平成22年8月、権威ある第三者調査機関の調査結果が完了し、その結果報告を踏まえ、マンションに重大な瑕疵(かし)があることが判明した。
大覚は、事業主責任として、入居顧客への説明会を開催した。
南海辰村建設に対し、調査結果を通知し早急な対策を要請したが、南海辰村建設は「諸官庁の建物完了検査済証も問題なく全て取得完了いたしました」、さらに耐震構造上問題がないと主張し、挙げ句の果てには「瑕疵(かし)はない」との書面を入居顧客全員に対し、無断で配布するに至った(下記参照)。
大覚は説明会後、一部の顧客から買い戻しを切望されたが、大覚は買い戻しをする法的義務はなく、本来なら施工者・南海辰村建設の責任で対応すべきことであったが、一切対応しなかった。大覚は地元密着の企業でもあり顧客に対する道義的責任から、顧客の要望に応じ南海辰村建設の代わりに買い戻しを行った。その後、次々に買い戻し希望者が現れ、現時点では27戸にも及び、その総額は約7億円にも上った。
南海辰村建設は、既に十分な債権確保として大覚の多数の物件を差し押さえているにも関わらず、大覚が買い戻した27戸の住戸を、更に追い打ちをかけるように、差押えの準備をしている。
この一連の行為は、南海辰村建設が自社の施工ミス・多数の重大な瑕疵の事実を表面化させないために「隠蔽」しようとしているものである。
南海辰村建設より、以下の文面が居住者全戸に、弊社の了解なしに配布された。
その内容は多くの矛盾を含んでおり、また事実無根の記述が多数あり、居住者に誤解を与えるものであった。