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2階集会室仕様変更

多くの箇所において、施主である弊社に断り無く施工方法や材料、品質を変更していた事が判明しております。
2階集会室においても、大幅な変更・取り止めが無断で行われ、設計時の仕様とは驚くほど別物になっておりました。

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2階集会室カウンターを取り止められていた

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集会室には当初、3台のカウンターを設置する様に設計されていた。
ところが、竣工した集会室にも竣工図にも、カウンターは取り止められていた。
その経緯は定かではなく、施主への承諾も無い。

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設計時には、この様なラウンド型のカウンターが設置される予定であった。

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集会室の腰壁・巾木を無機質クロスに無断で変更されていた
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集会室内壁面をグレードアップする為に、天然木突き板を高さ80cmまで張り上げる予定であったが、取り止められていた。
一見、壁一面に天然木突き板が施されているように見えるが、コストダウンを図るため、壁前面を木目調の無機質クロス張りに変更されていた。

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これにより、折角グレードアップした内容が、ごくありふれた集会室になってしまった。

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クロスがめくれている箇所があった。
キッズルームなので、クロスだと子供が遊ぶと簡単に傷つき、メンテナンスが必要となる。2015/12/t18.jpg
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また、足元は木製巾木の設計であったが、こちらも安価なソフト巾木に無断で変更されていた。

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この変更により、安っぽく感じられる室内になってしまっている。
機能的にも、ソフト巾木の方が強度的に弱くて、汚れやすい欠点がある。2015/12/t07s.jpg

床フローリングがピュアハード塗装品から標準品に無断で変更されていた
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集会室の床フローリングが、ピュアハード塗装品から標準品に無断で変更されていた。
コストダウンをするために品質を低下させ、傷が付きやすい仕様になってしまっており、メンテナンスが今後必要となる。

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ピュアハード品と標準品の相違点は、フローリング表面に、耐摩耗、抗菌仕様を施して、傷が付きにくくしている点にある。
椅子や机等を配置する際にも傷が付きやすく、品質低下してしまっている。また、この部屋はキッズルームとしても利用される。
抗菌仕様でないため、子供を遊ばせるには配慮の足りない仕様変更となっている。

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壁面の鏡と手摺が取り止められていた
この部屋では、壁面に鏡とステンレス手摺の設置が設計されていたが、それもことごとく取り止められている。

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計画では、フィットネス関連の活動が可能な様に、設備が考えられていた。
これらが、どういう経緯で取り止められていたのかは、打ち合わせ議事録では、記録が無い。2015/12/t11s.jpg

集会室の間仕切り壁に隙間が出来てしまう
普段、両壁沿いに折りたたまれているパーテーションは、広げると部屋を2分割する仕切り壁となっている。

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集会室の間仕切り壁を広げたところ、隙間が出来る様な作りであった。
隣の部屋が覗けてしまい、音も漏れるため、間仕切りの機能を果たしていない。2015/12/t16.jpg
計測すると、約2cmの隙間であった。

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いいかげんな作りであるというだけでなく、子供が手を挟む事も考えられ、危険である。

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