■連載第8回■ 第四章 南辰が大津京に来て企んだことは何か?・後編

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マンガ版「覚くんの日記」第8話

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第四章 南辰が大津京に来て企んだことは何か?・後編
 
~南辰の悪の企みの種~
 
(覚くんの想い)
 
 南辰さん、黒幕さん、Tさん、皇子が丘公園で何を企み、何を計画しているのですか。皇子が丘公園は、大津市になくてはならない公園ですよ。土曜日、日曜日は、楽しく家族が遊びに来る、市民の集まりと憩いの場所ですよ。緑が多く、楽しく過ごせる、素晴らしい公園ですよ。春、夏、秋は、いろいろなイベントがあります。そんな素晴らしい公園で、南辰さん、黒幕さん、Tさん、何を企み、計画しているんですか。
 
 かつて大覚が所有していた土地を競売で手先のT社に落札させ、現在進めているのは、全長約二百メートル、高さ約十メートルを超える擁壁(ようへき)工事。造成敷地内に二箇所も擁壁を建てて。役所には、資材置き場として申請していますね。南辰さん、黒幕さん、Tさん、誰を仲間に入れて悪だくみをしているんですか。役所には、資材置き場として申請しながら、資材置き場とは到底考えられない、こんな大掛かりな擁壁を建てて、何をしようとしているんですか。また、大津市民を欺くんですか。そんなことばかりしていると、神様が怒りますよ。バチが当たりますよ。大津市民の大切な、大切な公園ですよ。市民の憩いの場所に何を企み、計画しているんですか。悪だくみしすぎやで。やり過ぎやで。
 
 
資材置き場
役所には資材置き場として申請している。
 
擁壁
擁壁(ようへき)は全長約二百メートル、高さ約十メートルを超える。資材置き場にこんな大がかりな擁壁は必要ない!!
 
擁壁
擁壁の内側では大掛かりな造成工事が着々と進んでいた。この工事が申請通り資材置き場なのですか? 資材置き場にこんな大掛かりな工事をするのですか? 役所に虚偽の申請をし、大津市民を騙したらダメですよ。
 
 南辰さん、大覚は、シニアマンションを計画していました。皇子が丘公園の中にあるので、市民が楽しく遊ぶ場所を阻害してはならない、といろいろたくさん考えることがありました。この公園は、緑が多くあり、市民の憩いの場所と私は考えたので、シニアマンションを建てるなら、周りに喜んでもらえる、素晴らしいマンションにしたいと思っていた。皇子が丘公園にふさわしい、大津市民と一緒に歩んでいける、どこにも負けないシニアマンションを造りたいと思っていた。おじいちゃん、おばあちゃんたちに喜んでもらえるシニアマンションを造りたいと思っていた。また、経験豊富なお年寄りの方々が多くいて、いろいろな施設もあり、学べるマンション、そこには、子供たちが行き来し、お年寄りの方々からいろいろ学び、勉強する。おじいちゃん、おばあちゃんも、いろいろな経験・知識・技術を子供たちに伝える、そんな楽しいマンションを造りたかった。子供たちは、日本の歴史を学び、お年寄りの方々を敬う心を育(はぐく)み、お年寄りの方々は大切なことを子供たちに教え、子供たちが学べる場所。そんな素晴らしい、公園の中のマンション。あそこに行けばいろんなことを教えてくれるおじいちゃん、おばあちゃんがいるよ、楽しいよ、と言われるマンション。そこには、子供の保育施設も造りたかった。そんなマンションを考えていたから、問題は山のようにあります。病院、ジム、レストラン、保育園、子供の遊び場、いろんな施設を造りたかった。皇子が丘公園の中にある、素晴らしいシニアマンション。何処にも負けないシニアマンションを公園の中に造りたかった。
 
シニアマンション
覚くんは皇子が丘公園の中に、夢のあるシニアマンションを建てたいと思っていた。
 
シニアマンション
覚くんは皇子が丘公園にふさわしい、自然、環境、教育、地元のニーズに配慮した、どこにも負けないシニアマンションを計画していた。
 
 マンションの中にいろいろな物を造ろうと思えば、考えることは多くあり大変だ。たとえば、病院はどこと提携するか。またレストランはどこと提携するか。お年寄りの方々だから、栄養のバランスも考えなければならない、健康でおいしい食事。楽しい食事、たまには子供たちも招待して、食事して、パーティーをする。娯楽設備もいろいろなことを考えていた。どこにも負けない、シニアマンション。他のマンションにはまねのできないマンションを作ろうと思っていた。公園の中だからできるんだ。
 
シニアマンション
覚くんは、お年寄りも子供たちも一緒になって遊べる楽しい公園を造りたいと思っていた。
 
 

<南辰が正当性を装うトリック>

 今から六年前に南辰が大津京ステーションプレイスの住民に配布した文書がある(下に掲載)。前編では、設計事務所の監理のもとで工事を行い、期日通りに引き渡したかのようなウソについて(南辰のウソ①~④)、さらには、工事代金を請求したが、大覚が不当に支払いを拒んでいるという内容のウソについて暴いてきた(南辰のウソ⑤)
 
 配布文書の後半には、さらに被害者を装い世間を欺く内容が書かれている(南辰のウソ⑥~⑨)。これこそが、南辰の企業姿勢が問われる、悪の種が仕込まれた真の目的だ。この文面だけを見れば、誰もが、大覚が悪者で、南辰が被害者だと思うだろう。しかし、この文書に書かれている内容は事実と全く異なるのだ。
 いまから、真相を追求していきます。
 

南辰がマンション住民に配布した文書(南辰の悪の企み)

 南辰がこの配布文書に散りばめた数々のウソ(南辰のウソ①~⑨)は覚くんによってすでに見抜かれている。後編ではウソの締めくくりとなる後半部分(南辰のウソ⑥~⑨)をひとつずつ読み解いてみたい。

 

配布文書

◆南辰が企んだ悪のシナリオ:<南辰のウソ⑥> 

工事代金等の支払い確約が取れない状態で建物を引き渡し致しました。  

◆覚くんが見抜いた南辰のウソ:<暴かれたウソ⑥> 

  • ●南辰は五十九戸の部分的仮引渡しをもって、建物全部が完成したことにすり替えている。
  • ●工事は完了しておらず、建物は完成していない。
  • ●完成していない建物に対して、引き渡しは完了していない。
 このマンションは、完成もしていないし、引渡しも受けていません。普通に考えれば十五億円もの物件を確約もとれない状況では引き渡さない。そして、また、お金ももらっていないのに、物件を渡すわけがない。完成したならば、なおさら、お金を貰ってからでなければ引き渡さない。これが普通。常識。二億六千万円の減額、四十九室の部屋の手直しも終わっていないし、千三百五十箇所の手直し工事も終わっていない。五十九室の手直し確認もさせてもらえなかった。鍵の引渡も受けていない。共用部の検査も一切させてもらっていない。南辰は、こういった状況を隠すために、引き渡したと言っているのだ。金も貰っていない、支払日も確約していない状況で引き渡すわけがない。それはなぜか。南辰がわざと金を貰わないように仕向けていたのだ。大覚は弁護士を通じて残高証明まで見せて支払能力があることを証明していた。
 
「代金は払うから早く建物を完成させてくれ」と覚くんは何度も言っていた。しかし、大覚が悪い、大覚が加害者だと世間に思わせるためには、南辰は金を貰わない方が都合が良かったのだ。大覚に金を払わせないように、わざと施主検査もさせず、手直し工事にも着手しなかったのだ。建物が未完成な状態で、大覚が支払に応じるはずがないことを南辰は初めから計算に入れていたのだ。大覚が請負代金を払えば、南辰の企みがうまく進まない。お金を早くもらったら南辰の企みがバレてしまうからだ。金を貰わないのも南辰、瑕疵を沢山造るのも南辰、仕事をしないのも南辰。黒幕さん、悪だくみさん、やりすぎやで。
 
 検査も手直しも完了していない、完成していない建物なのに、建物は完成したとして「引き渡した」とまるで被害者であるかのように言っていることが、まさに、企み、陰謀、謀略だ。大覚を葬ろうとしてやっているのだ。世間に、大覚が悪い、という種を蒔いているのだ。こういう文書を世間にばらまき、五年後、八年後に刈り取る段取りをしていたのだ。しかし、この文書自体が、逆に、南辰の悪事を証明しているのだ。
 
 手直しをしても、手直しどころか、瑕疵がひど過ぎて建物がどうにもならないことを南辰自体が知っていた。だから、建物を早く引き渡したかったのだ。そして大覚を闇に葬ろうとしていたのだ。
 
 大覚は、四十九戸、共用部については、施主検査すらさせてもらっていない。鍵も受け取っていない。四十九戸の鍵は南辰がずっと持っていた。後に競売にかけられ、南辰の手先のT社が落札したとき、T社は南辰から鍵を受け取っている。さらに、引き渡しを受けていない四十九戸のガスメーターの撤去については、大津市企業局(ガス供給窓口)が鍵を持っている南辰と調整して対応していた。この件についても大覚は一切関与していない。これらの事実が、大覚は引き渡しを受けていないことを物語っているのだ。
 
大津市企業局
大津市企業局から届いた文書には、「所有者である南辰より・・・了承を得ています」とある。仮に大覚が引き渡しを受けていたとするなら、南辰はどういう立場で大津市企業局に了承したのだろう・・・?
 
 お客さんは大覚から購入したのだから、不具合があれば、マンション事業主の大覚に連絡してこられる。だから五十九戸についても手直し工事の確認は大覚が責任を持って行わなければならない。しかし、南辰は大覚が何回も要請したにもかかわらず、手直し工事に着手しようとせず、大覚は、鍵の引渡も受けていないし、千三百五十箇所の手直し工事の確認もしていないし、四十九室の施主検査もしていないし、共用部も一切検査させてもらえなかった。その他にもいろいろある。この建物は完成もしていないし、大覚は引渡も受けていない。南辰はここでもウソをついている。南辰はここでも善人を装って、偽善者になっている。企み、陰謀、謀略をもって、やりすぎやで。
 

◆南辰が企んだ悪のシナリオ:<南辰のウソ⑦> 

平成21年12月になってもまったく入金がなかったため、年明けの平成22年1月に支払い請求の訴訟を起こし、現在も係争継続中でございます。 

◆覚くんが見抜いた南辰のウソ:<暴かれたウソ⑦> 

  • ●建物は完成しておらず、南辰には工事代金を請求する根拠がない。
  • ●平成二十一年十二月、大覚は南辰に対して代金を支払う段階ではないという事情を説明していた。
  • ●大覚は南辰に話し合いの場を設けるように何度も求めていたが、全て南辰に無視され聞く耳をもってもらえなかった。
  • ●南辰は初めから訴訟を提起する段取り・計画だった。
 建物が完成していないので、そもそも、南辰には工事代金を請求する根拠がない。さらに、請求書を持ってきたのが十二月四日。一回目(十月十三日、十四日)、二回目(十一月二十六日、二十七日)の施主検査において、合計千三百五十箇所の不具合箇所が見つかった。
 南辰役員と金谷所長は、「手直し工事を一週間から十日ほど待ってほしい。十二月十日までに必ず直します」と覚くんと約束した。しかし、その八日後の十二月四日に営業課長の榎(えのき)氏と役員が請求書を持ってきた。手直しも着手すらされておらず、さまざまな問題が発覚しており、話し合いを求めていた、その矢先だった。その後二回、請求書が郵送されてきた。手直し工事も終わっておらず、鍵の引渡しも受けていない。建物が完成もしていない、共用部の検査もさせてもらっていない、追加増減の話し合いもしていない段階だった。追加工事が千九百万円、減額分が二億六千万円。この話し合いも全くされない段階で、残代金全額を請求する根拠がないのだ。だから、何度請求書を送ってきても何の意味もない。
 
 たとえば、家を買った人が、入居前に雨漏りがあったり、クロスが破れていたり、水道から水が出なかったり、壁に傷があったり、玄関ドアに不具合があったりすれば、当然直してもらってからお金を払うのがあたりまえとちがいますか。それが、一般常識です。
 
 追加工事が千九百万円、減額工事が二億六千万円、こんなバカなことがありますか。だが、こちらが何度いっても南辰は一向に話し合いをしようとしない。この二億六千万円を自分らで分ける段取りだったのと違いますか? 黒幕から、これは金谷とその仲間の分け前やと言われてたのと違いますか? だから、金谷とその仲間は、この二億六千万円に固執していたのかなあ。そうでなければ、話し合いをするものだ。この二億六千万円は自分のものだと思っていたのに、これが入ってこないので大変な思いだろう。黒幕さんはもっと大きなものを手に入れる夢を見ていたのだろう。悪だくみは最後はあきませんで。最後にはバレますで。悪いことが成功することはあまりありませんよ(たまにはありますが)。黒幕さん、残念でしたね。
 
 金谷とその仲間らは、この二億六千万円を分けるよう指示をうけていたのだろうか? その代わり未完成の建物で、瑕疵の種を大津京ステーションプレイスにまき散らすよう、指示を受けていたのだ。しかし、二億六千万円のごまかしが覚くんにバレそうになったから、早く裁判で決着をつけようとしていたのだ。だから、黒幕さん、仲間は、焦ったのと違うか。そこに綻びが出て来たのだ。南辰さん、すこしあなたの会社はやり過ぎやで。こんなこと世の中ではとおらへんで。何処の世界に、増額が千九百万円で減額が二億六千万円という話があるんだ。大津京を黒幕さんが手に入れてどうするつもりだったのだろう。黒幕さん、あんまりやったらアカンで。これ以上、まだやるンか、そして学者さん二人を使って、二百五十もの書類を出して、瑕疵がない、などということを言っていたらアカンで。南辰さん、親会社に迷惑かけすぎたらアカンでぇ。
 
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南辰は工学博士二名を雇い、これまでに二百五十もの書面を裁判に提出している。学者さんも仕事とはいえ、こんな屁理屈だらけの書面を出したらだめですよ。
 
 請求を受けたが、その都度、未だ代金を支払う段階ではないという事情を説明していた。その間にも、工事代金の増加分・減額分についての話し合いを何度も求めたが、全て南辰が計画的に無視して、聞く耳を持たなかった。大覚を悪者にして、一方で、南辰自身は被害者を装い、大覚に罪をなすりつけ、大覚を大津京から葬り去ろうとしていた。大津京駅前でマンション事業を出来ないよう段取りをしていた。悪い評判をたてることしか考えていなかった。南辰はただ、請求書を送ってくるだけだった。覚くんは、南辰の社長に手紙を書き、電話をし、話し合いの場を設けるように何度も求めていた。南辰は、これらを全て無視し、ただ、請求書を送ってきただけだった。
 
 南辰は「十二月になってもまったく入金がなかった」と言う。まるで、長期間にわたって大覚が入金を後倒しにしていたような言い回しだ。そもそも十二月に支払う義務も必要もなかったのだ。十一月二十六日、二十七日、二回目の施主検査があった。その時に八百五十箇所の不具合箇所が見つかった。一回目が五百箇所だから、合計千三百五十箇所だ。これは、一週間から十日で必ず直す、という約束だった。この期限は十二月十日だ。千三百五十箇所の不具合箇所の手直しもしていないし、共用部の検査もさせてもらっていない、屋上の二百四十五トンもの増し打ちコンクリートも直していない、千箇所以上の瑕疵がある。それを一向に直さないのに、十二月四日に請求書を持ってくるのはおかしい。何も仕事をしていないのに請求書だけ持ってくる。これは企み、陰謀、謀略だ。黒幕さん、金谷の仲間さん、やりすぎやで。どないな考えで請求書を出してくるんですか。約束した十二月十日までに一回も瑕疵も直してないんやで。おかしなことばっかりしますね。何を焦っていたんですか。辻褄(つじつま)の合わない、ウソばかりですね。
 
 十二月四日、突然、榎営業課長と役員が請求書を持ってきた。覚くんが「まだやってへんこともたくさんあるやろ。いつ直すんや? 手直しが必要なところを一つ一つ、双方が立ち会って確認しているんやで。直しもしないのに請求書をもってくるのがおかしいやろ」というと、榎営業課長は、「その通りです。分かっているのですが、本社から請求書を持っていくよう指示されているんです」との返事だった。覚くんの説明を聞いて、榎営業課長は請求書を持ち帰った。その時すでに、悪意に満ちた企みが南辰上層部で進行していたのだ。
 
チェックリスト
平成二十一年十一月二十七日の完成検査チェックリスト。大覚と南辰の双方が立ち会って手直しが必要な箇所を記入した。南辰が手直し工事をしなかったため、確認日の欄は空白のままである。
 
 その二日後、今度は南辰側の弁護士から封書が届いた。すぐに南辰側の弁護士に電話をし、中身を確認すると請求書ということだった。郵送に要する日数を加えると、明らかに、請求書を持ち帰った直後に、弁護士名で請求書が発送されていたのだ。
 覚くんは、電話にて、請求書を返送する事情を説明し、礼儀を尽くして、南辰側の弁護士に説明した。
「まだ施主検査も手直し工事の確認もしていません。工事が完了したら代金の支払いをします。まだ請求書を受け取る段階ではありません」
 すると南辰側の弁護士は返答した。
「えっ、そうなんですか。会社から聞いている事情と違いますね。会社にも確認してみます」
 
 南辰は、ただ大覚が請求書を送り返したという事実を積み重ね、大覚を陥れようとしていたのだ。裁判をするための証拠作りをしていたのだ。本当にあくどい、許せない企みだ。この間の一連の南辰の行動は、明らかに訴訟ありきのやり方だった。そのことに気づかず、大覚は、「不具合を直してください」、「話し合いをしましょう」と何度も依頼していた。
 
 その後、南辰からも南辰側の弁護士からも連絡はなく、年明け早々の一月に届いたのは訴状だった。南辰側の弁護士も、「確認します」と言っただけで、話し合いの場を設ける事もなく、裁判所から訴状が送られてきただけだった。
 
 十一月二十六日、二十七日に施主検査で、双方二十名で検査し、八百五十箇所の手直し箇所が発覚した。検査後、「一回目の手直し工事もしていないやんか。どうするんや」というと、「一週間から十日待ってください」と金谷は言っていた。それから八日しかたっていない十二月四日に請求書を持ってくることが、計画的な陰謀の証拠だ。手直しにも着手すらしていない十二月四日の時点で請求書を持ってくること自体が、大覚を陥れる段取り、企みをしていた。挙句の果てに「金を払ったら、手直しの相談に乗ってやる」と言ってきたのだ。あまりにも大覚をバカにしたやり方だ。完全に大覚を怒らせて、何かを仕掛ける企みをしていたのだ。本当に、企み、陰謀、謀略だ。南辰の言っていることは無茶苦茶だ。これが関西一の企業のやることか。北海電鉄、南辰のやり方か。あなたのところは関西一の上場企業やで。関西の模範となるべき企業なのに、なんでこんな悪いことばかりするんですか。ちょっと悪だくみしすぎですよ。社会のルールを守ることも大事なことですよ。もういい加減にしてください。やりすぎやで。
 
 ところが、南辰は一方的に訴訟を提起してきた。これは大覚を闇に葬る段取りでいたのだ。あのような瑕疵だらけのマンションは普通では、意図しなければ出来ない。南辰は、大覚を葬るための種を蒔いていたのだ。その種が少しずつ芽を出してきたのだ。
 
 南辰は大覚を罠にはめ、闇に葬ろうと画策していたのだ。これは、初めからしまいまで、このマンションを完成させずに、とりあえず、大覚を闇から闇へ葬る段取りでいたのだ。完成していないマンションを完成しているように見せかけ、企み、罠に嵌めようとしていたのだ。南辰の企みに乗って、もしこのマンションを大覚が引き取っていたら、大覚は大変なことになっていただろう。倒産し、多くの社員やその家族も路頭に迷う。もう、ええ加減にせなあかんで。やり過ぎやで!!
 

◆南辰が企んだ悪のシナリオ:<南辰のウソ⑧> 

当マンションが耐震構造上問題があるかのような説明を受けられたと聞いており、たいへんご心配をおかけしているかと存じますが、当社としましては先ほど述べましたとおり、法的に何ら問題はないと判断しております。 

◆覚くんが見抜いた南辰のウソ:<暴かれたウソ⑧> 

  • ●このマンションには耐震構造上大きな問題がある。
  • ●このマンション工事で数多くのコンプライアンス(法令遵守)違反をしていた南辰は「法的に問題はない」と述べ、ウソをウソで誤魔化すのみだった。
  • ●「法的に問題はない」と言うのであれば、施工者として堂々と説明会に参加し、住民が納得できる説明をすべきではないだろうか。
 上記に述べたように、このマンションには建築基準法などの法令に違反する事実がたくさんある。構造にも重大な問題が多数ある。
 
 大覚は住民への説明会を開催することにし、南辰にもそこへの参加を求めたが、南辰は来なかった。大覚は、事情を説明する機会を南辰に与えようとしていたのだ。この場に来なかったこと自体、南辰に後ろめたいことがあったことを物語っている。大覚が悪いという印象を与える文書を一方的に配布して、事実を捻じ曲げ、自分らの都合の良いように世間を味方につけようとしていたのだ。普通なら、施工業者が施主と一緒に住民説明会をするものだ。何度呼びかけても、南辰からは全く返事も来なかった。無視だ。住民からは「なぜ、建設した南辰が来ないんだ!!」との声が多数上がった。住民説明会は、施主、施工者、監理者が出席するものだ。自分が建てたマンションと違うンか。なんで来ないんだ。それ自体がおかしい。自分に都合のわるいことは対応せず、事実を自分たちの都合のいいように捻じ曲げた文書を配布するのが南辰だ。施工者、監理者が参加したら、住民からの質問に応答しなければならない。覚くんが弁護士を通じて何度も連絡していたが、南辰は来なかった。南辰は、大覚を陥れるためのいろいろな文書を出していた。それをマンション住民に配布し、自社ホームページのIR情報にも出していた。悪の種が芽を出してきたら、大覚がいかに悪かったかを証明するために使う文書だったのだ。
 
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住民説明会では、マンション住民から怒号、叫び声があがった。皆が必死なのに南辰はこの場に居ない・・・。このときの様子が欠陥住宅問題を特集した番組で放映された。
 
 今回冒頭に掲載した文書(マンション住民に配布した文書)も、大覚を一方的に悪者にしている文書だ。覚くんだから、この文書を全て分析し、南辰の悪だくみを見抜き、真実を皆さんにご説明することができたのだ。これができなかったら全て大覚が悪い、ということになってしまう。
 
 黒幕さん、悪だくみさん、こんな文書をつくって、先の先まで見越していたと思いますが、そして五年先、八年先、南辰がこれだけ大覚のために尽くしていたと、加害者が被害者の振りをするんですか。南辰さん、もうこの辺で終わりにせなアカンで。南辰の全ての文書を解読して説明したら、大変なことになるで。悪だくみさんも金谷さんも一生懸命だけど、大覚も努力し、大変なんですよ。それだけ必死なんですよ。
 
 いつまで金谷さんを裁判に出廷させているんですか。よほど弱みを握られているんでしょうね。生コン業者と結託してやりたい放題した金谷さんを、普通はそのままにはしないでしょうね。いつまで裁判に出廷させているんですか。いっそのこと最後まで裁判に出しぃや。金谷さん、最後まで会社におりいや。会社辞めたら大変やで。黒幕さんからしっかり退職金貰いや。いまからちゃんと黒幕さんと話し合っといた方がええで。
 
会社のことなので何もいうな
裏金問題について金谷所長に問いかけると、「会社のことなので何もいうな」と会社から言われていると返答した。続けて金谷所長は、「個人だったら言いたいことなんぼでもあるんですけど」と答えている。金谷所長の「言いたいこと」とは???
(YouTube「大覚 VS 南■辰■建設 続・大津欠陥マンション動画」より     https://www.youtube.com/watch?v=nJipKcb-vvw  27:30頃から)
 
 住民説明会に南辰が来なかったので、一遍弁護士がその場を仕切った。
「大きな地震が来たら建物が倒壊する」という説明だった。
「そこら辺でお菓子とかジュースを買っているのとは違うんですよ!」と罵声も上がった。
 
 一遍弁護士の態度にまるで誠意が感じられなかったので、マンション住民も我慢できなくなった。住民が被害者の会を結成し、東京の弁護士を雇うと言い出した。すると、一遍弁護士は、慌てて「それは困ります。それは困ります。私の仕事が増えます。そんなことしたら勝てる裁判が長引くし、ややこしくなる。だから私が、知り合いの大津市の弁護士を紹介します。その方が私がやりやすいですから。なんとか東京の弁護士は断るように管理組合と話をつけてください」と覚くんに頼みにきた。そして一遍弁護士が地元大津の女性弁護士を管理組合に紹介した。
 
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住民説明会での一遍弁護士の態度には誠意が感じられず、マンション住民をいらつかせるばかりだった。
 
 ところが、この女性弁護士も一回は自己紹介を兼ねて相談に来ただけで、二回目以降は、自分の子供の用事、自分の用事・・・と何かと理由をつけて来なくなった。管理組合もしびれを切らし、大覚社員に苦情を寄せて来た。紹介された女性弁護士について覚くんが、一遍弁護士に相談したら、「それやったら断ったらいいでしょ」との返事。自分が紹介した弁護士なのに、一遍弁護士はほんまに、責任感のない、ええ加減な弁護士だった。東京の弁護士を排除するときは一生懸命だったのに、自分が紹介した女性弁護士が打ち合わせに来ないというと、全く無責任な返事だった。「来ない弁護士なら断りなさい」との一遍弁護士の言葉を聞いて、覚くんは呆れて物も言えなかった。それにしても、一遍弁護士は、東京の弁護士を断らせ、知り合いの女性弁護士を紹介して、「この弁護士は、良い弁護士だから、力になってくれる。自分も仕事がしやすい。一緒にやっていける」と言っていた。一遍弁護士は、何をしたかったのだろう?? 今考えると、本当に不思議なことだった。おかしな話ですね。
 
 住民さんから「構造的に、屋根に重量物が載っていて、いつ地震がきて壊れるか分からないと言われているのに、大覚としてどのように対応してくれるんだ」と詰め寄られた。また、沢山の苦情が寄せられた。さらに各所の不具合も発覚した。
 例えば、
 エントランスホールが臭い。
 雨が降ったら雨水貯留槽から轟音が鳴り響いている。
 地下に水が溜まって使用できない立体駐車場。
 避難階段の縦格子の取り付けも不具合が多く危なくて子供に利用させられない。
「欠陥マンションに住んでいる」と子供が学校でいじめられている。
 友達も遊びに来てくれない。
 
 覚くんは、住民説明会の内容を南辰に知らせようと、一遍弁護士から南辰に連絡をしてもらったが、折り返しの連絡すらなかった。一遍弁護士にも確認したが、全く反応なしだった。
 
 大覚を信用して、三十年ものローンを組んで買ってくれたお客様の苦情に何とか応えようと、幹部社員と相談し考えに考えた末、覚くんが出した答えは、希望するお客様に対して、販売価格で買い戻しに応じることだった。覚くんは、地元企業として、また自分が生まれ育った大津京に迷惑をかけられないと、買い戻しに応じることにした。結果として、買い戻しに要したお金は総額八億円にも及んだ。
 
 南辰が建てたのだから責任を取ると思い、連絡を取った。なぜならば、以前に南辰は四十九室を買い取ると提案していた。つまり、四十九室を十億円で買い取ると言っていたので、お客様からの買い戻しにも応じるのではないかと思った。しかし、南辰からは全く連絡がなかった。今から思えば、南辰は大覚を潰そうとしていたのだから、大覚に協力することはあり得ないのだった。南辰は今でもこのマンションに瑕疵はないと言い続けている。
 
販売価格で買い戻し
覚くんは、道義上、入居者から希望があれば販売価格で買い戻しに応じることにした。それに要した金額は、総額8億円にも及んだ。
(YouTube「南■辰■建設 大津欠陥マンション動画」より     https://www.youtube.com/watch?v=LT8afcRpqUU  24:55頃から)
 
 現状、この建物は、屋根荷重、違法な生コン使用、水の配管が存在する電気室、錆(さ)びついた消火栓などなど、数え挙げればきりがない法令違反をしている。このマンションを前に「法的に何ら問題はない」などと平気で嘘をつく南辰は、本当に上場会社なのだろうか。コンプライアンスのかけらすら持っていないのか。企業として悪すぎるで。良心すら持ち合わせていないのか。七年間もよく、「瑕疵がない」などと言えますね。やり過ぎやで。最初からしまいまで、よくいいますね。
 
 南辰から雇われている二名の学者さん。瑕疵がないといって沢山の書類を出すのも疲れたでしょ。ご自身にも名誉・地位もあるでしょ。この建物に瑕疵がないといって、恥ずかしくないんですか。良い建物造りを人に教える立場じゃないんですか。良くないですよ。やり過ぎやでぇ。
 
 

◆南辰が企んだ悪のシナリオ:<南辰のウソ⑨> 

1年点検につきましても、当社で実施させて頂く旨、すでに株式会社大覚様に申し入れております 

◆覚くんが見抜いた南辰のウソ:<暴かれたウソ⑨> 

  • ●一年点検について大覚が何度も南辰に連絡をすると、南辰は点検から大覚を排除することを条件にしてきた。
  • ●共用部は点検しない、と言っていた。結局、共用部に重大な瑕疵があったから台風で防風スクリーンが落下し、周辺住民に多大な迷惑をかけた。
  • ●結局、南辰は一年点検をしなかった。
  • ●七年経っているが、南辰は一度も点検していない。
 大覚は何度も、一年点検をしてもらうよう、南辰に連絡を取っていた。南辰が引き渡したというのが平成二十一年十一月。その一年後の平成二十二年十一月になっても、南辰からは、一向に一年点検の案内が来なかった。覚くんが心配になって、何度も南辰に連絡をすると、南辰は、一年点検をする条件として、大覚の関係者や大覚が所有する部屋については一年点検を実施しない。共用部は点検しない。大覚関係者を立ち会わせないなどという、施主である大覚を排除する条件が付けられていた。施主である大覚を排除するとか、共用部を点検しない一年点検など、聞いたことがない。
 
 南辰は、「大覚からの要望に対して誠意をもって対応してきた」というが、一年点検ですら施主を排除している南辰にそんな誠意などあるはずがない。共用部も未だに、一回も大覚に検査させていない。結局、全ての部屋について一年点検は行われていない。つまり、おかしなことばかりしているのだ。
 
 南辰がこんな文書をマンション住民に配布したのは、大覚が倒産することを前提にしていたのだろう。大覚が南辰の思惑通り倒産していれば、この文書に書いてあることは全て正しかったかのように世間には聞こえる。企み、陰謀、謀略、ありとあらゆる悪だくみを考え、これ以上出来ないほど悪だくみを考え、仕向け、ありとあらゆる嫌がらせをやり、南辰は大覚を倒産に追い込もうとしていた。
 
ファックス文書
南辰が一年点検について送ってきたファックス文書。「大覚関係者居住分と共用部分については一年点検を実施しない。大覚関係者を立ち会わせない」「裁判内容と関連した事柄等で現場が混乱した場合は点検を中止する」という条件が付けられていた。南辰には施工者として一年点検を行うという責任感が全くない。
 
 南辰の筋書き通りいけば、大覚が倒産して、今頃は錦(にしき)の御旗(みはた)をもって大津京に事務所を構えていたのだろう。そして大津京で好き勝手なことをしようとしていたのだろう。覚くんには、その構想は大体想像がつく。しかし、大覚は社員一同が心を一つにして、創意工夫して努力して頑張った。人というのは努力し、一生懸命やればなんとかなるものです。また、周りの人が助けてくれるものです。真剣にやれば知恵も出ます。大覚は本気でやったからここまで来れました。持ちこたえました。
 
 南辰さん、ここらでやめにせなアカンで。思い通りにはなりませんよ。大津京は諦めた方がいいですよ。大覚はいい経験もしましたが、大変な思いもしています。南辰の社長さん、毎日一日六十万円、ひと月千八百万円、一年で二億二千万円の遅延損害金、その他の経費も合わせると大変なお金になりますよ。覚くんもその間三回も倒れたけれど、何とか命も取り留めて、この大きな負担を背負って歩いているんですよ。南辰の社長さん、その気持ちが分かりますか。大覚は頑張ったからここまで持ちこたえました。もうこのへんで瑕疵はないなどとは言わないでください。真摯に対応してください。南辰の社長さん、一度現場を見に来てくれたら、瑕疵があるかないか、すぐに分かります。子供でも分かります。私が案内します。やりすぎたらあきまへんで。もういい加減にしてください。社員のためにも、このへんでやめにしはったらどうですか。
 
押し潰されそうな重圧
覚くんは、まさに押し潰されそうな重圧(膨大な遅延損害金)を背負って、悪の帝王・南辰と戦っている。
 
 
(覚くんの想い)
 
 公園の中のこの土地には、大覚がかつて運営していたドッグランがあった。これは、大津、京都の方に大変人気があったのでなかなかやめられなかった。覚くんはそれでもよいと思い、ドッグランを続けていた。でも、もっとみんなに喜んでもらえることがないかと考え悩んでいた。当時は、利用者や市民の方に喜んで貰おうと、一日百円の料金でドッグランを遊んでもらい、おまけに駐車場は無料。公園に来た人も駐車場を無料でご利用いただいていた。素晴らしいドッグラン。楽しいイベントも何度もやり、たくさんの人に愛されていた。そんな素晴らしいドッグランを踏みにじり、計画的、企み、陰謀、謀略をして、大覚を陥れ、土地を手に入れて、金儲けをしようと思っているのでしょうが、皆も楽しみにしていた公園をそんなことしたらアカンで。
 
ドッグラン1
大覚はこの土地でいろいろなイベントを主催し、多くの市民で賑わっていた。
 
ドッグラン2
これらのイベントは多くのボランティアの協力を得て行われていた。
 
ドッグラン3
一日百円の料金でドッグランが利用でき、京滋の動物愛好家が集う場所だった。
 
ドッグラン4
ドッグランは、たくさんの方に愛されていた。
 
ドッグラン5
大覚がかつてドッグランを運営していたこの土地を、無理やり大覚を計画的に罠に嵌め、弱体化させ、企み、手に入れた。大規模な開発をし、大津京をどうしようとしているんだろう・・・? 資材置き場として申請しているこの造成工事のどこが資材置き場ですか・・・? 何を企んでいるんですかねぇ・・・?
 
 そこに高さ約十メートルを超える擁壁を造り、大津市に資材置き場として申請し、欺き、企み、何を段取りしているんですか。南辰さん、黒幕さん、Tさん、悪だくみしすぎやで。大津市民、京都市民、大覚をこれ以上陥れ、悪だくみはアカンと思うよ。人を陥れ、企んでも、お金は儲かりませんよ。そんな悪事をしたらあきませんよ。それが企業ですか。北海電鉄の会長さん、南辰の社長さん、そんなことしたら、公園を潰したらだめですよ。お金は、人の心を一番よく知っていますよ。お金は心温かい人のところに集まりますよ。一生懸命努力する人のところに集まってきますよ。私は、夢を持ち、創意工夫し、いつも努力し、頑張っているんですよ。
 
 南辰さん、一日六十万円、ひと月千八百万円、一年で二億二千万円という膨大な遅延損害金ですよ。覚くんは、そんな大きな遅延損害金を背負って歩かされているんですよ。こうしている間にも、一日六十万円。合計十三億円もの遅延損害金。さらに瑕疵だらけで、完成もしていない、受け取ってもいないマンションの残代金十五億円も払え、と言われているんですよ。合計三十億五千万円ですよ。あれがまともなマンションですか? 地元ではどう呼ばれているか知っていますか。幽霊マンションと言われています。最近は、この幽霊マンションを見に、沢山の方が来られています。
 
 北海電鉄の会長さん、南辰の社長さん、膨大な遅延損害金を負担させられている、覚くんの気持ちを考えた事がありますか? あなたが一日六十万円もの遅延損害金を負わされたらどうなりますか? それでも覚くんは、自分自身に毎日言い聞かせて、自分を奮い立たせて頑張っているんですよ。その気持がわかりますか? そんなことをして、地方の中小企業を陥れて、良いと思いますか。大覚を陥れて、土地を取りあげても良くないと思いますよ。そんな大切な土地、そして皆が楽しみにしている土地を、無理矢理、陥れて、悪だくみして手に入れるのは、良くないと思いますよ。そんなにお金儲けがしたいんですか。この素晴らしい皇子が丘公園は、市民みんなのものです。そこで好き勝手なことをして、自分たちだけの公園にしようとしていますよね。違いますよ。南辰さん、黒幕さん、Tさん、よく考えてください。大津市民、京都市民、皆が家族で楽しく遊ぶ場所を潰したら、神様が怒りますよ。バチが当たり、大変なことになりますよ。悪だくみさん、やり過ぎやで。
 
皇子が丘公園1
大津市民の憩(いこ)いの場、皇子が丘公園。週末は多くの家族連れで賑わう。
 
皇子が丘公園2
南辰は、大津市民から憩(いこ)いの場を奪い取ろうとしている・・・。
 
 その公園の中に、要塞(ようさい)みたいな擁壁。高さ約十メートル、全長約二百メートル以上もある擁壁。そんな工事は考えられない。皆の楽しい、憩いの場所。市民、家族にとって、なくてはならない公園。南辰さん、黒幕さん、Tさん、市民の大切な、大津市民、京都市民の大切な公園を潰したらだめですよ。神様が怒りますよ。高野山の弘法大師さんも怒りますよ。
 
要塞のような擁壁
豊かな自然の中に、ものものしい要塞のような擁壁が…。壁の向こう側には一体何が…?
 
 覚くんは、他にも計画し、迷っていたことがある。それはこの公園だからできることだ。皇子が丘公園は千三百年前に都があった場所だ。天智天皇ゆかりの土地だ。そんな由緒ある皇子が丘公園を潰したらだめですよ。もうひとつの覚くんの夢は、どこにも真似のできない公園施設をつくること。皇子が丘公園にしかできない計画。皇子が丘公園に「道の駅」のような施設。多目的店舗。みんなが楽しむことができ、遊べる店舗。そして、緑豊かな自然の中の動物公園や、人気のあったドッグラン。皇子が丘公園と一体化した、小さな子供たちが自然の中で動物たちと親しめる素晴らしい公園施設。日本中の人たちがあの歴史のある皇子が丘公園に一度遊びに行きたいなと思うような、自然の中に小さなかわいらしい動物もたくさんいて、一緒に触れ合い、遊べる施設。そんな皇子が丘公園と一体化した素晴らしい施設を造りたいと思っていた。いろいろ思案し、迷っていた。覚くんはみんなに楽しんでもらえることを一番に考えていた。大津市民、京都市民が子供たちを連れて気軽に遊びに来れるような施設を造りたいと思っていた。ボランティアの方々にも手伝ってもらって、皆に親しんでもらえる皇子が丘公園と一体化した公園施設をつくりたいと思っていた。
 
自然を楽しめる公園施設
覚くんは、市民が四季を通して自然を楽しめる公園施設を作りたいと考えていた。
 
イルミネーション
クリスマスシーズンにはイルミネーションが楽しめる公園施設。
 
自然と一体化した公園施設
覚くんは自然と一体化した公園施設を造りたいと考えていた。
 
小さなかわいらしい動物
自然の中で小さなかわいらしい動物と子供たちが触れ合える公園施設を造りたかった。
 
 そんな素晴らしい公園を南辰さん、黒幕さん、Tさん。壊し、潰したらだめですよ。長さ二百メートル、高さ十メートルもの要塞のような擁壁をつくったらだめですよ。それでいくら儲かるんですか? 企業にもモラルが必要でしょう。南辰さん、黒幕さん、Tさんはお金儲けのためなら、なんでもありなんですか? 公園にあんな要塞みたいな擁壁を建てたらだめですよ。緑豊かで自然に満ちた、みんなが楽しめる、素晴らしい公園に要塞みたいなコンクリートの擁壁を造ったらだめですよ。
 
不気味な擁壁
自然豊かな公園の中を歩いていると突然不気味な擁壁が現れた。擁壁の向こう側からは絶え間なく重機の轟音が響いてくる。
 
 その土地で何を企んで、いくら儲けようとしているんですか? よそから来て、なんでもしていいということはありませんよ。もし、あなた方がこの公園の近くに住んでいたら、どのように思いますか? 自分たちの子供とそんなところに遊びに行きたいと思いますか? 自分たちの近所の公園にそんな要塞を建てるんですか? そんなことはしないでしょう。あなた方は要塞のような擁壁を建てて、皇子が丘公園をどのようにしようと思っているんですか? 南辰、黒幕、Tさんだけの皇子が丘公園ではありませんよ。こんなことを北海電鉄の会長さんは知らないと思いますよ。親会社に迷惑かけたらだめですよ。
 
擁壁の裏で
この擁壁の裏で一体何が行われているのだろう…?
 
 黒幕さん、南辰さん、あなた方が出した世間を欺く文書は沢山ありますよ。
 この文書は、五年後、八年後に大覚を抹殺するための種を蒔いたストーリーですか?
 黒幕さん、大覚を闇に葬って何を得るつもりだったんですか?
 南辰は虚偽の文書を出しすぎやでぇ。
 それらの虚偽の文書を次回も暴いていきます。
 乞うご期待。

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