気の毒な工学博士!南海辰村建設に協力している専門家(工学博士)は、きっと心を痛めている!!

今回は、大津京ステーションプレイスの欠陥マンション訴訟において、南海辰村建設に協力している専門家(工学博士)が、弊社の主張している様々な瑕疵(欠陥)について、およそ建築の専門家とは思えない建築常識や関係法令を無視し、あたかも南海辰村建設が行った欠陥・手抜き工事が適正であるかのような問題のある行為(反論)をしていることについてお伝えしたいと思います。

 
これまでにも訴訟専用サイト本ブログでお伝えしていますように、弊社は本件マンションの基礎部分において、コンクリートの打継部が施工不良で分離していて(バラバラの基礎)、コンクリートが一体化していないため、建物基礎の構造強度に問題があると主張しています。
 
このことについて、南海辰村建設に協力している専門家(工学博士)は、コンクリートの打継部が施工不良で分離し(バラバラの基礎)、一体化していない欠陥のことを単なるコンクリートのひび割れだと言って、論点をすり替えようとしています。
 
単なるひび割れというものは、コンクリートが硬化した後に「ひび」が発生してくるものであって、本件マンションの場合は最初からコンクリートの打継部がくっついていない状態(バラバラの基礎)だったのですから、根本的に別次元の問題(欠陥)であることは、建築に携われていない方でもお分かりいただけると思います。
 
また、この専門家(工学博士)は、コンクリートの打継部が施工不良で分離し(バラバラの基礎)、一体化していないことが構造欠陥だとするには、弊社にもっと詳しい調査を行って立証するべきだと反論しているにもかかわらず、この専門家(工学博士)は、一度も本件マンションの現地調査も行わず、現状を把握することもなく、いきなり机上論のみでバラバラの基礎が補修で治ると決めつけています。
 
建築の専門家(工学博士)が、上述したような矛盾した論理に欠ける意見書を裁判に提出するとは驚くばかりです。
論理を無視してでも、強引にバラバラの基礎が治ると決めつけなければいけないプレッシャーでもあるのでしょうか。
 
さらに、南海辰村建設に協力している専門家(工学博士)は、暴論を繰り広げます。本件マンションの構造体の種類(工法)は、鉄筋コンクリート構造として設計・施工されているにもかかわらず、異なる構造体の種類(工法)であるプレキャスト鉄筋コンクリート構造の話を持ち出して、本件マンションの基礎がバラバラになっていても、構造欠陥ではないと言い出したのです。
 
本来、建物の設計で構造計算された構造体の種類(工法)どおりに建物を施工するのが当たり前であることは、一般の方でもお分かりいただけると思います。
それなのに、設計とは異なる構造体の種類(工法)の話を持ち出して、本件マンションの基礎がバラバラになっていても、構造欠陥ではないと言う無理のある苦しい反論をしなければならないということは、逆に言えば、それだけ本件建物には重大な欠陥があり、設計どおりの施工が行われておらず、建物の安全性が確保できていないことを認めているようなものです。
 
このように欠陥・手抜き工事を正当化するために、設計とは異なる構造体の種類(工法)の話をこじつけて持ち出してくることは、後出しジャンケンのようなもので、建築常識を馬鹿にするだけでなく、社会全体をも馬鹿にする極めて問題のある行為(反論)だと言わなければなりません。
 
最後にもう1つお伝えしたいと思います。これまでにもお伝えしていますように、本件マンションには違法なコンクリートが使用されています。本件建物から採取したコンクリートの成分を調べた結果、品質にバラツキがあることが発覚したため、違法なコンクリートの使用は問題があると弊社は主張しています。
 
このことについても、南海辰村建設に協力している専門家(工学博士)は、暴論を繰り広げています。コンクリートの品質にバラツキがあるのは材料の特性上やむを得ないと言っているのです。およそ建築の専門家(工学博士)とは思えない無理のある苦しい反論をここでもしていることがお分かりいただけると思います。
 
コンクリートの品質がバラツキやすい傾向にあることは、建築に携わる者であれば誰もが周知していることです。だからこそ、コンクリートの品質にバラツキが起こらないようにするための適切な処置を施して、慎重に品質管理を行い、施工することがコンクリート工事の基本中の基本なのです。
 
南海辰村建設に協力している専門家(工学博士)のように、コンクリートの品質はバラツキやすいのだから、施工したコンクリートの品質にバラツキがあっても仕方がないと言う開き直りとも受け止められる暴論は、建設業界への社会的信用を失墜させる以外の何物でもありません。
 
それにしても、なぜ南海辰村建設に協力している専門家(工学博士)は、建築常識や法令を無視した論理に欠ける無茶苦茶な反論を繰り広げるのでしょうか。
 
この専門家(工学博士)が所属する社団法人協会は、南海辰村建設が協会員となっている団体であることからすれば、建築常識や法令を無視した論理に欠ける無茶苦茶な反論を繰り広げてでも、南海辰村建設の行った欠陥・手抜き工事を正当化しなければならない特別な事情があるのかもしれません。
 
仮に、上記のような特別な事情があるのだとすれば、建築常識や法令を無視した論理に欠ける無茶苦茶な反論を繰り広げていることに関して、きっとこの専門家(工学博士)は、建築専門家として心を痛めていることでしょう。
もしそうだったとすれば、この専門家(工学博士)も本件欠陥マンション問題の被害者なのかもしれません。

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