも明らかになりました。
荒砥地区海岸の防潮堤コンクリート打設では肩ブロックの設計が他の現場と異なるため、注意が必要だったにもかかわらず、わざと何の指示も与えず、素知らぬ振りをし、工事が遅れるのを横で見て嘲笑っていた。肩ブロックを使わないように仕向けていた。
さらに、現場はゴミだらけで片付いておらず、酷い状態でした。重複して発注されたと思われる同じ資材が大量に山積みされていました。管理がずさんでデタラメでした。酷いことに高価な敷き鉄板が7枚も無くなり、資材がほったらかしの状態でした。現場は、不要な材料が次々に発注され、工事予算が無駄に費やされていることを証明していました。
工事管理を一切投げ出し、下請業者、資材業者らと結託し、実際は出来ていないのに工事出来高が上がっているような書類をねつ造し、好き放題にデタラメな工事を行い、会社に架空請求させ支払いするように段取りしていたのですが、結局のところ不正は発覚したのです。
結託した下請け業者には全く掃除・片付けをさせませんでした。
本当に酷い話です。その為、作業員が食事をする休憩室さえも山のようにゴミが積まれていました。1000坪の借地もゴミの山と化していました。会社はその後始末のためにゴミ処理代1000万円以上を支払わなければなりませんでした。とんでもない話です。これも弊社を貶める企みだったのです。
休憩所はゴミ屋敷のようでした。室内や資材置き場にはゴミが山のように積まれ,非常に不衛生な状態で放置されていた。不正な事ばかり行っていたので、現場や休憩所を一切見ていなかった。工事予算を食い尽くし、工事に残したのはゴミでした。室内のゴミを出すのに4tダンプ3台以上運びました。
某議員と黒幕はすべての現場を辞退させるため、弊社を罠に掛け計画的に企み、弊社を倒産させることが2人の目的で有り利益に繋がる。工事部長を手足の様に使った。そして某議員と黒幕の企みが他の現場にも・・・!
乞うご期待!!!