マンガ版「覚くんの日記」証人尋問シリーズ 第5話 (最新号)
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覚(さとる)くんの日記
~ 二五五五日の闘い ~
(連載第14回)
目 次
~ 大津京ステーションプレイス(分譲マンション)に罠を仕掛けた南辰の施工不良の数々・大津京ステーションプレイスは完成、引き渡しを受けていません ~
大覚は、南辰から大津京ステーションプレイス、分譲マンションの引き渡しを受けていない。南辰は、「十一月十三日に引き渡した」と言っているが、その時は工事の真っ最中だった。さらに共用部も一度も検査させてもらっていない。何も見せてもらっていない。一回目の施主検査が十月十三日、十四日に行われ、五百箇所の手直し箇所が見つかった。「一週間以内に直します」と金谷所長は言っていたが、全く対応しなかった。覚くんは何度も直してもらうよう依頼していた。その間に二回目の施主検査の日が来た。二回目の施主検査は、十一月二十六日、二十七日に行われ、八百五十箇所の手直し箇所が見つかった。合計千三百五十箇所だ。南辰の金谷所長は、「直す、直す」と言いながら、全く直していないし、ウソばかりだった。二回目の検査が終わった後、「十二月十日までに必ず直します」と言っていたのに、一向に着手しない。こんな状況で、十一月十三日に引き渡しなど出来るはずがない。検査もしていないし、手直し工事に着手すらしていない。共用部も見せてもらっていない。鍵の引渡しも一部あっただけだ。お客様の内覧会も、勝手に南辰が行ったのであり、大覚は一切、参加させてもらえなかった。お客様の手直しも南辰は全く対応していなかったから、お客様からの苦情が大覚にたくさん寄せられた。だから、引き渡しは一切受けていない。
南辰は「工事代金の支払いの確約も取れない中、引き渡した」と書いていますが、全部ウソです。大覚は、「早く直してください。直してくれたらお金は払います」と言っていた。お金を払わせないようにしていたのは、南辰の方です。大覚がお金を払ったら、南辰が一番困るのではないだろうか。なぜかと言うと、南辰の企みが全部ばれるからだ。ばれたら、上場企業として南辰は大変なことになるからだ。だから、一日も早く、企みがばれる前に大覚を倒産に追い込み、闇に葬ることが目的だったのだ。
南辰が、「大津京ステーションプレイス住民の皆さまへ」という文書を配布したのは、平成二十二年十二月二十二日。いまから六年前です。計画的企み、罠を仕掛け、弱体化させ、追い込み、大覚を闇に葬る段取りを、もう六年前からやっていたのだ。そうでなければ、こんな文書が六年前に出るはずがない。その時から、南辰は、大覚を倒産に追い込むことばかり考えていたのだ。瑕疵も五千箇所以上ある、ジャンカ、クラックも三千箇所以上ある。瑕疵のオンパレードのマンションだ。地元住民は、このマンションをお化け屋敷と呼んでいる。
皇子が丘公園も、大津市民三十四万人の憩いの場所ですよ。ここに長さ二百メートル、高さ十メートルの要塞のような擁壁を作り、資材置き場という名目で許可を得て、あれが資材置き場ですか。あれはウソの資材置き場と違いますか。どのようにして許可を得たのですか? 地元の人もみんな知りませんよ。誰と話してハンコを貰ったんですか。地元の方にも聞いてみましたが、そんな話は一切聞いていない、と言っていましたよ。どこが資材置き場ですか? ウソばかりですねぇ。
南辰さん、黒幕さん、平成二十二年十二月二十二日、六年前にこの書類を配布されましたが、六年前から、大覚を罠に嵌める計画的段取りをしていたんですね。もう一度言いますが、引き渡しは一切受けていませんよ。唐突に、一回も話し合いも無しに、ウソばかりついて時間を稼いで、年が明けた一月七日に勝手に訴訟を起こしてきましたよね。
「平成二十一年十二月になっても入金が無いため訴訟を起こした」と言っていますが、大覚は引き渡しを受けていないんですよ。千三百五十箇所の瑕疵の手直しも一切やってませんよいね。何回言ったらわかるんですか? 大覚は一切引き渡しをうけていません。南辰さん、ウソはつかないでください。
こんな状況で、十二月四日に請求書をもってくるなんておかしいですよね。そして、その後、南辰弁護士から、また本社から郵送してくるっておかしいですよね。何か企んでいるからこんなわけもわからない請求書を出してくるんでしょ。裁判所を、また世間を欺くためですか? 被害者を装っているんですか? 計画的に悪だくみをやりすぎですよ。
「十二月十日までに、千三百五十箇所の手直しもします」という約束でしたでしょ。今調べると五千箇所以上、不具合がありますよ。そして、十二月二十五日には、施主に何も言わず南辰さんは現場を引き揚げたのですよ。そしてあくる年の一月七日に訴訟って…。
全て計画的だったのですね。引き渡しも受けていないし、共用部の検査もさせてもらっていません。内覧会って誰としたのですか。全部の部屋の鍵は誰に渡したのですか。つい最近まで南辰さんが持っていたでしょ。あなたの仲間のT社が落札した後、T社は南辰から直接鍵を受け取りましたよね。他の落札者も、南辰から鍵を受け取りましたよね。大覚は鍵は一切持っていませんでしたよ。
南辰さんが裁判所に提出した構造計算においても、X方向ではそもそもNGの結果が出ていましたよね。Y方向で数字が悪かったので、勝手な理屈をつけて、X方向の数字だけをだしてきたのですか。そのX方向もやっていることは間違っていましたね。建築基準法では、X方向・Y方向の両方の安全性を確認することが義務付けられていますよ。Y方向については出して来ませんでしたよね。私が検証した結果、この意味が分かりました。Y方向は、法令で求められている「1.00」を大きく下回る計算結果ですよね。だからこの事実を隠すために、不完全な構造計算を裁判所に提出してきましたよね。さらに、「法令・告示や諸基規準を満たしていない」というエラーメッセージも出ていますよね。この計算書はそもそも構造計算としての価値はありませんよ。こんな不十分な構造計算を出してきて、「この建物が安全だ」とどうして言えるのですか。マンション建築もデタラメでしたが、裁判所に出してくる構造計算書もデタラメでしたね。住民に配布した文書の「諸官庁の建物完了検査済証も問題なく全て取得完了致しました」としていましたが、これもウソですね。南辰は計画的な悪だくみを考え、裁判所の中で訳のわからない数字を並べ、裁判所の中を翻弄するのが目的ですか? 全てをグレーにして、時間稼ぎをしているようにしか思えません。裁判ですから、ウソばかりつかずに、正直にやることも大切なことですよ。南辰さん、正直に、まっすぐに裁判をやってください。北海電鉄の会長さん、南辰に注意してください。この裁判は、もう七年間もやっているんですよ。まだやるんですか? もう、みんなバレていますよ。
千三百五十箇所の手直しも、共用部の施主検査も一切行われていませんし、全住戸の鍵の引き渡しも、一切やっていない。平成二十一年十二月になってもお金が振り込まれなかったとして、年明け一月七日に訴訟を起こされましたが、一週間か二週間で裁判の段取りができるはずがない。全部、計画的に悪だくみをやっているんですか? やりすぎですよ。
設計監理事務所マサプランニングについても、「大覚から選任された」と言っているが、もともと、マサプランニング社長と南辰役員は、大覚にこの建物を建設させてほしいと頼みに来ていましたよね。一年点検についても、南辰が実施する旨を大覚に伝えたと言っているが、大覚を除外する、実質的に一年点検をさせないような条件をつけて来た。結局一年点検は未だに行われていない。
平成二十一年十月に、施主検査、内覧会、手直しもしたと言っているが、全部ウソです。工事は完了していません。引き渡しも受けていません。鍵も一部貰っただけです。共用部の施主検査も拒否され、大覚は一度も共用部を見せてもらっていませんし、検査もさせてもらっていません。
南辰は、平成二十一年十一月十三日にこの建物を大覚に引き渡したとしているが、これは全くのデタラメ・ウソだ。そもそも十一月二十六日、二十七日に第二回目の施主検査が行われたのだ。共用部も含むすべての箇所について施主検査をして、そこで発覚した不具合箇所を直してから施主に引き渡すのがマンション工事のルールだ。南辰は、引き渡した後に施主検査をするとでも言うのだろうか。全くデタラメだ。そもそも、このマンションは完成もしていないし、引き渡しも受けていないのだ。
さらに、十一月二十六日、二十七日に施主検査が終わり、金谷所長は「十二月十日までに手直しを完了させます」と覚くんと約束していたのに、南辰は全く対応しなかった。このような状況で、入金がないからといって、訴訟に持ち込むのも、明らかに企みだ。建築請負契約においても、引き渡しの一カ月後に代金を支払う事になっていたのだ。大覚は引き渡しを受けていないのだから、代金を支払う義務はないと思いますよ。そう思いませんか? 南辰は、年明け一月七日に裁判を起こしてきたのですよ。このこと自体が、大覚を闇に葬る段取りだったのだ。
南辰の計画的な企みなのだ。住民に配布されたこの文書は、大覚を陥れる文書で、南辰が自分に都合の悪い事実を隠すための道具だったのだ。南辰さん、黒幕さんは、計画的企みをし、大覚を罠に嵌め、追い詰め、闇に葬る段取りをしたかったのだと思う。そうでなければ、自分らの悪事がバレるからだ。
<南辰がマンション住民に配布した文書>
南辰によるウソばかりの配布文書。これが平成二十二年十二月二十二日に、マンション住民に配布された。このときから、南辰は、大覚を闇に葬る段取りをしていたのと違うだろうか。だからこれだけのウソがつけるのだ。完成もしていないし、引き渡しも受けていない、よくこんなウソがつけるものだ。南辰はこのときから、計画的に悪の企みを進めていたのだ。
①株式会社大覚様が選任された設計事務所 株式会社マサプランニング様の工事監理の下で指示・承認を頂くとともに事業主側の管理者にも報告し、確認を頂き工事を進めてまいりました。
- ●設計監理事務所マサプランニングは大覚から選任されたというのは南辰のウソ。南辰役員とマサプランニング社長が一緒に覚くんに「大津京ステーションプレイスの建築を請け負わせてください」と頼みに来たのです。
- ●マサプランニングの工事監理の下で南辰が指示・承認を得ていたのではない。それはまったくのウソです。初めから南辰役員とマサプランニング社長は一緒に大津京ステーションプレイスの工事をさせて欲しいと覚くんに頼みに来ていた。
- ●南辰が事業主(覚くん)側の管理者に報告し、確認を得て工事を進めていれば、南辰が二億六千万円ものスペックダウンによる不当な利益は得られるはずがない。南辰とマサプランニングが結託(けったく)して不当な利益を得ていたのだ。詐欺行為を行っていたのではないだろうか。
②諸官庁の建物完了検査済証も問題なく全て取得完了致しました。
- ●南辰は関西電力の検査が終わった後に電気室に排水管を設置した。
- ●南辰は屋根に二百四十五トンもの余分なコンクリートを増し打ちするという変更の届け出を建築確認機関にしなかった。これは明らかに建築基準法違反だ。
- ●JIS規格外のコンクリートを使用していたことについて、南辰は確認検査機関や大津市建築指導課に承認してもらっていなかった。役所の人は、「そんな事は聞いていない」と言っていた。これも建築基準法違反だ。
③平成二十一年十月には事業主検査およびマンション購入者様の内覧会を行い工事の手直しを完了させました。
- ●事業主(施主)検査は完了していない。事業主である大覚は建物全てを南辰に見せてもらっていない。完成・引き渡しも受けていない。
- ●南辰は、内覧会を実施したと言う名目が欲しかったのだと思う。大覚に引き渡したというウソをつくための、名目だけの内覧会を実施したのだろう。世間に内覧会をしたというアピールをしたかったのと違うだろうか。大覚は内覧会には立ち会わせてもらっていない。手直し工事も完了したと言っているが、手直し工事は一切行われておらず、住民からはたくさんの苦情が大覚に届いた。
- ●内覧会を行ったことを、手直し工事が完了したことにすり替えている。
- ●共用部の事業主(施主)検査は一切させてもらっていない。
- ●平成二十一年十一月二十六日、二十七日に、第二回施主検査が行われているのだから、「十月に事業主(施主)検査を完了させた」というのは全くのウソ、デタラメ。
④マンション工事のルールに基づいて工事を完了させ、事業主・株式会社大覚様への引き渡し日(平成二十一年十一月十三日)を迎えることとなりました。
- ●配布文書の中で、南辰は大覚への引き渡し日を「平成二十一年十一月十三日」としているが、その日はまだ工事中だった。最終検査日である平成二十一年十一月二十七日に、金谷所長は「十二月十日までに千三百五十箇所の瑕疵を必ず直す」と言っていたのに、瑕疵は一切直していない。平成二十一年十一月十三日に引き渡したというのは、全くのウソだ。平成二十一年十二月二十五日に現場を引き揚げたのですよ。一回も話し合いをしていないのに、翌年、平成二十二年一月七日に突然訴訟を起こしてきたのだ。酷い話ですね。
⑤引き渡し当日になって事業主・株式会社大覚様は当マンションに問題があると主張し、販売済み住戸のみ引き取り、販売できていない住戸は引き取れないと申され、建物に関わる工事代金(約十五億六千万円)、オプション工事費、追加工事費の支払いを拒否されました。
- ●大津京ステーションプレイスは分譲マンションで、完成・引き渡しも受けていない。平成二十一年十一月二十六日、二十七日の二回目の施主検査で見つかった千三百五十箇所の瑕疵も、一切直してもらっていない。金谷所長は「十二月十日までに必ず直す」と約束していたのに、瑕疵を一切直しもせず、十二月二十五日に現場を引き揚げた。南辰の言っていることは、ウソ、デタラメだ。
- ●大覚は工事が完了すればお金を払うと、残高証明まで見せました。直してくださいと何回も言いました。でも直さず、お金を払わせないようにしていたのは南辰の方です。
・増減工事の話し合いも、大覚から何回も申し出ましたが、一切話し合いに応じなかったのは南辰の方だ。それは、二億六千万円のスペックダウンがバレるからだ。南辰さん、これ以上ウソをつかないでください。 - ●覚くんはまだ工事は完成していないので、完成してからお客様を入居させると申し出たところ、南辰の方から、「完成させます、うちの責任でやります」と言われた。覚くんとしても、入居が決まっていたお客様の、お仕事や学校の問題があったから、南辰の「きちんと直す」という約束を信用し、入居の決まっていた鍵を、一部受け取ったのだ。しかし、南辰は工事を完成させずに現場を引き揚げた。南辰はお客様を入居させるという事実だけを作りたかったのだ。覚くんは、「できないならお客さんの入居を延ばす」と言ったが、南辰は「必ず完成させます」と約束した。でもウソだった。
- ●一部だけ鍵を貰ったのは、入居日の前日。本当なら二週間前には鍵を貰わなければならないのに、一日前に一部だけ貰った。本来通り(二週間前)に鍵を渡したら、覚くんにいろいろな不備を見つけられ、入居が取りやめになるため、それを防ぐために一日前に鍵を持ってきたのだ。これこそが計画的企み、罠だった。酷い話だ。
⑥工事代金等の支払い確約が取れない状態で建物を引き渡し致しました。
- ●大津京ステーションプレイスは完成・引き渡しをしてもらっていない。千三百五十箇所の瑕疵も直してもらっていない。共用部の施主検査もさせてもらっていない。鍵も一部しか貰っていない。それは入居者の仕事や学校などの問題があったため、やむを得ず貰ったのだ。それも入居前日に。本来なら二週間前には鍵を貰い、入居者と話し合い、補修も済ませ、入居してもらうのだ。南辰のやっていることは本当にウソとデタラメだ。
- ●大覚は残高証明まで見せて、「お金を払うので、大覚も協力するから、早く完成させてください。完成出来次第お金を払います」と言っていたが、払わせなかったのは南辰の方だ。
- ●一度の話し合いもなしに、翌年一月七日に唐突に裁判にかけてきた。これは、全部、計画的企みで大覚を罠に嵌め、闇に葬ろうととしたのと違うだろうか。現在、七年経ちましたが、瑕疵が五千箇所以上あります。ジャンカ、クラックが三千箇所以上あります。屋根には二百四十五トンの余分なコンクリートが載っています。JIS規格外の生コンを使用しています。立体駐車場地下ピットには漏水により池のように水が溜まっています。このような状態で、どのようにしてお金を払えというんですか。完成していないんですよ。
⑦平成二十一年十二月になってもまったく入金がなかったため、年明けの平成二十二年一月に支払い請求の訴訟を起こし、現在も係争継続中でございます。
- ●「平成二十一年十二月十日までに瑕疵を直す」と金谷所長と約束したが、千三百五十箇所の瑕疵は一切直してもらっていない。共用部の施主検査も一切させてもらっていない。電気室には六千六百ボルトの電流が流れている上に直径二十五センチの水の配管が存在している。
- ●南辰と大覚は一切話し合いをしていない。覚くんは、南辰の社長あてに手紙を書き、電話もしていた。何回も建物を完成するよう頼んだが無視された。そして、翌年一月七日に唐突に裁判を起こされた。一度も話し合いをしないで、唐突に裁判をするというのはおかしな話だ。南辰は初めから、計画的企み、罠を嵌め、追い詰め、闇から闇へと葬り、トドメを刺す考えだったのか。裁判が始まって七年経った現在、瑕疵が五千箇所以上。ジャンカ、クラックが三千箇所以上。その他、多くの問題があります。だから、話し合いを一回もせずに、裁判にもっていったのだ。裁判に持っていったら、大覚と南辰は直接話し合いすることができない。裁判の中でしか話し合いができない。南辰の社長に手紙を書き、幹部にも電話をし、弁護士にも電話をし、お願いしていましたが、唐突に裁判を起こし、裁判の中でしか話せないようにしましたね。覚くんは、裁判でこんな計画的悪だくみができるという事は夢にも思いませんでした。南辰の弁護士に残高証明まで見せて、早く直してもらうように頼んでいました。大津京ステーションプレイスは「お化け屋敷」と呼ばれています。この「お化け屋敷」を建てたのは、南辰さんです。南辰さん、なんでこんな酷いことをするんですか。何の目的ですか、酷すぎますね。
⑧当マンションが耐震構造上問題があるかのような説明を受けられたと聞いており、たいへんご心配をおかけしているかと存じますが、当社としましては先ほど述べましたとおり、法的に何ら問題はないと判断しております。
- ●南辰は瑕疵を役所に隠し、ウソをついて、いろいろな許認可を取得していた。
- ●屋根には二百四十五トンもの余分なコンクリートが載っている。これは建築基準法違反だ。
- ●JIS規格外の生コンを使用している。これも建築基準法違反だ。
- ●耐震スリットの施工不備が七十五箇所以上ある。これも建築基準法違反だ。
- ●基礎梁の打ち継ぎ不良により、コンクリートが一体化していない。耐震構造上問題がある。これも建築基準法違反だ。
- ●杭が二本支持層に届いていない。四本は支持層に根入れ不足だ。耐震構造上問題がある。
- ●電気室には六千六百ボルトの電流の上に直径二十五センチの水の配管がある。大津市火災条例違反だ。
- ●消火栓の埋設配管が錆びて腐っている。消防法違反だ。
- ●南辰の大津京ステーションプレイスが安全だという構造計算の数値はデタラメだった。
- ●瑕疵が五千箇所以上、ジャンカ、クラックは三千箇所以上ある。これらも耐震構造上問題がある。
- ●その他、多くの建築基準法違反、契約違反、商道徳違反がある。
⑨一年点検につきましても、当社で実施させて頂く旨、すでに株式会社大覚様に申し入れております。
- ●一年点検について大覚が何度も南辰に連絡をすると、南辰は点検から大覚を排除することを条件にしてきた。一年点検は、七年経った現在も一切行われていない。
- ●共用部は点検しない、と言っていた。結局、共用部に重大な瑕疵があったから台風で防風スクリーンが落下し、周辺住民に多大な迷惑をかけた。大覚は共用部の施主検査を一切させてもらっていない。防風スクリーンが落下しても、南辰は「瑕疵はない」と言っている。
<一階から三階のコンクリート施工不良>
ジャンカ、クラックなどのコンクリートの施工不良は、建物全体で三千箇所以上ある。これほどのコンクリート施工不良が建物の構造耐力に悪影響を与えていることは明らかだ。
※ジャンカとは、コンクリート中に豆板状の空げき(すきま)のできた不良部分。
このマンションの柱、梁(はり)と呼ばれる部材には、五千か所以上のコンクリート欠陥がある。通常ではこれほど多くのコンクリート欠陥は無い。このような状態では建物の耐震性に問題がある。地震が来たらこの建物は・・・。生コンもJIS規格外のものが使用されている。建築基準法違反の生コンだ。品質にも大きな問題がある。
これは柱の付け根。柱を支える部分のこんな不具合が、建物に与える影響は素人が考えても明らかだ。コンクリートの打ち方がデタラメだ。生コンもJIS規格外のものが使用されている。建築基準法違反の生コンだ。品質にも大きな問題がある。
これは、耐震壁と呼ばれる、地震に対する建物の強度を保つ重要な壁の足元。梁との接合も不十分で、建物の構造耐力を低下させている。生コンもJIS規格外のものが使用されている。建築基準法違反の生コンだ。品質にも大きな問題がある。
柱に大きなジャンカがある。これほど大きなジャンカを、南辰は放置して、現場を引き揚げてしまった。生コンもJIS規格外のものが使用されている。建築基準法違反の生コンだ。生コンの品質だけでなく、南辰の会社の品質にも大きな問題がある。
※断面欠損(だんめんけっそん)とは、構造体寸法が決まっているのに、それに対して異物などが埋まって、構造体寸法が設計通り確保されていない状態。
コンクリートから異物を撤去した痕跡だろうか? 断面欠損している。南辰は何ら手直しをせず、ほったらかしのままだ。ひどすぎる。
南辰の工事はデタラメだ。上の写真が柱。下の写真が梁(はり)。施工がデタラメの為に、木が埋まっており、コンクリートが断面欠損している。構造体の寸法が小さくなっている。建物としては非常に危険だ。JIS規格外の生コンを使用している。建築基準法違反である。手直しを一切していないで、放置して、現場を引き揚げている。施工がデタラメだ。
南辰の施工がずさんな為、コンクリートを型枠に打ち込む前の清掃をしていなかった。このため、紙や木屑などの異物が、混入しており、構造体に悪影響を及ぼす。通常の施工ならこのような状況にはならない。いかに南辰の施工品質が低いかを証明している。手直しもしないで、放置している。施工がデタラメだ。
デタラメな施工だ。計画的に生コン工事を行っていない事を証明している。生コンもJIS規格外だ。建築基準法違反だ。デタラメな施工を放置している。しなければならない手直しをせず、瑕疵をほったらかしのまま、現場を引き揚げた。
南辰のひどいコンクリート施工だ。デタラメだ。直さずにほったらかしだ。南辰は本当に上場している建設会社だろうか? 普通はこんなこと、しないですよ。
なんと、コンクリートの柱にプラスチックが埋まっている。こんなコンクリートでも、南辰はほったらかしにしているのだ。メチャクチャだ。南辰の工事の品質は・・・?
こんなデタラメな施工は見たことがない。直さずに、現場を引き揚げるというのは考えられない。こんなことが大覚にバレないと思って計画的にやったのかなぁ?
※コールドジョイントとは、コンクリートを打ち重ねる適正な時間の間隔を過ぎてコンクリートを打設した場合に、前に打ち込まれたコンクリートの上に後から打ち込まれたコンクリートが一体化しない状態となって、打ち重ねた部分に不連続な面が生じること。
建物の構造上、重要な梁を下から見た写真。いずれもコールドジョイントが発生している。コンクリートが一体化していないため、大きな地震がきたらこの部分から折れて、建物が倒壊する恐れがある。七年経った今、この梁のコンクリートを住民が見たら怒るだけでは済まないでしょうね。大覚は大変なことになるでしょうね。それを、目的に南辰は知ってこんなコンクリートをわざと打設したのではないだろうか。南辰さんやりすぎやで。
<エレベーターシャフト内のコンクリート施工不良>
エレベーターかごが上下する、エレベーターシャフト内にもジャンカ。この建物のいたるところにジャンカが発生している。このコンクリートは酷すぎますよ。
※断面欠損(だんめんけっそん)とは、構造体寸法が決まっているのに、それに対して異物などが埋まって、構造体寸法が設計通り確保されていない状態。
何らかの異物を取り除いて、設計より小さくなってしまったため、何らかの応急措置をした状態。こんな工事途中のままなのに、南辰は、「引き渡した」といっている。南辰の工事の品質は、とても低くて、このマンションには危険がいっぱいだ。
<基礎梁せん断補強筋 施工不備>
鉄筋の間隔を百ミリ(十センチ)で施工しなければならない箇所でも、南辰は百五十ミリ(十五センチ)で施工していた。コンクリートだけでなく、鉄筋工事でも手を抜くのが南辰の工事だ。南辰は、多くの箇所で鉄筋の本数を契約図より減らしていた。
南辰は、このことを隠ぺいするために、黒板の記載を書き変えたり、工事写真帳に百ミリ(十センチ)と虚偽の記載をしたのだ。まさにウソをウソで上塗りするのが南辰だ。
<上から下までバラバラな建物>
基礎部の打ち継ぎ面の施工不良。南辰は打ち継ぎ部に適切な処理(レイタンスの除去)をしていなかった。本来ならば、基礎梁は一体化しているはずなのだが、実態は、上の絵で色分けしたように、基礎梁がバラバラになってしまった。建物の重要な基礎梁が、積み木を積んだだけの状態になってしまった。
(YouTube「大覚 VS 南■辰■建設 続・大津欠陥マンション動画」より
https://www.youtube.com/watch?v=nJipKcb-vvw 2:40頃から)
コンクリート打設後、水分の上昇に伴って、レイタンス(セメント粉末の不純物や骨材の泥分などで硬化力がなく、打ち継ぎ部の一体化を妨げる)が表面に堆積する。南辰は、このレイタンスを除去せずに、次のコンクリートを打設したため、コンクリートは一体化することはなかった。ずさん過ぎる施工だ。さらにJIS規格外の生コンを使用しているため、全くデタラメな基礎梁が出来てしまった。南辰の工事は根元からデタラメだった。
<大覚はコンクリートが一体化していないと主張していた>
実際に、大津京ステーションプレイスの基礎梁の打ち継ぎ部コンクリートを採取してみた。すると、人間の手で簡単に分離した。打ち継ぎ部が一体化していない、積み木を積んだだけの基礎梁の上に十四階建のマンションが建っているかと思うと、心配でならない。そんな住民さん、大覚の心配をよそに、南辰は、「このマンションに瑕疵がない」と言い続けるのだった。いつまでこの主張を続けるのだろう・・・。
(YouTube「欠陥項目解説版」より
https://www.youtube.com/watch?v=Kcs4Xly-ZLA 15:12頃から)
<コンクリートは割れないと主張した南辰の実験>
南辰は、コンクリートが打ち継ぎ面で割れない事を実証するため、動画を撮影し、裁判所に提出していた。この動画のコンクリートは、本件建物のコンクリートとは全く関係が無いため、このコンクリートが割れないことと、本件建物のコンクリートが割れないことは全く関係が無い。しかも、南辰はこの動画で、通常の処理をすればコンクリートが割れない事を証明していた。裁判官の現地見分でコンクリートが分離するのだから、逆に本件建物のコンクリート施工がいかにずさんであったかを自ら証明してしまったのだ。
(YouTube「大覚 VS 南■辰■建設 続・大津欠陥マンション動画」より
https://www.youtube.com/watch?v=nJipKcb-vvw 4:09頃から)
<裁判長立ち会いの現地見分 ~コア抜き~>
大覚は「割れる」と主張し、南辰は「割れない」と主張した。こんなやり取りが一年近く続いた。とうとう裁判官が「そんなに言うのなら、一度南辰さんがコアを抜いてください。裁判所も立ち会います」と言った。そして、平成二十七年九月十五日に裁判官が現地にきて確認することになった。
※このときの様子が動画でご覧になれます。
(YouTube「大覚 VS 南■辰■建設 続・大津欠陥マンション動画」より
https://www.youtube.com/watch?v=nJipKcb-vvw 2:54頃から)
<コア抜き調査 南辰一本目>
南辰は、コンクリートコアに余分な振動を与えないように、金ピカの新品のコア抜きマシーンを使って、コアの採取を始めた。南辰は自信満々にコア採取を始めた。その結果は・・・。
南辰の水島部長が「割れてませんやん。くっついて出てきてます」と誇らしげにコアを持ち上げた。すると、覚くんは大きなヒビが入っていることに気が付いた。
南辰水島部長の手の上でパッカリと分離したコンクリートコア。これを隠すために大事に持ち上げながら、「割れてませんやん」とウソをついていたのだ。工事もデタラメだが、真実を解明しようとする場でもまだ、ウソをつくのが南辰だ。南辰水島部長は「割れてません、割れてません」と何回も言っていた。それも、割れているのに割れていないと皆の前でウソをついていた。
<コア抜き調査 南辰二本目>
一本目はコア抜き現場で分離してしまったため、南辰は、二本目は保管場所までそぅっと運んできた。なるべく振動を与えないように慎重にドリルからコアを抜きとる南辰側コア抜き職人。
コンクリートコアは、ブルーシートの上に慎重に置かれた。しかし、コアを指で少しだけ向きを変えようとした瞬間、パッカリと二つに分離した。大覚側社員、南辰側社員が多数見守る中の出来事で、「おぉっ」と驚きの声が上がった。多数の社員の前で、南辰がこれまで主張していたことが全てウソだったことが立証されたのだ。
<コア抜き調査 南辰三本目>
南辰の抜いた三本目のコンクリートコア。右から人の手が伸びている。この次の瞬間、コアは真っ二つに分離したのだ。よく見ると、奥に置いてある一本目、二本目より太い。南辰は、大覚側に全く報告も無しに、勝手にコアの径を太くしたり、場所を変えていたのだ。自分らに都合の悪いことは全て隠すのが南辰だ。
上側が2本目のコア。下側の三本目のコアは明らかに太い。ウソつき南辰!!
<コア抜き調査 南辰四本目>
ここからは裁判官も見ている。南辰はこれまで抜いた三本のコアが全て真っ二つに分離したため、もう後が無い。コア抜き職人にも緊張の色が見えた。
なぜか四本目のコアはドリルからなかなか出て来なかった。このため、特殊な工具を用いてドリルを解体し、コアを抜こうとしていた。なかなかコアが抜けなかったその理由は・・・。
なんとか取り出すことができた四本目のコア。実は、大きな筋が入っていた。この次の瞬間、コアは・・・。
コア抜き職人の手から離れた瞬間、裁判官の目の前で真っ二つに分離するのだった。さすがにこの展開には、この場にいた全員が驚いた。そして、とうとうみんなの目の前で、南辰のウソがバレたのだ。そもそも、コアはドリルの中で分離していたため、ドリルからなかなか抜けなかったのだ。南辰さんやりすぎやでぇ。
分離したコアの打ち継ぎ面には、たくさんのレイタンスが堆積していた。南辰水島部長は、「これでもレイタンスは少ないです」と言っていた。南辰の工事のレベルの低さを自ら力説する工事部長であった。
南辰が採取したコアは、四本とも真っ二つに分離した。どれも容易に分離した。南辰がこれまで主張していた、「コンクリートは一体化している」という主張ははっきりとウソだと証明された。
<コア抜き調査 鉛直打継部>
大覚が行った、柱際での基礎梁との鉛直打ち継ぎ部の検証。通常、柱際で基礎梁を鉛直打ち継ぎをすることはない。柱際は建物の応力が伝達する部位であるため、絶対にこの場所で打ち継ぎをしてはならない。でも、南辰は、全く無計画に工事を進めていたのだ。南辰の建築に対する知識レベルの低さには呆れるばかりだ。ずさん過ぎる。
抜いたコアを裁判官に確認してもらった。「コアの表面がツルツルなので、一体化していないのです」と大覚社員が説明すると、裁判官が触って確認した。柱際で基礎梁の打ち継ぎをしてはならないのだが、そこでも南辰は打ち継ぎをし、しかも、バラバラになっていたのだった。南辰は建築の常識すら持ち合わせていないのだ。裁判の段取りは上手かったのに・・・。
<コア抜き調査 各階床レベル打継不良>
南辰社員の立ち会いの中で、大覚が、各階床レベルの打ち継ぎを検証した。何箇所か検証したが、いずれもコンクリートは一体化しておらず、簡単に分離した。つまり、基礎梁だけではなく、全ての打ち継ぎ箇所で、本来一体化していなければならないコンクリートが、一体化していなかった事が明らかになった。南辰は、コンクリート打設の仕方を知らないのだろう・・・。
<杭の支持層未到達>
横浜のマンションでも大きな問題となった杭の支持層未到達。大津京ステーションプレイスについても調べてみた。すると、調査した六本のうち、二本は支持層に未到達、四本は支持層への根入れ不足(中途半端に支持層に刺さっているだけ)だった。横浜のマンションでは、全棟建て替えが決まったのだが、大津京ステーションプレイスでの南辰の対応は全く不誠実だった。建築業者としての責任感も全く無い!!ウソが多くデタラメばかりだ。
(YouTube「大覚 VS 南■辰■建設 続・大津欠陥マンション動画」より
https://www.youtube.com/watch?v=nJipKcb-vvw 19:03頃から)
さらに、杭の直径を確認してみると、契約図面では二千ミリ(二メートル)なのだが、実際に施工された杭の直径は千八百ミリ(一・八メートル)。さらに、鋼管の厚みも、十六ミリから十四ミリに変更されていた。当然これらのことは覚くんに内緒で、行われていたのだ。南辰は、このような手口で、勝手に工事の取りやめや、スペックダウンで二億六千万円の工事費を浮かせていたのだ。南辰さん、黒幕さん、この二億六千万円はどこに行ったのですか。金谷所長、その仲間さん会社は知っているんですか?皆で分けたのですか?
<耐震スリットの不備>
通常、鉄筋コンクリート造の建物においては、地震などの力によりメインフレームである柱・梁が損傷しないように、壁との間にスリット(緩衝材)を設置する。これが無いと、地震が起きた時に、建物が損傷する恐れがある。
調査してみると、本来あるべきスリットは無く、コンクリートが詰まっていた。これでは、スリットとしての効果は全く無い。南辰さん、ずさん過ぎますよ。デタラメすぎますよ。
耐震スリットが無く、コンクリートが詰まっている箇所は、いたるところに存在している。大津京ステーションプレイスは、地震が来たら、どうなってしまうのだろう・・・?
(上写真を解説した平面図を下に掲載)
耐震スリットがめり込んだ柱。結果として、柱が小さくなっている。南辰の不十分な施工のために、建物の構造耐力を高めるべき耐震スリットが、かえって構造耐力を低下させている。耐震スリットの意味すら理解できていないから出来た施工だとしか言いようがない。南辰さん、悪すぎますよ。南辰さん、工事をほったらかして現場を引き揚げたらダメですよ。
本来あるべき場所ではなく、壁側に歪んで施工された耐震スリット。このため、壁の通常あり得ない箇所でクラック(ヒビ)が入っている。南辰の施工は、本当にずさんだ。さらに、このような瑕疵は、建物表面からは通常分からない。分からなければ何をしても構わないというのが南辰の施工のもう一つの特徴だ。南辰さん、工事をほったらかして、また直さないで、現場を引き揚げたらダメですよ。
南辰が、耐震スリットが適切に施工されている事を証明するために裁判所に提出した資料(上の写真)。しかし、三枚目の写真のドライバーは、次の図の通り、壁の途中までしか入っていなかった。
南辰は、大覚、お客さんだけでなく、裁判所まで騙そうとしていたのだ。マンション建築はデタラメでしたが、ウソもすぐにわかるウソでしたね、南辰さん。他のウソも全て見破りましたよ。いつまでこのようなデタラメな主張を続けるのですか。もうやめにしはったらどうですか。工事はほったらかさずに、直さないとダメですよ。南辰さんは、上場会社でしょ。上場会社がこんなことしたら、ダメですよ。
(YouTube「大覚 VS 南■辰■建設 続・大津欠陥マンション動画」より
https://www.youtube.com/watch?v=nJipKcb-vvw 15:12頃から)
このほかにも、このマンションの瑕疵はまだまだたくさんあります。