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ガソリントラップの不備

以下の写真は、ガソリントラップ(※注)が設置されている地下ピット内の写真です。

※注) ガソリントラップとは、ガソリンスタンド・駐車場・洗車場などに設置され、浮上油を分離し排水中への流出を防止すると同時に沈殿分離により土砂等を捕集して下水管や公共側溝の目詰まりを防止することがその目的。
第一審判決によれば、「本件全証拠によっても、上記の点について瑕疵(かし)に当たることを基礎付ける具体的事実を認めるに足りない」という判決でした。

では、この地下水の漏水はどう処理するのですか。

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ガソリントラップのメンテナンスは、週に1度行わなければなりません。

常にピットには水が溜まった状態で、ガソリントラップのメンテナンスが出来ますか。

照明も換気設備もない様な 設計図と異なったピットの位置にガソリントラップを設置する事が何故瑕疵(かし)には当たらないのか不思議でなりません。

常識的に考えても瑕疵(かし)としか思えません。


ガソリントラップの置かれている地下ピットは、重いコンクリート製の床点検口を開け、深いピットにタラップで降りなければならない場所にあり、「日常メンテナンス」というにはあまりにも危険な作業になる。

このガソリントラップは、仕様も小さいものに変更され、契約図面通りではない危険な位置に設置されていた。

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写真は、ガソリントラップの設置されているピット内に、漏水による水が溜まった現場写真である。

建物内部にこれだけの水が漏水している事自体が異常事態であり、おかしい話である。

また、これだけの水をどうやって「日常メンテナンス」しろというのか。

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このガソリントラップは本来、「地中埋設専用」の仕様であるはずだが、床上にそのまま置かれている。

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このガソリントラップが、本来の仕様通り床に埋設されるよう施工されていれば、漏水で溜まった水も排水する事が出来た。

(本来、漏水していないのが当たり前の状態である。)


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上図が現状を図式化したものである。

漏水により床面に水が溜まっているが、ガソリントラップの設置高さが床より高いため、漏水した水を排水する事が出来ない


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