(連載第47回)
目 次
●市の担当者の指示に従って施工、完工し、引き渡しも完了しているのに、なぜ理不尽な裁判をかけられなければならないのでしょうか?
●支給材料に規格外の石が混入
●ウソをついてまで裁判を起こす理由は何か?
平成23年3月の東日本大震災後の世界中からの支援、そしてすべての日本国民から寄せられた震災復興のための大切なお金を食い物にしたらダメですよ!
震災復興事業を利用して不当に利益を得ようとする人達や企業は、被災地で未だに多くの人々が苦しんでいることをどう思っているのですか?日本全国のみならず世界中の人々が震災復興を願っています。その願いを裏切るようなことをして心が痛まないのですか? 某議員さん!
平成25年、弊社は震災に見舞われた気仙沼市の漁港に隣接した水産加工工場用地の造成工事を請け負いました。当初契約では造成工事に約16万㎥の土砂を使用し、そのうち松岩地区の5万3000㎥の土砂が市から支給され、弊社が運搬を請け負うことになっていました。ところがすぐに気仙沼市から連絡が入り、松岩地区の支給材の話がなくなり、気仙沼市と陸前高田市の取り決めによって、陸前高田から運搬込みで支給材が運ばれてくることになりました。そのことにより、当初契約の工事費から運搬費用7000万円が減額されました。
造成工事では陸前高田から運搬された市の支給材料の土砂を均(なら)していただけでした。当初は含水率の高いヘドロのような土砂が搬入され大変苦労しました。土砂に含まれている水分を抜くのに1カ月かかりました。気仙沼市に対して「こんな土砂では施工出来ません」と弊社の現場代理人が言うと、気仙沼市から「陸前高田には含水率の高いものか、あるいは石混じりの土砂しかないそうです。なんとか支給材料で施工してくれませんか」と言われ、仕方なく石混じりの土砂を使って造成工事をせざるを得ませんでした。
市の監督員ミナミ氏は何度も現場を見に来ていた。S建設が陸前高田から運搬した市の支給材料の中身がどのようなものであったか、ミナミ氏が知らないはずはない。
ところが、この支給材料に規格外の大きな石が混入するようになり、現場代理人は市の監督員に報告しました。すると、市の監督員は「50センチくらいまでの石であれば、そのまま使用してください。あまりにも大きな石の場合は陸前高田に返してください」と指示しました。その指示に従って工事を続行したのですが、大きな石混じりの土砂によって転圧作業に手間がかかり、造成工事を大変困難なものにしました。本来であれば、追加工事として増額請求すべきでしたが、震災復興の工事でもあり、弊社は企業努力をして造成工事を工期までに完成させました。検査にも合格し、引き渡しも完了しています。
市の監督員ミナミ氏はほとんどすべての段階検査に立ち会い、工事写真にも写っている。陸前高田から石混じりの支給材が搬入されていたことをミナミ氏が知らないはずがない。
ところが、完成した造成地を気仙沼市に引き渡してから1年後、市から造成地を借りて水産加工工場を建てようとしていたタムラ水産が、建設用地に大きな石があって建設工事の邪魔になると気仙沼市に苦情を言いました。さらにタムラ水産は弊社が「信用できないから」と言って弊社を排除させました。これまでタムラ水産とは全く面識がないのに、どうしてこのような事を言われなければならいのか分かりません。気仙沼市はタムラ水産の言いなりになり、工場建設を請け負っていたアンザイハマダ建設と近くで道路工事をしていたオオモリ道路に石の除去作業をさせました。造成工事に瑕疵があるのならば、造成工事を請け負った弊社が石の除去作業をすべきです。
陸前高田の土砂採取場所(Googleマップより)。この写真からも陸前高田から運びこまれた市の支給材料に大きな石の混入があったことは明らかである。この写真を見ても岩山ということが理解できると思います。ここの石がそのまま搬入されていたのですよ。
気仙沼市が弊社を除外して、タムラ水産の言いなりに工場建設を請け負ったアンザイハマダ建設に大きな石の除去作業をさせること自体が間違っています。弊社は気仙沼市に対して、大きな石は気仙沼市が支給した土砂に含まれていたこと、市の監督員ミナミ氏の了承を得て使用したことを伝えました。ところが、市は「そのようなことは聞いていない、大きな石の除去費用約8500万円を全額支払え」と弊社に言ってきました。
盛土出来形検査時の監督員ミナミ氏。写真左の黒板を持っている人物がミナミ氏です。横には弊社の事務員がいます。陸前高田から石混じりの支給材が搬入され、ダンプから大きな石が下されると弊社代理人はすぐに監督員ミナミ氏に連絡しました。
そもそも弊社が請負った造成工事なのですから、瑕疵があれば手直し工事は気仙沼市と弊社が話し合い、弊社がやるべきなのではないですか。それなのに気仙沼市は話合いもせず、弊社を除外してタムラ水産の工場建設をしていたアンザイハマダ建設に石の除去作業をさせました。おかしな話です。タムラ水産を弊社は全く知らないのですから。タムラ水産の会社内容を調べて見てください。信用出来ないのはタムラ水産の方です。石の除去費用はアンザイハマダ建設が約5400万円、オオモリ道路が約3000万円を請求していました。さらにタムラ水産に営業補償として気仙沼市が支払った約145万円も弊社に支払えと言ってきました。
支給材料に混入していた「大きな石の存在は知らない。報告を受けていない」と嘘の主張をするようにミナミ氏を唆(そそのか)しているのは、某議員さん、あなたですか?
十分な説明もせず、一方的に弊社に請求してくること自体あり得ないことです。弊社が調査すると、アンザイハマダ建設の工事とオオモリ道路の工事は合わせても500万円もあれば十分出来る工事であることがわかりました。さらに驚くことに、気仙沼市はこれらのゼネコンの請求に対してわずか1週間で支払っていました。子供でもこんなデタラメはしませんよ。弊社と協議することもなく、撤去作業の精査もせず、早々と支払いを済ませ、ゼネコンらに支払った約8500万円を弊社に請求してきたのです。
気仙沼市は工事費の内訳を弊社に知らせることもなく、弊社社長が入院中に突然電話をかけてきました。
「すぐに8500万円支払ってください…。払うか、払わないか、どっちですか?」
気仙沼市の担当者はさらに言いました。
「払わないと次の議会にかかって大変なことになりますよ・・・。それでもいいのですか?」
「どのような工事内容だったのですか?」と弊社社長が聞くと、
「議会の前なので公表できません」と煙にまかれました。
やみくもに請求されるだけでは納得できないと、翌日、社員を気仙沼市役所に行かせると、市担当者は何の説明もせず、8500万円と書かれた請求書を突きつけました。
陸前高田の仮置き場の写真。市の支給材は陸前高田から運ばれてきた。気仙沼市と陸前高田市の取り決めにより、陸前高田の造成工事で発生する土砂を、工事を請け負っていたS建設がダンプで運搬した。その土砂の中に大きな石が混入していた。
S建設が陸前高田から運搬した支給材に大きな石が混入していた。前の写真からも陸前高田の造成工事現場から大きな石が出土していたことが確認できる。
弊社が定期的に市に提出していた工事写真には市の監督員ミナミ氏(写真左)が写っている。ミナミ氏が現場で大きな石が使われていることを知らないはずがない。なぜならミナミ氏が弊社現場代理人に大きな石を使うように指示していたからだ。大きな石を見えないように上から土を被せるように具体的に指示していたのもミナミ氏だ。弊社の購入した土に石は一切入っておりません。
この工事写真は気仙沼市の検査の時に提出している写真である。気仙沼市は検査時に大きな石を確認している。検査も合格している。監督員ミナミ氏は何度も現場に来ているし、大きな石の写っている工事写真を見ていないということはあり得ない。
弊社は市の監督員ミナミ氏の指示に従って陸前高田から搬入された支給材料を均(なら)し、盛土工事を行っていた。大きな石は見えないようにしてくださいとミナミ氏から指示がありました。
陸前高田から搬入されてきた市の支給材に大きな石が混入していたので弊社現場代理人はすぐにミナミ氏に相談した。弊社代理人は大きな石の混入した土砂は造成工事を困難にするだけなので、S建設が大きな石を搬入しないようにミナミ氏に何度も言っていました。
タムラ水産の水産加工工場。この工場の建設を請け負った会社が石の除去作業を行った。その費用の請求に対して気仙沼市は工事内容を精査することなく、すぐに支払った。石の撤去工事は、弊社を除外して行われた。初めから工事は他社にさせ、かかった費用だけを弊社に請求する計画的企みだった。背後で糸を引いているのは某議員だろうか?石がじゃまで建物が出来ないと言っていましたが、基礎杭95本中17本だけ石が少しあっただけでした。約600坪の敷地に建物を建てるためにアンザイハマダ建設は地盤を50センチすき取りました。弊社の行った盛土の高さは2mだったので、石があったとされる杭の部分は深さ1.5mだけ試掘するので、ほとんど石は出ないと思います。子供でもこんなデタラメとウソは言いませんよ。
●市の担当者の指示に従って施工、完工し、引き渡しも完了しているのに、なぜ理不尽な裁判をかけられなければならないのでしょうか?
平成29年8月30日、気仙沼市は弊社に対して約9千5百万円の損害賠償を請求する裁判を起こしました。市の工事担当者の指示に従って行った工事が、なぜ工事が完成し、検査にも合格し、引き渡しが完了して数年後になって裁判にかけられなければならないのか、どう考えても納得できません。その経緯についてお伝えします。
監督員ミナミ氏(写真左)は頻繁に現場に来て工事の進捗を見ていた。
平成29年8月11日の河北新報紙面。新聞には気仙沼市は弊社が規格外の石を埋めたかのように言っていますが、弊社は気仙沼市の支給材料を均しただけです。陸前高田から支給材料が運搬されることになり、弊社は7000万円減額されたのですよ。それが、なによりの証ではないのですか! 含水率の高い土砂が運ばれていた時は1カ月間水を抜き、それから小運搬しました。その後、石混じりの支給材に変わった時も転圧作業に本当に苦労しました。
平成25年に弊社は気仙沼市から災害復興の造成工事を請け負いました。
・工事名:気仙沼漁港鹿折地区水産加工施設等集積地用造成工事(その3)
・請負金額:約4億6500万円
・工期:平成25年6月28日~平成26年5月30日
監督員ミナミ氏はなぜ今になって「大きな石について聞いていない」とウソをつくのだろう???
平成25年6月28日に気仙沼議会の議決を経て弊社は本件工事の本契約を気仙沼市と締結しました。当初契約では造成工事に使用する盛土材は気仙沼市の指定により松岩地区にある震災残土を弊社が運搬し使用することになっていました。しかし、同年8月、市の監督員ミナミ氏より、弊社現場代理人に盛土材は陸前高田市のS建設の現場から出た土砂を使用する計画に変更したと伝えられました。土砂の搬入もS建設が行うことになり、当初契約していた運搬費が約7000万円減額されました。
建設発生土利用に関する覚書。盛土材はもともと気仙沼市松岩地区から弊社が運搬する契約だったが、気仙沼市と陸前高田市の取り決めにより、陸前高田の造成工事で発生する土砂を運搬込みで陸前高田が行うことになったと気仙沼市から伝えられた。弊社の運搬費用7000万円が減額になった。
平成25年11月5日に弊社現場代理人は市の監督員ミナミ氏や市の課長らと陸前高田からの搬入土を確認に行くと、あまりにも水を多く含んだ土砂であったため、もう少しいい土砂を出してもらえませんかと要請したところ、「今出せる土砂は、これしかありません」と陸前高田(S建設)から返答されたと市担当者は言っていました。盛土材がなければ工事が出来ないため、市の監督員らの指示で、受け入れざるをえませんでした。しかし、水を多く含んだ高含水の土砂であったため、土砂を約1か月仮置きして含水比の低下を図り、大変苦労し、それでも施工しました。
造成地は沼地のような箇所も多く、弊社は苦労して造成工事をしなければならかった。含水率の高い土(ヘドロ)を1か月間、水を抜いて小運搬して盛り土をしたのですよ。本当に苦労したのですよ。それなのに、追加工事代金は一切いただいておりません。
こんな沼地の多いところに含水率の高い土砂を使うよう指示され、弊社は大変苦労しました。その後も石混じりの土砂に苦労しました。気仙沼市さん、子供のいじめよりも酷いですよ! 市の監督員に相談しながら、工事をしていたのであり、監督員は何度も現場に足を運び、工事の進捗を監督員自身の目で見て確認している。後になって、「知らない。報告を受けていない」と言っているのは納得できません!酷い話ですね。嘘はつかないで下さい。 検査は一回で通りましたよ。
気仙沼市と陸前高田市、S建設の間でどのような話になっていたのかはわかりませんが、当時を振り返ると、弊社の請け負った現場だけ工事がしにくい土砂が搬入されていたとしか思えません。当初は水を多く含んだ土砂に苦労しましたが、平成26年2月中旬より大きな石が混入した土砂が運ばれるようになりました。弊社現場代理人は25センチを超える大きな石はその大きさ自体が規格外であり、転圧作業も困難になるため、すぐに市の監督員に相談しました。さらに、大きな石を搬入しないようにS建設にも連絡しましたが、S建設の担当者は返事だけは「わかりました」と言っていましたが、一向に改善されず、規格外の石が含まれた土砂の搬入が続きました。市の支給材料であるため、市の監督員ミナミ氏に相談し、あまりにも大きい石は陸前高田に返し、それ以外は工事に使うように指示があったので石混じりの支給材料を使いました。それが、後になって市の方から「石の存在を知らなかった」「報告されていなかった」などと虚偽の発言がされています。調べていくと、S建設は弊社にだけ規格外の石が混じった土砂を搬入していたことも分かってきました。なぜ弊社だけがこのような目に合わなければならないのでしょうか? 某議員さんの企みですか?酷すぎますよ!
陸前高田の造成工事はS建設が請負っていた。工事で発生する土砂をS建設が弊社の現場に運搬していたが、ある時、搬入された土砂に規格外の石が混入していたため、現場代理人はすぐに市の監督員ミナミ氏に連絡し、指示を求めた。
規格外の石が混入した土砂はS建設が請負った陸前高田の造成工事現場から運ばれてきたものだ。
陸前高田の土取場(どどりば)。弊社の現場代理人が電話するとS建設の担当者は「もともと山自体が岩山ですから、大きい石は入りますよ!」と言っていた。大きい石が支給材に入っていたことは気仙沼市、陸前高田市の皆が知っています。
弊社が気仙沼市から請け負った造成工事の工事区画。
第3工区は平成26年3月14日に完成した。その後、市の検査も合格し、引き渡している。
第7工区は平成26年3月31日に完成した。市の監督員は工事の初めから完成まで何度も現場にきて工事の進捗を確認している。
工事は平成26年5月28日に完成し、5月30日に実施された竣工検査に合格した。手直しすべき箇所もなかった。
平成26年5月30日に実施された竣工検査に合格した検査結果通知書。
工事目的物引渡書。平成26年5月30日に引き渡しも完了している。
●支給材料に規格外の石が混入
平成26年2月14日になってS建設が陸前高田から搬入してきた支給材料に規格外の石が混入していました。
岩手県のダンプが陸前高田市から石混じりの支給材料を運んできた。弊社が請負った造成工事の現場に搬入している写真。陸前高田から運ばれてきた土砂に規格外の石が混入していたことが確認できる。
平成26年2月の8層目の転圧状況の写真。規格外の石が使用されている状況が一目瞭然である。監督員ミナミ氏はこの状況を現場で確認している。黄色のダンプが陸前高田から支給材料を運搬してきた。
規格外の石はS建設が陸前高田から搬入した市の支給材料である土砂に混入していた。初めは含水率の高い土砂が運ばれていた。
請負契約の締結から1年後の平成26年5月に工事は完了し、発注者である気仙沼市の竣工検査に合格しました。ところがその後、この造成地に工事仕様の規格で定められた粒径25センチの大きさを超える石が大量に埋設されていたという問題が発覚し、気仙沼市は、弊社に責任があると言ってきました。
工事で使用する土砂は市が支給したものでした。造成工事を発注した気仙沼市は陸前高田市の工事現場から石混じりの残土を譲り受け、造成工事の現場まで陸前高田市が運び届けていました。市が支給する土砂5万3000㎥に気仙沼市監督員ミナミ氏が使用を許可した土砂に規格外の石が混入していたのです。平成26年2月中旬ごろから市から支給された土砂に大量の石が混じるようになり、現場代理人はすぐに市の監督員ミナミ氏に報告しました。改善のために対処してくれることを期待していたところ、正反対の回答が返ってきました。ミナミ氏からはあまりにも大きな石は陸前高田に返し、50センチ程度のものは工事で使うように指示がありました。
しかし、50センチくらいの石が多く混入されていたので、転圧を行う重機がまともに走行できず「こんなに大きな石が多いと、転圧作業に手間がかかり、時間も人手もかかりすぎて工事費が見合いません」と作業をしていた下請け業者から苦情が寄せられ大変困りました。
大きな石は気仙沼市に隣接する岩手県陸前高田から運ばれたものです。写真を見たら良く分かると思いますよ。この写真にある石は気仙沼市に提出した写真にある石と同じものですよ!
監督員ミナミ氏とのやりとりを詳しく説明します。
弊社現場代理人は、平成26年2月14日午前中に陸前高田市からダンプで搬入された支給材料に石があるのを発見しました。最初は30から40センチの石が10個程度、その後は80センチを超える石もありました。その石は盛土工事の妨げにならないところにまとめて置きました。監督員と協議しなければ、続々と25センチを超える石混じりの土砂が運びこまれてしまうことになるので、現場代理人はすぐに市の監督員ミナミ氏に電話をしました。
「陸前高田からの土砂に大きな石が入っているので、確認に来てください。陸前高田に電話してもらわないといけませんので、とりあえず来ていただけますか」
監督員ミナミ氏が現場にやってくると、現場代理人はミナミ氏に尋ねました。
「こんなに石が入っています。こんなに大きいものまで入っていますが、大きいものは除けています。大きさの中途半端なものはどのように扱いましょうか? こういう石はどうしますか?」と石を指さして聞きました。
ミナミ氏は50センチくらいの石を指さして言いました。
「これくらいのものは盛土の材料として使用してください。ただし、石は盛土の表面には見えないようにしてください。あまりに大きい石は陸前高田に返してください」
陸前高田の土砂採取場所(Googleマップより)。弊社現場代理人がS建設の担当者に電話し、支給材料に大きな石を混入させないように改善を求めると、担当者は「山自体が岩山なので、大きな石は入りますよ!」と平然と答えた。言うまでもなく、陸前高田の現場は山自体が岩山だ!
監督員ミナミ氏の指示を受け、工事に使えない大きな石についてS建設に直接電話し、持ち帰ってもらうように連絡し、石混入について改善を求めました。すると、S建設の担当者は言いました。
「山自体が岩山です。大きい石は入りますよ!」
「弊社で大きな石をはねて、そちらに返すようにしますが、大きい石を支給材料の土砂に入れないでください」
担当者は「わかりました」と返答しました。
その後も、規格外の大きさの石の搬入は続き、返品しなければならない極めて大きな石もかなりの量になり、何回も返品しました。大きな石が多数混入した土砂は30センチごとに土砂を敷均(しきなら)していく転圧作業が大変になるだけで、弊社がそのまま工事を続けていくメリットはどこにもありませんでした。
平成26年2月14日の弊社代理人の作業日報には、監督員ミナミ氏が立ち会い、「(陸前)高田からの流用土に転石が多数混入の件」として「粒径のあまりに大きいものは(陸前)高田に返品、40~50cmは盛土として使用」とあり、あまりに大きい石でなければ工事に使用するように指示があり、工事では石を「表面に出さないこと」と具体的な施工方法まで現場代理人に指示していたことがわかる。
大きな石が多数混入した土砂は30センチごとに土砂を敷均(しきなら)していく転圧作業が大変になるだけで、弊社がそのまま工事を続けていくメリットはどこにもない。
平成26年3月3日の3層目の転圧状況の写真。監督員ミナミ氏は転圧作業に大きな石が使用されていることを現場で見て確認している。工事で大きな石の使用を容認したのは他ならぬミナミ氏なのだから。
陸前高田からS建設が搬入した支給材料は、当初は含水率の高い土砂ばかりだったが、後に大きな石混じりの土砂が運びこまれるようになった。
陸前高田の土砂採取場所(Googleマップより)。大きな石混じりの土砂はここから運び込まれた。
大きな石は気仙沼市から支給された土砂の中にあり、弊社が調達したわけではありません。弊社には、大きな石を埋設して隠さなければならない理由など一切ありません。つまり気仙沼市側からの要請や指示がなければ、決して行うはずもない作業でした。気仙沼市は、規格外の石が混入した土砂を支給していながら、なぜ弊社を裁判にかけてきたのか理解に苦しみます。当初契約していた運搬費が7000万円減額され、さらに大きな石のせいで転圧に大変な苦労をしました。また追加工事は色々と対応しましたが代金は一切いただいておりません。弊社が地元から購入した土砂を使用した造成地には一切規格外の石はありませんでした。
気仙沼市は、後になって、自らが支給した土砂に契約の仕様規格を超える大きさの石が混入していたことについて、「そのことを知らなかった」と言っています。「契約上土砂を支給したことは事実だが、石混入は知らなかった」と虚偽の主張をしています。さらに、弊社が「規格の大きさを超えた石の存在に気付いていたのに知らせなかったことに責任がある」と、とんでもない言いがかりをして虚偽の主張をしているのです。弊社は大きな石が搬入された時に市の監督員ミナミ氏に報告し処理について相談していました。弊社が勝手に工事を進めることなど絶対にあり得ません。監督員ミナミ氏は工事現場に何度も来ていたのですから、ミナミ氏が規格外の石の存在を知らないということはあり得ないことです。
監督員ミナミ氏は工事中に何度も現場に来ているし、段階検査にも立ち会っている。検査にも合格している。規格外の石を使うように指示したのも監督員ミナミ氏に間違いありません。今になって、「石の存在を知らない。報告を受けていない」と言うことはあり得ません。
この写真でも、大きな石が使用されていることが確認できる。監督員ミナミ氏は何度も現場を訪れ、大きな石を確認している。ミナミ氏の指示があったからこそ弊社は陸前高田から運ばれてきた土砂に混入されていた規格外の石混じりの土砂を使って工事をしたのである。
大きな石の問題は、気仙沼市から造成地を借りたタムラ水産が、大きな石の存在が工場建設にじゃまになるので石の撤去をすると言い出したことに始まります。
タムラ水産と大手ゼネコン2社に動かされた市は、原因の究明を怠り、規格超えの大きな石が埋設されていたことを、弊社の造成工事によって生じた瑕疵だと断定しました。こうして、弊社に責任を負わせるシナリオが描かれていきました。それは一緒に調査した市の職員が一番よく知っていますよ。弊社の造成地だけが含水率の高い土砂、石混じりの多い土砂が運びこまれていました。一方、近くの他社の造成地にも同じ陸前高田からの土砂が搬入されていましたが、良質の土が運ばれていました。弊社だけに問題のあるとんでもない土砂が搬入されていたのです。
大きな石の混入した状態の悪い土砂を支給し、相談すると監督員ミナミ氏ははっきりと使うように指示を出していながら、後になって「石の存在を知らなかった。指示も出していない」と虚偽の主張を繰り返しています。現場の写真にこれだけ多くの石が存在し、ミナミ氏も多くの現場の写真に写っているのに、なぜこんなウソばかりつくのでしょうか? こどもでもこんなウソはつかないと思いますよ。
施工中に監督員ミナミ氏に提出した施工状況写真(盛土工、2層目転圧完了時)。転圧作業を困難にした規格外の石がところどころに見えている。規格外の石をそのまま工事で使うように指示したのはミナミ氏であり、ミナミ氏はこの状況を何度も確認している。弊社はこの石を均すのに30㎝ずつ転圧しなければならず、大変な苦労をしました。わざわざ大きな石の混入した土砂を工事に使うはずがありません。弊社が購入した土には一切大きな石は入っておりません。弊社はこれらの支給材料が搬入されるようになり、当初契約から運搬費が7000万円減額されているのですよ。
弊社は市の支給材料である土砂を使って工事をしていたのであり、監督員ミナミ氏に支給材料に規格外の石があることを報告し、転圧作業に支障があるのでどうしたらよいか相談していた。ミナミ氏は大きな石混じりの支給材料を使って工事をするように指示してきました。ミナミ氏は何度もこの写真に映ってる作業を見ていたのです。弊社が石混じりの土砂を盛土してどんなプラスがありますか?弊社は監督員ミナミ氏の指示に従って石混じりの土砂を均しただけです。
●ウソをついてまで裁判を起こす理由は何か?
気仙沼市の支給した土砂を使い、平成26年5月に工事は完了し、発注者である市の完了検査で「合格」の評価を受けました。なぜ工事が完了した後になって弊社に非があるようなウソをついてまで裁判を起こす必要があったのか、だんだんと真相がわかってきました。某議員さん、黒幕さん、やりすぎですよ!
韓国ドラマより酷いですね!
気仙沼市から造成の完了した土地を借りたタムラ水産は自社工場の建設をアンザイハマダ建設に発注しました。平成27年2月、建設用地の土砂から粒径25センチを超える石が多数発見され、工場建設に支障が出るので何とかしてほしいとタムラ水産は気仙沼市に要請しました。気仙沼市は十分な調査も行わず、弊社に相談もせずに、タムラ水産工場の施工者であるアンザイハマダ建設と近隣で別の工事をしていたオオモリ道路に工事を発注しました。
海の横の造成地に少し石があったからと言って大騒ぎするようなことなのですか? 裁判沙汰になるようなことなのですか? これは何か弊社に罠をかけ、計画的企み仕掛け、陰謀・謀略で弊社を追い込み仕留めようとしているのですか? 酷い話ですね。これも某議員さん・黒幕さんが企んだことですか?
大きな石を搬入している横に黒板を掲げているのは監督員のミナミ氏だ。石の横にいるのがミナミ氏ですよ。これでも大きな石の存在を知らなかったとウソの証言を続けるのですか??? ミナミ氏の近くにいるのが下請け業者の方ですよ。下請業者は大きな石で作業がたいへん困難だったから、大きな石があったことを証言してくれますよ!もうウソはつかないでください!
弊社が工事をしたのですから、弊社が手直し工事をすべきであり、石の撤去は弊社にさせるのが当たり前だと思いますよ。タムラ水産が根拠もなく弊社を「信用できない」としているからと言って、気仙沼市は弊社と話し合いもせず除外して関係のないゼネコン、アンザイハマダ建設とオオモリ道路に石の撤去工事を依頼すること自体が間違っています。完成後1年しか経っていません。通常であれば、弊社に依頼するのが当然だと思います。なぜ弊社を除外しアンザイハマダ建設、オオモリ道路に気仙沼市は依頼したのでしょうか?何を考え企んでいるのですか?
アンザイハマダさん、オオモリ道路さんは某議員、黒幕さんに頼まれたのですか?
弊社は気仙沼市から「1000㎥のコンクリート殻、大きな石を片付けてください」と言われ、その時点で疑問に思いながらも役所が言うことなので対応しました。弊社はタムラ水産の杭工事の杭95本のうち17本に少し石があっただけであり、そんな少しの掘削でそんなに大きな石が多数出るわけがないと思いながらも、石を撤去しました。
気仙沼市はしっかりと調査もせずタムラ水産の言いなりになってよいものでしょうか? さらに、アンドザイハマダ建設に工事費約5373万円、オオモリ道路に工事費約3018万円がすぐに支払われています。気仙沼市は何の根拠があって弊社に合計額8500万円もの請求をしてくるのでしょうか? オオモリ道路はどんな工事をしたというのでしょう? 裁判でも一切不明です。現在工事をどのようにやったのか説明を求めています。建設会社でしたら500万円もかからない工事ですよ。それが17倍も工事費を膨らませるなんて、デタラメはやめてください。これも某議員さんの企みですか? 日本全国の建設業を営んでいる方々に笑われますよ。この差額は誰のポケットに入ったのですか?某議員さん・・・
施工中に監督員ミナミ氏に提出した施工状況写真(盛土工、4層目転圧状況)。監督員ミナミ氏の指示がなければ、弊社がわざわざ転圧作業のしにくい大きな石を工事に使うことはなかったし、そんなことはいたしません。この造成地は気仙沼市役所から車で約10分のところにあり、その他の現場でも盛土の工事をしていたのですから、市の監督員は毎日のように弊社の現場を見ていますよ。
盛土出来形検査時の監督員ミナミ氏(写真左)。横には弊社社員がいます。ミナミ氏は施工中何度も現場を訪れており大きな石を確認していた。陸前高田から運ばれていた土砂に大きな石が混入していたので弊社現場代理人はその処置について監督員ミナミ氏に相談している。なぜミナミ氏は「石の混入を知らなかった」とウソをつくのだろう?
造成工事を行った弊社を排除する目的で、土地使用者であるタムラ水産と大手ゼネコンが手を組み、弊社を陥れる計画的企みの罠を仕掛け、弊社を仕留める段取りをしたのだと思いますよ。気仙沼市はアンザイハマダ建設とオオモリ道路に工事をさせましたが、某議員さんの企みですか?その費用全額を弊社に請求するのはおかしいと思いませんか?基礎杭95本中17本だけ石が少しあっただけで、弊社の行った盛土の高さは2mだったので、石があったとされる杭の部分は深さ1.5mだけ試掘するので、ほとんど石は出ないと思います。
気仙沼市は、アンザイハマダ建設、オオモリ道路が請求した実費の総額約8500万円を精査もせず、請求されるがままにすぐに支払ったこと、工場稼働が遅れたとしてタムラ水産が市に請求した損害賠償金約145万円も言われるがままに支払っています。これも計画的企みですか?弊社を陥れる段取りですか?某議員さん、黒幕さん、少しやり過ぎなんじゃないのですか?皆に迷惑を掛け過ぎじゃないのですか? 某議員さん、黒幕さん!
黒板を持っているのが監督員ミナミ氏です。一緒に写っているのは下請け業者の方々ですよ。ミナミ氏にこれ以上ウソを言わせたらダメですよ、某議員さん!
弊社が総額約8500万円の工事費を精査すると、アンザイハマダ建設の工事、オオモリ道路の工事は両方合わせても500万円もあればできることが判明しました。詳細な見積もりもなく、役所はなぜ8500万円もの請求にすぐに応じたのでしょうか? おかしな話です。
総額約8500万円ものデタラメな工事費を役所が請求され、一週間足らずで支払うということもおかしな話です。詳細な工事の見積りも何もないのに、8500万円もの支払いにすぐに応じるなんて信じられません。入札もなければ、見積りもない、契約書も何もない公共工事などありえません。他社にやらせた工事を弊社に請求するのでしたら、もっと事前に工事のやり方など弊社に相談するのがあたり前です。市の担当者から、ある日突然、大きな石の撤去費用について電話がかかってきました。
「工事代金8500万円を支払ってください。そうしないと次の議会にかかって大変なことになりますよ・・・、払うのか、払わないのか、はっきりしてください」と言われました。電話一本で8500万円もの支払いを要求するなんて役所のすることではないと思いますよ。
さらに、気仙沼市がウマケー建設に支払った大きなコンクリート殻(ガラ)やごみの除去代約70万円も、弊社に請求されました。ところが、大きなコンクリート殻(ガラ)とゴミは弊社が行った造成工事とは一切関係ありませんでした。その場所に工場が建つとの理由で請求してきましたが、現在その工場は建っておらず、更地のままです。コンクリート殻(ガラ)とゴミを除去している写真にはウマケー建設ではなくオオモリ道路の社員しか写っていませんでした。ウマケー建設は除去作業など一切しておらず、名前だけ使われたのだと思います。
ウマケー建設が裁判所に提出した写真に写っているのはオオモリ道路の社員であり、黒板にもオオモリ道路と書いてある。ウマケー建設の社員でないことは明らかだ。
弊社は市からの支給材料である約5万㎥の土砂を均(なら)しただけです。当初の契約では弊社が土砂を搬入することになっていましたが、市の支給材である土砂を陸前高田からS建設が運搬することになったため、運搬費約7000万円が減額されました。弊社はS建設が搬入した土砂を気仙沼市から言われるままに転圧し均(なら)しただけです。大きな石については市の監督員ミナミ氏が現場に来る度に確認していました。支給材料の土砂に混入していた規格外の石については、市の責任であり弊社は一切関係ありません。
また、アンザイハマダ建設、オオモリ道路が行った工事の見積書を調査すると不審な点がいくつも見受けられます。
●弊社は2メートル盛土をしただけです。それなのに3メートル以上深く掘り起こしていました。
●弊社が請け負った造成範囲外の撤去作業、作業をしていない日までも見積書に計上されていました。
●単価や数量が水増しされていました。
これらは意図的なものです。弊社を陥れるために計画的な罠を仕掛け、追いつめ、仕留める段取りだったと思います。これは陰謀謀略です。
気仙沼市は上記のことから、一切精査もせずに8500万円を請求から一週間後にすぐ支払うなんておかしな話です。アンザイハマダ建設、オオモリ道路、ウマケー建設の見積りはデタラメであり、子供でもわかるような誤魔化しをしています。このような不正に気付かない気仙沼市に問題があります。
タムラ水産はアンザイハマダ建設、オオモリ道路と手を組み工事をし、市に水増し請求しました。市の担当者らは、市の支給材料を使った工場建設用地に大きな石が埋設されていた責任を弊社に負わせるために、弊社を悪者に仕立て上げ、弊社に過剰な工事の請求をしてきたのです。
シナリオを書いたのは誰なのでしょうか・・・?
某議員さん、黒幕さん、計画的に企み、弊社を誹謗中傷し、倒産に追い込もうとしているのですか? さぞ、美味しい料理が皆さんに用意されているのでしょうね・・・?
こんなデタラメなことしたらダメですよ。
弊社が気仙沼市から造成工事を請け負った気仙沼漁港鹿折地区(Googleマップより)。弊社は市の支給材料を使って工事を行っていた。段階検査、竣工検査には市の担当者が何度も立ち会っており、工事は完成し、引き渡しも完了した。
タムラ水産工場。この工場の建設に14億円もかかるとはとても思えません?アンザイハマダさん、これが14億円の工事ですか? この建物の下の17本の杭の深さ1.5mの間で直径約50センチの杭でどれだけの石が出るんですか?どこから高額な8500万円の除去費用がかかるのですか? デタラメなウソはダメですよ!
タムラ水産はアンザイハマダ建設、オオモリ道路と手を組み、過剰な土砂の入れ替え工事をさせ、市に水増し請求していた。
震災復旧工事に応援に来た弊社がなぜこんな酷い目に遭わなければならないのでしょうか?
震災復興事業の裏側で糸を引き、弊社を陥れようと罠を仕掛けているのはあなたですか、某議員さん?
計画的企み、罠を仕掛け、弊社を追い込み仕留めようとするのはなぜですか? 役所を巻き込み、大手ゼネコンを巻き込み、地元を巻き込み、大がかりな企み、仕掛けですね。
陰謀・謀略を巡らせ、さぞ美味しい料理を用意したのですね! 黒幕さん!
次回も乞うご期待!!