■連載第23回■ 第十一章 南辰が仕掛けてきた終わりの見えない戦争。次から次へ放たれるミサイルと爆弾・後編

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覚(さとる)くんの日記 ~ 二五五五日の闘い ~

(連載第23回)

目 次


第十一章 南辰が仕掛けてきた終わりの見えない戦争。次から次へ放たれるミサイルと爆弾 ・ 後編

(覚くんの回想 1)

(覚くんの回想 2)

(覚くんの回想 3)

<松坂教授の意見書への反論>

●松坂氏の意見書(南辰側証拠・甲第277号証)

・反論1:「規模:十四階建て(地下階なし)」について

・反論6:「基礎梁のせん断性能評価にあたっては、この形状(せん断スパン比a/d値が1.0以下)を考慮すべきである(a:せん断スパンを表す。ここでは内法長さの1/2とする。d:基礎梁せいの0.9倍とする)。」について

・反論8:「コンクリートの設計基準強度:Fc=36N/mm2」について

・反論10:「基礎梁打ち継ぎ面で「せん断ずれ」が起こるとは考えにくいと思う」について

・反論14:「打ち継ぎ面のせん断耐力が大きく低下したと主張しているが、次の点を考慮することも必要であると思う」について

・反論18:「意見の総括として、当該基礎梁について、現状のコンクリート打ち継ぎ面の存在により『せん断ずれ』が起こり、元設計で求めている構造耐力を大きく低下させている」と危惧するには及ばないと判断するのが妥当であると思います」について

<構造及び生活に問題のある瑕疵> (※前回:第22回からの続き)

・瑕疵19:梁主筋(はりしゅきん)の施工ミス:あき寸法不足

・瑕疵20:スラブ配筋の施工ミス:配筋間隔の間違い

・瑕疵21:梁下端筋(はりしたばきん)の施工ミス:鉄筋の不足

(覚くんの想い)

 
 
 
第十一章 南辰が仕掛けてきた終わりの見えない戦争。次から次へ放たれるミサイルと爆弾後編
 
 
 五月二十四日の証人尋問で南辰の水島工事部長は、都合が悪くなってくると、松坂教授や他の学者さんの名前を連呼していた。二年前の現地見分の際に、割れているコンクリートコアを両手に抱え、「割れてませんやん!」と叫んでいたのが水島部長だ。
 
 南辰は、自分らの言いなりになって、現場を一度も見に来ないで、手抜き工事を擁護(ようご)する書面を書いてくれる大学教授、工学博士を次々に雇った。彼らの肩書を利用して、裁判を有利に導こうとしているのだ。
 
 
●今回の小説で扱われている大学教授の意見書全文(図を含む)と同氏の意見書に対する弊社の反論全文は次のページで公開しています。
 
 
 
(覚くんの回想 1)
 
 こんにちは、東京●●大学の松坂名誉教授さん。南辰に何を頼まれ、何をしてもらったか分かりませんが、自分が何をしているのか分かっているのですか。南辰は、法律、裁判、弁護士を利用して、計画的企みを考え、罠を仕掛け、陰謀・謀略を巡らせる、とんでもない企業ですよ。松坂教授さん、大津京ステーションプレイスを見に来ましたか。現地も見ないで、また、現地調査もしないで、南辰の話だけを聞いて、あんなデタラメとウソの書類を裁判所に出したらダメですよ。南辰の話ばかり聞いているからあんなウソばかりの書類を出せるんですよ。
 
 南辰の水島部長さんは何度も証人尋問で、松坂教授の名前を使っていましたよ。三人の教授や工学博士の名前ばかり出していましたよ。その三人の教授さん、工学博士さん、あなた方は、一人として現場を検証に来ていませんね。南辰の話を一方的に聞いて現地も見ないで、訳のわからない数字を並べ、南辰から部分的な説明を聞いて、訳のわからない意見書を書いていますね。南辰は、あなた方の肩書を利用したいだけです。中身はどうでもいいんです。裁判を利用して、いろいろ悪だくみをしているだけですよ。建物全体の安全性は全く確認されていませんよ。
 
 松坂教授をはじめ、教授さんたち、一度、大津京ステーションプレイスを見に来てください。これは、日本一悪いマンションです。そしたら、自分達がこれまで言っていた事が、どれだけ恥ずかしい事だったか分かりますよ。家族にも怒られますよ。あなた方が教えている学生さんはどう思いますかね。何も知らないで、南辰から一部だけを聞いて、そんなわけのわからない書類を作っていたらダメですよ。南辰は、証人尋問では、基礎梁のコンクリートが打ち継ぎ不良で一体化していない事実、JIS規格外の粗悪で違法な生コンを使っていたこと、鉄筋の間違った配置・契約外の細い鉄筋の使用、構造スリットの施工もデタラメ、杭が支持層に到達していない、そういう、自分達にとって都合の悪い事は、説明を一切せずに、三人の教授、工学博士の名前を出して、この建物が安全と言っていましたよ。特に松坂教授の名前を何度も出していましたよ。内容については説明せずに、「松坂教授がおっしゃっていました」、「●●教授がおっしゃっていました」と教授の名前を繰り返していました。
 
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基礎梁(きそばり)の鉛直(えんちょく)打ち継ぎ部の状態を調べるために、コンクリートコアを抜いたところ、コアは打ち継ぎ部で分離していた。上の写真でもわかるように打ち継ぎ面はすべすべの状態だった。まともな建設会社であれば、目荒らしなどの打ち継ぎ処理を行い、打ち継いだコンクリートが一体化するように施工するのだが、南辰はこれらの処理を怠っていた。阪神大震災で一体化の処理を行っていなかった建物は損壊した。南辰には建物の構造耐力において安全性を確保するという考えが初めから欠如していた。
 
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基礎梁コンクリートの鉛直打ち継ぎ部の状態を調査するために、大覚は立体駐車場前の土を掘り起こした。南辰が本件マンションの建設において行った、基礎梁の中間部を三層、四層に水平に打ち継ぐ方法は、建築常識では考えられない、建物の安全性を無視したものである。南辰はそのずさんで場当たり的な打ち継ぎ計画について、「本件マンションでは、山留(やまど)めのため、切梁を二段に設け、基礎梁を三ないし四層に分けて、一層打設する毎に切梁を外していかないと基礎梁を打設することはできなかった」と主張している。
上の写真で土中に何本も突き刺さっているのはH鋼であるが、これらが山留めの位置に当る。山留めの工法を変更したり、H鋼の本数を増やして強度を確保するなどすれば、その周りの土をセメントで固めることで、耐圧盤(たいあつばん)を打設した段階で切梁を外しても土圧(どあつ)をおさえることができる。そうすれば、南辰の言うように「切梁(きりばり)を二段に設ける」必要はなく、基礎梁を三層、四層に水平打ち継ぎするような建物の安全性を無視した施工をしなくて良かったのだ。
 
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南辰は自社の打ち継ぎ計画について、「本件マンションでは、山留めのため、切梁を二段に設け、基礎梁を三ないし四層に分けて、一層打設する毎に切梁を外していかないと基礎梁を打設することはできなかった」と主張しているが、山留めの工法を変更したり、H鋼の本数を増やして山留めをより強固なものにするなどの工夫をすれば、建物の安全性を無視した基礎梁の打設工事をする必要は無かったのだ。
 
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南辰は、コンクリートの品質を無視して、安価な仮設計画を優先して施工を行ったのだ。その結果、基礎梁に水平打ち継ぎがたくさんできたのだ。さらに、南辰は、最初から水平打ち継がたくさんあるにも関わらず、打ち継ぎ処理をしない計画をしていたのだ。大覚側が一級建築士に依頼して、南辰の打ち継ぎ計画を検証してもらうと、きちんとした仮設計画が立てられていれば、こんなにたくさんの水平打ち継ぎを設ける必要はなかった事が明らかになった。図の上段は、南辰が実際に行った打ち継ぎ図。下段は、一級建築士が査定した、本来あるべき打ち継ぎ図。一見して分かるように、水平打ち継ぎの箇所は大きく減少している。
 
 
 
(覚くんの回想 2)
 
 南辰の水島部長は、都合が悪くなってくると、松坂教授や他の教授の名前を出していました。教授さん、読者のみなさん、次の証人尋問は七月二十六日にありますので、一度見に来られたらいかがですか。最後の証人尋問ですし、水島部長の反対尋問があります。反対尋問は、相手方の弁護士が質問するので、これまでデタラメばかり言っていた水島部長が、大覚側の弁護士の質問にどう答えるのか、非常に注目されます。ぜひ、来てください。お待ちしております。
 
 先日の五月二十四日の証人尋問で南辰の水島部長は、うそのオンパレードでした。裁判所であれだけウソを言って、愚弄するなんてダメですよ。裁判所をバカにしたらダメですよ。法律をバカにしたらダメですよ。南辰はあんなデタラメな社員を部長にしているから、こんなデタラメなマンションが建つんですね。南辰さんは本当に上場しているんですか、本当に北海電鉄グループの会社なんですか? 皆さんの命を預かる北海電鉄グループの会社が、こんなデタラメばかりしていたらダメですよね。
 
 瑕疵がたくさんあるにもかかわらず、この建物がもちますとか、構造に問題はありませんとかそんなデタラメを言うことが、教授さんたちの言葉とは思えません。教授さん達のお名前は、裁判では、あまり良い事に名前は使われていませんよ。松坂さん、恥をかきますよ。松坂教授の周りの関係の人も恥をかきますよ。南辰は、自分さえ良ければ良いという考え方の企業ですよ。とんでもない会社ですよ。南辰の計画的企みの罠に嵌りましたね。松坂教授さん、気を付けてくださいよ。南辰は、初めから終いまでウソでたらめばかりを裁判所で言っていますよ。
 
 南辰の水島部長は、証人尋問で、初めから終わりまで、ウソとデタラメばかりですよ。法律、裁判所を侮辱し、バカにしていますよ。コアを抜き取った時に割れているのに、「割れていません」と言ったのが、南辰の水島部長ですよ。裁判所の現地見分の日です。あの方は、少しおかしいと思いますよ。周りに弁護士二人と双方の社員が二十人位いても、平気でウソをつく人ですよ。ちょっとおかしいですよ、あの方は。ウソ、デタラメを平気で言う人ですよ。裁判所では、ウソ、デタラメばかり言っていますよ。
 
 南辰はこのマンションの工事でJIS規格外の違法な生コンを使い、大臣認定も受けていない違法な生コンを打設していますよ。金谷所長は、生コン業者から架空伝票をもらい、作成させ、何をしたのかなぁ。また、生コン業者から約二百万円もの裏金を金谷所長の口座に振り込ませていますよ。とんでもない所長ですよ。
 
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写真中央に移っているのは、クモ。このクモが棲んでいた場所は・・・。
 
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なんと、十四階建て分譲マンションの屋上。アスファルト防水の欠陥がクモの棲家(すみか)まで作っていたのだ。
 
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屋上の防水施工に大きな欠陥があったのだ!! なんと、炎天下にも関わらず、防水シートの下には水が溜まっていたのだ。そして、コーナー部分には、水が入る空間があるために、クモが生息する事が出来たのだ。南辰の施工不良は、クモが立証している。南辰さん、このマンションは、人間が住むためのマンションですよ。何を考えてこんな不十分な防水施工をしたんですか!!
 
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最下層の防水シートが短かったため、屋上の端まで届いていなかったのだ。これでは、防水シートとしての機能を果たす事は出来ない。この事実は、膨大な経費・手間をかけて覚くんが調査したからわかった事で、普通はここまでは分からない。南辰は、目に見えないところで、とことん手抜きをして、瑕疵の種をまき散らしていたのだ。まったく、デタラメな防水施工だ!!
 
 
 
(覚くんの回想 3)
 
 松坂教授さん、三人の教授さん、工学博士さん、現場検証もせずにデタラメな事を言ったらダメですよ。どんな説明を受けて「地下無し」などとしたんですか。立体駐車場の地下ピットには、十メートル以上の水が溜まっています。こんな重大な瑕疵のある地下を見逃したのか、「地下なし」って何ですか。屋根には二百五十四トンもの余分なコンクリートが載っており、さらに防水も全く出来ていませんよ。デタラメとウソばかりの書類を作成していたらダメですよ。
 
 松坂教授の意見書には、コンクリート強度の事は一切、触れられていませんね。大切な事は省かれていますよ。何らかの検証結果が記載されるべきですが、全く検証されていません。南辰から、この建物が安全だという意見書を書いてくれと、頼まれたのですよね。訳の分からない数字を並べて、瑕疵があるのにも関わらず、建物が、さも安全であるかのような意見書を書きましたよね。その結論だけを、南辰の水島部長が証人尋問の際に使っていましたよ。先生のお名前を連呼していました。東京●●大学の松坂教授さん、学生にウソ、デタラメを教えないでくださいね。現地調査もしないで、何も分かっていないのに、松坂教授さん、デタラメはダメですよ。
 
 このマンションは、完成・引き渡しもしていないのですよ。南辰は自分達がやっている事がバレたから、千三百五十箇所の瑕疵、屋根に二百五十四トンもの余分なコンクリートが載っている、立体駐車場の地下ピットには、水が池のように溜まり、累計十メートル以上にもなっていますよ。その他の瑕疵もいろいろ多くありますよ。松坂教授さん、日本一悪いマンションを見に来ませんか。私が案内しますよ。是非、見に来てください。そのほうが、勉強になり、学生さんたちに色々な事を教えてあげられますよ。「こんな建築をしてはいけない」という見本が大津京ステーションプレイスですから。一度、このとんでもないマンションを見に来てください。
 
 松坂教授さん、悪徳企業に加担したら、良くないと思いますよ、ダメですよ。南辰に頼まれて数字を並べて建物が大丈夫だといったら、後で困りますよ。松坂教授さん、よく考えた方が良いですよ。人に迷惑をかける事を、何とも思っていませんよ、南辰という会社はそういう会社ですよ。一生懸命やっている教授さんにも迷惑をかけたらダメですよ。松坂教授の意見書には、現地調査をした記載は全くありません。現地調査も一度もせずに、どうして、短辺方向の基礎梁と耐圧盤が一体化していると断言できるのですか。
 
 裁判所の立ち会いの下、現地見分の際、抜き取ったコンクリートのコアは簡単に分離しましたよ。裁判所の立ち会いの下、南辰が四箇所、大覚が九箇所抜きとったコンクリートのコアは全部簡単に分離しましたよ。この事実からも、南辰は通常の施工すらできない事がはっきりしたのです。その他コアは五十箇所以上抜いていますが、全部分離していますよ。
 
 こんな瑕疵だらけのマンション、千三百五十箇所の不具合だらけのマンションの何処をどう検証して、基礎梁と耐圧盤が一体化していると言えるのですか。松坂教授さん、あなたは何をしてもらったから、こんなウソでたらめばかり言って住民を困らせるんですか。南辰は、住民さんとの話し合いにも一度も来ないし、大覚との話し合いも一度もないのですよ。瑕疵、不具合、ジャンカ、クラック、一度も直していないんですよ。内覧会でお客さん(住民)を騙して入居させたのは南辰ですよ。
 
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炎天下のマンション屋上。照りつける太陽の熱でアスファルトが溶け出し、屋上が波打っているのだろうか? そうではない。このいびつな形状は南辰が二百五十四トンもの余分なコンクリートを増し打ちしたためだ。この余分なコンクリートのせいで周囲のパラペット(立ち上り)が極めて低くなってしまった。さらに、立ち上りが低いために、防水施工がまともにできていなかった。そのため、最上階の十四階室内に大量の雨漏りが発生した。もはや十四階の住戸は使い物にならない。
 
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アスファルト防水の最下層の防水シートが足りていない場所。先ほどとは別の場所であるが、このマンションにおいては、全ての箇所で、防水シートが足りていなかった。南辰は、防水施工の必要性を理解していないのではないだろうか。きちんと理解していたら、こんな施工は絶対にしない。
 
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立ち上がり部が低いために、コンクリート面にアスファルト溶剤が正しく塗られていない。四センチのすき間で、高温になっている屋上に腹ばいになって、適切な防水施工など出来るはずがない。南辰の施工は、本当にデタラメ、手抜きのオンパレードだ。
 
「直します、直します」と言って、住民さんを早く入居させようとしていたのは南辰でしょ。覚くんは「直してから入居させます」と言っていました。しかし、その約束を反故にしたのは南辰さんですよ。あれだけ約束したのに、未だに何も直していません。工事の完成、引き渡しもしていないし、工事途中で現場を引き揚げたんですよ。松坂教授さん、学生にウソ、デタラメを教えたらダメですよ。東京●●大学の松坂教授さん、南辰とは、一体どんな関係ですか? 現地見分もしないで、マンションも見ないで、ウソとデタラメの書類を裁判所に提出したらダメですよ。学生に信頼され、尊敬される松坂教授になってください、お願いします。
 
 
 
<松坂教授の意見書への反論>
 
 東京●●大学名誉教授 工学博士 松坂氏(以下、松坂氏)の平成二十九年四月十八日付の意見書が、南辰から証拠として提出されました。
 
 大津京ステーションプレイスに瑕疵があるために、わざわざスペシャルゲストとして松坂教授に瑕疵を隠すための意見書を書かせたのですね。とんでもないマンションなのに、この建物には何も問題が無いかのように取り繕うためには、「東京●●大学 名誉教授」という肩書が必要だったのですね。原稿料はもらわない方がいいですよ、松坂さん。
 
 内容については別途検証予定ですが、当社としては、「東京●●大学 名誉教授」「工学博士」という肩書を傘にきた、極めて陳腐(ちんぷ)な検証であり、到底裁判所に提出されるべき意見書ではないと考えております。
 
●今回の小説で扱われている大学教授の意見書全文(図を含む)と同氏の意見書に対する弊社の反論全文は次のページで公開しています。
 
 
 今回、本章(覚くんの日記:第十一章・後編)において、松坂氏の意見書を以下に掲載するとともに、弊社の反論から主な項目をピックアップして掲載します。
 

●松坂氏の意見書(南辰側証拠・甲第277号証)

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●反論1: 規模:十四階建て(地下階なし)」について
 
 大津京ステーションプレイスは、「地下一階/地上十四階」建てです。そのことは、南辰、設計監理会社の記名押印のある竣工図でも記載されています。
 
 そもそも、一度でも現地を確認すれば容易にわかる内容ですら、誤っていることも、松坂氏のこの意見書の信憑性の無さを物語っています。
 
 さらに、平成二十九年五月二十四日に行われた証人尋問において、南辰工事部長水島氏は証人として「松坂先生につきましては、本物件の形状、および打ち継ぎの状況を説明し、図面でも示して、示させて頂きました。」と証言していました。さらに、基礎梁が一体化していないことが建物の構造耐力に与える影響が現在争点となっており、松坂氏も基礎梁について検証しているのです。そして、基礎梁で囲まれた部分が、機械式立体駐車場の地下ピットや、雨水貯留槽になっており、地下階があることは明らかです。これにもかかわらず、「地下階なし」とした今回の意見書では、正しい検証が行われたとは到底言えません。そもそも、水野氏が松坂氏に説明した「本物件の形状」が間違っていたのです。そのため、松坂氏が本件建物を正しく把握していないことは明らかです。
 
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竣工図の「B1階平面図」。現実に本件マンションには「地下一階」が存在し、竣工図にも記載されている。
 
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松坂教授さん、見てください。これが、大津京ステーションプレイスの地下階ですよ。こんな重大な瑕疵があることを、水島部長から聞きましたか? でも、これが実態ですよ。これ以外にもたくさんの重大な瑕疵がありますよ。建物の現状を正しく把握しなかったら、構造耐力を検討する事なんかできませんよね。一度も現地調査をせずに、水島部長の言う事を鵜呑みにしていたから、大変な事が起きるんですよ。水島部長はウソばかりつく、いい加減な人間ですよ。そんな人の言う事を真に受けたら大変な事になりますすよ。ご自身で現地を確認して、建物をきちんと把握してください。そうでないと、今回のような間違いを犯しますよ。
 
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立体駐車場の地下ピットに溜まったエフロレッセンス。これが、「地下一階」で起きている事実ですよ。松坂教授が言うように、「地下なし」だったらこんな不具合も無かったのかもしれませんね。
 
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松坂教授の検証では、コンクリートの不具合については一切考慮されていませんよね。コンクリートが通常ならまだしも、基礎梁の隙間・貫通クラックからの漏水で、エフロレッセンスも流出して、構造耐力を落としているのですよ。安全性を検証するなら、判明している事実を全て反映させなかったらダメですよね。建物の一部だけ見て行った検証なんて、全く安全性を証明していませんよ。こんなことが「地下一階」で起きているのです。
松坂教授、こんな重大な欠陥があるマンションの検証を行っているのですよ、分かっていますか?
 
雨水タラップ
地下に設けられた雨水貯留槽。これも「地下一階」ですよ。こんな大きな貯留槽があるんですよ。松坂教授さん、建物を正しく把握して検証しないと、大恥をかきますよ。
タラップは最初から設置されておらず、仮に、ボロボロの梯子が針金で括られています。松坂教授さん、この工事を行ったのが、あなたに意見書を書くように依頼した、南辰ですよ。あなたはこんな南辰の手先になっているのですよ。松坂教授さんは、東京●●大学の名誉教授ですよ。みんなに尊敬されなければならない立場ですよ。こんなあくどい南辰に加担したらダメですよ。あなたの教え子が泣きますよ。みんなに迷惑をかけますよ。私も悲しくなりますよ。松坂教授さん、よく考えてくださいね。
 
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雨水貯留槽のタラップは点検口からズレているのですよ。どうやって、雨水貯留槽の点検に降りる事が出来るんですか。危険過ぎて、降りることなどできませんよ。松坂教授さん、一度現場を見に来てください。これでも瑕疵が無いのですか。あなたが見落とした地下はたいへんなことになっているのですよ。
 
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さらにそのタラップも途中で無くなっており、ボロボロのはしごが、木を付け足し、針金で括(くく)りつけただけの危険な状態で放置されているのですよ。これが新築の分譲マンションの地下ですよ。松坂教授さん、あなたが見落とした地下一階でこんな事が起きているのですよ。
 
pit11
仮設梯子が括られているのですよ。さらに、長さが足りないから、木材で継ぎ足しているのですよ。こんな危険な工事はありません。梯子として使用する事も出来ません。松坂教授さん、よく見てください、とんでもない工事ですよ。日本中探してもこんな工事をする建築会社はありませんよ、南辰以外には。是非、一度、大津京ステーションプレイスを見に来てくださいね。
 
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●反論6: 基礎梁のせん断性能評価にあたっては、この形状(せん断スパン比a/d値が1.0以下)を考慮すべきである(a:せん断スパンを表す。ここでは内法長さの1/2とする。d:基礎梁せいの0.9倍とする)。」について
 
 内法長さの「1/2」をせん断スパンとして用いる理由、基礎梁せいの「0.9倍」をd として値を求める理由について全く記載がされていません。これは裁判所に提出する意見書なのですから、建築専門家ではない裁判官が理解できるような丁寧な説明をしたうえで理論を展開すべきです。専門家にしか理解できない数字を並べている事自体が松坂教授も自らの名誉教授という肩書を傘にきていることの証明です。
 
 この「1/2」や「0.9倍」という数値により、せん断スパン比a/d値も当然変わってきます。このように、後の論理展開に大きな影響を及ぼすa/d値を求める素となるa値、d値の求め方についても、何の根拠も示されていないのです。
 
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●反論8: コンクリートの設計基準強度:Fc=36N/mm2」について
 
 南海辰村は、JIS規格外の品質保証のない生コンを使い、大臣認定も無い、建築基準法に違反していることを、松坂教授に説明していません。実際に打設された生コンは、「水セメント比」という特殊な発注方法になっていました。「水セメント比」の生コンは、大臣から特別の許可を取らなければならなりません。それを無許可で使ったのが南海辰村です。
 
 不思議な事に、この工事が終わってすぐに、この生コン業者は倒産しています。
 
 そして、そもそも、松坂氏の意見書の不思議な点として、ここにコンクリートの強度が記載されているにもかかわらず、その後の検証結果への影響について全く触れられていないことが挙げられます。何らかの意味があって、コンクリート強度が記載されたかのように見えますが、実際には、全く検証されていません。この点は、いかにもそれらしく見せるために、数字を並べただけです。
 
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竣工図では、「W/C47%(FC36N)」となっています。これは、水セメント比47%の生コンにもかかわらず、「(FC36N)」と括弧書きで、36N/mm2の強度があるような記載をしていますが、この強度は本来の強度とは大きく異なります。契約図面では、水セメントではなく、本来のFC=39N/mm2の生コンを使用する事になっていた。
 
 

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●反論10: 基礎梁打ち継ぎ面で「せん断ずれ」が起こるとは考えにくいと思う」について
 
 この前提となっている「短辺方向の基礎梁と耐圧版が一体化されている」と記載されていますが、一体化していません。そのため、それを前提とした、この「せん断ずれ」が起こるとは考えにくい」という結論も、当然成立しません。
 
 松坂氏は、「考えにくいと思う」と極めて曖昧な表現を用いています。つまり、「起こらない」と断定するわけでもなく、「考えられない」や「考えにくい」といった主観を交えるだけでもなく、「考えにくい」「と思う」と極めてあいまいな表現にどどまっています。松坂教授は、東京●●大学の名誉教授として、「せん断ずれが起きない」とは断定できない理由があったと言わざるをえません。つまり、大津京ステーションプレイスは、松坂教授においても、その安全性は確認できなかったのです。
 
 松坂教授さん、南辰から原稿料は受け取らない方がいいですよ。松坂教授さん、よく考えた方が良いですよ。本心から、この建物に問題が無いとお考えですか?
 
 
●反論14: 打ち継ぎ面のせん断耐力が大きく低下したと主張しているが、次の点を考慮することも必要であると思う」について
 
 ここで、「打ち継ぎ面のせん断耐力が大きく低下したと主張している」のは大覚ですが、松坂氏の主張は、別の観点を「考慮することも必要であると思う」と、付け加えたにすぎません。つまり、大覚の「打ち継ぎ面のせん断耐力が大きく低下した」という主張を否定するのでもなく、別の観点を追加しただけです。机上の議論をしているのではなく、現在問題になっているのは実際の百八戸の分譲マンションです。本来であれば百八世帯の方のお住まいとなるべき建物だったのです。もし、建物に問題があれば、それは、住民さんの生命・健康・財産に深刻な結果をもたらします。さらに、近隣への影響も想定されます。周りにも分譲マンションが立ち並び、JR・私鉄もすぐ近くを通っているのです。そもそもマンションの安全性を検証するにあたっては、より安全性を重視するべきであり、本来安全でない建物がまるで安全であるかのような検証方法を無理矢理持ち出すべきではありません。
 
 しかも、「次の点を考慮する」ことについては、「必要である」と断定するわけでもなく、「必要であると思う」となっています。「東京●●大学名誉教授」という立場をもってしても、「必要である」と結論づけることはできないということです。 
 

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●反論18: 意見の総括として、当該基礎梁について、現状のコンクリート打ち継ぎ面の存在により『せん断ずれ』が起こり、元設計で求めている構造耐力を大きく低下させている」と危惧するには及ばないと判断するのが妥当であると思います」について
 
 ここでも、「元設計で求めている構造耐力を低下させていません」と断定することもなく、「危惧する」には及ばないと「判断する」のが「妥当である」と「思います」と極めて主観的な結論に終始しています。つまり、たとえば、「元設計で求めている構造耐力を低下させていません」と客観的な根拠をもって証明することはできていないということです。これは、南辰側からの意向を受けて、あえて住民さんの生命・健康・財産、そして建物の周りへの影響を無視した、無責任な意見であると言わざるをえません。
 

 
 松坂教授さん、大津京ステーションプレイスは瑕疵だらけのマンションです。構造的な問題だけではなくて、生活上の設備の瑕疵により、住民の皆さんはたいへん困っています。松坂教授さん、住民さんの事を少しでも考えておられますか? 屋上防水の不備で、雨漏りしてますよ。本当に住民さんは困っていますよ。「覚くんの日記」をすべて読んでください。南辰の計画的企み、陰謀・謀略のすべてが分かりますよ。松坂教授さん、南辰に利用されたらダメですよ。住民さんのためにも、正しい判断をしてください。安易な考えでこの建物が安全などと言わないでくださいね。
 
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屋上の排水口周りから雨漏りが発生していた。そこで、排水口の防水シートをめくって調査した。そもそも、排水口と樋(とい)の径が細くて、排水できない。そもそも樋は十センチ以上なければならないのだが、七センチしかなかった。通常では考えられない施工だ。そこまでして、お金を抜きたかったのか。南辰さん、これでは漏れて当たり前でしたよね。
 
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調査をしてびっくりした。防水シートがきれいに、そのままの形でめくれたのだ。通常のアスファルト防水では防水シートは、コンクリートに密着しているので簡単にめくることができない。立ち上がりが低くて、防水シートとコンクリートの間に雨水が浸入し、縁が切れていたのだ。そのため、すぐにめくれた。普通はこんなに簡単にはめくれないものだ。デタラメで、ひどい施工だ。
 
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排水口の周りには、防水シートを増し貼りする必要がある。確認してみると、案の定、南辰はその施工を怠っていた。さらに、立ち上がり部にも増し貼りする必要がある。メーカーの仕様を確認すると、現在では廃番となっており、詳細は不明となっている。しかし、建築では増し貼りを行うのものである。南辰の監督さんは現場で一体何を管理していたのですか? 防水施工がデタラメですね。これでは、マンション中が雨漏りだらけになりますよ。
 
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四センチしかない立ち上がりの角の防水層をめくってみると、コーナー部分のシートがグチャグチャになっていた。立ち上がりが低すぎて、手が入らなかったために、まともな施工ができていない。まさに、防水シートを棒でつついて押し込んだだけだ。本当にデタラメな施工だ。これでは防水シートとしての役割を果たしていない。雨漏りがするのも当たり前ですね。
 
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防水層は、簡単に手で剥がす事が出来た。本来のアスファルト防水は、こんなに簡単に手でめくることなどできない。立ち上がりも低く、手が入らなかったので、本来の施工が出来ていないのだ。
増し貼りも出来ていないし、コーナー部分(角)の施工も乱雑だし、排水口の径も小さい。この建物の屋上は、手抜き工事のオンパレードだ。雨漏りは、起こるべくして起きたのだ。
南辰の社長さん、自宅の屋上がこんな施工だったらどうですか。ここは百八室の分譲マンションの屋上ですよ。びっくりしますわ!!
 
 
 
<構造及び生活に問題のある瑕疵>
(※前回:連載第22回からの続きです)

瑕疵19: 梁主筋(はりしゅきん)の施工ミス:あき寸法不足

 
 梁主筋の相互のあき寸法が不足しており、梁筋とコンクリートの付着による応力伝達が不十分となり、構造耐力が低下している。
 
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梁主筋にD35が使用されており、空き寸法は、呼び径の1.5倍となる52.5mm以上必要であるが、それを下回る梁が七か所見受けられる。よって、梁主筋とコンクリートの付着による応力伝達が不十分となり、構造耐力が低下している。
 
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南辰から提出された写真から分かった、鉄筋工事の不具合。南辰さんは、こんな事実が明らかになる事を心配していたから、工事写真をほとんど出さないのですね。本来、たくさん撮影されているはずの工事写真が、一部しか提出されていません。他の写真を提出してもらったら、一体どんな瑕疵・手抜き工事が明らかになるでしょうね。
 
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コンクリートもバラバラ、鉄筋も適切に施工されていない。松坂さん、こんな事実を知っていますか。これが、あなたに意見書の作成を依頼した南辰ですよ。建築基準法で定められた最低基準すら守らずに施工している会社を擁護する意見書を書いているのですよ!! 南辰さんに騙されたとはいえ、恥をかくのは松坂教授ですよ。
 
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「JASS5 鉄筋コンクリート工事」には、鉄筋のあきと間隔の関係について解説した頁がある。あき寸法が不足すれば、構造耐力は低下する。南辰の工事写真から発覚した瑕疵であるが、南辰はすべての工事写真を提出したわけではない。このマンションには見えない箇所で、まだ多くの瑕疵が眠っている。それらが発覚するのが、建物が倒壊した後ではあまりにも遅すぎる。
 
※JASS5は「鉄筋コンクリート」の工事標準仕様書。日本建築学会の建築標準仕様の一つで、建築工事の教科書とも言えるもの。 
 

瑕疵20: スラブ配筋の施工ミス:配筋間隔の間違い

 
 二階スラブ筋において、間隔が百五十ミリのところ、二百ミリで施工されており、構造耐力が低下している。
 
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二階スラブ筋において、CS11で配筋しなければならないところ、CS10で配筋していた。そのため、配筋の間隔は百五十ミリではなく二百ミリで施工されており、構造耐力が低下している。南辰は設計図面を見て施工していたのだろうか? あまりにもずさんだ。
 
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契約図面にある「A-8~9間南側」のスラブ配筋は「CS11」と明示されている。ところが、南辰は「CS11」ではなく、「CS10」で施工していた。南辰の工事写真から発覚した瑕疵であるが、南辰はすべての工事写真を提出したわけではない。このマンションには見えない箇所で、まだ多くの瑕疵が眠っている。それらが発覚するのが建物が倒壊した後では、あまりにも遅すぎる。本当にとんでもない、デタラメな施工だ。
 

瑕疵21:梁下端筋(はりしたばきん)の施工ミス:鉄筋の不足

 
 四階梁において、主筋が二本不足している。構造耐力が低下している。
 
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南辰が提出した工事写真から、本来は下端筋が二段なければならない箇所に一段しか入っていなことが分かった。南辰はすべての工事写真を提出したわけではないので、このような瑕疵がまだ隠れている。南辰の手抜き工事は、そこら中で行われている。ウソ、でたらめな施工です。
 
 
 
(覚くんの想い)
 
 松坂教授さん、三人の教授さん、工学博士さん、一度学生さんを連れて、現地見分に来てください。大津京ステーションプレイスを、覚くんがすみずみまで案内しますよ。学生さんにとってもいい勉強になりますよ。また、松坂教授さん、三人の教授さん、工学博士さん、一度も現場を見に来ないで、部分的にしか南辰の話を聞かないで、あんな意見書を裁判所にだしたらダメですよ。子供に笑われますよ。
 
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大津京ステーションプレイスの屋上には、立ち上がりが低い箇所が何箇所も存在している。その隙間では、適切な防水施工は絶対に不可能だ。水島部長は裁判所の現地見分の時に、裁判長に対して、一生懸命言い訳をしていた。裁判長から「今は大覚さんの説明を聞く時間です。大覚さんの説明を聞いてください」と注意されていた。それでも、水島部長は、いろいろと言い訳をし、ヤジを続けていた。ウソ、デタラメ、言い訳、ヤジを飛ばすのが水島部長だ。こんなスキルを評価されて部長になったのかもしれない。
 
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今回の調査で、立ち上り箇所でアスファルト溶剤が塗布できていない箇所が数多くみつかった。立ち上り部分の高さが四センチほどしかなく、手が届かなかったためだ。そのため、防水シートが立ち上り部に密着せず、その隙間に雨水が侵入して、雨漏りを発生させたのだ。こんなデタラメな防水施工は、大津京ステーションプレイス以外にない。このため、雨漏りのオンパレードとなっている。十四階は雨漏りで全滅になってしまった。防水施工の不具合については、別の機会に詳しくご説明します。
 
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角部分の防水シートを確認すると、とても薄かった。本来、二層のシートから構成されるべきなので、こんなに薄くは絶対にならない。コンクリートの増し打ちにより立ち上がりが低かったので、二層のシートを施工する事が出来なかったのだろう。南辰の無計画な施工により、こんなに雨漏りする防水施工は、日本中探しても、大津京ステーションプレイス以外にはない。
 
 
 例えば、松坂教授は、本件建物について、「地下無し」と書いていますが、これは明らかに間違っています。何度も書いているように、立体駐車場の地下ピットには、累計十メートル以上の水が溜まって池のようになっています。松坂教授が検証したのは、基礎梁ですよ。基礎梁に囲まれて地下ピット、受水槽が設けられているんですよ。本当に建物を理解されていますか。水島部長は、どんな説明をしたんですか。裁判所では水島部長は、「建物について詳しく松坂教授に説明した」と証言していましたが、本当ですか? あの建物をみて、「地下無し」って、おかし過ぎますわな。大津京ステーションプレイスの瑕疵の全体像を何も分かっていないのに、裁判所にあんなデタラメな文書を出したらダメですよ。大学教授なのですから、中身を解ってから書いてください。恥をかくのは、南辰ではなく、松坂教授、あなた自身ですよ。
 
 あそこまで書いたんですから、そして裁判所に意見書を提出したんですから、必ず、七月二十六日の水島部長の反対尋問に来てください。大阪まで来られるのでしたら、大津にも寄ってください。覚くんが案内しますよ。本当に、勉強になりますよ。学生さんにも良い指導ができますよ。「こんな建築をしてはいけない」という見本ですよ。今のうちにこの建物を見てください。建築を勉強したい方は、実物で勉強できますよ。これほど悪い建物は他にありませんよ。本当に勉強になりますから、是非来てください。
 
 松坂氏はわけのわからない数字ばかり並べて、建物が安全だと言っていますが、裁判官も、誰も数字について理解することはできません。南辰がほしいのは、東京●●大学の松坂名誉教授の肩書きだけですよ。だから、水島部長は松坂教授の名前を裁判所で連呼していたのです。南辰から原稿料はもらわない方がいいですよ。そんなことをしていたら、せっかく築いた名誉をなくしますよ。そもそも、水島部長は現実の瑕疵の状況を松坂氏に一切説明していません。打ち継ぎ不良、JIS規格外のコンクリート、屋根荷重、構造スリットの不具合、鉄筋本数不足・配筋の施工不良、千三百五十箇所の瑕疵など、南辰が種を蒔いた多くの瑕疵の現状を。
 
 南辰の水島部長が、もし本件建物の正確な状況を話していたら、松坂教授は建物が安全だとは絶対に言えなかった。南辰の水島部長は計画的企みを考え、罠を仕掛け、陰謀・謀略を巡らせ、そんなことばかり考えている南辰にかかわったら、とんでもないことになりますよ。松坂教授、だまされたらだめですよ。南辰は、うそばかりつき、中小企業を踏み台にし、肥やしにし、倒産に追い込み、資産、人材、技術を奪う、とんでもない会社ですよ。そんな会社に加担したらだめですよ。松坂教授さん。三人の教授さん、工学博士さん、よく考えて行動しないと、丸裸にされますよ。
 
 次回の写真を見て、驚いてはいけませんよ。すごい写真を出しますから。
 
 乞うご期待!
 
 
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