■連載第60回■ 某議員と元取締役工事部長の計画的企み(第5部)

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(連載第60回)

目 次


●「現場で倒れて大怪我をした」と言う謎の男!

●下請け会社鉄筋業者のY氏から「社長からクビにされた」

●舗装工事業者からの不当な値段交渉

●清水浜道路工事の工期終了間際、施工方法に問題発生!

●リース会社を利用した不正と横領

●中新工業、Y鉄筋、タクマ建設その他下請け業者との癒着、不正の数々

●重機レンタルK社の不正なレンタル料金

●湊川工事の工事妨害

●湊川工事での生コンが入らない!!!

 
 
某議員と黒幕が全ての現場に仕掛けた罠が、その姿を現してきた。
 
※本文中「元取締役工事部長」を「工事部長」と表記します。
 
 
●「現場で倒れて大怪我をした」と言う謎の男!
 
 気仙沼漁港の災害復旧工事で、工期直前に仮設用の細いホースに足を引っ掛けて大怪我をしたと言い掛かりをつけ、直接役所に連絡を入れた男がいました。弊社は役所に「直接、当事者間で話をします」と言いましたが、相手の男は「A建設とは話をしたくない。役所と話をつける」と言ってきました。
 弊社が警察に相談に行くと、警察の方は協力的に弊社の話を聞いてくれました。そして、相手の男が工事現場に頻繁に出没する、ゆすりの常習者であることが分りました。なぜ、この時期にこのような事件が起きたのか、偶然にしては出来過ぎた話です。弊社の工事を妨害するために誰かが送り込んだのでしょうか・・・?
 
 この事件の経緯をお話しします。
 覚くんが、工事の進捗を確かめるために気仙沼漁港工事の現場事務所に電話をすると、現場代理人から報告がありました。
 「今朝、Tと名乗る男が突然、現場事務所にやって来て、『昨晩気仙沼漁港の現場で仮設用のパイプに足を引っ掛けて大けがをした』と弊社に言い掛かりをつけにきました。その男は『道路使用許可を取っているのか?』とも言っていました」
 現場代理人は報告を続けました。
 「足を怪我し、ズボンが破れ、メガネやパソコンが壊れたので損害額を請求する」と言ってきたので、県の工事なので役所と相談しますと返答しました」
 

kesennuma01つまずいたと言っていたのはパイプではなく柔らかい細いホースでした。このホースで大けがをしますか?
T氏はパイプにつまずいて大けがをしたと言ってきた。ズボンがやぶれ、携帯、パソコン、眼鏡が壊れたとして書類を役所に提出し損害賠償を請求してきた。でも、大けがをした者が、直ぐに役所に行ったり,現場事務所に来たりできるのですか?警察に相談し現場検証することを伝えるとT氏は弊社社員を怒鳴りつけた。その後、T氏は提出した書類の返却を求め「この件は無かった事にする」と言って連絡は途切れました。

 
 覚くんの指示で現場代理人はすぐに警察に行き、相談しました。すると、発注者側の指示に誤りがあったため道路使用許可が下りてないことが判明しました。弊社はすぐに道路使用許可を取得する手続きをとりました。取得に日数がかかるため、その期間中は工事が出来ないことを知っていて、工事妨害の計画的企みをしていたのだと思います。
 
 役所からも連絡が来ました。
 「Tさんから役所に請求書が来ていますから、御社で支払ってください」
 弊社は次のように役所の担当者に返答しました。
 「弊社は補償すべきものは補償します。しかし、まずは警察を呼んで現場検証をしなければなりませんので、Tさんに立ち会ってもらいます。事故があったのですから、警察を呼び、検証します。」
 
 その後、T氏に弊社から電話をしました。
 「役所にも話をしていますが、弊社としては保険で対応したいと思っています。そのためには、Tさんのおっしゃっていることは誰も見ていないことなので、警察に立ち会ってもらって検証します。Tさんも立ち会ってください」
 すると、T氏は「なんで警察を呼ぶんだ? 警察は関係ないだろう! もうええわ! 役所と直接話をする」と言って突然電話を切りました。
 

kesennuma02T氏は、一般の方でも分からない「道路使用許可をとっているのか?」と聞いており、計画的企みでなければこんな質問はしませんよ。謀議員さん違いますか?

 
 その後、現場検証を行う事になったのですが、役所の担当者から電話があり「T氏が弊社とは連絡をとらないと言ってきた」と伝えられました。
 そのため、現場検証をすることが出来ず、この問題はうやむやに終わりました。気仙沼漁港工事の工期が迫っている、このタイミングでなぜこんな嫌がらせが仕掛けられたのでしょうか? 弊社がこの問題を警察に相談し、警察が介入することを知るとT氏は問題が明るみに出ることを恐れ、すぐに姿を消したのです。
 T氏から「渡した書類(請求書、写真など)を全部返してくれ。この問題はもういい。無かったことにしてくれ」と連絡がありました。
 結局、T氏の企みは不発に終わりました。このような工事妨害がありましたが、工期には無事間に合いました。
 
 T氏は、業者の嫌がることを熟知していました。
 なぜなら工事に責任がある弊社ではなく、わざわざ発注者の役所に「大けがをした」と請求し、さらに一般の方では知らない、道路許可の話を持ち出してくるということは、最初から計画的に企んでいたのです。
 検査の直前に工事妨害をしてきたこの行為は、T氏の背後にいる某議員の指示による企みですか?
 

kesennuma03某議員の指示を受けたT氏は、工事竣工検査の直前で自作自演の事故で、工事を妨害してきた。警察との立ち合いの現場検証を行う事を伝えるとT氏は弊社の前から姿を消した。

 
 
●下請け会社鉄筋業者のY氏から「社長からクビにされた」
 
 ある社員から覚くんに電話があり、次の報告がありました。
 「本店に鉄筋業者Y氏の娘さんから電話があり、社長からクビにされたと言っています。さらに現場で倒れて大けがをしたそうです。治療費を労災で見てほしいと言っています」
 報告を受けた時、覚くんは荒砥地区海岸工事の現場にいました。工事部長が近くにいたので、Y氏にすぐさま事情を聞くように指示しました。覚くんは「Yさんが怪我をしたそうです。私からクビにされたと言っているそうですが、どうなっているのですか? 以前Yさんが、他社の社員を怒鳴付けていたので、注意したことが1回だけありましたが…」と工事部長に言いました。覚くんは工事部長を自分の横に座らせ、Y氏に電話をさせました。Y氏の娘が電話に出ました。
 「社長さんからクビにされました。一生懸命御社に尽くして仕事をしてきたのに…、現場で倒れて大けがをしたのにクビにされた。けがについては労災で見てくれませんか」と一方的に言ってきました。工事部長に一旦電話を切るよう言いました。
 
 覚くんは次の質問をするように指示を行いました。
 1 怪我をした現場はどこですか?
 2 事故をした場所はどこですか?
 3 誰と一緒に仕事をしていたのか?
 4 何故救急車をよばなかったのですか?
 5 今どこの病院ですか?
 
 そして、工事部長に質問内容を詳しく説明し、改めて電話を掛けるよう指示しました。
 
 最後に、覚くんは「今度は自分の役職である取締役工事部長と名乗って電話しなさい」と指示しました。
 覚くんの横で、工事部長は渋い顔をし、しぶしぶY氏の娘に電話をかけ直し、質問しました。
 「私は取締役工事部長の●●です。先ほどの話しですが、Yさんはどの現場で、どこで怪我をしたのですか? 救急車は呼ばなかったのですか?今、どこの病院で治療しているのですか?事故の状況は誰が知っていますか?社長はYさんをクビにしていません。」
 すると娘は「一旦切ります」と言って電話を切りました。
 工事部長はY氏の娘の電話を終えると直ぐに覚くんから離れようとしました。覚くんは工事部長に「私の横で電話がかかるまで待っていなさい。」といいました。
 すると、5分後にY氏の娘から電話があり、「今病院にいますが、ケガはたいしたことありませんでした。すみませんが、この話は無かったことにしてください」と詫びてきました。この件も、うやむやに終わってしまいました。
 鉄筋業者Y氏と工事部長は結託し、架空の出来高を作成し、不正に請求させていた。さらにY氏の請求書と印鑑も所有して、不正・横領をしていた仲だったのです。
 
 
●舗装工事業者からの不当な値段交渉
 
 工期まで1週間しかないという時に、工事部長が気仙沼漁港工事と清水浜道路工事のアスファルト舗装工事業者A社の見積書を持ってきました。A社の見積金額があまりにも高額だったため交渉を行いました。
 
 その後、A社から値引きが提示されましたが、それでも適正金額からは隔たりがあり、もっと適正な金額に下げてくださいとA社に依頼しました。しかし、工期が迫っており、2日後には施工しなければならないことを知っているA社は、弊社の弱みに付け込んできたのです。これは、工事部長とA社が手を組んで、わざと覚くんに見積書の提示を工期ぎりぎりまで出さず、通常よりも高い金額で支払わせる計画的企みだったのです。
 さらに、工期間際だったので別の業者を選定するには時間もなく、この舗装が完成しなければ、工事を完成することが出来ないことを某議員が知っていたからです。
 
 しかし、覚くんは、A社に工事を依頼しないことも考えましたが、役所から工事が間に合わなければ、工事を辞退するように迫られていたので、施工が明日に控え工期も迫っていた為、腹だたしい思いを抑えて、やむを得ず高い単価でA社に施工をさせました。
 高い単価で舗装工事を断るように仕向け、工事が完成出来ない様に某議員が仕組んでいたのです。工事部長自身の不正・横領を隠す為に工事を完成出来ないようし、工事を辞退させる計画的な罠だったのです。
 

hosoukouji某議員が指示して工事妨害を行っていた。舗装工事においても計画的に落とし穴の罠を仕掛けていた。
道路の路盤を施工するために覚くんが用意した30台のダンプも、わざと止めさせ道路工事を遅らせた。工事を完成しないようにあらゆる妨害を仕掛けてきたのである。

 

00施工の前日まで見積書を隠し持っていた。その為、A社と工事部長の企みによって法外な支払いに応じる事となった。そうでなければ舗装工事が完成できず、工事を辞退するしかなかったのです。本当に酷い話です。

 
 
●清水浜道路工事の工期終了間際、施工方法に問題発生!
 
  清水浜道路工事の現場には、下請業者のタクマ建設が残っていましたが、人員は当初の数から大幅に減り、4名だけになっていました。その他、中新興業の見習い大工が数名残っているだけでした。このままでは工事が出来ず、工期に間に合わないと覚くんは気づき判断しました。
 
  覚くんは、平成31年1月に工期に間に合うように応援を入れることにしました。残りの工事についてはその都度、清水浜道路工事の現場代理人Tに確認していました。覚くんと社員によって工事に完成の目処がたったと思ったが、後から後から手つかずの工事が降って湧いたように出てきました。
 
  工事を遅らせる為に工事を隠していたのですが、工事が完成に近づいていった為、図面を元に現場を確認したところ、工事が出来ていない部分が浮き彫りになってきました。
それでも覚くんと社員は一丸となって、あきらめず工事完成に向けて創意工夫しながら努力し工事を完成させました。
  結局、某議員による工事妨害で工期に間に合わさせず工事を辞退させる企みと、工事部長の不正と横領を隠す為の企みは失敗に終わったのです。
 

kasetsudouro某議員が指示し工事を完成させない様に、意図的に残工事を隠していた。
工事が完成に近づくと、後から後から工事がふって沸いてきました。図面と現場を比較すると、農道と説明されていたが、農道ではなく仮設道路がそのままの状態で放置されていた。その為、仮設道路を撤去するのに多大な労力を要した。これが某議員の企みであり、工事を未完成にさせる罠だったのです。

 
 現場代理人Tの直接の上司は工事部長でした。清水浜道路工事の一切の権限は工事予算管理を含め握っていました。そのため、清水浜道路工事の予算を使い放題に使い、下請業者、材料業者と結託して、工事費をごまかすことに明け暮れていました。つまり、架空伝票、架空請求をでっち上げ、会社を騙し、仕事もせずに工事費からお金を抜くことだけに専念していたのです。自分の現場(荒砥海岸工事)も見ず、部下の担当している清水浜道路工事も自分が管理しているように見せかけ、工事だけは部下に押し付け、下請業者らと口裏を合わせて水増し請求を繰り返し、私腹を肥やしていました。
 
 工事請負金額から7000万円を減額して清水浜道路工事を精算しようという県土木事務所からの申し出を断り、覚くんは工事をとりあえず最後まで創意工夫して工事を完成させる努力を続けました。しかし、材料業者、下請け業者らへの支払いの時期になり、実行予算を確かめ、支出を計算すると、工事予算が全て底を尽き、他の現場の工事予算まで不正に横領されていることが発覚しました。工事がほとんど進んでいないにもかかわらず、そんな大金が何処に消えたのか? 覚くんは創意工夫して支払いの段取りをしなければなりませんでした。酷い話ですよ!
 
 工期間近になって、清水浜道路工事の現場で海沿いの岸壁に被覆ブロックを設置する工事があったのですが、被覆ブロックを設置するには急こう配(1割2分:約60度)であり、通常の工法では出来ないことが発覚しました。
 その為、覚くんが社員を選抜して集め、施工方法について相談しました。
 覚くんが「この急こう配に被覆(ひふく)ブロックはおかしい。コンクリートの擁壁(ようへき)にならないのか?」と社員に質問すると、「もう、変更は間に合いません。」と社員が返答しました。
 このことは、某議員と工事部長は初めから簡単には施工出来ないことを知っていて、二人の計画的企みによって、工事を完成しないように仕向けていたのです。
 
 タクマ建設と中新興業が急勾配の被覆ブロックの基礎を施工しましたが、コンクリートの施工がデタラメだった為、役所から手直しの指示が出されました。その後、タクマ建設と中新興業は施工途中で現場を放り出しました。これも某議員の指示により、計画的に企み工事を遅らせ、工事を完成しないように仕向け、工事を辞退するように目論んだ罠だったのです
 こんな酷いやり方はありませんよ。自分達の横領と不正を隠すためなら、何でもやるのですね。
 

hifukublock01上の写真で見たとおり60度の勾配では、通常被覆ブロックは設置出来ません。ましてや被覆ブロックの下には割栗石(わりぐりいし)を敷き詰めなければなりませんでした。本来であればコンクリートの擁壁であるところ、施工が困難な工法でした。これも、某議員が指示し、工事を完成させない為の計画的な罠だったのです。

 
 工事の出来る者、やる気のある者を呼んで施工するしかありませんでした。
 被覆ブロックで施工するしかなく、大型土嚢(どのう)袋に割栗石(わりぐりいし)を入れて被覆ブロックの基礎にしましたが、役所から大型土嚢は異物になるのでやめるように言われました。その為、3分の1以上工事が進んでいたのですが、大型土嚢を撤去しなければなりませんでした。やり直すということは二度手間、三度手間になり、大変なことになります。困り果てて数名の者と相談をし、どのようにしたらいいのか協議をしました。
 
 覚くんは社員と夜中まで考え、なんとか網袋を使って施工が出来ないだろうかと相談をしました。その結果、良い方法が見つかったのです。
 覚くんは打合せしたメンバーに「某議員の耳に入る前に、朝一番に役所へ相談し許可をもらい、施工を直ぐにしなさい。完成するまでは一気に仕上げてください」と指示しました。そうでなければ、某議員の耳に入れば、必ず役所に圧力をかけ、その施工方法を認めず、工事が出来ないように仕掛けられるからです。
 
 朝一番に役所に施工方法について協議しに行きました。これが出来なければ工事はお手上げでしたが、役所から何とか承認を貰いました。しかし、工事を行うなか道路が狭いので、どのように2トンブロックを7メートル下に降ろすかを皆で考え、創意工夫し、社員が団結し、苦労を重ねてなんとか完成させました。覚くんをはじめ、社員は本当に大変な苦労しました。
 某議員はコロナのような企みを指示し、まき散らし弊社内部と取引先を感染させ、仕事が出来ない状態に追い込んでいたのです。
 
 下請業者のM組が協力して被覆ブロックを並べてなんとか難しい急こう配の被覆工を完成させました。
 さらに、被覆ブロックの施工後に、天端(てんば)のパラペットコンクリートを施工しなければなりませんでした。Y鉄筋が、鉄筋を組む予定でしたが、Y鉄筋は「どうせ間に合わないから」と言って現場を途中で放棄し、地元に帰りました。覚くんは社員を集結させ、3班に分かれて鉄筋を組み、工期に間に合わせることができました。
 某議員は、弊社に対してありとあらゆる嫌がらせをしてきましたが、何とか完成することが出来ました。
 

hifukublock02社員や協力業者が努力し、創意工夫して傾斜がきつく、施工が難しかった被覆工事を完成することが出来た。

 
 
●リース会社を利用した不正と横領
 
 清水浜道路工事で、道路で使用する仮設の矢板を巡って、工事部長の不正がありました。道路の擁壁を作るための土留めで使用する矢板をリース会社から搬入しました。当初矢板の長さは1.5メートルでしたが、現場で使用するときに、30センチメートル切断し、1.2メートルの長さで使用しました。通常であれば、リースの矢板を切断した時点で、買い取りになります。しかし、工事部長は買い取りではなく、なぜかリース代金を2年間支払い続けていました。
 
 そして、工期間近になって矢板のリース会社から、矢板を切断したので損耗(そんもう)扱いとしてではなく、新品単価で請求されたのです。2年間不要なリース代金を支払った挙げ句の果て、倍の値段での買い取りとして請求されたのです。これはリース会社を利用して計画的企み、横領し私腹を肥やしていたのです。
 

yaita2年間矢板のリース料金を支払ったのに、新品での買い取りを請求してきたリース会社。矢板を切断した時点で買い取っていれば、リース代は支払わなくてもよかったのです。このリース代はどこに消えたのでしょうか?

 
 
●中新工業、Y鉄筋、タクマ建設その他下請け業者との癒着、不正の数々
 
 工事部長は架空請求、架空伝票、単価のごまかし、数量のごまかし、材料のごまかし、出来高のごまかし、あらゆる水増し、その他数々の不正を行っていました。さらに下請け業者の請求書用紙、会社の架空の請求書、監督や下請け業者の印鑑を隠し持っていました。
 それらをあらゆる現場で利用していたのです。現場では下請け業者と結託して支払のための架空の出来高を作り、それを下請け業者にメールで送り、会社に架空の請求をさせていました。そして工事部長はグループ会社の請求書を利用するため、自らが作成していたにもかかわらず、他の監督の名前を勝手に使っていました。この行為は、支払いに自分が関係していないように見せかけるための隠蔽工作だったのです。そして、グループ間のお金の動きを利用し、自らの横領による過剰な支払が発覚しないよう巧妙に仕組んでいたのです。
 
 そして、この不正を手伝っていたのが某議員だったのです。弊社の工事を完成させないように計画的な罠を仕掛けていたのです。某議員は弊社の外堀を埋めるために工事妨害を行い、弊社の内堀を埋めるための指示をし、工事部長は数々の不正や横領を行っていました。つまり弊社を倒産に追い込むことで二人の利益が一致したのです。二人でコロナのように、外からも内からもウイルスのような企みをまき散らしていたのです。
 

virus某議員の指示は、コロナウィルスのように外側からと内側から弊社を蝕み、計画的に罠を仕掛け追い込み、倒産させる段取りをしていたのです。

 
 
●重機レンタルK社の不正なレンタル料金
 
 工事部長の不正を調べていく中で、新たな不正が発覚しました。
 覚くんが現場を確認すると、稼働していない多数の重機がありました。
 覚くんは他の現場でも稼働していない重機があるのでは無いかと不審に思いました。
 
 そこで、レンタル重機代に3億500万円を支払っていたK社の荒砥地区海岸工事、清水浜道路工事、津谷川河川工事、気仙沼漁港工事、小島工事、明神工事の6ヵ所を重点的に調べるよう社員に指示しました。さらに、使用していない重機を速やかに返却するよう各現場に通達しました。
 
 しかし、弊社が重機を引き上げるようK社に何度も連絡を入れましたが、K社は2ヶ月経っても一向に引き上げようとはしませんでした。のらりくらりした対応をK社が行ったので、覚くんはK社の重機を全部返却し、違う重機をレンタルするよう指示しました。
 
 調べた結果、現場の工事日報から現場が止まっていた期間でも重機代をK社から請求され、支払っていたのでした。さらにK社は、弊社が速やかに返却するよう伝えていた重機さえも、故意に引き取り日を延ばし、レンタル代を請求していたのです。
 
 現場の従業員に重機について確認すると、「1年間重機を使わずに置いています。」との事でした。
 覚くんは重機にタコメーター(稼働時間が分かる機械)が設置されていた事を知っていたので、K社にタコメーターの提出を求めました。するとK社の宮城営業部のH氏は提出することを約束しました。その後、H氏は弊社がレンタルしていた重機について、品番を教えて欲しいと後日連絡があり、弊社の経理から品番を伝えました。ところが品番を伝えたとたん、H氏は「半年以上稼働していない重機はございません。」として、タコメーターの提出を拒んだのです。
 
 弊社とK社とは過去5年間で7億5千万円もの取引があり、これまでは一度も支払いを滞ったことはなく、しかも弊社とK社の販売会社は40年もの取引を行っており信頼関係が築けていたものと思っていました。
 
 しかし、何故かタコメーターの提出をK社は頑なに拒んだのです。
 覚くんはK社の対応に不審感を抱き、再度、過去5年間に使用した全ての重機のタコメーターを出すように依頼しましたが、未だに全てのタコメーターは出されておらず、弊社の要求は無視されたままです。
 
 弊社は5年間で7億5千万円もの莫大なレンタル代を支払っています。K社はタコメーターを提出する義務はあります。通常であれば、速やかにタコメーターは提出されるものです。K社も最初はタコメーターを提出するといっていました。それなのに、弊社経理から重機の品番を教えると態度を豹変させたことは、工事部長とK社の間には何かがあったのでしょう。
 

kshaK社から重機の品番について教えて欲しいとの事だったので、弊社の経理から品番を伝えた。ところが品番を伝えたとたん、K社のH氏は「半年以上稼働していない重機はございません。」として、タコメーターの提出を拒んだ。その後、一部のデータしか送らなかった。未だに全てのタコメーターの提出をK社は拒んでいる。

 
 
●湊川工事の工事妨害
 
 覚くんは、荒砥地区海岸工事、清水浜道路工事、津谷川河川工事、気仙沼漁港工事の4現場を何とか完成させました。更に残っていた波路上漁港工事、伊里前川工事、そして湊川工事を完成させるため各現場に駆けつけて指揮をとりました。
 
 湊川工事は、工事期間が残り8ヶ月ありましたが、工事が遅れていたため役所から工期に間に合わないとして工事を辞退するよう言われました。
 そこで、覚くんは湊川工事に現場監督の2名を呼び、話を聞きました。
 すると、「自分らでは自信がなく、工期に間に合わすことはできません。」と言い、半ば工事完成をあきらめていました。
 覚くんは「私に協力は出来ますか?」と聞くと2名の現場監督は「協力はします」と返答しました。
 
 覚くんはその日の夕方に全社員を集め「今日から私が陣頭指揮を執ります。」と告げ、さらに現場に新たな監督と社員を増員しました。現場を3つの工区に分けそれぞれ責任者を定め、工事の要となる盛土工事を最初に行うことにしました。その為10トンダンプを10台段取りし、土取り場も段取りし万全の体制をとりました。
 
 しかし、盛土工事が順調に進んでいた矢先に、S・O共同企業体が弊社の現場の奥にある敷地に行くのに、弊社の盛土施工中の盛土の上をバックでダンプを走らせる計画が進んでいたことが分かりました。その計画に気づいた覚くんは、現場監督の2名に話を聞くと「役所のコンサルタントと約束しました」と答えました。覚くんは「盛土施工中に他社のダンプが入って、工事が無事に出来ると思っているのですか?」と叱り、指導しました。つまり、弊社が盛土工事を行っているなかで、盛土幅(通路幅)が4メートルしかないのに、他社の10トンダンプが通行すると弊社の盛土作業が出来ず、S・O共同企業体の下請けが手配したダンプと弊社との間で必ず事故やトラブルが起こることから、弊社の盛り土工事中に他社の10トンダンプを通らせることが考えられない計画であったからです。
 
 弊社の工事を遅らせる為の計画的な企みの罠であると、覚くんは見抜いたのです。
 その為、覚くんは直ぐにコンサルタントに連絡を入れ、「弊社の盛土工事中に他社のダンプが通行して事故でも起きれば、責任をあなたはとれるのですか?他に通行出来る道は裏側にありますよ。それなのにわざわざ、弊社の盛土工事を行っている中にダンプをバックで通らせることはないでしょ。弊社のダンプも10台走っているのですよ。そこにどうやってS・O共同企業体の5台以上のダンプが通れるのですか。無事に通れると思いますか?必ず事故になります。だから、S・O共同企業体のダンプは通らせないで下さい。」と言いました。
 
 S・O共同企業体と役所が弊社の盛土工事の中を突き切って、さらに道路幅も4メートルしかない上、100メートルもバックでダンプを通らせる計画をしたことは建設常識を逸脱した行為だったのです。
 某議員が役所の職員に指示し弊社の工事妨害を行い、工事を遅らせ、さらにはトラブルを生じさせる為に仕組んだ罠だったのでしょう。
 

morido他社のダンプが100メートルもバックで、弊社の工事の中を突き切って、弊社の工事が出来るとおもいますか?これは工事妨害のなにものでもありません。某議員さん本当に酷いことをしますね。

 
 湊川工事には橋台(きょうだい)と呼ばれるコンクリート造の橋の基礎がありました。その基礎下には深さ14メートルの杭を12本打設することとなっていました。
 その杭の施工を行っていた時の事でした。杭の掘削を始めた直後に、杭打ち機の下に敷いていた敷鉄板が動いた為、少し杭芯がずれたことが判明しました。その為、掘削を止め、杭打ち機を移動して敷鉄板を敷き直している間に、違う箇所の杭の掘削を施工しました。ところが、それをどこかで聞いたコンサルタントは「杭打設箇所の地山を崩壊させた」と、ありもしない事実無根のことを言って、杭工事を止めるよう指示してきました。
 
 しかし、実際には地山まで掘削はしておらず、盛り土部分の3メートルしか掘削しておらず、弊社の監督はコンサルタントにそのことを伝えましたが、なぜかコンサルタントは地山を崩壊させたという報告書をつくらせ、弊社の現場監督にその報告書を提出するように指示をしていたのです。
 
 その後、コンサルタントはその報告書を元に橋台工事を中止するように指示してきました。事実とは全く異なる為、作り直した報告書を持って、覚くんは役所に出向き、地山が崩壊はしていないことを伝えました。すると、役所はしぶしぶ納得し橋台工事を進める事が出来ました。その後、コンサルタントになぜそのような指示をしたのか質問をすると「すみません。役所からの指示です。」と返答しました。
 
 これも某議員と役所の一部の者が落とし穴を仕掛け、罠に嵌める為の計画的な企みだったのですか?
 某議員さん、あらゆるところに罠を仕掛けているのですね。
 

minatogawa01左側の報告書:
役所の指示により「土砂崩壊」と記載した報告書を提出させ、橋台工事を中断させようとした。
右側の報告書:
覚くんが調査させると盛り土した部分を3m掘削しただけで、地山は崩壊させていなかった。
全く事実と異なる報告書を提出させることで工事妨害を行ったのである。
某議員が一部の役所に指示し、工事を工期内に完成させないように企んでいたのである。某議員による巧みな計画的な罠である。

 
 工期が残り3ヶ月となった今年の1月6日の朝一番に、覚くんに現場社員から「社長、現場で大変なことが起きました。完成間近の左岸と右岸に他社が使用するための仮設用道路が接続され、盛り土工事をして河川を埋めています。これではせっかく作った法面(のりめん)が壊れてしまいます。こんなことをしたら工期に間に合いません。」と連絡が入りました。
 
 それを聞いた覚くんは、直ぐに朝一番の飛行機に乗り現場に向かいました。
 昼頃に覚くんが現場に到着すると、他社が使用するための仮設道路の盛り土が50%程出来ていました。
 
 その為、覚くんは他社の現場監督に「3日間だけ、仮設道路の工事を待ってくれませんか。」と頼みました。また、S・O共同企業体と同じく、仮設道路は必要なく裏から通れる道があったのでそのことを伝えましたが、そこの裏を通ると民家がある為、ガードマンが必要となり費用が発生すると言われました。そこで、弊社がガードマン代を負担するので裏から通って下さいと頼んだところ、他社の現場監督はそのことを了解しました。
 
 覚くんの交渉によって、他社の仮設道路用の盛り土工事は一日だけで中止となりました。
 もし、覚くんが現場に来て交渉をしていなければ、左岸と右岸が盛り土されて工事が出来ず、工期内に完成することが出来なかったのです。
 
 弊社が工事をしている左岸と右岸に盛り土を行い、完成目前の弊社の施工した河川工事を埋め立てるというような計画は考えられません。
 建設を営む者なら、こんな酷いことをしませんよ。見境もなく、酷いことするのは某議員の指示ですか?役所の人はこんな酷いことをしないと思っていましたが、実は役所の一部の人も絡んでいたのです。
 

minatogawa02湊川の左岸・右岸工事の完成に目処がついたとたん、河川を埋め立てて他社の仮設道路を作らせるってどういうことですか?明らかな工事妨害ですよ。某議員の謀略による計画的企みによって工事を妨害し、工事を取り上げる段取りを次から次へと仕組んでいたのです。本当に悪どいことをするのですね。

 
 湊川工事には弊社で造った仮設桟橋がありました。その仮設桟橋について、今年の1月8日にコンサルタントが現場事務所に来て、「1月30日までに仮桟橋を撤去してください。御社の現場代理人とは話はついております。」と言われました。覚くんが現場代理人に確認すると、「打合せしました。このままでは工期に間に合わないので他社に任せる話し合いをしました。」と返答しました。覚くんは「あなたにそのような権限はないでしょ。」と伝えると、さらに追い打ちを掛けるようにコンサルタントが「1月30日までに撤去してもらわないと地元のラーメン屋さんの建築にかかれないのです。」と切羽詰まったことを言ってきました。
 
 仮設桟橋の下には左岸、右岸に両方で延長40m、高さ8mの擁壁工事がありました。仮設桟橋を撤去しながら擁壁工事を行う予定をしていました。
 しかし、人員、重機の配置上、直ぐにはクローラークレーン、大型重機、人員を段取りし仮設桟橋撤去を行うことは困難でした。そのことをコンサルタントは情報を得ていたのです。さらに、仮設桟橋の撤去を他社に任せるということは、擁壁工事が他社の工程に合わせることとなり、弊社の工期内に完成させることが出来なくなるのです。
 
 覚くんは考えた末、「1月30日までに必ず仮設桟橋の撤去をします。」と言い切りました。覚くんは悩み考えて、工事が進んでいる伊里前工事を一旦止めて、伊里前のメンバーにて、2週間で工事を終わらせる段取りを考えました。
 
 直ぐに、覚くんは伊里前の現場代理人を連れて撤去する仮設桟橋を見に行きました。覚くんと伊里前の現場代理人が迂回路に行くとまだ工事をしておらず、測量をしている段階でした。すると、偶然、役所とコンサルタントが仮設桟橋の近くの迂回路で打合せをしているところに出くわしました。覚くんがコンサルタントに「今、使っている仮設桟橋の撤去を明日からしますよ。明日には重機やクローラークレーンが入ってきますよ。迂回路が完成していないのに、撤去したら地元の方はどこを通行するのですか?」と尋ねました。
 すると、コンサルタントは慌てて、「すみませんが、この話はなかったことにして下さい。」と謝罪してきました。
 
 コンサルタントが「1月30日までに仮設桟橋を撤去しろ」と言っておきながら、撤去後の迂回路が出来ていないということは、弊社の工事を妨害し遅らせ、工事を取り上げ、工事を辞退させようという計画的な企みだったのです。
 結局のところ、未だにラーメン屋はできていません。
 
 こんな事は、コンサルタントだけで出来るわけはありません。コンサルタントの後ろには役所がいて、その役所の一部の職員に指示をしているのは某議員なのでしょう。工事妨害をし、工事を辞退させるために、某議員は陰謀・謀略を練り、数知れない多くの計画的罠を仕掛け、コロナのような企みをまき散らし、弊社を倒産に追い込もうとしているのです。
 弊社グループの社員200名、下請け業者、取引先の1000名以上の生活を脅かしているのですよ。某議員さん。酷いと思いませんか?
 

kasetsusanbashi仮設桟橋の撤去工事を他社が行えば、この擁壁工事は出来なかった。
迂回路が出来ていないことを隠蔽して、1月30日までに仮設桟橋を撤去するよう指示してきたことは、工事妨害であり、工事を取り上げるための悪巧みである。いつラーメン屋はできるのですか?某議員さん。

 
 
●湊川工事での生コンが入らない!!!
 
 工事も終盤となり、残すところ1ヶ月で防潮堤工事の生コンクリート1500㎥を打設すれば完成するところまで工事は進みました。
 その為、弊社が生コンクリート組合に1日当たりの出荷数量を増やすよう連絡を入れたところ、「材料がないので、1日20㎥しか納入できません。」と返答されました。
 しかし、そのような少量では工事に間に合わないので「なんとかして欲しい」と伝え、何度も交渉を組合と行いましたが、「1日30㎥が限界です。」と返答されました。その為、組合ではない、別の生コンクリートプラントから納入することを考えました。覚くんは、組合とは別の生コンクリートプラント会社と自社プラントのミキサー車を使用し合同で1500㎥の生コンクリートが納入出来るよう段取りしました。
 
 その後、役所へ相談に行き、組合では生コンクリートの供給が間に合わないことを伝えました。
 すると役所から「最終精算の時期にきていますので、生コンクリートの単価が組合いと一般では違うので数量を明確にして下さい」と告げられました。
 組合いの単価は1㎥当たり3万9500円でしたが、一般の取引の単価は1万9500円であり、組合の生コンクリートは2万円も高かったのです。
 さらに組合の生コンクリートはJIS規格ではありませんでした。
 弊社が段取りした生コンクリートはJIS規格品だったのですが、2万円も高いコンクリートだったのです。
 
 覚くんは「組合いからは1日20㎥は出してもらえると思うので、全体の1500㎥に対して、半分の750㎥は組合以外から納入します。」と告げました。そのことを役所は了解しました。すると、その打合せした次の日に、役所から「組合の理事長から連絡があり、貴社とは話が付き全面的に協力します。と言っていました。」と告げられました。しかし、組合からは一切弊社に対してそのような連絡は無かったのです。組合から協力することが告げられた為、組合から生コンクリートを納入しましたが、今度は、組合の工場長から「残業代を請求します。」と告げられました。弊社とすれば、工期間近の為残業はもちろんのこと、組合が全面的に協力すると言っていたことから、覚くんは「残業代は支払いません。残業代を請求してくるなら、生コンクリートを納入してもらわなくてもいいです。」と返答しました。すると工場長は「私の一存では決定できないので、上と相談します。」と言いました。その後、生コンクリートの注文を行ったところ、滞り無く納入されました。その為、組合は弊社に対して全面的に協力してもらっており、残業については協力の範囲であると思いました。
 

dasetsu01写真に写っているオレンジ色の器に生コンクリートが0.5㎥入る。4㎥のミキサー車なら8杯はとれるが、実際には6杯しか取れなかった。
日本一高い生コンクリートです。2万円も高いのですよ。それなのに・・・。

 
 その後、今度は現場作業員から覚くんに「組合から納入された生コンクリートの数量が少ないと思います。計算上9㎥のところ、4㎥積みのミキサー車3台分が入りました。」と告げられました。さらに、別の作業員からは「0.5㎥用のホッパーに生コンクリート入れたところ、1台4㎥積みなので8杯は取れるのですが、6杯しか取れませんでした。伝票より納入数量が少ないと思います。」と言われました。覚くんは組合の生コンクリートの納入数量に不審感を抱きました。しかし、今この工事完成間際で組合と納入数量で、もめ事にでもなれば、某議員の思うツボになる。コンクリートが納入されなければ工事が止まる。それが相手の考えだと気づきました。今は工事を完成せることが最優先であると覚くんは考えました。その上で、作業員に「今は工事を完成させることに集中しなさい。コンクリートのことは工事完成後です」と指示し、工事を続行させました。
 その後、無事工事は完成し竣工検査3月25日を迎え、検査に合格し引渡しを無事終えました。
 

dasetsu02四角のところに生コンクリートを打設しているので、計算上9㎥は入るところ、4㎥のミキサー車が3台入りました。おかしな話です。

 
 覚くんは組合に対して納入数量がおかしかった事を伝えました。
 すると、組合は役所を引きずり込み、弊社と協議の場を4月27日に持ったのです。
 
 弊社が設計数量と納品伝票の数量を確認したところ、1300㎥以上も過剰に納入されていたことになっていたのです。そのことについて、組合に返答を求めていたのですが、組合は「伝票通り納入している、役所と貴社にて話し合って下さい」といい、役所の影に隠れたのです。さらに、組合の理事長は「労務費は見て下さい」と言ってきました。覚くんは工場長が残業代について話をしに来たときに「組合が全面的に協力しますと言っていました。さらに残業代は支払いません。残業代を請求してくるなら、生コンクリートを納入してもらわなくてもいいです。と伝えましたよ。工場長は私では判断出来ませんので、上に相談しますって言っていましたよ。その後、何も言わずに生コンクリートが納入されたので残業代については請求されないものと思っていました。」と告げました。すると組合理事長は「残業代は請求しません。しかし検査費用だけは見て下さい」と言われたので覚くんは了解しました。
 
 理事長は引き続き、生コンクリートの代金について支払を求めて来ました。
 覚くんは「伝票数量と設計数量が1300㎥も違うので、お互いその事について協議を行いたい。役所も組合も弊社も調べましょう。」と告げたが、平行線をたどりました。その後、生コンクリート数量について調査した後に再度協議の場を持ちましょう。話が付き次第、組合には生コンクリート代金は支払うことを告げ、役所から「次回の期日を出来るだけ早く持ちたいので連休明けの5月8日前後でどうですか?」と告げられ、覚くんは「弊社は連休に入るため、日程調整をしてから連絡を入れます。」と返答しました。
 
 そして、役所の方に覚くんは「今回の協議と工事完成の工事残代金の話は関係ありませんよね。」と言うと、役所の方は「この話とは関係はありません。入金はします。」と返答されました。その日の協議は終了しました。
 
 協議終了後に覚くんに本社の事務員から連絡が入り、「27日に湊川河川工事の工事残代金が役所から入金される事になっていましたが、入金されていませんでした。役所に確認したのですが監督員から支払が止められたと言っていました。」と告げられました。覚くんは「先ほどの協議の場で入金はしますと聞きましたよ。再度、明確に支払が止められた理由を聞きなさい」と指示しました。事務員は役所に連絡を入れましたが、役所の担当者が席を外していた為、連絡を下さいと告げ連絡を待ちました。
 
 しかし、連絡が来なかった為、事務員が再度電話で連絡すると「体調が悪くなった為、帰宅しました。」と告げられ、役所の担当者の上司が電話を代わり「27日の入金は他の現場の件と間違えていました。支払期日は契約書では請求書が届いた日から40日以内となっているので5月22日までに入金します。」と返答されました。役所が支払期日を守らず、このような入金日を間違えるのは役所として考えられません。これも某議員の指示による計画的な企みだったのですね。
 
 その後、協議を行い5月8日で期日を設定することとなり役所に連絡を入れました。役所の担当の方が本庁に行っていることだったので連絡を取ってもらい返事が欲しいと伝えました。しかし、2時間待ちましたが、連絡がきませんでした。その為「明日から連休に入るので今日中に日程調整をしたい」と再度連絡を入れました。さらに数時間待ったのですか連絡がきませんでした。一向に連絡が無いので昼過ぎに再び連絡を入れたところ、会議で不在であると言われたので連絡して欲しいと伝えたが梨の礫(なしのつぶて)でした。その為、弊社は日程を決めることが出来ず、連休明けの14日に協議の場を持ってもらうよう日程を組み直しました。すると、夜7時過ぎに役所の担当者から連絡が入り、「自分では決められないので連絡が遅れました。5月8日で構いませんか?」と言われましたが、もう連休に入ったので14日にして欲しいと伝えました。何度も連絡を取っていたが、役所が返答しないことは考えられません。一体、誰と相談していたのだろうか?また、謀議員ですか?
 

namakon01打設した生コンクリートの数量を20名で数日かけ実測を行った。
4月27日の協議の場で、次回の協議で話がつけば直に支払することを役所と組合の理事長は了解しました。それなのに組合は協議の場に来ませんでした。
弊社は5月14日に役所から支払に関してお願いされた為、すぐに支払ました。それなのに、組合は弊社の工事代金を仮差押えしてきたのです。某議員と組合はルールや約束を守らないのですね?

 

 覚くんは、社員10名を集め数日間を掛けて現場でコンクリートを使用した箇所を、図面を基に全ての箇所を計り直しました。ブロックの数量、コンクリートの幅・延長を1箇所ずつ、もれなく計り写真に納め、図面化しました。その資料を使ってコンクリートの数量を計算した結果、役所の設計を基に作った数量と誤差がありました。誤差を修正したところ、伝票の数量と実際に使用した生コンクリートの数量の差は692.01㎥でした。

 覚くんは、次の協議の場で当初の1300㎥との差については、組合に支払を行う事にしました。
 しかし、協議する14日の当日になって、突然組合の代理人からコンクリート代及び労務費を全て支払うようにとの通知が届きました。
 
 覚くんは代理人に連絡を入れました。
 「本日、2時から3者でコンクリートの立米(㎥)数について、協議する予定になっています。お互いに書類を確認し、ちゃんとするようになっています。」と伝えました。すると代理人は「コンクリート組合から依頼されていますので、今後こちらに連絡下さい」と言われました。覚くんは「今日、役所と組合と弊社で話し合いの場が持たれているのですよ」と伝えましたが「私に話してください」との一点張りで、話になりませんでした。覚くんは組合と代理人の行動が理解できませんでした。
 

gouib5月14日の協議を行い、3者が納得後すぐに支払うことで役所と組合理事長と弊社は合意していたが、組合は代理人を雇い、その代理人から5月13日付け通知書で支払を求めてきた。組合の行動は信義則に反するものです。約束もルールもなにも無いのですね。某議員さん。

 
 そして、協議の場に行くと組合からは誰一人も来ていませんでした。組合の行動は明らかに不審でした。
 役所からは土木事務所の幹部や本庁からも数名来られ、合わせて10数名の方が協議に出席していました。
 協議の場で、役所がコンクリートの協議についてなぜ関与しているかについて、3者協定書を提示し説明しました。
 その後、弊社は調査したコンクリートの資料を見せながら説明を行いました。
 弊社が役所の資料を参考にし、現場調査した結果、納入伝票の方が1300㎥ではなく、692.01㎥多いことを伝えました。
 
 また、コンクリートのロス分である3%を加味して、483.41㎥において、今後協議し、その数量以外の生コンクリートにおいては、直ぐお支払いしますと告げ、本社に連絡しましたが3時を廻っていたので、明日にお支払いすることを伝えました。
 
 しかし、土木事務所の幹部に「お互い、調査を行うのに時間もかかり、検査も終わっており、これ以上細かい議論になってもお互い大変なので、483.41㎥分のコンクリート代金を組合になんとか払ってもらいたい」と頼まれました。覚くんは、その場で土木事務所の幹部の立場を考え、「分かりました。しかし、私も東北にきていますので、本社に帰った後に直ぐに支払させます。26日には支払します」と返答しました。
 土木事務所の幹部や本庁の方は、その覚くんの言葉を聞き安堵していました。
 最後に覚くんと土木事務所の幹部が握手をし、お互い納得して協議が終わりました。
 
 翌日、弊社は約束通り朝10時に3880万円を組合に入金しました。
 その後、覚くんは昨日の協議について、土木事務所の幹部にお礼と次の入金日を26日ではなく前倒しして20日に残り2000万円を入金することを伝えました。すると幹部の方から「ありがとうございます。それはそうと行き違いで弁護士から書類が届きますが、気を悪くしないでください」と言われました。「分かりました。また会社に確認しておきます」と返答しました。
 
 直ぐに覚くんは本社に確認を取りました。
 すると、組合の代理人から1枚のFAXが本社に届いていました。
 その内容は、コンクリート代金が未納のため、湊川河川工事の残代金を仮差し押さえしたので、残代金を速やかに支払いなさい。支払については、今後私に連絡をするようにとのことでした。
 覚くんは昨日話し合いが終わっているのに、なぜ、組合の代理人からこのような通知が来るのか分かりませんでした。

gotsuuchib第1回協議が4月27日、第2回協議が5月14日、組合が弊社の工事代金を仮差し押え決定通知が5月12日、組合代理人からの仮差し押えの通知が5月15日でした。仮差し押えするのに手続き上10日前後はかかります。さらに連休が挟んでいたので、第2回協議に前に仮差し押えをしていたことは明らかです。
第2回協議後に話し合いがつき次第入金することで、役所も組合も合意していたのに平気で欺いたのですね。弊社は約束通り5月15日と5月20日には入金していますよ。某議員さん、組合さんすごい企みですね。

 
 覚くんは、昨日の協議に出席していた本庁の事業管理課の担当者に連絡を入れました。
 「本日約束通り、3880万円を入金しました。残りは26日ではなく、前倒しで20日に入金します。」と伝え、「組合の弁護士から仮差し押さえしたとの手紙がきたのですが、おかしいですね。昨日話し合いは終わっていますよね。なんの話なのですか?」と質問すると、担当者は「実は工事代金において、押さえられているので、支払期日に全額お支払いすることは出来ない状態です。20日の入金後に貴社から組合の代理人に連絡をいれてもらえませんか?」と返答されました。
 
 しかし、覚くんは「あなたや幹部の方と話し合って、約束したので支払することにしたのです。こんな訳のわからない代理人や組合とは話したくもありません。組合の理事長も協議する予定だったのに来ませんでしたね。弊社はこの件についてはお任せします。だから、この件については役所の方で対応してください。」と伝えました。
 
 その後、5月12日付けで裁判所より、湊川河川工事の工事残代金の仮差し押さえ通知が届きました。
 
 弊社は、組合との話し合いを望んでいました。ところが組合は役所を全面的に前に出してきたのです。組合は生コンクリートの納入数量に問題あったにもかかわらず、関係がないとして役所との設計数量に差違があれば役所に対処してもらうようにとの協議にすり替えたのです。
 弊社は、次の協議で話が付き次第、直ぐに支払う旨を土木事務所の幹部の方に伝えていました。また、組合の理事長も話しが付き次第に支払いをお願いしますと言っていました。
 
 組合は、次の話し合いの場で支払をすることで、了解しておきながら、その裏で代理人を雇い、湊川河川工事の残代金の仮差し押さえをしていたのです。これも全部某議員と黒幕の差し金ですね。
 相手のことは考えずに、自分達の利益ばかり考えているのですね。
 組合は、話し合いで決めたルールも約束も守らないのですね。自分達の目的のためならどんな方法を使っても、一方的にやってくるのですね。そんな組合は日本中探してもありませんよ。どこかの組織がやることですね。
 
 某議員と工事部長、黒幕が仕掛けてきた弊社を倒産に追い込む罠はまだまだ続きます・・・・。
 
 乞うご期待!!!
 
 
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