平成25年8月7日~8月22日
調査方法
A通り-8~10通りの地中部に埋まっているため、重機を使用して土を掘削する。
地中梁の垂直打継ぎと水平打継げ部を調査するため、現状地盤より約5m程の深さを掘削する。
地中梁の水平打継ぎ部が確認でき次第、打継ぎ箇所をコア採取しコンクリートの一体化について調査する。
また、立体駐車場ピット部分の地中梁の水平打継ぎ部も可採取を行い、検証する。
調査結果
地中部の垂直打継ぎ部6箇所 水平打継ぎ部 4箇所の計10箇所にてコア採取を行った(コアは100Φにて採取)。
10箇所ともコアにて検証および確認を行ったところ、コンクリートが一体化されていなかった。
また、立体駐車場ピット部分の地中梁の水平打継ぎ部分も4箇所コア採取を行った。4箇所共コアにて検証および確認を行ったところ、コンクリートが一体化されていなかった。
水平打継ぎのコアを確認したところ、レイタンスや木屑が存在しており、コンクリートが一体化していない。また、垂直打継ぎ部の断面が滑らかに施工されており、一体化されていない。コンクリートが一体化していない為、隙間から漏水しており、内部の鉄筋が錆びていた。尚且つ、打継ぎ部には、一切シーリングが施工されていなかった。
上記写真の通りに、全てのコンクリートコアが真っ二つに分かれた。
打継ぎ箇所にシーリング無し
打継ぎ面の処理が出来ていない
上記写真で、打継ぎ部の断面が滑らかに施工されているのが確認できる。
打継ぎ面の目荒らし処理が全くされていない事がわかる。
レイタンスの除去が出来ていない
上記写真で、打継ぎ面にレイタンスが確認できる。レイタンスの除去が全く行われていない。
木屑混入
上記写真で、打継ぎ部分に木片が確認された。
コンクリート打継ぎ面の清掃がされていない事がわかる。